マーク金井blog

カテゴリー: 超私的な試打インプレッション

2017年03月01日超私的な試打のコツ、パターの特性、性能を見極めるコツとは!?

日曜日の夜に宮崎に移動し、月曜日と火曜日はフェニックスゴルフアカデミーにて、クラブを200本近く試打してきました。米国ではゴルフダイジェストが、国内ではゴルフダイジェストオンラインが主催しているホットリストの審査員のひとりとして、ドライバーからパターまで、がっつり打ってきました。ホットリストの審査員は初回から続けてますが、今回から場所が宮崎に移り、朝から日暮れ過ぎまで打ってはコメント書き、打ってはコメントを書きました。

 

 

試打するクラブは、2017年モデルのドライバー、FW、UT、アイアン、ウエッジ、そしてパターです。5つのカテゴリーがありますが、今年一番種類が多かったのはパター。
なんと60本以上も試打し、試打したパターを1本1本づつ評価(採点)し、1本1本づつコメントを書き入れていきます。パターを打つのに力はまったく必要ありませんが、実は、パターの試打が一番大変なんです。パターを打つ時の姿勢というのは、腰への負担が一番大きいからです。

 

では、

マーク金井はどんな風なことをして60本ものパターを評価し、インプレッションしているのか?

 

パターはグリーン、もしくはグリーン近辺でボールを転がすための道具(クラブ)です。
ですので、テストする場所はもちろんグリーン。今回はフェニックスゴルフアカデミーのグリーンで試打しましたが、実は、試打するまえにかなり時間をかけてやっていることがあります。

 

それは、、、

 

 試打クラブを全部一列にならべ、その近くで1本づつクラブを握り、1本づつ素振りすることです。クラブを握ることでヘッドとグリップのバランス、グリップとフェース面の関係をチェックします。素振りすることで、ヘッドの利き具合(バランス)、シャフトのしなり感、重心深さ、重心距離、そして一番大事な振り心地をチェックします。

 

 

ボールを打つ前に素振りを繰り返す理由、それは、、、

 

 いきなりボールを打ってしまうと、無意識の内にボールを打つこと、ボールをカップに入れたくなります。その結果、クラブの挙動を確認することが少しおろそかになってしまうのです。

 

 

対して、複数のパターを順繰りにグリップして素振りすると、パターの挙動、特性がどんなものかのチェックに専念できます。加えて、順繰りにパターを取り換えることで、それぞのパターの違いをも知ることができます。振りやすいパターと振りづらいパターの違いについても、こまかくその違いをチェックできるのです。パターに限りませんが道具の本質を探るには、主観的な立場での調べと、比較することでの調べ。この2つの方法をとることで、よりパターの性能、特性を浮かび上がらせることができると思ってます。

 

もちろん、パターを試打する時はグリーン上でボールも打ちます。ボールを打っている時にチェックしているポイントは2つ。

 

  •  狙った方向に転がるのか
  •  狙った距離にボールが止るのか

 

入る入らないはあまり気にしません(笑)。それを気にしすぎると、入れることに意識が向い過ぎてしまうからです。試打は試打者の主観がはいります。試打者にとって、ボールが狙った方向にちゃんと転がり、ボールが狙った場所に止ってくれるほど、そのパターは高得点となります。逆に、ボールが狙った方向にちゃんと転がらない、ボールが狙った場所に止ってくれないほど、そのパターは得点が下がります。

 

また、パターの場合、インパクト音、インパクト時に手に伝わる振動の出方もチェックしています。この2つの要素は距離感に密接な関係があるからです。例えば、音が大きい割に転がらないパター、手応えが希薄なわりにボールが転がり過ぎるパターというのは使い勝手がよろしくありません。自分のイメージと実際に転がる距離を合致させづらくなるのです。パターの中では「球足が伸びる」ことをアピールしているモデルも少なからずありますが、もしも自分のイメージよりも球足が伸びてしまえば、意図した所にボールは止ってくれません。この手のパターは使い始めはショートのミスが減りますが、新車効果がなくなると、オーバーが怖くなってインパクトが緩んでしまうリスクが増してきます。

 

パターは感覚的な要素が大きいですし、メンタルの要素も大きいです。それだけに性能の違いを文章かすることが難しくなりますが、自分にとっていいパターを見つける方法にはロジック(論理)があるのです~。

 

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2017年02月23日超私的な試打、ミズノ NEW MPドライバー

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昨日は、今月初めてゴルフ場に行ってきました。ゴルフは冬眠期間なのでもちろんノンプレーです。富里ゴルフ倶楽部(千葉県)で、ピンの新作パターをこれでもかってぐらい試打し、これでもかってぐらい撮影されてきました。ピンと言えば、ピン型パターのアンサーが大定番ですが、2017年モデルでは10種類以上の異なるヘッドがラインアップされています。ヘッドのバリエーションが一気に増えてますが、そこはピン。すべてのモデルには共通点があって、ピンらしさを感じ取ることができました。

 

掲載前なので詳しくは掛けませんが、とにかく距離感が安定します。スイートエリアの広さもさることながら、芯を喰っても芯を少し外しても、転がる距離がほとんど変わらないのがgoodでした~。

 

 

富里ゴルフ倶楽部から神田に戻り、お昼にオムライスをいただいて向かったのはザ・ゴルフガーデン高島平。ミズノ新作ドライバー、NEW MPドライバーを試打してきました。
今回のMPは商品ラインアップが今までと違い、ヘッドはサイズ違いで2種類。それぞれのヘッドにはロフト違いが設定されていません。

 

 

MP TYPE-1(435CC)
MP TYPEー2(460CC)

 

どちらもヘッドは一種類のみで、ロフト角は可変機能(シャフトがネジ止めで脱着できるカチャカチャ式)によって調整できるようになっています。タイプ1、タイプ2ともロフト角は7.5~11.5度を設定できます。ちなみに、ロフト角調整してもフェース面自体の傾き(ロフト)が変わるわけではありません。他社のロフト調整機能と同じく、シャフトの取り付け方向を変えることで(シャフト先端に装着されているスリーブの角度を変えることで)、ロフト角が変わるというロジックです。

 

 

ヘッドスペックをざっと紹介すると、

MP TYPE-1(435CC) 重心距離 33mm 重心深度30mm SS高さ 34mm
MP TYPEー2(460CC)      36mm     32mm     36.5mm
(すべてメーカー値)

 

見た目通り、ヘッドが小さい方(TYPE-1)の方が重心距離が短く、そしてヘッドが大きい方(TYPE-1)が重心距離が長くなっています。SS(スイートスポット位置)もヘッドが小さ(TYPE-1)の方が2.5mmほど低くなっています。

 

ヘッドの特徴としては、ソールのフェース側に大きなウエーブ(溝)が入っています。
これにより、フラットなソールよりも、フェースセンターでのたわみ量が約10%増えたとメーカー側はアピールしています。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

練習場での試打、ボールはレンジ球という制約がありましたが、どちらもモデルも低スピン弾道が打ちやすくなっています。リアルロフトが少なめなのも影響していると思いますが、両モデルとも中弾道が打ちやすく、落下後のランが出やすい感じがしました。

 

捕まりに関しては、MPの名前がついているだけあってアンチスライスの要素は盛り込まれてません。TYPE-1は重心距離が短いですが、ヘッドがターンする度合いは控えめ。ヘッドの挙動はニュートラルで、MPシリーズのアイアン同様、自分のイメージした弾道が打ちやすいドライバー。MPシリーズのアイアン同様、操作性の高さが際立っています。
オートマチックに真っ直ぐ打つことよりも、左右に球筋を打ち分けたい人にはかなり満足度が高いと思います。

TYPE-1はヘッド形状も塊感があり、ハイバック形状。MPクラフト425、513を継承したデザインで、強い弾道がイメージしやすくなっています。

対して、TYPE-2ですが、こちらは見た目のイメージと少し違う弾道が出ました。個人差があると思いますが、TYPE-2の方が捕まりません。TYPE-1に比べると、TYPE-2の方が、インパクトでフェースが開いた感じになりやすく、その分だけボールが少し右に打ち出されます。重心がことさら浅いという感じではありませんが、見た目よりも重心が浅く感じ、その分だけ捕まらない(左のミスが出づらい)ドライバーに感じました。

 

どちらもフェースのたわませてボール初速をアピールしています。もちろんルール適合ドライバーですから高反発ではありません。あくまで反発の高さはルール制限内。スイートスポットの反発を上げるのではなく、スイートスポット周辺部分の反発が高くなるように設計されています。

 

実際に打った感触では、反発の高さを感じ取ることが出来ませんでした。これはクラブというよりは、ボールの影響でしょう。練習場のレンジボールは市販ボールに比べると、耐久性を優先している分だけ、反発が低く抑えられているからです。メーカーが強くアピールしている反発性能については、機会を改めてテストしたいと思います。

 

そして、今回一番驚いたのが純正シャフトです。ミズノは国内老舗クラブメーカーであり、自社でシャフトも作っています。これまでのドライバーでは純正シャフトはオリジナルが装着されてました。それが、今回のNEW MPシリーズの純正シャフトは、グラファイトデザイン製です。シャフト重量はSが58gで、SRが56g。トルクはどちらも5.0(メーカー値)。

シャフトのしなり感は癖がない中調子。トルクも適度にあってタイミングが取りやすく仕上がっています。長さは45.5インチでバランスがD2。総重量は308gです(すべてメーカー値)。

 

ヘッドを2種類出してきたNEW MPシリーズMPシリーズのアイアンを使っている人には非常に親和性が高く、かつ所有したくなるドライバーに仕上がっています。アイアンがMPシリーズではない人に関しては、ドライバーで左のミスを軽減したい人、ミズノならではのシャープな顔つきが好きな人には、かなり期待に応えてくれるドライバーになりうるでしょう~。

 

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2017年02月12日超私的な試打インプレッション キャロウェイGBBエピックスター 


2月に入っても毎週のようにスノボに行ってますが、クラブの試打は毎週のようにやっています。そして、2月は毎週火曜日、ゴルフネットワークの人気番組「プレ男(メン)」のに出演しています。4週間にわたっての番組で、ドライバーからパターの選び方について、超私的にやらせてもらいました。

 

プレ男(プレメン)で共演いただいたのは黒田カントリークラブさん。ゴルフ大好きでとにかく、女子ツアー通。本人はゴルフはまだまだとおっしってますが、スイングもしっかりされてます。当たり前といえば当たり前ですが、トークは申し分なし。ほぼぶっつけ本番でしたが、NGもほとんどなく、スイスイと番組を仕上げることができました。

 

 

プレ男(プレメン)では、クラブの選び方はもとより、クラブがスイングに及ぼす影響についても説明させていただきました。今どきのゴルフクラブの目利きや、打ち方についてもレクチャーしています。再放送もありますがの、ご覧になっていただけますと嬉しいです。

さて、今日のエントリーは超私的な試打インプレッション。石川遼プロも使っているキャロウェイのGBBエピックスタードライバーです。キャロウェイのGBBと言えば、初代は大ヒットクラブ。そして、前作はあの松山英樹プロが現在使用していますが、キャロウェイの中でのGBBはアスリートモデルではありません。アマチュアゴルファーがやさしく使えるモデルとしてラインアップされています。今回試打するのは日本仕様のGBBエピックスター、ロフト9.5度。シャフトは純正のフジクラスピーダーのSです。

 

 

今回のGBBエピックには2種類のヘッドがラインアップされており、スターの方がよりアマチュア向け。エピックサブゼロがアスリート向けとして位置付けられてます。

 

 

そして、GBBエピックスターは米国仕様と日本仕様でヘッドが異なります。形状は同じですが、米国仕様はヘッドが脱着できるカチャカチャ式。前作のGBBと同じです。ところが、日本仕様はカチャカチャ式ではありません。すっきりとしたペンシルクネックでヘッドとシャフトは固定式で完全接着されています。好みの問題もありますが、固定式はスリーブがない分だけネック周りの設計がしやすく、かつ低重心に設計しやすくなります。

 

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

 

アドレスしてまず感じたのが、今どきのドライバーにしてはライ角がフラットなこと。そしてリアルロフトが少ないことです。実際に計測してみると、ライ角は56.5度。最近のドライバーは60度以上が当たり前なので、これはかなりフラットです。背の高い人だけでなく、背があまり高くない人も構えやすくなっています。リアルロフトについては、表示が9.5度でリアルも9.5度。アベレージ向けドライバーは9.5度だと、リアルはプラス1〜1.5度増えることを考えると、GBBエピックスターはロフト設定がシビアです。フェース向きもー0.75度とややオープン。この設定を考えると、ボールが上がらないスライサーよりも、球が捕まってボールも上げられるフッカー好みになっています。

 

 

実際に打ってみても、9.5度に関してはスライサーのお助け要素は控えめです。ヘッドの挙動はニュートラルで、テーラーメイドのM1やM2よりは捕まりますが、それでもものすごく捕まるわけではありません。プレーンに沿ってインサイドからヘッドをちゃんと入れることができると捕まりの良さを感じますが、アウトサイド・イン軌道のカット打ちだと、スイングなりにスライスが出ます。スイングなりにボールが飛ぶという点では、GBBエピックスターは、自分のスイングをフィードバックしやすいドライバーです。

 

そして印象に残ったのが打感、打音。球を捕らえた瞬間「ゴツッ」と剛性感が高い音が出ます。ゼクシオとかのように、「カキーン」と音が長く響くのに比べると、打った直後に音が消えます。手に伝わる振動も「ゴツッ」と硬い感触です。GBBエピックシリーズはヘッド内部に2本の柱が装着され、これによりヘッド剛性を高めていると強くアピールしていますが、音と手応えもヘッド剛性の高さを強く感じました。

 

弾道は典型的な高打ち出し、低スピン。ヘッドは重心が深そうなデザインになっていますが、重心がいい感じで低いのでしょう。加えて、ヘッド上部でヒットしやすいので、オートマチックにスピンが少ない弾道になり、キャリーとランで飛距離を稼げます。ボール初速に関しては、当たり前ですがルール適合ドライバーですから、他のドライバーと極端な差はありません。しかしがら、スピンレート(スピン量)が少ないことにより、2017モデルのドライバーを試打した中では、あっさりと飛距離を稼げました。あまりにもあっさり飛距離を稼げたので、試打直後に購入を決めました。2017年モデルのドライバーとしては、M2に続いて2本目の購入です。

 

 

そして、いい意味で予想を裏切ってくれたのが純正シャフト。キャロウェイ専用設計のフジクラスピーダーは切り返しのタイミングが取りやすく、かつインパクトゾーンでのしゃふとのしなり戻りもスムーズ。総重量が290g台と軽めですが、長さはヒールエンド計測で45.5インチとプチ長尺(60度計測だと45.75インチ)。45インチ換算すれば、300g前後なので軽過ぎる感じはしません。45歳以上でヘッドスピードが40〜43m/sぐらいの人ならば、まずは純正シャフトを試してもらいたいです。純正だと物足りたいと感じてから、カスタムシャフトを選択した方がいいでしょう。

 

GBBエピックスターはつるしの状態(純正シャフトのままでも)、かなり完成度が高いと思います。あえて短所を上げるとすれば価格です。純正シャフト装着で定価が7万5000円+税。カスタムシャフト装着だと定価が9万2000円+税と跳ね上がります。量販店だとある程度値引きされるとは言え、実売は6万円台後半でしょう。市場でマークダウンされたドライバーの約2倍の価格になると、手を出せる人は限られます。安ければいいわけではありませんが、なまじ米国仕様の値段を知ってしまっていると割高な感じがしてしまいます。

 

来週にはGBBエピックスターが手元に届きます。3月に入ったら、2代目M2との比較試打をしてみたいと思います〜。

 

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2017年も早1ヶ月が過ぎ、今日から2月です。1月はスノボ三昧でガーラ湯沢に7回滑りに行ってきました。対してゴルフは18ホールプレーしたのは、なんと昨日が初めて。片山晋呉プロの誕生日コンペに参加させていただき、イーグルポイント(茨城県)でプレーしてきました。風は少し吹いてたものの、雲ひとつ無い晴天。スティンプメーターで10フィートを超える高速グリーンに手こずりながらも、なんとか5位入賞と、ニアピン賞をゲットしました。

 

もちろん、マーク金井のことですからコンペでもテスト用クラブを持参しています。今月発売のmmウエッジと、先週手に入れたテーラーメイドのM2ドライバー(2017年モデル)をバッグに入れてプレーに臨みました。

 

 

イーグルポイントはアプローチ&バンカー練習場が広く、芝の上から、そして砂の上から存分に練習できます。加えて、アプローチ&バンカー練習場用のグリーンは本番さながらに仕上がっているので、スピン性能もじっくりテストできます。様々なシチュエーションで30分ほど練習しましたが、冬の枯れ芝でもハイバンスの効果は絶大。ヘッドをきっちり入れなくても(手前からソールを滑らせても)、スピンが効いたショットが打てます。ダフりのミスにも強く、バンカーも脱出も簡単。フェースを開かなくても使えるように設計してますが、フェースを開いてもソールが気持ち良く滑ってくれます。

 

 

mmウエッジはヘッドはやや大ぶりで、グースネック。ピンのアイアンやゼクシオなどのアイアンとマッチングを考えて作ってます。mmウエッジはかつてのピンアイ2ウエッジと同じく、セット物のウエッジという流れで設計しつつ、それでいて単品ウエッジとしても扱いやすいく作りました。ロフトは50度、52度、56度、58度の4種類。シャフトはスチールだけで4種類。もちろん重めのカーボンシャフトもラインアップしています。

 

 

 そして、昨日は新旧M2ドライバーをじっくりと打ち比べました。初代M2にはUSTマミヤのアッタスパンチ5S。2代目のM2は米国仕様の純正シャフト(フジクラ製)。

 

 

最初は初代M2で打ち、身体がほぐれた頃から2代目M2でティショットを打ちました。

ビジュアル的には2代目M2の方が、クラウンの白い部分の面積が少ない分だでシャープな感じがします。それでいて2代目はフェース面が7%大きくなっているので、見た目の安心感も増しています。

 

実際に打ってみて強く感じたのは、、、、

 

初代よりも2代目の方が「やや捕まらない」。

 

ニュートラルポジションでの比較においては、2代目M2の方がボールがやや右に出ます。自分では捕まった感じがしたショットの時でも、ボールはイメージよりも5~10ヤードほど右に飛び出し、そこから軽いフェード弾道。ニュートラルポジションだとオープンフェースです。フェースの向きが影響しているのか、それともフェース面積が大きくなったことによるものなのか。いずれにしてもボールの捕まりが今ひとつでした。もちろん、M2もシャフト脱着式で、シャフトの装着角度を変えることでフェース向きを左に調整できます。

 

 

ここからは超私的な感想ですが、2代目M2は一番捕まるポジションをニュートラルだという風にした方がいいかも知れません。一番捕まるポジションで打ってみて、それで捕まり過ぎるならば、少しニュートラルに戻す。この方がM2本来のヘッドの特性を引き出せそうな感じがします。

 

 

シャフトは予想通り、米国仕様の純正Rはかなりハードでした。アッタスパンチ5Sよりも振動数が10cpmほど高く、実際に振ってもしっかり感満点。2代目M2の日本仕様の純正Sよりも2ランク以上硬いです。アフターマーケット用のSシャフトと同等か、それよりも少し硬いです。ちなみに初代のM2の米国仕様の純正Rもかなり硬く仕上がってました。

 

 

日本仕様のM2が正式発売されるのは3月9日。まだ1ヶ月ほど先になります。米国仕様はすでにデリバリーが始まってますので、インターネット通販でも手に入りますし、恐らく新橋ジーパーズでも近々販売が始まると思います。ヘッドスピードが速くて、硬いシャフトを使いたい人には、日本仕様よりも米国仕様の方が相性がいいでしょう。対して、ヘッドスピードがそれほど速くない人や、軟らかめのシャフトが好きな人は、米国仕様のM2よりも日本仕様のM2の方が相性が良いと思います。

 

 

2代目M2の場合、カートリッジの形状が異なってますが、初代M2のカートリッジも問題なく装着できるみたいです。今回はオリジナルの状態のままでのテストですが、次回のラウンドでは米国仕様のM2アッタスパンチ5Sフジクラスピーダーエボ3を装着してテストしてみたいと思います~。

 

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2017年01月12日超私的な考察 女子ゴルファーがドライバーで飛距離を稼ぐコツとは!?

 

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2017年、新製品記者発表の第二弾はテーラーメイドです。すでにFBにもアップしましたが、Mシリーズがリニューアル。ドライバー、FW、UT、そしてアイアンまでのフルラインで、2代目のM1とM2がお披露目されました。ちなみに正式発売日は3月9日です。

M1、M2シリーズの特徴はヘッドをカーボン素材にしたこと(ドライバーとFW)、そしてカーボン素材を前面的に打ち出したデザインで作り上げたことです。初代のM1、M2が出る前までは、正直、国内マーケットにおいてはヘッドに「カーボン素材」が用いられたドライバー、FWは大ヒットしませんでした。「カーボンは売りづらい」というイメージがあたたのですが、M1、M2はこのイメージを一気に払拭しました。

 

 

そして、2代目となるM1、M2では、さらにカーボンの比率が上がっています。M1ドライバーに関しては、初代よりもカーボンの比率が43%増えています。クラウン部分だけでなくソールのトウ側にもカーボン素材が配されています。これにより余剰重量が生まれ、設計の自由度が増しています。もちろんM2もカーボンの比率が増しています。

 

 

 

加えて、どちらにも挙憂っ通しているのがスピードポケットと呼ばれるソールのフェース側のスリット(溝)が拡大されたこと。これにより、フェース下側でヒットした時でもボール初速が落ちづらく、かつ打出し角が低くなり過ぎない配慮がなされています。

 

 

マーク金井は初代のM1、M2、どちらも今なお所有してますが出番が圧倒的に多かったのはM2です。初代のM2の方がヘッドの構造がシンプルで、かつM1に比べると少し捕まりが良かったからです。恐らく2代目も同じコンセプトで設計されているかと思いますが、今回、M2にはさらに捕まりが良くなるM2Dタイプもラインアップに加わりました。今回の国内記者発表では紹介されてませんでしたが、米国ではすでにリリースされています。

 

ピン、テーラーメイドに続き、キャロウェイも新製品の記者発表が控えてますが、キャロウェイの新作ドライバーもクラウン部分はカーボンの編み目がくっきり入っています。これからのドライバーのトレンドは、カーボンとチタンを組み合わせた複合ヘッドが主流になりそうです。国内メーカーではカーボンを積極的に使っているのはヨネックスぐらいですが、恐らく増えてくるかと思います。

 

 

テーラーメイドの記者発表を終え、スノボショップで衝動買いした新しいボード(板)を引き取った後、夕方から弊社女子スタッフのコソ連を少し手伝いました。ゴルフの竪琴を振らせるとプロ級ですが、ゴルフクラブを手にすると、、、経験の浅さからか余計な動きをしがちです。当たらなくなってくると、ダウンスイングで肩の開きが早くなりヘッド軌道がカットになって弱々しいスライス球が出ます。なので、練習している時は、ストレートな弾道ではなく、意図的に捕まり過ぎた球、いわゆる引っかけやチーピン気味のショットを打ってもらいます。真っ直ぐ打つことよりも、捕まり過ぎた球を打てるようになってもらいます。

 何故かと言うと、男性と違って女性(女子)の場合、真っ直ぐやフェード弾道よりも、強いドロー弾道(フック、ひっかけ、チーピン気味)を打った方が、確実に飛距離が伸びるからです。

 

ここからはマーク金井の超私的な考察ですが、ゴルフの場合、ヘッドスピードによって最適な弾道、飛ぶ弾道は変わってきます。ヘッドスピードがある程度以上速い(46m/s以上)だと、捕まり過ぎると飛距離をロスすることがあります。また、引っかけやチーピン球を打つとOBのリスクも高くなります。

 

他方、ヘッドスピードが速くない人や女性(女子)の場合(40m/s以下)、ストレートやフェード弾道よりも、強いフック系の弾道(引っかけ、チーピン気味)の方が効率良く飛距離が出ます。ヘッドスピードが速くない人や女性の場合、強いフック系の弾道の方がキャリーが落ちても、それを上回るだけのランが出やすくなるからです。

 

ドライバーはキャリーが出た方が距離が伸びると言われてますが、キャリーを10ヤード伸ばすのは容易ではありません。対して、落下後のランを10ヤード伸ばすことは、キャリーを10ヤード伸ばすよりも簡単なのです(もちろん条件によっても変わります)。

 

強いフック系(引っかけ、チーピン気味の弾道)は、ストレートよりも低スピンになりやすく、その分だけランを稼げます。加えて、強いフック系の球というのは、ストレート弾道よりもインパクト効率が高い分だけ、ボール初速も出やすくなるのです。強いフック系(引っかけ、チーピン気味の弾道)を打っている時、インパクトではヘッド軌道に対してフェースの向きはクローズ(閉じた)状態。ヘッド軌道に対してフェースがスクエアな状態よりも、閉じた状態の方がインパクトロフトが減る分だけ、ボールに強いエネルギーを与えることができるのです。

 

 

誤解を恐れず言うと、ヘッドスピードが速くない人や女性(女子)はチーピンにならないギリギリの強いフックを打つと、ドライバーでのランが30ヤード以上出てくれ、ボールを遠くに飛ばせます。また、ヘッドスピードが速くない人や女性(女子)の場合、強いフックでも曲がりの幅はパワーヒッターほどありません。なので、OBが出るリスクがそれほど高くありません。強いフック(チーピン気味の弾道)というのは見た目は美しくないのが難点ですが、これが上手く打てるようになると、ドライバーでビックリするぐらい飛距離を稼げるようになるのです~。

 

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