カテゴリー: 超私的な試打インプレッション
2023年02月22日超私的なシャフト試打 三菱ケミカル「ディアマナWS」はどんな人向けなのか!?
人気でしたね
普段のプレーではドライバーには短尺スチールシャフトを装着してプレーすることが多いマーク金井ですが、もちろんカーボンシャフトを装着したドライバーも使ってますし、新しいシャフトが出れば可能な限りコースで試してます。
今年に入ってもすでにフジクラのベンタスTRレッドとUSTマミヤのジアッタスV2をテストしてますが、先週新たにコースで試したのが三菱ケミカルの
50g台のSRとSにピンのスリーブに装着し45インチで組み上げました(長さはヒールエンド計測)
・50SR 振動数248cpm
・50S 振動数258cpm
SRとSとの振動数の差は10cpmと、ちょうどワンフレックス分だけ違うように設計がなされています。
両方をコースで打ってみて感じたのは、初代の白マナ、そしてアヒナの挙動と似ている感じが手に伝わりました。具体的に言うと、切り返しでググッと大きめに手元側がしなります。そしで、ダウンスイング以降はシャフトのバネ性が強く、インパクトゾーンではシャフト全体がしなり戻る挙動が手に伝わります。
そして手元調子の割にはシャフト先端側も適度に動きます。捕まりが良くなるほどではありませんが、先端側が適度に動くので手元調子のシャフトの中では打ち出し角が高めの弾道が打ちやすいシャフトです。
同社のテンセイに比べると、このディアマナWSはムチのようなしなり感があり、良く動くシャフトです。シャフトのしなりを感じたいゴルファー、またシャフトのキック(しなり戻り)をしっかり感じながらインパクトを迎えたいゴルファーと相性が良さそうです。
手元調子のシャフトが好きで、それでいてシャフトの走り感を求める人、シャフトのしなり戻りでヘッドスピードを上げていきたい人にも満足度が高いと思います。
ちなみに、SRとSとでは振動数以上に硬さの違いがあると感じました。ですので、フレックスを選択する時は、可能な限り異なるフレックスを打ち比べることをお勧めしたいです。
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2023年02月17日超私的なヤングタイマー試打 テーラーメイド バーナーTPドライバー(2007年)
あの永久シード選手が長く愛用!
昨日は小春日和とはいかないまでも、風も強くなく比較的穏やかな天気の中、赤羽ゴルフ倶楽部にて薄暮9ホールプレー。普段は短尺スチールシャフトを装着したドライバーを使っていますが、昨日はカーボンシャフトを装着したドライバーを2本持ち込んでティオフしました。
1本はピンのG10ドライバーで、シャフトは三菱ケミカルのテンセイオレンジ(60S)です。G10はヘッドが190g前半と軽めなのでシャフトは普段よりも10g重い60g台にしています。
ヘッドのとの相性もありますが、テンセイオレンジは剛性の高さが特徴。切り返しで手元側がほんの少ししなるタイプです。久しぶりに打ちましたが、先端剛性が高いので捕まり過ぎない挙動で、低スピン弾道が打ちやすく仕上がっています。G10に装着すると、低く抑えが効いたフェード打てました。
そしてもう1本はテーラーメイドのバーナーTP。
2007年に発売されたドライバーで、発売するやすぐに購入しました。今から16年前のドライバーですが今も手元に残している1本です。
実際にコースで使うのは13年ぶりぐらいです。
スペックをざっと紹介すると、、、
- ヘッド体積 441.6CC
- 重心距離 40.4ミリ
- 重心深度 42.1ミリ
- 重心高 32.9ミリ
- 重心高2 24.3ミリ
- 重心角 27.2度
当時としては重心距離は長めでしたが、今となっては重心距離はそれほど長くありません。重心深度はやや深めで、それでいて低重心になっています。重心角は27.2度と大きいですが、フェース角がマイナス2度とオープンフェースになっています。
数値的には低スピン弾道を打つのに理想的にですし、適度な捕まりがありつつ左に飛びづらい設計がなされています。今でも、数値的には左のミスを嫌がるゴルファー、低スピン弾道を打ちたいゴルファーには非常に使い勝手が良い設計がなされています。
そして久しぶりに引っ張り出して感じたのがヘッド形状が非常にバランス良いこと。
ピンのG10もそうですが、この頃のドライバーは丸み感があってヘッドの座りが非常に良いのです。今どきのステルスやSIM2とかと比較するとクラシックな形状ですが、ヘッドシェイプはシンプルでスマートに仕上がっています。
クラウンには安っぽい編み目のグラフィック(恐らくプリント柄)が施されているのは好みが分かれそうですが、個人的にはこの安っぽさがアメリカンな感じがします。今どきの洗練されたドライバー比べると高級感のかけらもありませんが、カジュアルな感じが好きな人には、こちらのデザインの方がしっくりくるのではないでしょうか、、、。
10番、12番、13番、15番、18番ホールで使いましたが、16年経った今でも性能はまったく見劣りしませんでした。YouTubeでヤングタイマー編を作り始めたことで久しぶりに打ちましたが、求める弾道、求める飛距離がちゃんと出ました。
バーナーTPのようなパフォーマンスが高いドライバーが廃盤になるのはなんとももったいないと超私的に思っています。若いゴルファー向けにリーズナブルな価格でリバイバル発売するのも大いにアリではないかと思っています。
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2023年02月08日超私的なヤングタイマー試打 キャロウェイ ビッグバーサC4ドライバー
人気のベンタスに新しいラインナップが!
土曜日、日曜日と赤羽ゴルフ倶楽部でプレーし、月曜日は朝イチの新幹線でガーラ湯沢で早朝スノボ。毎年この時期はゴルフとスノボの二刀流の日々を過ごしていますが、日曜日のラウンドではドライバーが二刀流でした。
1本は赤羽での絶対エースである短尺スチールを装着したキャロウェイのFTツアー。
もう1本はキャロウェイのビッグバーサC4です。
C4はフェースもボディもカーボン素材。カーボンヘッドの意欲作として2002年に発売。テーラーメイドのステルスよりもはるか昔にカーボンヘッドで登場したドライバーです。
マーク金井はこのC4をフロリダで試打。キャロウェイが主催する新製品お披露目イベントに招待され、1ホールだけですがアニカ・ソレンスタムとこのドライバーを一緒に打ちました。撮影を兼ねたのでアニカには3球打ってもらいましたが、すべてフェアウェイど真ん中に着弾したのを今でも鮮明に覚えています。
当時はチタンヘッド全盛だったこともあってC4のセールスは芳しくありませんでした。同じ時期に発売されたチタンヘッドのゼクシオは大人気でしたが、カーボンヘッドのC4は不人気。カーボンの斬新さよりも、ボコッという鈍いインパクト音がアマチュアゴルファーには受け入られなかったのです。
さて、このC4。
チタン全盛の時に登場させたことを考えるとまさにパラダイムシフトしたかのようなドライバーではないかと超私的に思っています。マーク金井も1本所有していますが、20年経った今でも古めかしさはまったくありません。まさにヤングタイマーなドライバーです。
では、実際に打ってみてどうなのか?
キャロウェイの最新作、パラダイムよりも飛距離が出るということはありません。
クルマのヤングタイマーがそうであるよりも、最新モデルに比べるとパフォーマンスは少し劣ります。しかしながら、最高飛距離ではななく安定した飛距離という意味では、今でも充分なパフォーマンスを発揮します。
インパクト音が静音なのは好みもありますが、慣れてくると違和感ありません。そして静かな音とは裏腹にボール初速は思った以上に出てます。赤羽でFTツアーと打ち比べると、距離の差はほとんどありませんでした。視覚的にはC4の方がボールが力強く飛び出すことも多々ありました。
C4は徒花(あだばな)だったのか、、、それとも時代を先取りしすぎたのか、、、、
セールス的には大失敗に終わりましたが、ヤングタイマーとして考えると今でも十分使い勝手が良いドライバーです。
超私的にはハイバック系のヘッド形状は構えやすく、そして金属プレートのソールのおかげで低重心。低スピン弾道が打ちやすいのでイメージ通りの低い弾道でランがしっかり出てくれます。1ヤードでも遠くに飛ばせるクラブではありませんが、風に強い弾道が打ちやすく、フェアウェイキープしやすいドライバーであることは間違いないです。
C4はセールス的には失敗作だったかも知れませんが、ゴルフクラブの進化を語る上では欠かせないドライバーであると超私的に思っています。
ちなみにマーク金井が所有しているC4はUS物でロフト9度。シャフトは純正のSで振動数は280cpm。これでもかってぐらい硬いシャフトなんですが、意外にもタイミングが取りやすいのでヘッドスピードを落としても打ちづらく感じませんでした。
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2023年02月01日超私的なシャフト試打 フジクラ ベンタスレッドTRの特性はどんなものか!?
意外と好評?ウェア編
月曜日はロッテ皆吉台CCにて18ホールをプレー。今回も乗用カートにはほとんど乗らなかったこともあり、18ホールで約1万9000歩ほど歩くことができました。
せっかくの18ホールということもあって、今回は新作シャフトを2本持ち込み、前半のインコースではフジクラのベンタスレッドTRをピンのG430LSTに装着して打ってきました(スタートホールのみ短尺スチール使用)。
長さは45インチ(ヒールエンド計測)でスペックはこんな感じです。
50g台のシャフトなのに総重量が330gに達しているのはグリップ重量が約65gあるからです。ツアーベルベットのような50g前後のグリップを装着すれば、総重量は310グラム台になるかと思います。
-
ベンタスレッドTR(5R)総重量330.3g バランスD0 振動数248cpm センターフレックス値4.31
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ベンタスブルーTR(5R)総重量332.8g バランスD0 振動数244cpm センターフレックス値4.33
ベンタスブルーTRとの数値の差はそれほど大きくありませんが、ワッグルしてみると両者の違いが手に伝わります。
ブルーのTRは手元側にしなりのポイントを感じるのに対して、レッドのTRはブルーのTRほど手元側はしなりません。しなりのポイントはブルーのTRよりもシャフトの中間寄り。そして、先端側がブルーのTRよりもしなり量が多いのが手に伝わります。
ワッグルした段階で、レッドのTRはブルーのTRよりも捕まりを良くしたい意図が窺われます。ただし、とにかく捕まり重視というよりは、ブルーのTRと比較して捕まりやすいという感じです。
実際に打ってみてもワッグル通りでした。ロッテ皆吉台の12番ホールは左に大きくドッグレッグしたパー4。曲がり角よりも10ヤードぐらい狙ってうったら、狙った方向に打ち出され、軽いドロー弾道でフェアウェイに着弾。目視ですが5ヤードほど左に曲がった感じです。
他のホールでも軽いドロー弾道になり、右にスッポ抜けるミスは出ません。ただし、左に大きく曲げようとした時も左曲がりの度合いは控えめ。強いドローを打とうとしたホールでは、イメージとは裏腹にほぼストレートに近い弾道。インサイドからあおって打ってみても、左に曲がる度合いが少なかったです。
ブルーのTRに比べると先端側が少し軟らかいので捕まりが良いですが、しなり戻りはスピーダー系ほど速くないのでしょう。インパクトゾーンでは鋭くしなり戻るのではなく、ベンタスならではのややスローにしなり戻る感じ。弾き系というよりは粘り系のような感じなので、捕まるけれど捕まり過ぎない弾道が打てるのではないかと思います。
ベンタスシリーズのシャフトというのはスピーダーNXシリーズにとは違って、インパクトゾーンでのシャフトのしなり戻りの加速感をあえて抑えて設計しているのではないかと思っています。
ベンタスシリーズはスイング中にシャフトが出しゃばりません。
シャフトが出しゃばらない中でも、レッドのTRは捕まりが少し良くなるような味付けがなされていると思われます。
超私的には、コントロールが利いたフェードを打つならブルーのTR、コントロールが利いた曲がりの少ないドローを打つならレッドのTRをお勧めしたいです。
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2023年01月18日超私的な試打 ピンG430HLの対象ユーザーはヘッドスピードが○○○ゴルファーです!!
視聴回数は期待できませんが、これはホントやってみて下さい!
1月も半ばに入り、マーク金井は早朝スノボと冬ゴルフの掛け持ちが本格化してきました。今週も千葉市民と赤羽でゴルフ、ガーラ湯沢にて早朝スノボに勤しむ予定です。
55歳から本格的にスノボを始めたので今年で10年目のシーズンとなります。スノボとゴルフはまったく関係なさそうですが、実は、身体の使い方に関してはかなり共通点があります。股関節やヒザの動き、重心の移動、そして先行動作というのはスノボもゴルフ同じような所があったりするのです。
だからでしょう。午前中にスノボをやった午後にゴルフをプレーしても違和感がありません。1日にスノボとゴルフを両方やる人はめったにいないと思いますが、ゴルフに悪影響はまったく出ません。スノボの直後だからと言って飛距離が落ちることもないですし、左右にボールが曲がる度合いが大きくもならないです。
加えて、今月もスノボの合間に新作クラブの試打もやっておりますが、今のところ加齢による飛距離ダウンはなさそうです。先週、ピンのG430HLを試打しましたが、トラックマン計測で楽に260ヤードを超えていました。普段使っている短尺スチールドライバーよりも20ヤード以上飛んでました。
さて、このG430HL
すでに発売されているG430シリーズとはかなり対象ユーザーが異なります。G400シリーズ以降、ピンは兄弟モデルをラインアップしてきてますが、このHLの一番の特徴はクラブ重量が非常に軽く仕立てられてます。
- ヘッド重量が軽く
- シャフトが軽く
- グリップが軽く
なっているのです。このところのGシリーズのヘッド重量は200グラムを超えているのが当たり前。G430シリーズに関しても、例えばLSTはヘッド重量が約205グラム(スリーブ込み)。
対して、HLは約195グラムと10グラムも軽くなっています。
G430シリーズの場合、バックフェース側にウエートが装着されています。HLはこの重量を軽くすることでヘッドを軽くしています。ちなみに、バックフェース側を軽くするということは、、、従来のG430シリーズよりも重心が少し浅くなり、重心が少し浅くなればスイートスポット位置も少し低くなってきます。
シャフトに関しても軽量化が図られ、38グラムと45グラムの2種類がラインアップ。どちらもフジクラスピーダーNXのロゴが大きく入ってますが、設計はピンオリジナルとのこと。試打した感じでは38グラムの方はシャフト全体がムチのようにしなり、かなり軟らかい。45グラムの方は手元から中間部分まではしっかり感があり、先端が鋭くしなるタイプです。
どちらもワンフレックスですが、同じモデルとは思えないほどしなりのフィーリングは異なります。
グリップも従来のG430シリーズと異なり、ピンとしては恐らく初めてイオミックが採用されてます。従来からのツアーベルベットラウンド(アクア)よりも10グラム軽量化されているとのことで、グリップ重量は40g前後でしょう。
ヘッド、シャフト、グリップのすべてを軽くすることでG430HLはピン史上最軽量となり、総重量は30グラム台のシャフトを装着したモデルだと約265グラム。男性用ドライバーとしては超軽量の部類に属します。
これらのスペックを考えるとG430HLのライバルはテーラーメイドのステルスグローレ、キャロウェイのパラダイムマックスファストを意識したモデル。別言すれば、非力なゴルファー、シニアゴルファー、レディスクラブでは物足りないと感じているレディスゴルファーを強く意識したモノ作りがなされてます。
ヘッドスピードに関しては35~39m/sぐらいのアマチュアゴルファーが振りやすく、そして飛ばしやすく設計されています。
ピンがここまで軽量ドライバーを積極的にはプロモーションしてきたのには正直驚きましたが、軽量ドライバーを求めるアマチュアゴルファーにとっては魅力的なプロダクトだと思います。
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長らく欠品してましたmmウェッジの50度入荷致しました。
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