カテゴリー: ゴルフの竪琴
2014年06月30日初心者の女性ゴルファーが美しいスイングを身につける極意 その2
国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」は17アンダーで並んだアン・ソンジュ選手とのプレーオフの末、酒井美紀選手がツアー初優勝を飾りました。優勝スコアを18アンダーと予想しましたが、ほぼほぼ予想どおりの試合展開でしたね。酒井選手はツアーでのプレーオフは2度目でしたが、落ち着いたプレーぶりでプレーオフ2ホール目にパーセーブしてアン選手との戦いに終止符を打ちました。
そして女子ツアーが優勝争いを繰り広げている頃、アナライズの神田スタジオではゴルフの竪琴セミナーを実施しました。11時の部、13時の部とも満員御礼。マーク金井は4時間みっちり、竪琴の使い方、美しいゴルフスイングの作り方、飛距離アップの極意についてレクチャーしまくりました。もちろん講習会でもビデオを使って、参加者一人一人のスイングを解説、分析、修正ポイントを具体的に説明しています。
さて、今回のエントリーは初心者の女性ゴルファーが美しいスイングを身に付ける方法についての続きです。
昨日の竪琴セミナーでもじっくり説明しましたが、女性の初心者ゴルファーに共通しているのは(男性の初心者ゴルファーも多くが当てはまります)、
スイングがグニャグニャして見え、力感に乏しいことです。
アナライズ女性スタッフ、カッキーも竪琴を振る前はスイングがグニャグニャした感じでした。トップで両ひじがグニャりと曲がり、フォローでは左ひじがグニャりと引けてました。
グニャグニャしたスイングから美しいスイングに生まれ変わるポイントは2つあります。
ひとつは自分の感覚に頼るのではなく、お手本をなぞるようにスイングすこと。もうひとつは、関節の曲げ伸ばしを強く意識してスイング作りすることです。
テークバックにおいて大事なことは、両腕、両手を同じ方向に使わないこと。そして、
左腕をピンと伸ばすこと
右ひじを引きながら90度曲げること
そのために必要なことはテークバックの早い段階で手首をコックしてヘッドを持ち上げること。カッキーに意識してもらったことも、手首を早めにコックすることと、コックした時に左腕をピンと伸ばし、右ひじ引くことだけでした。
ゴルファーの中には、テークバックで手首を使うのは良くないことと思っている人が少なからずいます。しかし誤解を恐れずに言えば、ほとんどのゴルファーは手首を早めにコックした方が(正確には正しく手首をコックした方が)、左腕がピンと伸びてきますし、グニャグニャしたスイングから美しいスイングに変身できます。意外と思うかも知れませんが、手首を正しくコックすることで身体の大きな筋肉を使いやすくなるからです。
もちろん手首を正しくコックするのは初心者には容易な動作ではありませんが、ここでゴルフの竪琴が大いに役に立ってくれます。竪琴の場合、アドレスで左手の上に右手が位置します。これにより、手首のコックをスムーズに発生させやすくなるのです。
テークバックで手首をコックを開始するタイミングは‥‥
グリップが右腰に達したあたり。ここで左手を下げ(グリップエンドを下に向け)、右ひじを少し引く。左手を下げることでヘッドが持ち上がるのが正しい手首のコックです。手首のコックが正しく完了すると、左腕はピンと伸びてきます。
そして手首のコックが完了すると、その状態をキープしたままトップまで上げていけるので張りのあるトップを作りやすくなるのです。
プロや上級者の中には手首をコックしないで(ノーコックで)、左腕がピンと伸びたトップを作る人もいますが、これはかなり例外的で動作です。そして、手首をコックしないで左腕をピン伸ばしたトップを作るには才能(センス)が求められます。宮里藍選手は手首コックが非常に遅いタイプのプレーヤーですが、あれができるのは才能があるから。初心者の女性ゴルファーが宮里藍プロの真似をしたら、90%以上の確率でトップで左腕が曲がってしまうでしょう(男性でもノーコックだと左腕が曲がりやすくなります)。
パターは手首を使わなくてもテークバックできますが、フルスイングではどこかで手首をコックするか、左ひじを曲げていかないとトップまでクラブを上げていけません。テークバックでは手首のコックを早めに完了させた方が、クラブをスムーズに上げていけますし、左腕がピンと伸びた美しいトップを作りやすくなるのです~。
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7月6日
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)
10時開始 14時30分開始
レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロ、西野プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
ゴルフの竪琴 好評再発中。
ゴルフの竪琴
ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね。
2014年06月29日初心者の女性ゴルファーが美しいスイングを身につける極意とは!?
昨日は女子ツアー「アース・モンダミンカップ」を観戦してきました。会場となったカメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)はコースコンディションが非常に素晴らしく、フェアウェイ、グリーンともコンディションは最高。雨が降っていたので少しスピードが遅くなっていたからでしょう。多くの選手がスコアをグングン伸ばしましたが、中でも、ましたが、酒井美紀選手と全美貞選手は、ともにコースレコードタイの「64」をマーク。通算14アンダーで首位に並びました。このブログがアップする頃には両選手ともスタートするかと思いますが、優勝スコアは18アンダーぐらいになるのではないかと予想しています。
今回の観戦では工藤遥加選手の応援とともに、多くの選手のスタート前の練習と、スタートホールのティショットも見てきました。カメリアヒルズの練習場はギャラリースタンドがあってが観戦しやすく、スイングと使用クラブをじっくり見ることができました。スイングは十人十色ですが、昔と違っていまどきの女子プロはトップがコンパクト。そして、シャットフェース気味なトップを作っている選手が多かったです。オーバースイングでフェースが開いた感じになっているは、横峯さくら選手ぐらいでした。ほとんどの選手はトップでピシっと左腕が伸びた美しいスイングをしています。
そこで今回のエントリーは初心者の女性ゴルファーが美しいスイングを身に付ける方法についてです。
FBでもアップしてますが、アナライズの女性スタッフ、カッキーは半月ほど前にゴルフを始めました。そして3日前の木曜日にコースデビューを果たしました。コースデビューまでは神田のスタジオで12回ほど練習。1回の練習時間といえば15~30分。1回にボールを打つ数は20~30球ほどです。アナライズで練習を始める前に2回ほど練習場に行っただけですから、正真正銘の初心者です。
にも関わらず、スイングはかなりしっかりしています。FBのコメントでも頂いてますがトップで左腕はピシっと伸びてますし、フォローでも両腕がこれでもかってぐらい伸びています。ボールを見過ぎる癖があるためにフィニッシュはややこじんまりしてますが、誰の目からみても初心者にありがちなグニャグニャしたスイングではありません。初心者ながらもピシっと締まりのあるスイングをしています。練習時だけでなく、コースに出た時も同じスイングをしています。
では、なぜ彼女は初心者にも関わらず短時間で美しいスイングを身に付けることができたのか?
一番の理由は、気持良くクラブを振らせなかったからです!!!!
そして、もうひとつのポイントは最初にクラブを振らせるのではなくて、スイングのキモをマスターするまでは練習器具であるゴルフの竪琴を徹底的に振ってもらいました。意外と思うかもしれませんが、こだわったのはこの2つだけ。この2つを忠実に守った結果、短時間で美しいスイングを身につけ、コースデビューのスタートホールでドローボールが打ってました。言い換えると、初心者の内にやるべきことは、自分の感覚に頼るのではなく、小学生が漢字の書く練習をする時と同じようなことを地味にすればいいのです。
小学生低学年の頃、漢字を書く練習をした時のことを思い出して下さい。例えば、
「田」という字を覚えるとき、点線で田という時が書いてあり、それを鉛筆で上からなぞりながら書いたはずです。そうすることで、書き順、そして文字の大きさを覚えていったはずです。点線をなぞるという行為は、自由気ままま動きではありません。誰かのレールに乗っかる行為です。これをやらないで、小学生がいきなりフリーハンドで漢字を書いたらどうでしょう。いきなり美しい漢字が書ける子供いるとは思いますが、大多数は時の大きさが歪(いびつ)だったり、書き順も間違いやすくなると思います。
実は、ゴルフも同じなのです。ある程度スイングが固まるまで、ある程度ボールが打てるまでというのは、自分の感覚に頼るのではなく、お手本をなぞるようにスイングすことが大事です。そこには気持ち良さはありませんが、逆に、お手本となぞること、空手の型稽古を徹底的すれば、回り道することはありません。変な癖が付かないメリットがあるのです。
そして、正しい型を見につけるのに役立つのがゴルフの竪琴。これは両手が三次元的に離れて握るスイング練習器具です。両手が離れていることで、初心者でも右手と左手の役割分担が明確に分かりますし、正しい関節の使い方もマスターできます。運動神経の有無に関係なく、ゴルフの竪琴を振りながらスイングチェックすると、正しい型を身につけやすくなるのです。
お~っと、今日はゴルフの竪琴セミナー開講日。そろそろ神田のスタジオに移動します。この続きは明日じっくり説明しましょう~。
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7月6日
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)
10時開始 14時30分開始
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2014年06月26日ハンドファーストなインパクトを迎える極意(コツ)とは!?
今週の週刊ゴルフダイジェスト(7月8日号)の表紙は全米女子オープンを制したミシェル・ウィー。
この号にはマーク金井も少しだけ登場し、巻末カラーで「ウエッジの名器」について少しだけ解説しています。名器の条件とは何か? についてがテーマで、人気の5大ブランドについてあれこれ喋りました。いずれもディドロップ型で、いわゆる出っ歯系ウエッジです。ジャンボさんが大活躍した時のグースネックなSWが選ばれて無かったのがちょっと残念でしたが、ウエッジの歴史あり、カタログありと読み応えある企画に仕上がっていると思います。
さて、今週の週刊GDでマーク金井が注目した企画は、センターのカラー特集。特集のタイトルは‥‥
身に覚えがありませんが?
ドライバーは飛ぶのに、アイアンは飛ばないという人へ
9番アイアンの2倍がドライバーの飛距離と言われてますが、9番がドライバーの半分も飛んでいない人が少なくありません。そんなゴルファーのためのレッスン企画ですが、飛ばない原因はズバリ‥‥
ヘッドが先行するハンドレートなインパクト
解説の伊丹大介プロは、アイアンが飛ばないのはハンドレートなインパクトになっているからだと説明しています。ハンドレートになるとインパクト時にロフトが増えてしまい、。ロフトが増えてしまうから思うように飛ばないと図解で説明してます。そして、アイアンで飛ばすには‥‥
ヘッドが遅れたハンドファーストなインパクト
ヘッドが遅れてハンドファーストなインパクトを迎えることができれば、ロフトが立ってボールに力がしっかり伝わるとアドバイスしています。まったくその通りで、アマチュアがアイアンがきっちり打てない(飛距離が出ない)最大の原因はハンドレートなインパクトです。アイアンを飛ばすにはヘッドスピードが必要ですが、それと同じぐらいインパクトゾーンでのロフトのコントロールが必要不可欠です。
では、どうすればハンドレートなインパクトから、ハンドファーストなインパクトになってくるのか?
伊丹プロは下半身からダウンスイングすることが大事だとアドバイスしています。そして、そのお手本として松山英樹プロのスイング画像が大きく紹介されています。松山プロのスイングを見ると、確かに下半身リードでダウンスイングが始まっており、そしてインパクトゾーンでは手首のコックが保たれ、ハンドファーストな状態が出来ています。
では、下半身からダウンスイングを開始すれば、誰でもすぐにハンドファーストに打てるようになるのか?
打てる人もいるでしょうし、打てない人もいると思います。下半身のリードで腕が振られるようになってくると手首のコックを保ちやすくなるのでハンドファーストを作りやすくなります。ただし、両手の位置関係が悪かったり、左前腕の使い方を正しく理解していないと、ハンドファーストでボールを捕らえるとミスショットが出やすくなります。
両手の位置関係が悪かったり、左前腕の使い方を間違っている人の場合、ハンドファーストな状態でインパクトを迎えようとすると、フェースが開いた状態でボールをヒットしやすくなるのです。具体的に言うと、
・ダウンスイングで「右手が下、左手が上」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が正面を向いている
この状態になっていると、ハンドファーストなインパクトを迎えてしまうとフェースが開き、右にプッシュアウトしたり、シャンクのミスが出やすくなります。そして、これらのミスが出てしまうと、本能的にフェースを返したくなって、右手を使ってフェース操作が入ります。結果、ハンドファーストな状態ではなくハンドレートな状態でインパクトを迎えることになってしまうのです。
このブログでも何度も書いてますが、ハンドファーストなインパクトを迎えるためには、
絶対に求められる形(動き)が2つあります。
・ダウンスイングで「右手が上、左手が下」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が斜め下を向いている
松山選手のスイングを見ても、右手が上な状態がキープされていますし、左手甲が斜め下を向いています。この二つがちゃんとできているから、ハンドファーストなインパクトでもフェースがスクエアな状態を保っているのです。
マーク金井はゴルフの竪琴を使って練習していますが、竪琴のように右手と左手が離れた状態でスイングすると、
・ダウンスイングで「右手が上、左手が下」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が斜め下を向いている
かどうかを正確にチェックできます。竪琴を使って間違ったハンドファーストの形を作るとフェースが大きく開きます。竪琴を使ってスイングすることで、フェースを開かないでインパクトを迎える感覚を養っているのです。アナライズの女子社員はまったくのビギナー、初心者ですが、最初から竪琴を使ってスイングしているので、最初からハンドファーストなインパクトの形でボールが打てるようになっています。
アイアンが飛ばないと悩んでいるのであれば、ハンドファーストなインパクトを意識するだけでなく、ダウンスイングでの両手の位置関係、そして左手甲の向きをチェックして下さい。この2つの正しいポジション(形)をマスターすれば、誰でも松山選手のようなハンドファーストなインパクトを作れますし、ハンドファーストなインパクトになってくれば、勝手にアイアンの飛距離は伸びてくるでしょう~。
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7月6日
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)
10時開始 14時30分開始
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2014年06月20日長尺ドライバーで飛距離を確実に伸ばすコツ その2
サッカーワールドカップ、予選2戦目で日本はギリシャと戦い、残念ながら引き分け、勝ち点3を挙げることができませんでした。予選通過はかなり厳しい状況となりましたが、まだまだ可能性は残されています。次のコロンビア戦に望みを賭けましょう
さて、今日のエントリーも長尺ドライバーの正しい使い方についてです。長尺ドライバーはクラブ(シャフト)が長いことでヘッドスピードが上がり、ヘッドスピードが上がることで飛距離が伸びるというロジックによって成り立っています。
言い換えると、いつもと同じスピードで振ってこそ長尺のメリットが生まれます。長尺ドライバーはゆっくり振った方がいいという教えもあったりしますが、ゆっくり振ってしまえば、長尺を使う意味が半減します。ゆっくり振らないと振り遅れてしまう人の場合、長尺を手にしてもヘッドスピードの増加が見込めないからです。
では、どうすれば長尺を使っても振り遅れないでインパクトを迎えられるのか?
振り遅れないコツは‥‥
長いシャフトを短く使う!!!!!!
そのための第1段階は、トップからダウンの切り返しで手首のコックをキープし、ヘッドが描く円(軌道)を小さくすること。切り返し直後にヘッドが上にポンと上がってしまうとヘッドが描く円(軌道)が大きくなり、長いシャフトを長く使うことになります。対して、手首のコックがキープされヘッドが上に上がらないでダウンスイングが始まると、長いシャフトを短く使えるようになるのです。
男子プロはほぼ例外なく、トップの位置よりもヘッドが少し下がってからダウンスイングが始まっています。特に飛距離が出るプロほどヘッドが下がります。
そして、第2段階は、ダウンスイングの中盤から後半。ここで大事なことはシャフトを寝かせてしまわないこと。シャフトが寝てしまう、正確に言うとシャフトプレーンよりもヘッドが下に垂れてしまうと、長いシャフトを長く使うことになって振り遅れてしまいます。マーク金井はスーパーシャットくんを使ってひざ立ち打ちの練習をよくしますが、これをやるとシャフトを短く使う感覚を養えます。ひざ立ち打ちだと、ダウンでシャフトが寝てしまうと(ヘッドが垂れると)、インパクトのはるか手前の地面を叩いてしまいます。ひざ立ち打ちで手前をダフってしまう人は、長尺ドライバーを使った時、振り遅れてしまいやすく、そして長尺ドライバーの性能を100%引き出すことは難しいでしょう。
ひざ立ち打ちのドリルは40年以上前からポピュラーな練習法ですが、これをやると長いシャフトを短く使う感覚を養えます。もちろん、ひざ立ち打ちは普通のクラブでもやれます。アイアンやドライバーでやるのもいいですが、クラブが長くなると難易度がかなり高くなります。マーク金井は高校生の頃、5番アイアンでひざ立ち打ちを練習しましたが、悲しくなるほど手前をダフりまくりました(笑)
ちなみに、ひざ立ち打ち手前をダフりやすい人には、共通した悪い動きがあります。ダウンスイング後半で
左手が上、右手が下
になってしまうと、シャフトが寝てしまい、長いシャフトを長く使うことになります。シャフトを寝かせないためには、シャフトを立てることを意識するよりも
左手が下、右手が上
のポジションをマスターすることです。ハーフダウンの位置で左手が下、右手が上の形が作れると、シャフトは寝ません。長いシャフトを短く使えるようになりますし、長尺ドライバーを手にしても振り遅れないで打っていけるのです。
ダウンスイングはコンマ数秒の世界です。イメージだけでは両手の位置関係をチェックすることは非常に難しいです。両手の位置関係をチェックするためには、とにかくスローモーションのようにゆっくり振ることと、ゴルフの竪琴のように両手の位置関係が分かりやすい練習器具を使ってスイングすることです。
長尺ドライバーは上手く使いこなせば魔法の杖になってくれますが、魔法になるかどうかはゴルファー次第です。ことゴルフにおいては、道具(クラブ)の進化を享受するためには、スキル(技術)が求められるのです〜。
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6月22日
吉田一尊のお前を飛ばし屋にしてやるぜ セミナー
10時満席、13時残り1名となりました
飛ばしのプロ、吉田一尊さんがその飛ばしの秘密を伝授します。皆さんのスイングを分析して、どうして飛ばないか?!その秘密を検証します!!料金は8000円 yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
7月6日
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)
10時開始 14時30分開始
レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロ、西野プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
ゴルフの竪琴 好評再発中。
ゴルフの竪琴
ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね。
2014年06月08日ゴルフの竪琴を使うと飛距離が伸びるって本当なの!?
昨日は、神田のスタジオでゴルフの竪琴講習会を開催しました。当初は1回で定員8名の予定でしたが、予約開始と同時に満員御礼~。なので午後から追加公演を急遽開催しました。もちろん、こちらもあっという間に8名参加。雨が強かったにもかかわらず、欠席された方は1人もおりません。16名の参加者にゴルフの竪琴の使い方を伝授できました。
これまでのブログでも書いてますが、ゴルフの竪琴の一番の特徴は両手を離してグリップできること、そして通常のゴルフクラブと異なり、右手と左手を握る部分が立体的に離れています。これにより、「右手が上、左手が下」な状態が作られ、スイング中も
「右手が上、左手が下」
な状態をキープしやすくなっています。これにより左右の手の使い方(ハンドアクション)、手首をコックする感覚、インパクトゾーンでのフェースの返し方(正確にはフェースが返る感覚)を養うことができます。ゴルフの竪琴を使ってスイングすると、アマチュアの人に多い、
・緩んだトップ
・シャフトクロス
・ダウンでシャフトが寝る
・アーリーリリース(手首のコックがほどける)
・振り遅れ
・フォローで左ひじが引ける
これらの悪い動きを修正することができます。意外と思うかも知れませんが、両手が離れていることによるメリット、「右手が上、左手が下」になっていることによるメリットは有形無形にあるのです。
ただし、勘違いしてほしくないことがひとつあります。どんなに練習効果が高い器具であっても使い方を間違うと、正しいスイングを会得することはできません。ゴルフの竪琴もしかり。正しく使ってこそスイングの形が良くなり、クラブの軌道が良くなります。そして、飛距離アップも可能になるのです。セミナーでもこの点を強調しながらいくつかのドリルを紹介しました。
そこで今回は、ゴルフの竪琴を使っての距離アップドリルを紹介しましょう~。
飛距離アップをするドリルとしては、かつてこのブログでスイングスピードを上げるドリルを紹介しました。上り坂ではなく下り坂を走るのと同じで、軽い道具(クラブ)を使ってスイングすることでスピードを上げることができます。
ゴルフ竪琴を使う場合は、スピードトレーニングはしません。ダウンスイングで手首のコックをキープする感覚、力が伝わるインパクトの感覚、そしてシャフトのしなり戻りをタイミング良く発生させる感覚を養うためのドリルを行います。
どんなことをやるかというと、
ハーフスイング&インパクト止めのボール打ち!!!!
ハーフスイングもインパクト止め打ちも、目新しいドリルではありません。30年以上前も現在もゴルフ雑誌とかでしょっちゅう紹介されています。しかしながら、このドリルもゴルフの竪琴を使うと、普通のクラブを使うよりもはるかに練習効果が高くなり、なおかつ力強くインパクトすることを会得できます。何故かと言うと、ゴルフの竪琴でスイングすると、「右手が上、左手が下」な状態をダウンスイングからフォローにかけてキープしやすいからです。
ハーフスイングのトップを作ったら、そこからダウンスイングしていきますが、ダウンスインのポイントは、手首のコックをキープしておくこと。「右手が上、左手が下」な状態を保っていると、手首のコックをキープしやすいことが分かります。逆に、ゴルフの竪琴を使ってダウンでわざと「左手が上、右手が下」の形を作ると、手首のコックがほどけてしまう(手首のコックをキープできない)ことも体感できます。
そして、インパクトでボールをヒットしたら、その場で完全停止する。
インパクトを迎える時に必要な形は
・左前腕を反時計回りにねじり、左手を引きつけてハンドファーストな状態をキープ
・右ひじは少し曲がり、右手首は甲側に折れている
・左肩が少し高く、右肩が少し低くなっている
インパクト後の完全静止した時も手首はリリースしません。インパク時同様、
・左前腕を反時計回りにねじり、左手を引きつけてハンドファーストな状態をキープ
・右ひじは少し曲がり、右手首は甲側に折れている
・左肩が少し高く、右肩が少し低くなっている
このインパクト直後完全静止ドリルでは、手首のリリースを発生させません。手首のコックを保ったままボールをヒットし、ヒットしたら完全静止します。そのために、ゴルファーがやるべきことは、車の急停止同様、身体全体(特に腹筋)を使ってゴルフの竪琴の動きに急ブレーキを掛けます。そして、急ブレーキを掛けることで、ヘッドがボールに当たるようにするのです。
感覚的には腕のスピードを減速させ、減速させた反動でヘッドが走り、そしてボールをヒットするのです。
スイングスピードはゆっくりでも構いませんし、ボールを遠くに飛ばす必要もありません。
ヘッドがボールに当たりさえすればいいのですが、今回参加した16名で最初から完全静止できた人は2名だけです。他の14名は止めようと思っても止まりません。勝手にフォローまで振っていました。
では、なぜ止めようと思っても止まらないのか?
一番の理由は、「減速が加速を生む」という経験を味わったことがないからです。加速しないとヘッドスピードが上がらない。腕のスピードを上げることでボールを飛ばす癖が付いているために、止めようと思っても止まらなかったのです。ちなみに、このタイプの人は、ダウンスイングで手首のコックがほどける癖がついています。
インパクトゾーンでは腕のスピードが減速することで、身体が生み出したパワーがヘッドに伝わり、ボールに伝わります。加えて、シャフトのしなり戻りが発生して、これまたヘッドスピードを上げることにつながります。
「減速が加速を生む」
これを実践するには、正しいダウンスイングの形が求められ、それは「右手が上、左手が下」なポジションを作っておくことが必要不可欠なのです。そして手首のコックをほどかないことも重要なポイントなのです。
セミナーでは手首のコックをほどかないでインパクトを迎える感覚がピンとこない人がいましが、そういう人には「イノベーション」のように超軟シャフトのクラブを振ってもらいました。これを振ると手首のコックをほどかないでも、シャフトがしなり戻ることが体感できるからです。
スイングを変えるには練習もさることながら、意識改革、スイングに対するイメージを変えることが必要不可欠です。マーク金井は練習器具にこだわるのは、道具を変えた方が、スイングに対するイメージを変えやすいからです~。
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アナライズのセミナーのお知らせ
6月22日
吉田一尊のお前を飛ばし屋にしてやるぜ セミナー
10時、13時開始 定員6名ずつ
飛ばしのプロ、吉田一尊さんがその飛ばしの秘密を伝授します。皆さんのスイングを分析して、どうして飛ばないか?!その秘密を検証します!!料金は8000円 yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
7月6日
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)
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