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カテゴリー: ゴルフ業界情報

2019年04月25日超私的な考察 平成時代でゴルフクラブはどんな風に進化したのか!? その1

Youtubeアナライズチャンネルの人気シリーズ【おしえてマークさん】最新作は振動数です。シャフトの硬さの目安となる数値です。ぜひご視聴ください、チャンネル登録も是非お願いします


火曜日はゴルフネットTVとゴルフ雑誌アルバの合同企画「あなたの練習器具 星いくつ?」の撮影。今回のパートーナーは栃木県出身の越雲みなみプロ。ドライバーのヘッドスピードは軽く43m/sを上回るロングヒッターで、クラブは上から下までキャロウェイを使っています。毎回そうですが、今回の撮影でも4つのゴルフ上達に役立つ練習器具を紹介させていただきました。

 

さて、火曜日と言えば週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。かつては週刊アサヒゴルフ(平成7年に休刊)というのもあって、昭和から平成の初期までは毎週欠かさず3冊のゴルフ雑誌を読んでました。

 

さて、平成もいよいよ今週限りです。今秋発売の週刊パーゴルフには「ギア賢人が懐かし座談会 平成クラブ列伝」という特集ページが組まれてます。私も座談会に加わりましたが、改めて感じたのが平成時代はドライバーが劇的に変りました。昭和の時代はウッドクラブは木製のパーシモンが当たり前で、シャフトも鉄製のスチールが当たり前でした。

 

 

昭和47年(中学2年生)に生まれて初めてゴルフクラブを買いましたが、ドライバーはパーシモンでシャフトはスチール。アイアンはマッスルバックにスチールシャフトでした。

 

 

ドライバーのヘッドは木製から金属製(メタル)に変わりましたが、エポックメーキングなメタルドライバーと言えば、テーラーメイドのピッツバーグパーシモン。発売されたのは同社の大ヒットモデルであるツアープリファードよりも早く、テーラーメイドの原点とも言えるモデルです。

ファルコンまつばらさんのブログより転載

 

1990年代初期には国内でも数多くのメタルドライバーが登場しており、その中でも記憶に強く残っているのがマルマンのスッポン。ネックがスッポンの首のように長く伸びていることからこのネーミングがつけられたそうです。スッポンのようなネック形状によりヘッド体積は200cc前後と小さいにも関わらず、重心距離が相当長くなっています。今どきの、460cc大型ドライバーの先取りとも言えるクラブと言っていいでしょう。

 

 

 

今から振り返るとメタルドライバーのヘッド体積は200cc前後。これは木製パーシモンとほぼ同じサイズでした。ちなみに、メタル全盛の頃、米ツアーではテーラーメイドと並んでファウンダースのフレッシュメタルも人気がありました。

 

 

1990年代初期、マーク金井はアルバの編集部員からフリーになり、主にゴルフダイジェストで仕事してました。この頃は年間10回ほど海外で仕事をし4大メジャーもすべて現地観戦。当時のエースドライバーはテーラーメイドのツアープリファード。アイアンはピンアイ2の後継機種、ピンZingでした。

 

 

 メタルヘッドがドライバーの主流だったのは1990年代で、2000年前後ぐらいからはメタルに変わる素材として登場したのがチタン。チタンが出始めの頃は、「チタンだから飛ぶ」なんてキャッチコピーが当たり前のように出てました。

 

そんな中、1993年、ドライバーのエポックメーキングとして登場したのがセイコーSヤードのT-301。セイコーと言えば世界に名だたる腕時計メーカー。そのセイコーがゴルフ業界に新たに参入して登場したのがT-301です。

 

 

今でも手元にT-301がありますが、発売当初は「なんだこりゃ~」という声が上がってました。というのも、その当時はプロ好みの顔つきのドライバーの評価が高く、T-310はそれとは正反対の顔つき。+3度以上と、強いフックフェースのためプロや上級者からの評価が非常に低かったのです。

 

しかしながらこの強いフックフェースのおかげで捕まりが良く、多くのアマチュアから「Sヤードは捕まって飛ぶ」となり大ヒット。本家本元のSヤードが売れただけでなく、偽物コピークラブも売れまくりました。

 

 ちなみに時計メーカーかどうか定かではありませんが、シチズンというメーカーも1990年代にチタンドライバーを世に送り出しています。

 

Sヤードから遅れること2年、1995年に登場したのがキャロウェイのグレートビッグバーサ。ヘッド体積は250cc。今となっては決して大きなヘッドではありませんが、当時としては「なんだこりゃ」ってぐらい大きいドライバーでした。

 

そして1997年にはさらにヘッドが大きくなったビゲストドライバーが登場。ヘッド体積は約300cc。このころからドライバーヘッドは「大型化=進化」という図式が出来上がりました。

 

この続きは次回~。

 

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2019年04月07日超私的な考察 初心者向けのゴルフスクールはたくさんあるのに、中上級者向けのスクールが少ない理由とは!?

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持病の喘息がぶり返し金曜日にかかりつけのクリニックに行ってきました。このクリニックは呼吸器の専門なので、診断時に肺年齢を調べて下さいます。今回の検診では、マーク金井の肺年齢は、、、、

 69歳!!!!!

 

 

実年齢よりも9歳老けています(汗)。ちなみに、半年前に検診してもらった時の肺年齢は72歳でしたから、ほんの少しですが肺機能は若返りました。

 

 

喘息持ちなので肺機能を若返らせることは容易ではありませんが、これ以上悪化させないことはできます。スノボ、そして9ホールプレーの担ぎセルフは適度な運動になりますし、新鮮な空気を肺に送り込むこともできます。クルマ大好き人間ですが、毎日1万歩以上は歩いています。運動を続けることが肺にも良いとのことなので、一病息災状態を維持していくつもりです。

 

 

さて、毎日FB、Instagram、Twitterはチェックしていますが、最近、気になったのがゴルフ業界人のFBでのこの問いかけです。

 

 

初心者向けのゴルフスクールは超沢山あるけど、
中上級者向けのゴルフスクールがないのはなんでだろう?

 

 

 

確かに、ゴルフ雑誌はネットを検索しても初心者向けとか、100を切いたいゴルファー向けのスクールは数多くあります。反面、シングルになるためのスクールとか、70台のスコアを保証します、なんてスクールはほとんどありません。

 

 

では、なぜ中上級者向けのゴルフスクールの数が非常に少ないのか?

 

 

この答えを導き出す前に、他のスポーツの事例を考えてみましょう。スキー、スノボの場合は、初心者向けが多くありますが、中上級者向けのスクールもそれなりにあります。

 

例えばスキー界を代表する渡辺一樹さんのグループレッスンは、1級レベル(ゴルフだとシングルに近いレベル)でないと受けることができません。また、1級取得のためのスクールレッスンはいろんなゲレンデで受講できますし、スキーだと「ポールレッスン」や「コブ斜面レッスン」があり、スノボだと「グラトリレッスン」や「カービングレッスン」と言った中上級者向けのレッスン(スクール)があります。

 

 

言い換えると、スキー、スノボにおいては独学ではレベルアップするのが難しいという共通認識があって、その共通認識があるからこそ中上級者向けのレッスン(スクール)があるのです。もちろん、お金をちゃんと払って習いたい人がいることも見過ごせません。

 

 

では、ゴルフの場合はどうなのか?

 

 

ゴルフの場合、初心者がボールをちゃんと打てるようになるまでのハードルが非常に高い競技です。まったくの初心者がいきなりナイスショットを打てるということはめったになく、ほとんどの人は空振りしたりチョロしたり。そして何より、一体どうやってスイングしたらいいのか分らない人がほとんど。

 

 

初心者にとって非常にハードルが高いということ、そして我流でボールに当てられるようになるまでは時間がかかる。この問題をクリアするには、「スクールに入ってレッスンを受けた方がいい」という人が少なからずいれば、当然、そこにはマーケットがあり、マーケットがあるからゴルフスクールがたくさんあるのです。超私的なことを言わせてもらえば、何年やっても安定して100を切れない人というのは、キャリアに関係なく中級者ではなくて初心者です。

 

 

そして100を楽に切れるようになって、90前後でプレーできる人、もしくは80台のスコアが出るようになってくると、このレベルの人は中級者。調子が良いと70台のスコアが出るようになる人は、中上級者に当てはまります。

 

 

この中級者、中上級者というのは、実は、2つの大きな問題を抱えており、それがスクールができない大きな理由になっていると超私的に思っています。

 

 

2つの問題とは、、、、

 

 ナイスショットした時は上級者と同じようなショットが打てる
 ↓
 だからわざわざレッスンを受ける必要がない

 調子が良い時は上級者と同じようなスコアが出る
 ↓
 だからわざわざレッスンを受ける必要がない

 

 

中級者、そして中上級者はなまじナイスショットが打ててしまうため、調子さえ上げていけば上級者になれると思っています。

 

中級者、そして中上級者は調子が良くければ良いスコアが出てしまうために、スコアが悪いのは調子のせいにしています。

 

 

何年やっても中級者、中上級者から抜け出せない人に関して言えば、もっと具体的に言うとゴルフの頻度が多いにも関わらずハンデが12~10ぐらいで止まっている人に関して言えば、スイングに大きな問題を抱えています。並大抵の練習ではこのスイングの大きな問題を解消することができません。

 

 

そして、今野一哉プロがFBでコメントされていますが、

体感的には120から90になるより80を78にする方がキツイですからね。
今野プロのコメントを抜粋)

 

 

超私的なことを言わせてもらうと、90ぐらいのスコアまでにするのはそれほど労力はいりません。逆に言うと、スイングに問題を抱えていても90ぐらいのスコアを出すことはできてしまいます。

 

 

しかしスイングに問題を抱えている人、コースマネジメントに問題を抱えている人の場合、そこから先は茨の道。そして、どちらにも問題を抱えていない人の場合であっても、
80を78にするのは大変ですし、78を77にするのはもっと大変。77を76にするのにはさらに大変なんです。ちなみに平均スコアが76点台というのはハンデ0に相当します。調子が良ければアンダーパーを普通に出せる腕前です。

 

 

中級者、そして中上級者のスクールが増えることはゴルフ業界にとって喜ばしいことですが、そのためには中級者、中上級者にはどんな問題点があるのかを浮き彫りにし、その問題点をクリアするためには自分ひとりの力では無理だということを分らせる必要があります。それには、スキーやスノボのように技術検定が必要不可欠でしょう。日本のPGAがそこに気づけばビジネスチャンスは一気に広がり、中級者、中上級者向けのスクールを増やすことにもつながるでしょう。

 

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来週(4月8日)月曜日21時から

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2019年04月02日超私的なフェイクニュース 東京オリンピック(2020年)のゴルフ競技は1日9ホールに決定!!!!

Youtubeアナライズチャンネル

マーク金井打たずにいられない。

今回はピンG410アイアンを徹底試打インプレします


前回のブログはアップする日を勘違いし、1日早く「エイプリルフール」ネタを書いてしまいました(汗)。そそっかしい人間であることを見事に露呈してしまいました。

超私的なエイプリルフール あったらいいな、こんなゴルフ場編~(▼▼)b

 

3月は30日までと勘違いしたことによって日時を間違えたのですが、冷静になってみると暦(こよみ)は本当に合理的なのかどうか疑わしく感じることがあります。奇数月が31日で偶数月が30日というのなら分りますが、2月は28日しかありません(閏年は29日)。おまけに7月と8月は2ヶ月続けて31日。我々はこの変則的な日数の割り振りに馴染んでいるので違和感がありませんが、合理的に考えれば1年は365日(閏年は366日)。30日の月が7ヶ月、31日の月が5ヶ月の方がすっきりするような気がします。

 

4月1日はエイプリルフールですが、今年の4月1日はいつもとはかなり様子が異なりました。31年振りに新しい元号が発表される日と重なったからです。新元号は「令和(れいわ)」です。その新元号が発表される頃、マーク金井と言えば、サンテレビの長寿番組「中西清起、小林佳則 熱血ゴルフ塾」の収録の真っ最中。ピート・ダイが設計したウエストワンズカンツリー倶楽部でプレーしてました。オンエアは4月10日から5月29日まで。毎週水曜日の23時からサンテレビで放映されます。ご覧になっていたただけると嬉しいです。

 

さて、4月1日はSNSでもいろんなフェイクニュースが流れましたが、私が流したフェイクニュースは、、、、、

 

 

 東京オリンピック(2020年)のゴルフ競技は1日9ホールに決定!!!!

 

もちろんこんなことはJOCが発表してません。エイプリルフールならではの嘘っぱちですが、本当にそうなって欲しいという強い願いを込めてFBに書き込みました。自分自身が普段「9ホール」プレーしていることもありますが、「9ホール」が当たり前になることで、ゴルファーの裾野を広げることができると思っているからです。

 

 

このフェイクニュースを書いた時、いくつかのコメントをいただいたのですが、その中でも注目したのがこれ、、、、

 

 

バスケットボールは3人制も実施されるし、ラグビーは7人制だし、9ホール制ゴルフを並行してやってもいいよね。(マーク金井のFB投稿のコメントから引用)

 

バスケットボールは1チーム5人、ラグビーは1チーム15人と定められています。にもかかわらず、2016年リオデジャネイロオリンピックでは7人制ラグビーが種目になっています。そして、2020年の東京オリンピックでは3人制バスケットボールも新種目として加わっているのです。説明するまでもありませんが、バスケットボールもラグビーも目新しい競技ではありません。伝統と歴史がある競技です。にもかかわらず、革新的なルール変更を行ない、新しい競技方法でオリンピック種目になっています。

 

ゴルフもしかり。

 

 

オリンピックだからこそ、ゴルフでも新しい競技方法「9ホール」プレーを実施する意義があると思います。オリンピックで「9ホール」プレーが実施されれば、ゴルフは時間がかかり過ぎるスポーツではないことをアピールできますし、見ている方も長時間拘束されることはありません。ゴルフに対する概念を変えることにつながります。

 

 

そして、さらに超私的なことを言わせてもらえば、ゴルフをスポーツとして確率させるにはキャディを廃止してセルフプレーを推進したいです。実際、2014年、軽井沢で開催された世界アマチュア選手権はキャディ無しのセルフプレーで実際されています。また、海外のトーナメントではキャディを付帯させなくてもプレーできる試合も少なからずあると聞いています。もしも14本のクラブを持ち運ぶのが重労働というのならば、クラブの使用本数制限を例えば7本にすればいいだけのこと。距離計測については、すでに今年のルール改正でレーザー式距離測定器GPS距離測定器の使用が認めらています。

 

 

ゴルフはレジャーの側面があり、そしてスポーツの側面もあります。

 

 

ディズニーランドで楽しむかのようにゴルフを楽しむのもアリですし、野球やテニスをするかのようにゴルフをスポーツとしても楽しむのもアリです。スポーツしてのゴルフをゴルフ未経験者にアピールするという意味では、2020年東京オリンピックで9ホールゴルフが実施されることはゴルフ界の未来を占う上で有意義だと超私的に思っています~。

 

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2019年03月24日超私的な考察 ゴルフはスポーツなのか? それともレジャーなのか?

YouTubeアナライズチャンネル 『おしえてマークさん』今回は重心の高さについて説明しています。あれ?なんだっけ?というクラブの疑問についてマーク金井が説明します


ジャパンゴルフフェア2019が金曜日から開幕しました。パシフィコ横浜での開催は今年で3年目です。初日、そして天気があまり良くなかった2日目(土曜日)とも、昨年よりも来場者が増えている感じがしました。

ゴルフフェアでは毎年、ブッシュネルのブースでトークショーをさせていただいてますが、今年はゴルフフェアを主催しているゴルフ用品協会が主催するトークショーもやらせてもらってます。今日(日曜日)も午後1時からコミュニケーション広場でやってますので、もしもお時間ございましたら足を運んでいただけますと嬉しいです。

 

今回のトークショーのテーマは「ゴルフギアセミナー」。感覚やフィーリングではなく、物理的な側面からのクラブの選び方について超私的にレクチャー致します。幸いなことに、昨日(土曜日)は満員御礼、立見の方も多数いらっしゃいました。

さて、このゴルフフェア。所狭しと立ち並ぶ出展メーカーのブースを見て回る、試打ブースでクラブやシャフトを試打する、トークショーを覗く、、、、いろんな楽しみ方がありますが、実は、関係者向けのパネルディスカッションもいくつか開催されています。マーク金井も金曜日は、

 

 

「寛容」から見るビジネスヒント女性ゴルファーの創造に向けて
GMACゴルフ市場活性化セミナー

 

 

に参加してきました。女性ゴルファーが増えない現状、そして女性ゴルファーを増やすための打開策についてパネルディスカッションがなされたのですが、聞いて強く感じたのが、、、、

 

 

 ゴルフはスポーツなのか? それともレジャーなのか?

 

 

ということです。と言うのも、女性ゴルファーを取り込むためにやるべきことというのを聞いていると、スポーツの要素よりもレジャーの要素を増やした方が女性ゴルファーが増えるという論調だったからです。

 

 

ゴルフは18ホールプレーだと、プレーに費やす時間は約5時間。自宅からの行き帰り、そして昼食やお風呂に入る時間を含めると8時間近くかかります。そしてプレー以外に占める時間が多いことを考えると、これからゴルフを始める女性(もちろん男性も)にとっては、スキーやスノボに行くのと同じぐらい時間拘束されます。そして、プレー以外にやることが多いことを考えるならば、レジャーの要素を増やした方が新規ゴルファーに対して取っつきやすいし、参入しやすくなるという論調でした。

 

対して、ゴルフにはスポーツという側面もあります。ゴルフはただボールを打つだけでなくスコアを付けて、スコアを競うゲーム。初心者にはいきなりスコアを付けると悲しい現実が待ち構えますが、ある程度キャリアを積んで来ると、スコアアップを目指すことがゴルフに対する情熱(やる気)を高めることになるからです。

 

かつてボビー・ジョーンは「ゴルフは2種類ある。ひとつは競技ゴルフ、もうひとつは競技ではないゴルフ」

 

これは今でも通用する定義だと思いますが、今どきは、競技ではないゴルフはレジャー化しつつあると思います。そして競技に出る出ないにかかわらず、競技志向(スコアメイク)があり、1日時間を費やすレジャーとしてでなく、サクッとできるスポーツとしてゴルフを楽しみたい層もいると思います。それはどんな層かというと、、、、

 

 18ホールスルーでプレーしたい(もしくはサクッと9ホールプレー)
 ゴルフ場で豪華な食事を取りたいと思わない
 プレー中はプレーに専念する(喫煙、飲酒をしない)
 乗用カートに乗らず、歩いてプレーしたい
 セルフプレー(キャディバッグを担いでプレー)

 

スポーツとしてのゴルフは競技性を楽しみ、そして競技以外の部分にはあまりこだわりを持たないことです。水泳する時には水泳そのものを楽しむのと同じと言ってもいいかと思います。そして水泳がそうであるように、ゴルフににおいても初心者でもスポーツとしてゴルフを楽しむこともできます。

 

対して、レジャーとしてのゴルフはスコアにこだわるよりも景色を楽しんだり、同伴者と会話を楽しんだり、食事を楽しんだり、お風呂に入ってリラックスしたり。ディズニーランドで1日楽しむのに近いと思います。

 

ゴルフの魅力はスポーツでありながらも、レジャーとしても楽しめる所にあるのではないかと超私的に思っています。スポーツとしてゴルフを楽しむならば担ぎセルフでサクッと9ホールがお勧めですし、レジャーとして楽しむならば景色が素晴らしいコースでプレーしたり、レストランの食事が美味しい所でプレーするのがお勧めです。

 

ゴルフの楽しみ方はいくつもあります。それをきちんとPR、そしてアナウンスしていくことが女性ゴルファーを増やすだけでなく、男性新規ゴルファーをも増やすことにつながると思います~。

 

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マーク金井のYouTube生配信

マーク金井 ここだけの話

明日

3月25日 月曜日21時からです

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2019年03月17日超私的な考察 ゴルフとスノーボードの非常に残念な共通点とは!?

マーク金井ここだけの話は、マーク金井がゴルフ雑誌やブログで書けない『ここだけの話』をYouTubeでとことん話します。録画はありませんので生でお楽しみください

3月18日月曜日 21時から配信します

YouTubeアナライズチャンネル マーク金井の『おしえてマークさん』今回は重心深度について、詳しく説明しています


3月も中旬に入りいよいよスキー、スノボも終盤戦。レベルアップを目指すべく金曜日もサクッとガーラ湯沢で2時間ほど滑ってきました。2時間の内、1時間はマンツーマンでレッスンを受け、課題のバックスサイドのターンの問題点を指摘してもらいつつ、いくつかのドリルで動きを矯正。そして、スマホで滑りを録画してもらい、自分のイメージと実際の滑りについて、どれぐらいギャップがあるのかをじっくりチェックしました。

マンツーマンのレッスンはヘルメットホンを使うので、滑っている最中も随時アドバイスを受けることができます。加えて、リフトに乗っている時もコーチにあれこれ教わりつつ、ゲレンデで滑っているボーダーを観察しています。「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、他の人の滑りを見ることで勉強になることも多々あるからです。

 

 

ガーラ湯沢はスキーとスノボの比率は半々ぐらいですが、滑っている人を観察すると圧倒的にスキーの方が楽しそうです。というのも、スノボをやっている人の8割近くは連続ターンがちゃんとできておらず、しょっちゅう転んだり、転んでいなくても横滑りで向きを変えているだけ。滑走という感じにはほど遠く、転ばないようにジワジワと落下しています。転ぶよりも転ばない方がいいとはいえ、横滑りからの方向転換だけではスノボ本来の楽しさを味わうことはできません。

 

さて、このスノボ。

 

最初の1~2回やって止めてしまう人が圧倒的に多いです。スキーよりも若者がスノボに参入していますが、それでも1~2回で止めてしまう人が9割前後。転倒ばかりでちゃんと滑ることができないからだと思いますが、離脱率が非常に高いのが現状です。そして、スノボを始めたばかりの初心者の多くは(8割近くは)、レッスンを受けません。ほとんどの初心者は我流で始めるか、教えるレベルに達していないスノボ経験者にあまり的確ではないアドバイスを受けているだけです。

 

 

リフトからスノボで悪戦苦闘している初心者を見ていると、「もったない」と嘆かずにはいられません。始める時にスクールにちゃんと入ってレッスンを受けたら、スノボの離脱率はかなり下げらるからです。

 

 

そして離脱率に関して言うと、ゴルフもスノボに負けず劣らず離脱率が高い競技です。先日開催された、全米ゴルフ協会主催の「ゴルフ・イノベーション・シンポジウム」で日本のゴルファーの意識調査の結果が発表されましたが、そのアンケートを実施した矢野経済研究所の三石茂樹氏によると、、、

 

 

 1年に約170万人が新たになんらかの形でゴルフに触れたのに、そのうち3年後までゴルファーとして残っているのはわずか3万人という調査結果もある、、、、
(三石氏のコメント)

 

 

この数値から推察すると、新規ゴルファーの離脱率は98%以上とスノボを上回るのです。ゴルフとスノボは離脱率の高さにおいてはトップクラスの競技です。

 

 

スノボと同じく、ゴルフも初心者にはこれでもかってぐらいやさしくありません。野球やテニス、卓球よりもボールに当てるのが難しいですし、野球やテニス、卓球よりもルールが複雑です。加えて、他の球技に比べるとゴルフの場合はお金もかかるし、時間もかかる。ゴルフもスノボもある技術に達すれば面白いという点では共通していますが、ある技術に達するまでに挫折してしまう人が非常に多い競技なんです。

 

 

ゴルファー人口の歯止めをかけるために、新規ゴルファーを増やすために関係各所がいろんな議論をしていますが、ゴルフの場合、真っ先にやるべきことは離脱率をいかに下げるかだと思います。スノボもそうですが、ゴルフの場合も、大多数の新規参入者はレッスンを受けないで、我流ではじめたり、指導者のレベルに達していない先輩が指導しているのが現状。新規参入者がレッスンをちゃんと受けられるシステムを構築することが最優先課題であると切に思っています。

 

 

新規参入者をいくら増やしても離脱率が高いままでは、ゴルファーを増やすことは生易しいことではありません。もちろん、新規参入者にレッスンを受けてもらうシステムを構築することも生易しいことではないですが、ゴルフが上手くなる人を増やすためにコストと時間をかけた方がより確実なリターンが得られるのではないでしょうか?

 

 

ゴルフもスノボも覚えるまでのハードルが高い競技です。

 

手前味噌ですが、練習器具の「フレループ」、そして世界で一番やさしいドライバー「バンパースチール」はゴルフのハードルを下げるのに役立つアイテムです。これらを新規参入者に使ってもらいたい、ゴルフ練習場に導入してもらいたいと切に願っています~。

 

 

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