カテゴリー: ゴルフ業界情報
2014年02月19日ゴルフクラブの長さ表記には統一基準がないって本当なのか?
昨日は、インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の公開放送日。ゲストは世界一高額なシャフトを発売するセブンドリーマーズの阪根信一さんと、女子プロの別府有里子さんでした。1本1200万円もするシャフトとは、いったいどんなシャフトなのかについて話を伺いましたが、値段の理由が分かりました。宇宙技術で使う高額カーボン素材を使うのに加え、1本のシャフトのためだけに特殊な金型を新たに作るそうです。クラブヘッドでもそうですが、金型をひとつ作ると数十万円から百万円以上かかります。ヘッドの場合は、数千個、数万個作ることで金型を減価償却しますが、1200万円のシャフトの場合、金型原価がすべて1本のシャフトに乗っかかる。まさにオーダーメイドの中のオーダーメイドなシャフトだから、スーパーカーが買えるような値段になってしまうのだそうです。
さて、今日のエントリーはクラブの長さについてです。
昨日のブログでも書きましたが、飛距離アップに欠かせない要素のひとつにクラブの長さがあります。長さについてはルールでも明確に定義されていて、ドライバーの場合は、48インチまでがルール適合。それ以上長くなるとルール違反となります。長くなると振りづらくなりますが、長さはヘッドスピードを上げやすくなります。男子ツアーで47インチ以上の長尺ドライバーを使う選手は非常に少ないですが、飛距離を競うドラコンの場合、ほとんどの選手は47インチ以上の長尺ドライバーを使って競技に臨んでいます。
マーク金井も今年はドライバーのさらなる飛距離アップを狙い、ドライバーの長さを46.5〜47.25インチで作るべく、ヘッドとシャフトを物色しています。現在はX2ホットで長尺ドライバーを制作していますが、長さは47.25インチをリミットに考えています。
なぜ、マーク金井は48インチではなくて47.25インチを上限にしているのか?
これには理由があります。マーク金井の47.25インチとルールで定めている48インチというのは、どちらもほぼ同じ長さなのです。
47.25インチ≒48インチ
何故、異なる長さが同じ長さになるのか?
クラブは48インチ以上はルールで制限されていますが、ゴルフクラブというのは測り方によって長さが異なります。現在、ゴルフ業界では‥‥
ヒールエンド計測
60度法計測
この2つの長さの測り方があるんです。そしてルールで48インチと定めている48インチというのは60度法測定での長さです。60度法での測り方はライ角が60度の状態だと定め、水平面とソール面の2つの面の交差点からグリップ状態までの距離を測っています。対して、ヒールエンド計測の場合、クラブのヒールエンドの部分を定めてそれで長さを測っています。それぞれ計測する場所が異なるために、ヒールエンド計測と60度法計測では、同じクラブを計測した場合、
0.5〜0.75インチ長さが異なる
ことになってしまうのです。ゴルフクラブの歴史を遡ると昔はヒールエンド計測が一般的で、今でも日本メーカーの多くはヒールエンド計測でクラブの長さを表記しています。対して、米国メーカーの多くは60度法で計測して長さを表記してます。このため、同じ45インチのドライバーを比較すると、
ゼクシオの45インチはSLDRの45インチよりも0.5インチぐらい長い
と言うことになります。かつてテーラーメイドのr7 425というドライバーが打ちやすいと評判でしたが、これは60度法での44.75インチ表記で、ヒールエンド計測で表記すると44.25インチ。クラブが非常に短くて、これがアマチュアゴルファーにとってやさしく感じたわけです。マーク金井、ならびにアナライズではヒールエンド法で長さを表記していますが、これはこれまでのクラブをヒールエンド法で計測していたからです。これまでのクラブデータの蓄積があるので、今のところ60度法での表記を見送っています。
ドライバーの長さは48インチ以内とルールで定められていますが、長さの表記については今のところルールで定められていません。なので、ゴルフ業界では異なる2つの長さ表記があるのです。
長尺ドライバーに限らず、リシャフトする時や新しくクラブを購入する時は、長さに注意が必要です。今まで使っているドライバーはどの方法で計測されているのか? そしてこれから手にするクラブはどの方法で計測されているのか? ここが曖昧だと、自分が求める長さのクラブを手に入れづらくなります〜。
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2014年02月17日飛ぶドライバーの「選び方」の選び方とは!?
昨日もジャパンゴルフフェア2014に行ってきました。風が強かったですが天気に恵まれ、多くの来場者がありました。マーク金井はLynxのブースでトークショーをやった後、P-Tune、ロイヤルコレクション、そしてタイトリスト、フジクラシャフトのブースをじっくりと見てきました。例年に比べるとクラブメーカーの出展が減少していましたが、勢いを感じたのがPING、タイトリスト、ナイキ、キャロウェイ。日本メーカーではダンロップとヨネックス、フォーティーン。クラブメーカー以外では、バーディーワークス、ユピテル、そして弾道計測器「ブッシュネル」の阪神交易が大きめのブースを出して頑張っていました。
さて、今日のエントリーもドライバーの「飛び」の基本要素についてです。
これまでの歴史を振り返ると、明らかに有利な要素というのはルールで規制されます。これまで規制されたルールをざっと上げると‥‥
クラブの長さ(48インチ以内)
慣性モーメントの大きさ(5900gcm2以内)
フェースの反発(COR0.83以内、CT値257以内)
この3つはすでに規制がかかっています。言い換えると、
クラブを長くすると飛ぶ
慣性モーメントが大きいほどやさしく飛ぶ
フェースの反発が高いほど飛ぶ
ということになります。それ以外の要素が規制されていないということは、それ以外の要素は誰が打っても飛ぶ要素にはならない。メリットとデメリットがあると考えられます。
では今どきのドライバーを選ぶ場合、
どの要素にこだわればさらなる飛距離アップを狙えるのか?
飛びの要素は3つあります。
ボール初速
打ち出し角
スピン量
この中でももっとも比重が大きいのがボール初速で、「ゴルフの科学」でも、ボールの飛距離は初速が大きいほど伸びると書かれています。では、ボール初速は何が影響するのかというと、以下の4つの要素が大きく影響があります。
ヘッド重量
ヘッドスピード
ロフト
ミート率
インパクトというのは衝突(追突)現象。ゴルフの科学では、「インパクトに入ってくるヘッドスピードが同じだとすれば、ヘッドは重いほどボール初速は大きくなる」と書かれています。ボールの重さは約46gと決まっています。このボールに大きな衝突(追突)力を与えるには、ヘッドが重い方が有利です。ヘッドの重さの効果としては、
ヘッド重量180g ボール初速0.93
ヘッド重量200g ボール初速1.00
ヘッド重量220g ボール初速1.07
ピンの場合、この衝突(追突)力をアップさせる手段として、他社よりも重ヘッドを採用しているわけです。物理的に理にかなっていますが、ヘッド重量はルールで規制されていません。フェースの反発係数は規制されていますが、ドライバーのヘッド重量は220gでも適合です。なぜ、ヘッドを重くしてもルール適合なのかというと、
ヘッドを重くするとヘッドスピードがダウンするからです。
ヘッド重量とヘッドスピードはトレードオフの関係にあるため、ヘッド重量というのは重さに制限がないのです。重いヘッドでヘッドスピードを上げるというのは物理的には成り立ちづらい。だからルールで規制されないのです。
ちなみに「ゴルフの科学」(河村龍馬著)では、面白いデータも出ています。
初心者は重いヘッドでも軽いヘッドでもヘッドスピードの変化量が少なく、プロや熟練者は重いヘッドと軽いヘッドとではヘッドスピードの変化量が大きいと書かれています。ちょっと引用すると、
「ヘッドが非常に重いと、たとえばハンマーを振るような場合には、その速さは訓練の度合いにあまり関係なく、ほとんど体力だけできまってしまう。ところがヘッドの軽いクラブを速く振るには、多分に技術が必要になる。いくらヘッドを軽くしても、未熟練者はそれほどヘッドスピードは出ない」(ゴルフの科学より引用)
「ゴルフの科学」には、未熟練者の場合、なぜ軽いヘッドにしたらヘッドスピードが上がりづらいかの記述がまったくありません。物理の先生にしてはめずらしく、一刀両断で言い切ってます。
もし、河村先生の言ってることが本当であれば、上級者ほど軽めのヘッドにした方がヘッドスピードが上がり(ヘッド重量が軽くなることのデメリットを上回り)、ボール初速が上がって飛距離がアップすることになります。対して、初中級者は軽いヘッドを使うよりも、重めのヘッドを使った方がボール初速が上がりやすく、飛距離を出しやすくなります。
果たして、河村先生のおっしゃることは本当なのか?
マーク金井は今年56歳になりますが、ドライバーで300ヤードを目指しています。
そのために道具(クラブ)でいろんなチャレンジをしていきますが、手始めにやることは、ヘッドの軽量化です。これまでヘッド重量は200g前後にこだわってきましたが、今年は少し軽いヘッドを使ってみたいと思います。具体的には、190〜195gのヘッドを使い、これでボール初速72m/sを目指してみたいと思います。もちろん、ヘッドを軽くしただけでは劇的にヘッドスピードは上がりません。この続きは明日じっくり書きましょう〜。
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2014年02月16日ゴルフフェア2014でわかった、ドライバーの「選び方」の選び方!!
先週に引き続き、2週連続で土曜日に大雪が降りました。雪の影響で交通手段が遮断され、昨日はゴルフフェアの入場者数も予想をかなり下回りました。マーク金井は神田からJRで有楽町に行き、そこから地下鉄有楽町線で新木場、そしてりんかい線に乗り継いで東京ビッグサイトに行きました。朝の時点では京葉線とゆりかもめが運転を見合わせ、他にも電車が動いていなかったり大幅な遅延。都心は雪に弱いことが改めの露呈しました。
マーク金井は、今日も朝からゴルフフェアの会場に足を運んでいますが、この2日間で感じたことがあります。それは、クラブメーカーの主張がどんどんオリジナリティに溢れていることです。例えば‥‥
テーラーメイドは「もっとロフト」とロフトで飛びアピール。
ダンロップは「スイング慣性モーメント」と軽量化で飛びをアピール。
ピンは「重ヘッド」とヘッド重量で飛びをアピール。
フォーティーンは「長尺」で長さで飛びをアピール。
キャロウェイは「短いミドルはワンオンを狙え」と飛びをアピール。
飛距離アップの選択肢はいくつもありますが、メーカーによっては相反することを主張している場合があったりします。ちなみに昔はここまで多岐にわたっていませんでした。ルールで高反発が規制される前は、多くのメーカーが‥‥
反発係数の数値の大きさを競っていました。
また、やさしさの目安となるヘッド慣性モーメントが注目を浴びた時とは、
慣性モーメントの数値の大きさを競っていました。
どちらもルールで規制されたということは、どちらも数値が上がると飛びに直結することは間違いないでしょう。特にフェースの反発については、反発係数が高くなれば誰が打っても飛びを得られます。圧倒的に飛びに有利に働く要素というのは、ルールに抵触すると考えた方がいいです。逆に言うと、ルールに抵触しないということは、誰が打っても飛ぶ要素にはならない可能性が非常に高いです。
では今どきのドライバーを選ぶ場合、
どの要素にこだわればさらなる飛距離アップを狙えるのか?
それを考える上で、大事なのは飛びの基本物理を理解することです。物理と言っても難しく考える必要はありません。ゴルフの物理はシンプルで、理系じゃない人でも簡単に理解できます。マーク金井は17歳の時、「ゴルフの科学」(河村龍馬著)でゴルフの物理を学び、今でもそれがベースとなって今どきのクラブを分析しています。
飛びの要素は3つあります。
ボール初速
打ち出し角
スピン量
この中でももっとも比重が大きいのがボール初速で、「ゴルフの科学」でも、
ボールの飛距離は初速が大きいほど伸びる
と書かれています。では、ボール初速は何が影響するのかというと、以下の4つの要素が大きく影響があります。
ヘッド重量
ヘッドスピード
ロフト
ミート率
インパクトというのは衝突(追突)現象。ゴルフの科学では、「インパクトに入ってくるヘッドスピードが同じだとすれば、ヘッドは重いほどボール初速は大きくなる」と書かれています。ボールの重さは約46gと決まっています。このボールに大きな衝突(追突)力を与えるには、ヘッドが重い方が有利です。ヘッドの重さの効果としては、
ヘッド重量180g ボール初速0.93
ヘッド重量200g ボール初速1.00
ヘッド重量220g ボール初速1.07
ピンの場合、この衝突(追突)力をアップさせる手段として、他社よりも重ヘッドを採用しているわけです。物理的に理にかなっていますが、ヘッド重量はルールで規制されていません。フェースの反発係数は規制されていますが、ドライバーのヘッド重量は220gでも適合です。
なぜ、ヘッドを重くしてもルールに違反しないのか?
おーっと、原稿締切の催促が入りました。この続きは明日じっくり説明しましょう〜。
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マーク金井セレクションクラブコーナー出来ました
アナライズW65を装着したフェアウェイウッドもあります!
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2014年02月14日いよいよ本日、ジャパンゴルフフェア2014開幕〜
ゴルフ業界最大イベント、ジャパンゴルフフェア2014が本日開幕。今日から日曜日まで東京ビックサイトでやっています。入場料は無料。178社のゴルフ関連企業が一同に集まるイベントで、ゴルフクラブはもちろんのこと、様々なゴルフ用品、ゴルフ関連商品を見ることができます。チャリティの即売会では、人気のゴルフアパレルがお買い得価格で購入できます。マーク金井は昨年のゴルフフェアで、エドウィンのキャディバッグ、アドミラルゴルフのウエアを衝動しました〜。
もちろん今年もマーク金井もゴルフフェアに入り浸ってます。今日はゴルフ用品協会のセミナー講師と、Lynxのブースでトークショーを予定してますし、土曜日、日曜日もトークショーを行っています。空いた時間は会場を所狭しとウロチョロしてますので、見かけたらお気軽に声を掛けていただけると嬉しいです。
さて、このゴルフフェア。
最初に開催されたのは昭和43年(1968年)。大阪万博(1970年)よりも2年前に第1回が開催。場所は文京区の全ラ連(現全国家電会館)。中央通り沿いに面したビルで秋葉原と御徒町の間ぐらいの所のビルにて開催されたそうです。
昭和46年(1971年)からは有楽町の交通会館で開催。
昭和52年(1976年)からは大手町・東京都産業貿易会館大手町会館で開催。
昭和57年(1982年)からは台東区浅草の都立産業会館にて開催。
昭和63年(1987年)からは浜松町の東京産業貿易センタービルにて開催。
マーク金井は1987年にゴルフ業界に入ったので、浜松町で開催されたゴルフフェアから見学に行ってます。当時はビルの会議場みたいな所で、ゴルフ関係者の内輪の集まりという感じでした。一般の見学者はほとんどいなかったのを記憶しています。
そして、平成6年(1994年)から3年間は晴海の東京国際見本市会場にて開催。平成9年(1997年)からは有明の東京ビックサイトにて開催となって現在に至っています。
こうやって振り返ってみると、ゴルフフェアに行くようになって25年以上立っています。あっという間の25年間でしたが、今回は自分が作ったクラブ、そしてゴルフ用品がメーカーブースに展示されます。ゴルフクラブ関連はLynxさんのブース、ゴルフサプライはタバタさんのブースに出ています。そして、ひょっとしたらマーク金井のヘッドカバーもホクシン交易さんのブースで出展されているかもです(笑)。
今日からは関東地方は降雪、そして荒れ模様になりそうですが、幸いなことにビックサイトは室内展示場。行き帰りのアクセスはちょっと大変ですが、いったん会場内に入ってしまえば快適な空間でゆったりすごせます。
25年前に自分が設計したプロダクトがゴルフフェアに出品されるなんて、夢にも思いませんでした。とりとめもないブログになりましたが、皆さん、ゴルフフェアの会場でお待ちしてます。ふるってのご来場よろしくお願いします〜。
すでに雪がガッツリ降ってますので、車よりも電車の方が良いかと思います。足元の悪いので、オイラはゴルフシューズで現地に向かいます〜(笑)
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2014年02月10日今どきのアイアン53本を打ってみて、アイアン選びの基準が見えた
この週末、関西から関東エリアにかけて記録的な大雪が降りました。都心は電車が至るところで遅延、運休。道路も封鎖された所が数多く、ゴルフ場もスキー場のような状態に陥りました。昨夜は冬季オリンピック開催地のソチよりも神田の方が雪がはるかに多かったです(笑)
さて、今日のエントリーはいまどきのアイアンについて。
先週、GDOが主宰している「HOTLIST2014」の仕事でアイアン53本を1日で一気に打ちました。ゴルフショップに並んでいるアイアン、そしてこれから発売予定のアイアンをじっくり打ち比べました。T島ブログでも書いてますが、あらゆるクラブの中で一番難易度の差が出るのがアイアンです。初心者向けに作られたアイアンと、昔ながらのマッスルバックを打ち比べると、「なんだこりゃ~」ってくらい難易度(やさしさ)が異なりました。やさしさ重視のアイアンと見た目が格好いいマッスルバックのアイアンを打ち比べると、
ハーフ2〜3打!!
スコアが変わるでしょう。マッスルバックのアイアンにももちろんメリットはありますが、普通のアマチュアがベストスコアを更新したいのであれば、見た目を犠牲にしてもやさしいアイアンを使った方が、短時間でベストスコア更新できることが確認できました。ちなみに、男子ツアーでも塚田好宣プロはやさしさ重視のPINGのG25を使っています。
そしてアイアンを53本打ってみて、もうひとつ確認できたことがあります。それは、アイアン飛距離というのは‥‥
ロフトで決まる!!
ということです。今回、53本のアイアンを打ちましたがいずれも7番アイアン。クラブヘッドはすべて「7番」で統一されていましたが、ロフトはモデルによってかなり異なりました。ロフトが少ないモデルと、ロフトが多いモデルを比較すると‥‥
同じ7番なのにロフト差は最大で「8度」もありました。8度というとアイアンの番手で言うと2番手分違います。アマチュア向けアイアンはロフトが立つ傾向がありますが、ロフトがここまで違うと同じクラブを打っている感じはしません。eggの方はクラブの長さが短い5番を打っている錯覚に陥りました。
53本打ってみて分かったことは、ヘッドの大きさとロフト角にはかなり密接な関係があることです。
ヘッドが小ぶり=ロフトが多め(32〜35度)
ヘッドが大ぶり=ロフトが少なめ(27〜31度)
例えば、タイトリストの場合、アイアンを6種類ラインアップしていますが見事なぐらいヘッドサイズとロフトが比例しています。
ワールドワイドモデル
714MB 35度
714CB 34度
AP2 33度
AP1 31度
他のメーカーもほぼ似たような感じで、やさしさをアピールしているアイアンほどロフトが少ない傾向があります。やさしさとはミスに対するやさしさもさることながら、やさしく飛ばせるようにロフトを立てているわけです。そして、やさしさをアピールしているアイアンの多くは、モデルチェンジごとにロフトを少しづつ立てる傾向があります。ロフトを立てることが「さらなる飛び」に直結するからです。
ただし、ロフトを立てるとデメリットもあります。ロフトを立てるとボールが上がりづらくなりますし、いつまでもロフトを立て続けることはできません。7番のロフトは27〜30度ぐらいが限界でしょう。それよりもロフトを立ててしまうと、アマチュアのヘッドスピードだと、地面から打った時にボールが上がりづらくなるからです。
アイアンを選ぶ基準はいくつもありますが、まずはヘッドの大きさとロフトの関係を知っておいて下さい。飛距離が出るアイアンほどロフトが立っていて、飛ばしやすい反面、ボールが上がりづらくグリーンに止まる球が打ちづらくなるます。ロフトと飛距離の関係については、次回じっくり説明しましょう〜。
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見栄を取るか?、アシスト機能を取るか?マーク金井が設計したリンクスSSアイアンは、マーク金井の考えるアシスト機能満載です。ライ角も調整できる、シャフトバリエーションも豊富
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