1月もあっという間に昨日で終わりました。今日はすでに2月です。2月は普段よりも日数が短いので、これまたあっという間に過ぎそうですが、2月も毎週欠かさずスノボに行きます。2月はもっとも寒い時期でゴルフには厳しい季節ですが、スノボには絶好のコンディション。1月は6回ガーラに行きましたので、2月も6回を目標にガーラに行きたいと思っています。
そんなスノボ大好きなマーク金井ですが、スノボをしててもゴルフのことは片時も忘れたことはありません。スノボの板はゴルフのシャフトとかなり共通していることがわかりましたし、スノボの技術習得はゴルフの技術習得とかなり類似点があることも、実感しています。そしてスノボの行き帰りの新幹線では、これまたゴルフに役立つ書籍を読んでいます。最近では、「こりゃ、スノボ、ゴルフにも共通している」と思ったのが、この本。
「街場の戦争論」内田樹著(ミシマ社)
タイトルは戦争論となってますが、中味はいろんなテーマについて書かれてます。中でも、興味深かったのは第四章の「働くこと、学ぶこと」。著者の内田さんは合気道の師範を務めておられ、そこで教える(学ぶ)ことについて、ユニークな考察をされています。教え方については、手取り足取りよりも、伝える言葉が大事だとおっしゃってます。指導ではしゃべり続けているそうです。例えば、
経験的には「そこにないもの」を想像してもらう方が効果的です。例えば、徒手の技なのに、「太刀をを切るように身体を使う」という支持を出す。手の内に柄があり、刃筋があり、切っ先がある。それを意識して身体を使う。刃筋が空気を切り裂き、切っ先が畳にずぶりと突き刺さる。そういう想像上の感覚に集中してもらう。そうすると身体が解放される。
言葉による指示が上手くいったのに、こういう例があります。「ゼリーが詰まったプールの中を手探りで前に進むように」という指示です。ただの水ではなく、ゼリーというのがかんどころです。(中略)
「生まれてから一度もしたことがない動作」を要求する状況設定を次々と思いつかないといけない。僕が身体技法の指導者として余人に勝る点があるとすれば、「ありえない比喩を次から次へといくらでも思いつける才能」がそれではないかと思います。
(以上、「街場の戦争論」から引用)
スノボにしてもゴルフにしても、初心者にとっては未知なる動作です。内田さんの言葉を借りれば、未知なる動作を身に付けるには、経験したことがある動作よりも、生まれてから一度もしたことがない動作、しかもそれがイメージできる動作を伝えること。この言葉を目にした時、かなり腑に落ちました。ゴルフでこのような指導をしている人はあまりいないと思います。でも、これは初心者には非常に役立つアドバイスかなと思います。
おっと、かなり前置きが長くなりましたが、今日のエントリーはゴルフ新規参入者を増やす方法についてです。ゴルフ業界でも「業界活性化」についていろんな提案、いろんな試みがなされてます。ゴルフ人口が減少するのに歯止めをかけるには、新規参入者を増やすことが必要不可欠だからです。
では、どうすれば新規参入者を増やせるのか?
この答えもガーラ湯沢にありました。新規参入者を増やすには、まずはガーラの真似をすることです。具体的に言うと、
・レンタル
・専用エリア
・公共交通機関
・トータルコスト
ガーラ湯沢は駅の改札口とスキーセンターが直結し、スキーセンターを入ってすぐの所に巨大なレンタルエリアがあります。ゴルフ場に例えるならば、受付の真横にレンタルエリアがある感じです。そうです、ガーラはレンタルありきでスキー場が運営されています。
今のところ、国内のゴルフ場でレンタルありきの所は皆無です。ちなみに米国の場合、リゾートエリアのゴルフ場とかにいくと、レンタルが充実しているゴルフ場が結構あります。例えば、PGAショーでお馴染みのオーランド(フロリダ州)のゴルフ場だと、ナイキやテーラーメイド、キャロウェイといった大手メーカーのわりと良いクラブがレンタル品として容易されています。
ハワイのコ・オリナゴルフ・クラブ のレンタルクラブはテーラーメイド!
新規参入者を本気で増やしたいと思うのであれば、ガーラのようにクラブハウスの一番目立つところに、そして一番大きなスペースを取ってレンタルエリアを作ること。これだけでも新規参入者にとっては、かなり行きたくなるゴルフ場になります。
ふたつめは専用エリア。スキー場には初心者エリアがちゃんとあり、初心者を対象としたレッスンも常設されてます。ゴルフ場もしかり。初心者専用コースを用意したり、初心者を対象としたレッスンを常設するだけで、新規参入者は行きたくなります。例えば、27ホールのコースならば、18ホールを通常コース、9ホールを初心者専用コースにすれば、初心者も中上級者も共にゴルフを楽しめます。
3つめは公共交通機関。ガーラの魅力は駅が、そのままスキーハウスになっていること。車で行くよりも電車で行った方が便利という希有なスキー場です。このしくみは実に新規参入にとって行きやすい。
ガーラ湯沢は東京駅から新幹線で最速77分で行ける
ゴルフでこれと同じことをやるのは簡単ではありまえんが、スキー場にできてゴルフ場にできないといいうことはありません。ガーラの場合、越後湯沢駅からわざわざガーラ湯沢に向けて新しく線路を引いてます。JRに限らず、私鉄沿線でもいいから、ゴルフ場に直結する線路を引くことができれば、そのゴルフ場は新規参入者にとってかなり魅力的なゴルフ場になります。代案としては、ターミナル駅からゴルフ場にダイレクトでいけるバスの運行。東京駅とか新宿駅、渋谷駅や上野駅からゴルフ場にいける定期運行バスが出れば、新規参入者にとって行きたくなるゴルフ場になると思います。
最後のトータルコストですが、ガーラの場合、往復新幹線とリフト券が込みで平日1万円前後、土日で1万2000円前後。ちなみに、新幹線でガーラ湯沢まで往復すると1万3000円ぐらいかかります(いずれも東京駅からの利用)。スキー場は都心から遠いこともあって交通費が結構かかりますが、ガーラの場合はJRが経営していることもあって、かなり割引されています。ゴルフはプレー代がかなり安くなってますが、反面、格安コースは都心から遠いです。電車利用だと交通費がかさみます。なので、安いゴルフ場に行っても、トータルコストはかなりかかります。JRもしくは私鉄、バス会社とタイアップし、トータルコストをガーラ湯沢ぐらいに抑えることができれば、新規参入者にとって行きたくなるゴルフ場になるでしょう~。
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