カテゴリー: 新製品情報
2013年11月21日BSツアーステージXドライブGR 超私的インプレ!!
ドライバーの最新モデルもほぼ出揃いました。マーク金井もほぼ試打を終えてますが、買わずに入られなくなったのは2モデル。ブリヂストン ツアーステージXドライブGRとヤマハ インプレスリミックス02。誰が打っても飛ぶドライバーというのはありませんが、この2本については多くのゴルファーが「さらなる飛び」を実感できるでしょう。そこで今回のエントリーは超私的なGRの試打レビュー。
GRとは「Generate Reaction Desin」‥‥反動を引き起こすという意味だそうです。ちなみに、前作までのGRとは「Grabity Revolution」。名前は変わってませんが、クラブ作りのコンセプトはガラっと変えてきています。
さて、このGR。インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の収録でも取り上げましたが、宮里藍ちゃんが試打するや即座にトーナメントで使用したとのこと。クラブをなかなか替えない藍ちゃんがベタ惚れしたドライバーです。ガチガチのプロモデルではないにも関わらず、すでに17名のBS契約プロがすでに使っているそうです。マーク金井は神田のスタジオで試打してみたら、1発目からボール初速がかなり出ました。45.5インチの長さで初速が70m/sを楽に超えましたが、打った本人が一番驚きました。
メーカー側の資料を見ると、高初速と高打ち出しをアピールしています。
ヘッドはフルチタンですが、クラウン前方の内側にスリット(溝)が2本
1本入っています。これによりインパクトではソール側よりもクラウンが多くたわみ、打ち出し角が高くなる効果を狙っているとのこと。打ち方によっても若干変わりますが、このたわみで打ち出し角が0.5度前後高くなるそうです。初速についてはなぜかヘッドではアピールしていません。シャフトを少し軽量化することと中間部分の剛性を上げることで「弾き感」をアップさせ、前モデル対比で0.8m/sヘッドスピードが上がり、それによってボール初速がアップしていると謳っています。試打した感じでは、純正シャフトはツアーADのMTを少しマイルドにした感じ。手元側が適度にしなるシャフトなので、タイミングが取りやすく仕上がっています。
試打クラブを入手したのでヘッドを計測してみると‥‥
ヘッド重量 197g(スリーブ込み)
重心距離 36.5ミリ
重心深度 34.5ミリ
重心アングル 24.5度
リアルロフト 11.25度
フェース向き +0.75度
昨日、赤羽の薄暮でGRをフィールドテストしまいた。シャフトは純正ではなくてアナライズのW65。硬さはSR相当。GRのイメージカラーであるイエローバージョンを装着。手前味噌ですが、ヘッドとシャフトのカラーリングが見事にマッチしています。クラブスペックは‥‥
総重量 318.8g
バランス D3
長さ 45.5インチ
振動数 242cpm
10番ホールは荒川に向かって打つ真っ直ぐなホール。W65を装着したGRを打つのはこれが初めてにも関わらず、いきなり芯を喰ってフェアウェイど真ん中にナイスショット。セカンド地点からブッシュネルで計測してみたら、飛距離は275ヤード。軽いフォロー風にも助けられましたが、申し分ない飛距離です。コースでは3ホールの使用となりましたが、いつもよりキャリーが5ヤード以上伸びている感じです。それでいて吹き上がりません。2400~2600回転ぐらいです。重心距離もそれほど長くないのでしょう。捕まりも悪くない。平均よりも良い部類です。ノーマルポジションだとフックフェースが少し気になりますが、今回のGRは可変機能付。カチャカチャでフェース角をスクエアに調整すれば、リアルロフトも10.5度にぐらいになるでしょう。これでちょうどいい感じに仕上がります。
ヘッド重量を考えるとGRの長さは45.5インチぐらいがベストでしょう。ノーマルポジションだとフックフェースなので、スライサーはノーマルポジションから捕まるポジションで調整するのがお勧め。対して、フックフェースが構えづらい人や、フッカーは捕まらないポジションに調整することで、より扱いやすさが増してくると思います。
シャフトにこだわる人はカチャカチャでポジションを変更する場合、リアッセンブルをお勧めします。マーク金井はポジション変更した場合、シャフトをいったん抜き、調整したポジションに対してシャフトを装着し直します。シャフトの向きが変わるとロゴの位置が変わるだけでなく、シャフトのしなり具合も少し変わってくるからです。カチャカチャ式ドライバーを本当に上手く使いこなすには、この手間を省かないことが極めて重要なんです~。
(▼▼)b
PS.シャフトのリアッセンブル。可変式ドライバーのフェース向きフィッティングはアナライズで承っております。GRにベストマッチのW65イエローバージョンも限定発売を予定しています~。
僕作った新しい練習器具 スーパーシャット君販売を開始しました。自宅で練習できる練習器具です。シャットフェースも覚えられます。長尺ドライバーもこれで打ちこなせませす
こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)
2013年11月19日最新ドライバー用シャフト、プチ試打インプレッション!!!!
国内男子ツアーもいよいよ大詰め。今週はダンロップフェニックスが開催されますが、ネット対応も万全。PCサイトだけではなくてスマホの公式アプリもちゃんと用意されています。昨年はルーク・ドナルドが日本ツアーで初優勝。
連覇を目指してルークは今年も参戦します。全米プロを制したキーガン・ブラッドリー、そして大ベテランのトム・ワトソンも招待選手として出場します。
ツアーも大詰めですが、ゴルフ用品の新製品投入もそろそろ大詰めになってきました。12月のボーナス商戦に合せるべく2014年モデルの新商品はほぼ市場に出揃ってきました。テーラーメイド、キャロウェイ、タイトリストの外ブラ御三家はもとより、ダンロップ、ブリヂストン、ヤマハ、マルマン、ヨネックス、プロギアといった国内メーカーも次々と新しいクラブを投入。そして、最近は新製品にシャフトメーカーの新製品を投入するのが当たり前になってきました。今年、カスタムシャフトとして人気があるのが、
フジクラ ニュースピーダー
ツアーAD MTシリーズ
三菱レイヨン ディアマナWシリーズ
USTマミヤ アッタスGOGO
この4機種です。メーカー主力ドライバーには、これらのシャフトがカスタム対応で装着されることが多いです。そこで今回はこの4大シャフトの特徴について項目別に分析していきましょう。
まずはフィーリング。シャフトは「弾き系」とか「粘り系」という風にジャンル分けされていますが、両者の違いは中間剛性にあります。マーク金井は中間部分の剛性分布でジャンル分けし、中間剛性が高い(手元側に対して)ものを「弾き系」、中間剛性が低い(手元側に対して)ものを「粘り系」とジャッジしています。
弾き系はツアーAD MTとディマナW
粘り系はニュースピーダーとアッタスGOGO
ニュースピーダーは「弾き系」と感じる人も多いですが、中間剛性は決して高くありません。しなり戻るスピードが速いから「弾く」と感じる人も多いですが、シャフトの構造(挙動)から考えると粘り系です。ただし、粘り系ですがしなり戻りが非常に速いシャフト。マーク金井はこのシャフトを「走り系」と表現しています。
次に、調子。
手元調子 ディアマナWシリーズ
中調子 アッタスGOGO
中調子 ツアーAD MT
先中調子 ニュースピーダー
MTとアッタスGOGOはどちらも中調子ですが、シャフトの挙動は正反対です。GOGOは中間剛性が低い中調子なのに対して、MTは中間剛性が高い中調子です。中調子のシャフトには中間がしなるタイプとしならないタイプがあります。どちらが合うかがスイングタイプによって異なりますが、一般的には中間がしなるタイプはタイミングが取りやすく、シャフトの挙動も穏やか。ミスの許容範囲も広め。シャフトが余計なことをしません。しなりを感じやすく、ムチのような挙動です。対して、中間がしならないタイプは弾き感があって飛距離性能にすぐれる反面、ミスの許容範囲が狭め。シャフトのしなり感も少ないので、ゴルファーによっては棒を振っている感じになります。
次に、捕まり
捕まりがいい ニュースピーダーとツアーAD MT
捕まりづらい ディアマナWシリーズとアッタスGOGO
捕まりは先端剛性の影響が大きく、先端側が軟らかいほどヘッドが返りやすくなって捕まりが良くなります。そして、捕まりが良いシャフトはボールが上がりやすくなってきます。
ざっとこんな風にジャンル分けしました。ここのシャフトについてはGDOの試打インプレッションで詳しくレポートしてます(していきます)のでそちらをご覧になっていただけると助かります。
そして大事なことを付け加えると、シャフトはエンジンではありません。クルマに例えるならば変速機のようなモノで、タイミングに多大な影響を与えるパーツです。シャフトを替えたら飛距離が伸びることが多々ありますが、それはゴルファーがタイミングが取りやすくなった分だけエネルギーロスが減ったからです。自分でヘッドスピードを出せる人は叩けるシャフトを使った方が飛ぶのもしかり、シャフトのしなり戻るが速いシャフトを使った方が飛ぶのしかり。
タイミング良く振り切れるシャフト、スイングが良くなるシャフトに出会えたら、それだけでドライバーの飛距離は10ヤード以上伸びてくるでしょう。
おーっと、昨日エントリーの続きを書くのをすっかり忘れてました。レイドオフ&シャットフェースの作り方は明日アップします~。
(▼▼)b
僕作った新しい練習器具 スーパーシャット君販売を開始しました。自宅で練習できる練習器具です。シャットフェースも覚えられます。長尺ドライバーもこれで打ちこなせませす
こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)
2013年11月12日ゴルフは重心距離を制する者がスイングを制する!!
サーバー移転時の不都合があり、ブログ更新時にメールを送るシステムがうまく作動しておりませんでした。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
ご登録いただいても、メールが来ない方、旧ブログでご登録いただいた方、お手数で申し訳ありませんが再登録をお願いします。
毎年、毎年、この時期には新しいクラブが次々と登場します。12月のボーナス商戦を狙っているのだと思いますが、今年も数えるのが大変なくらい新作クラブが登場し、すでに数えるのが大変なくらい新作クラブを試打しました。新作クラブの試打はゴルフ雑誌とっても目玉企画。この時期はマーク金井もいろんな雑誌で人間試打マシーンになってお手伝いをしています(笑)
そして試打の仕事をしていると必ず聞かれるのが‥‥この一言。
そんなにたくさんのクラブを打ったら、
スイングがおかしくなりませんか?
確かに、クラブが変われば打ち方も変わってきます。ゼクシオとタイトリストのマッスルバックとでは、同じ打ち方にはなりません。職業病と言ってしまえばそれまですが、クラブを手にしたら、無意識の内にクラブが求める打ち方になります。具体的に言うと、マーク金井はクラブの重心距離(つかまり具合)に合わせてスイングを微調整しています。例えば、マッスルバックと今どきの大型ヘッドキャビティを比較した場合、
マッスルバックの重心距離 32~36ミリ
大型キャビティの重心距離 38~44ミリ
マッスルバックと大型キャビティの重心距離は10ミリ以上異なる場合があるのです。ここまで重心距離が変わればヘッドの挙動も全然違ってきます。マッスルバックを打った直後に大型キャビティを打てば捕まりづらく感じますし、大型キャビティを打った直後にマッスルバックを打てば捕まり過ぎて引っかかりやすくなるのです。もちろん、1発打てば重心距離の違いを感じ取れるので、すぐにクラブに適した打ち方になります。
さて、この重心距離。
ゴルファーによって心地良い重心距離は異なります。そして重心距離が短いアイアンに慣れている人は、重心距離が長いアイアンは打ちづらいと感じます。
逆はあまりありません。重心距離が長いアイアンに慣れている人は、重心距離が短いアイアンを使ってもあまり違和感を感じません。重心距離の長いクラブに慣れると、重心距離に対するキャパシティが広がるからです。
マーク金井はいろんなクラブを試打した後は、オーバーホールの意味を兼ねて、神田のスタジオでスーパーシャット君でボールを打ちます。昨日のブログでも書きましたが、スーパーシャット君の重心距離は‥‥
約50ミリ。
これは大型キャビティ、460CCのデカヘッドよりも重心距離が長いです。
すべてのクラブを調べたわけではありませんが、恐らくもっとも重心距離が長いゴルフクラブでしょう。スーパーシャット君でストレートボールを打つ練習、インパクトでフェースをスクエアに戻す練習をすれば、フェースをシャットに使う感覚を養えます。加えて、どんなに重心距離が長いクラブを試打しても違和感なく対応できるからです。
スーパーシャット君は重心距離が長いだけでなく、重ヘッド、重グリップが装着された短尺クラブです。手先でヒョイと振れません。体をしっかり使ってスイングする感覚も取り戻せます。ロフトは7番アイアンと同じですが、ヘッドは通常の7番よりも約100g重く、グリップは通常のグリップよりも約20g重くなっています。アマチュア向けの軽いクラブをたくさん試打すると知らず知らずの内に手打ちになってくるのですが、それを払拭するのにもスーパーシャット君は役立ってくれます。
ゴルフスイングはクラブの影響を少なからず受けます。マーク金井はFBにも定期的に自分のスイングをアップしていますが、その時に手にしているのはいつも短尺アイアン。かつて雑誌の記者時代、ジャンボ尾崎プロが短いクラブを使ってスイング作りしているのをヒントに、マーク金井もスイング作りで短尺アイアンを使うようになったのです~。
(▼▼)b
スーパーシャット君にご興味ある方↓こちらをクリック
こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)
2013年11月11日短尺アイアンの2代目「スーパーシャット君」がついに完成!!
マーク金井ブログの更新をメールでお知らせしています。
このブログ画面の右上からご登録ください
旧ブログでご登録いただいた方、お手数で申し訳ありません
が再登録をお願いします。
先週は毎日のようにゴルフ場で新しいクラブを試打しまくったマーク金井ですが、夜の時間帯は原稿執筆とパソコンの引っ越し作業に時間を取られまくってました。Windows8搭載のレッツノートと、Retinaディスプレイ搭載のMacBookProを買いました。毎度のことながらパソコンは初期設定、そしてソフトのインストールに時間が半端なくかかります。今回もMacBookProの方は、OSがアップデートされたことで(ソフトが対応してなくて)予想以上に手間取りました。
ゴルフクラブに比べると、パソコンは新しくなるとその違いを実感できます。Windows8は使い勝手が劇的に変わりましたし、新しいMacBookProのディスプレイは劇的に綺麗になりました。アナログと地デジぐらい見栄えガラッと変わりました。Retinaを一度観てしまうと、もう古いMacBookProの画面に戻れません(笑)
そして、ガラッと変わった言えば、マーク金井が練習で使っている短尺アイアンもガラッと仕様変更しました。これまでのレッスンワンではなくて、スーパーシャット君という練習用の短尺クラブを使っています。
さて、このスーパーシャット君。
長さや重さは旧モデルと同じですが、ヘッド形状をガラッと変えています。マーク金井が設計でこだわったのが重心距離です。
レッスンワン(旧モデル) 重心距離 約36ミリ
スーパーシャット君(新モデル) 重心距離 約50ミリ
レッスンワンはマッスルバック形状ということもあって重心距離は短めでした。対して、スーパーシャット君はわざと重心距離を長く設計しています。理由は単純、今どきのドライバー、アイアンの多くは重心距離が40ミリ以上あります。長重心距離のクラブを上手く使いこなすために、スーパーシャット君はわざと市販クラブよりも重心距離を長くしているのです。
そして、スーパーシャット君はバックフェースに仕掛けを作りました。バックスフェースの中央は円形になっていますが、ここにボールが乗っけられるようにデザインしました。テークバックでフェースをシャットに使う感覚を養うためです。
先週発売の週刊ゴルフダイジェストや週刊パーゴルフで、レッドベターはフェースをシャットに使うことをレッスンしていましたが、これは今どきのクラブ(重心距離が長いクラブ)に適したものです。重心距離が短いクラブはテークバックでフェースを開き、フェースの開閉を利用して打つのに適していますが、重心距離が長いクラブではこの打ち方は適していません。重心距離が40ミリを超えてくると、テークバックでフェースを開いてしまうとフェースが開いたままインパクトを迎えたり、振り遅れやすくなるのです。クラブ設計家の竹林隆光さんも重心距離が変われば、スイング理論も変わるとおっしゃってます。
もちろんマーク金井も、スイング理論はクラブありきだと思っています。練習クラブもしかり。重心距離の長さをしっかり感じることができる練習クラブを使った方が、今どきのクラブに適したスイングを身に付けられます。
テークバックでフェースが開いてしまう人の場合、フェースをシャットに使う感覚というのはものすごく違和感があります。それを解消するためには、こんな感じで‥‥
テークバックでフェースが地面を向けるぐらいことをやって下さい。シャフトが地面と平行の時には、バックフェースにボールが乗っかるぐらいでちょうどいいのです。そして、テークバックの後半ではフェースひっくり返し、フェースを空に向ける。宮里藍ちゃんのようなトップが理想的です。
昔はシャットに上げると「引っかかる」と言われてました。確かに、重心距離が短いクラブでシャットに上げると捕まり過ぎて、引っかかりやすくなるのは事実です。しかし重心距離が長いクラブでは、シャットに上げた方がフェースの向きをコントロールしやすく、ショットの方向も安定してきます。そして何より捕まりのいい球がやさしく打てます。
今どきのクラブが何故か上手く使えない。
やさしいと評判のクラブを使っているのに方向性が安定しない。
アイアンを替えたらやたらと右にスッポ抜ける。
デカヘッドのドライバーだとコスリ球を打ってしまう。
この手のミスに悩まされている人の80%以上は、テークバックでフェースが開いています。シャットフェースとは逆のオープンフェースのトップになっていると思って間違いありません。今どきのクラブは慣性モーメントが大きくてミスに強いですが、重心距離が長いのが特徴です。今どきのクラブは、テークバックでフェースを開くと途端に扱いづらくなることを、ぜひとも覚えておいて下さい~。
(▼▼)b
こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)
2013年10月10日NEWグローレ マーク金井的な記者発表レビュー
ー昨日(10月8日)は、テーラーメイドの新製品記者発表が六本木1丁目の泉ガーデンで開催されました。9月13日に発売されたSLDRのフェアウェイウッドとユーリティが追加発表。そして、新アイアンの「Speed Brade(スピードブレード)」もデビュー。これはツアープロにも使用者が多い「ロケットブレイズ」アイアンの後継モデルです。
そして、そして、テーラーメイドの日本限定ブランド「グローレ」が約2年ぶりにモデルチェンジ。同社の中で「グローレ」は、米国にはないプレミアム層獲得のために投入されたブランド。モンスターブランドである「ゼクシオ」と真っ向から勝負するために登場したブランドです。青木功プロがプレゼン開場で「鍛造フェース」を強調してましたが、初代グローレのヘッドは遠藤製作所で作られているとも言われています。女子プロゴルファーの使用率もNo.1で、最近はシニアツアーでの使用者も増えてきました。マーク金井も試打して気に入って、エースドライバーとして使用するだけでなく、アナライズのシャフト試打用としてもグローレを使っています。
さて、このグローレ。
ゼクシオのライバルブランドですが、モデルチェンジのベクトルはゼクシオと正反対です。ゼクシオは初代モデルからのイメージを踏襲しつつ、新たな機能を加えていきます。ビジュアル的には旧モデルと現行モデルの差は大きくありません。そして、メインユーザーである団塊世代の高齢化に合せ、クラブそのもののも高齢化しつつあります。
対してグローレの場合は、「何だこりゃ!!」とユーザーを驚かせるぐらいクラブそのものを変えてきました。デザインをガラッと変えただけでなく、クラブそのものもガラッと変えてきました。具体的に言うと、
フェース素材がチタンからカーボンに変更!!
ヘッドの色が白からダークシルバーに変更!!
ソールに刻まれる「GLOIRE」、イメージキャラクターであるライオンは同じですが、それ以外は旧モデルを踏襲している所はほとんどありません。
素材
形状
デザイン
すべてが刷新されて2代目グローレは登場しました。ゼクシオのライバルモデルなのでアンダースペックに作られていますが、ゼクシオに比べると極端にはなっていません。
ゼクシオ8
長さ 45.5インチ
総重量 272g(Rシャフト)
NEWグローレ(2代目)
長さ 46.5インチ
総重量 288g
2代目グローレの方が1インチ長くて、16g重くなっています。ただしグロレーは60度測定法で計測しているので、実際の長さは46インチ(ヒールエンド計測)。NEWグローレはゼクシオよりも0.5インチ長くて、16g重くなっています。
そして、NEWグローレの最大特徴は‥‥
カーボンフェース
限定発売されたグローレリザーブ同様のカーボン系素材がフェースに採用されていました。グローレリザーブは、以前の記事でも紹介したように ,70層ものグラファイト・コンポジットプリプレグを採用。チタンに変わる素材だそうです。このフェースにするメリットは、フェースを大きく設計できることによるスイートエリアの拡大です。フェースの厚みを計測してみると‥‥なんと‥‥
64ミリ!!!!!
もありました。一般的なドライバーの場合、フェースの厚みは54ミリ前後なのを考えると超ディープフェースです。普通のティアップだとフェースセンターでボールを捕えることが非常に難しくなります。上手く打つには高いティアップが求められるドライバーです。
デザインに関しては、なんと入ってもカラーリングがガラッと変わったことでしょう。テーラーメイドは白いヘッドを流行らせましたが、R1の登場以降は、白はありません。SLDRはダークシルバーでした。NEWグローレもSLDRと比べるとちょっと風合いが異なりますが、ヘッドはメタリックシルバーに塗られています。加えて、クラウン後方ヒール側には派手なグラフィックが施されています。メーカー側はこれを
上質感と構えやすさを向上させるデザインとアピールしています。
グローレはドライバー以外にも、FW、UT、そしてアイアンもモデルチェンジがなされ、FWのフェース素材はチタン、UTのフェース素材はステンレス。
ヘッドによってフェース素材を変えています。アイアンについては、ソールに「スピードポケット」と呼ばれる溝がほどこされ、これが反発アップ、芳香性の安定につながると強くアピールしています。ソールには20gのタングステンが埋め込まれ、低重心なことも謳っています。
カーボンフェースが採用されたNEWグローレ。テーラーメイド契約の女子プロの間では非常に評価が高く、前作よりもやさしく飛ばせるとコメントを残しています。カーボンフェースによる打音の変化についてはほとんどコメントがありませんでしたが、プロモーション動画を見る限りでは、前作に比べると今回のグローレは音が静かになっています。
2代目のグローレは初代を上回るのか?
その答えは半年後ぐらいにハッキリ数字となって出てくるでしょう。
(▼▼)b
アナライズからのお知らせです 1年半にわたってお世話になった アナライズ楽天市場店は10月末を持って閉店致します。今後は11月1日にリニューアルして新しくなったアナライズショップが物販していきます。オープニングに合せてゴルファーをワクワクドキドキするようなアイテムを多数ご用意致します~。
楽天から本サイトへ移行してお買い上げ頂いた方、乗り換えキャンペーンやります! 購入の際備考欄に「楽天からの乗り換え!」とご記入いただければもれなく↑の野村タケオさんデザインのステッカー差し上げます!!(ステッカー無くなり次第終了します)
このステッカー貼ってると、ホールインワン出まっせ~ (▼▼)b
PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。
興味ある方写真をクリック!!