カテゴリー: 新製品情報
2018年01月23日超私的な考察 打点が左右に外れた時、なぜロボットと人間とでは違う結果になるのか!?
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明日からゴルフの竪琴販売再開します!
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到着が少し遅れる可能性がありますので、ご了承いただければと思います)
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昨日の関東エリアは記録的な大雪。アナライズの地元、神田も夜には雪国と見間違うぐらい雪が積もりました。首都圏では首都高が至る所で通行止めになり、電車も大幅に遅れ、加えて空の便もほとんどが欠航になってしまいました。
さて、今週はいよいよPGAマーチャンダイジングショーが開幕します。フロリダ州オーランドのコンベンションセンターで開催されますが、ここに国内外のクラブメーカー、アパレルメーカー、そして練習器具やゴルフに関連する会社がこぞって出店します。今年、その数は1100を超えるみたいです。日本のゴルフフェアと違って一般の人は入れませんが、PGAショーには世界中のゴルフ業界人が集まります。
PGAショーで目立つのは大手クラブメーカーのブースです。ブースの面積が非常に大きいですしデコレーションも派手だからです。ネットで調べてみたら、今回もテーラーメイド、キャロウェイ、タイトリストのブースは面積が広くて目立つ場所に位置しています。
すでに米国メーカーは新製品を記者発表してますが、超私的に一番インパクトが強かったのはテーラーメイドの「ツイストフェース」。日本の記者発表では巨大なねじれたフェースがディスプレイされてましたが、恐らく、PGAショーでもこれと同じか、さらに巨大な「ツイストフェース」が展示されると思います。ねじれたフェースはビジュアルインパクトが強いですし、革新的なイメージをゴルファーに感じさせてくれるからです。
さて、このツイストフェース。
フェースのトウ側は通常よりも右を向き、かつロフトが増えるようにねじれています。対して、フェースのヒール側は通常よりも左を向き、かつロフトが減るようにねじれています。こういう風にねじることで、ゴルファーの左右の曲がりを軽減させることができるとメーカー側はアピールしています。
ツイストフェースを採用する上で、テーラーメイドが分析したのは。ゴルファーの打点位置のばらつきとロボットと人間が打った時の弾道の違いについてです。打点位置においては、ゴルファーは芯を外した時、「ヒールの下側とトウの上側に偏りやすい」という結果が出ているとテーラーメイドは分析しています。この結果については、かつてキャロウェイも同じ分析結果を出していました。打点位置が斜めにズレるのは、恐らくシャフトのトウダウンが少なからず影響しているのだと思います。
次に、テーラーメイドは打点位置が左右にブレた時、ロボット(スイングロボット)と人間とでは違う結果になったとコメントしてます。
ここ130年間、(パーシモン時代から)ドライバーはバルジとロールというテクノロジーを利用して曲がりを補正してきた。エンジニアは当然これを研究してきたが、バルジとロールがあるものは、我々がR&Dで使うテストロボットが打てば真っすぐ飛ぶ。いわば、テストロボットのために設計されていたと言っていい。ところが、人間では同じ結果にならない。バルジとロール以上に球が曲がってしまう。
(米国CEOデイビッド・エイプルズ氏、日本での記者発表時でのコメント)
これがツイストフェースを生み出すことのきっかけになったそうですが、では、なぜロボットと人間では、打点が左右に外れた時にボールの飛び方が変わってしまうのか?
この文言だけだと、「ロボットよりも人間の方がスイングが悪いから左右に曲がる度合いが大きい」と受け取られかねません。
しかしながらロボットのスイングと人間のスイングとでは根本的にやっていることが違うことを理解しておく必要があります。それは、、、、、、
ロボットはスイングが一定なので、アドレス時のボール位置をわざと変えることで打点位置を左右に外しています。対して、人間の方はというとボール位置が同じで、スイングの仕方が変わることで打点位置が左右に外れるのです。
意図しているのかどうか分りませんが、テーラーメイドはこの点についてはアナウンスがなされていませんでした。
大事な事なので繰り返します。ロボットは意図的にスイングを変えることができないので、球位置を変えることで打点位置を変えます。対して、人間は球位置が同じで、スイングの仕方が変わることで打点位置が変わってしまうのです。やっていることがまったく違うわけですから、ボールの飛び方が変わってしまうことは致し方ないのです。
ゴルフは物理ですが、今の所、スイングロボットは人間のように球位置が同じで打点位置を変えるなんて器用なことはできません。今回、テーラーメイドヒューマンテストの結果からフィードバックをしたクラブ作りをしています。これはデータ収集に時間がかかって非常に面倒ですが、非常に理に叶っていると思います~。
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2018年01月18日超私的な試打前インプレ テーラーメイド M3&M4のねじれフェースの効果とは!?
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米国PGAマーチャンダイジングショーのタイミングに合わせるかのように、米国大手メーカーが立て続けに新製品の記者発表を行なっています。キャロウェイゴルフは新ブランドのローグのドライバー、FW、UT、アイアン。ピンゴルフはG400MAXドライバーとG700アイアン、そしてテーラーメイドはM1&M2のリプレイスモデルとしてM3&M4を市場投入しました。
3つの記者発表すべてに出席しましたが、いずれのメーカーも新製品ではさらなる「飛び」をアピールしていますが、キャロウェイとピンの新しいドライバーは、ヘッドを大型化することで「さらなるやさしさ」を強くアピールしています。キャロウェイの場合、エピックスターに比べると、ローグの方が一回り投影面積が面積が大きく、ピンの場合も、G400シリーズに比べるとG400MAXの方が一回り投影面積が大きくなっています。「人は見た目が9割」ではありませんが、クラブも見た目が9割。どちらのモデルとも、ボールを打つ前から「ミスに強い」ドライバーであることが分かり、そしてどちらのモデルとも慣性モーメントが大きい分だけ直進性が高い弾道が打ちやすいことが分ります。
ただし、見た目に大きなヘッド(慣性モーメント)が大きいヘッドというのはクルマに例えるならば大型トラックと同じです。操作性が低くなるので、運転の仕方(スイングの仕方)にもコツがあります。そのコツがちゃんと分っている人が使えば、さらなる飛びとやさしさを享受できると思いますが、そうではない人には慣性モーメントの大きさを持て余し、振り遅れのミスが出たり、ボールが捕まりづらくなる可能性もあります。
キャロウェイとピンは従来モデルにバリエーションの追加というのに対して、テーラーメイドの新製品はモデルチェンジです。M1&M2の後継機種としてM3&M4が登場し、メーカー側もモデルチェンジしたことを強くアピールしています。そしてモデルチェンジの目玉として訴えているのが、、、、
ツイストフェース!!!!!
ツイストフェースを日本語に訳すると「ねじれたフェース」となり、実際、ねじれていることをメーカー側もアピールしています。フェース面というのは、従来の常識ではトウヒール方向にラウンド(バルジ)があり、上下方向にもラウンド(ロール)があります。分りやすくいうと曲面形状になっているのですが、ツイストフェースはこの局面を意図的にねじっているのです。具体的に言うと、
- フェースのトウ側はロフトが増え、かつフェースが右を向くようにねじれ、
- フェースのヒール側はロフトが減り、かつフェースが左を向くようにねじれています。
これによりどんな効果があるのかというと、フェースのトウ側でヒットした時、ロフトが減りづらく、かつボールが右に飛びやすくなります。フェースのヒール側でヒットした時はロフトが増えづらく、かつボールが左に飛びやすくなります。テーラーメイドは、これを意図的に狙いたいがために、意図的にフェース面をねじっているのです。
では、なぜフェース面を意図的にねじる必要があるのか?
テーラーメイドが公式にコメントしている文言は少し言葉が足りてません。超私的に言葉を付け加えるならば、、、
ゴルファーが芯を外して打った場合、次の傾向が見受けられる。フェースのトウ寄りにヒットしている時は、インパクトでフェースが被った状態(フェースが左を向いた状態)になっている。このため、フェースが被ってトウ寄りでヒットした場合、通常のゴルフクラブだとフェースが被っている分だけロフトが減ってボールが上がりづらくなり、かつフックの度合いも強くなる。ところが、フェースをねじってフェースのトウ側のロフトを増やして、かつフェース面を右に向けておくと、インパクトでフェースが被った状態になっていてもロフトが減りすぎないのでボールが上がりやすい。かつフェースが右を向いているので、フックの度合いも少なくなる。結果、左への曲がりを軽減できる。
逆もしかり。ゴルファーがヒール寄りでヒットしている時は、インパクトでフェースが開いた状態(フェースが右を向いた状態)になっている。このため、フェースが開いてトウ寄りでヒットした場合、通常のゴルフクラブだとフェースが開いている分だけロフトが増えすぎてボールが上がり過ぎる。かつスライスの度合いも強くなる。ところが、フェースをねじってフェースのヒール側のロフトを減らして、かつフェース面を左に向けておくと、インパクトでフェースが開いた状態になっていてロフトが増えすぎないのでボールが上がり過ぎない。かつフェースが左を向いているので、スライスの度合いも少なくなる。結果、右への曲がりを軽減できる。
フェースをねじってもギア効果は発生します。打点が左右にブレるとインパクトの衝撃でフェースが回転するからです。そして、ギア効果に関しては昔ほどは強くかかりませんが、それでもゼロはありません。今回のテーラーメイドのツイストフェースはこのギア効果を上手くコントロールするために考えられたアイデアだと思います。
ちなみに、実際のクラブに装着されるツイストフェースはプレゼンで使われたツイストフェースほどのねじれはありませんでした。目で見ても、手で触ってみても、フェースがねじれているのかどうかが、分るか分らないかのレベルです。実際のクラブに装着されるツイストフェースのねじれ具合は微細なのでちょっと安心しました。極端にフェースをねじってしまうと、ねじの境目に当たった時に、予想も付かない方向にボールが飛んでしまう恐れがあるからです。
ゴルフは物理です。
M3&M4のツイストフェースはどれぐらいショットに影響を及ぼすのか? 近々、神田のスタジオで、高速度カメラを使ってじっくりとテストしてみたいと思います~。
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2017年12月10日超私的なインプレッション iPhonexを3日間使ってみて分ったこととは!?
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練習器具ミシュラン 番外編 三枝こころさん出演編 公開開始しました
ゴルフの竪琴の今後の入荷状況ですが、残念ながら不透明です。状況が分かり次第告知します。入荷時期がはっきりしないので予約も受け付けておりません。ご容赦いただければとおもいます
(お問い合わせいただいても、申し訳ありませんがこちらも状況がわからないのでお答えできないのでご遠慮いただければ幸いです)
12月もあっという間に、今日で約3分1経過してます。国内ツアーは男女とも終わり、来年の出場権をかけたQTも終わりました。ゴルフクラブに関してもほぼ新商品が出そろい、タイトリストの新商品「VG3」も正式発表がなされました。このVG3、発表前にお忍びで拝借することができたので試打をしてますが、かなりポテンシャルが高いです。
最大の特徴はクラウン(ヘッド上部)の構造で、ヒョウ柄(正確にはチータ柄)のように丸い(円と楕円)穴が至る所に空いてます。穴をたくさん空けることで軽量化を測り、その上に薄いカーボンを重ねて貼り合わせることで強度を確保しています。
クラウンの軽量化自体は多くのメーカーが採用していますが、このような穴あきクラウンはVG3が初めて。重量を軽くするだけならばカーボンクラウンの方が有利なことを考えると、穴を空けてでもチタンを採用したのには、きっと何か理由があるのでしょう。詳しいインプレッションは追ってアップしますが、試打した感じではクラブのバランスの取り方が良くて振り抜きやすく、低重心効果で低スピン弾道で飛ばせます。個人的にはVG3は2代目の出来がすごく良かったですが、それを上回る手応えがありました。
そして、手応えつながりで言えば、3日前に購入したiPhoneXも予想を上回る手応えを感じています。iPhoneは初代、4S、6Sに続き、iPhoneXで4台目です。4Sを2年、6Sを2年使ってますので、恐らく今回のiPhoneXも2年は使うつもりです。買い換えた理由は以下の3つ。
・経年劣化でバッテリーの持ちが悪い(特に冬場はすぐにバッテリーが減る)
・Androidスマホ(ハーフェイP10プラス)に比べて画面が美しくない
・Androidスマホ(ハーフェイP10プラス)に比べてカメラのパフォーマンスが低い
カメラの性能に関してはiPhoneが劣るというよりは、P10プラスが良すぎます。ゴルフクラブに例えるならば、P10プラスのカメラは最新のVG3、iPhone6Sのカメラはパーシモンドライバーぐらい違います。この違いがあるために、スマホを2台持ちするようになりましたし、カメラを持ち歩かなくなりました。カメラに関しては持ち歩かなくなっただけでなく、手持ちのカメラを半分以上断捨離しました(笑)
予約後、約3週間後に手にしたiPhoneXはこれっ。
色はシルバー(背面がホワイト)、メモリは256G。カメラのスペックをざっと紹介すると、、
12MP広角カメラと12MP望遠カメラ
広角:ƒ/1.8の開口部
望遠:ƒ/2.4の開口部
光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム
ポートレートモード
ポートレートライティング(ベータ版)
デュアル光学式手ぶれ補正
6枚構成のレンズ
スペック的にはP10プラスとほぼ同じですが、一目惚れしたのがポートレートモード。SoftBankショップで試したのですが、背景のボケ具合が絶妙。簡単な操作でライティングを変えられ、P10プラスには装着されていない望遠レンズが付いているのもgoodです。
では、実際に使ってみてどうなのか?
すでにFBやInstagramにiPhoneXで撮影した画像をアップしてますが、iPhone6Sに比べると格段に綺麗な写真が簡単に取れます。色目はやや濃く、デジカメの設定で言うところの標準とビビッドの中間ぐらい。テーブルフォトに関してはフルサイズのカメラとまでは言いませんが、APS-Cやマイクロフォーザーズのカメラと比較してもまったく引けを取りません。
背景のボケ具合もイメージ通りでgood。もちろん、カメラが良くなっただけでなく、有機ELになった画面もクリアで視認性が上がり、かつ画像の描写も格段に良くなっています。
使い勝手に関しては、今のところまだ慣れてません(笑)。ホームボタンが無くなったことで、基本操作がガラッと変わったからです。電源オフ、スクリーンショットの取り方、強制終了、アプリの切り替える方法は「あれっ」ってくらい感じが変わりました。
バッテリーの持ちに関しては、新品ということを差し引いてもiPhone6Sよりも良くなった感じがします。サイズはiPhone6sよりも少し大きくなりましたが、グローブサイズが25の人間にとっては、なんとか片手で持って片手打ちができます。
iPhoneXのお値段は15万円弱。アップル価格と言ってしまえばそれまですが、Androidスマホ(特にファーウェイ)に比べると、割高感があるのは否めません。しかしながら、デザイン、質感(特に細部の質感)はアップルならでは。高いか安いかと聞かれたら、即座に「高い」と答えますが、「高くても欲しい」とも即座に答えたくなる仕上がりです。
3日間しかiPhoneXを使ってませんが、スマホのカメラの進化はとどまることを知りません。余計なお世話ですが、カメラ業界の行く末が心配です~。
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こちらまとめて販売再開!しました
イージーフレックスEF009アイアン、ウエッジ!!!再入荷!↓↓
アナライズオリジナル練習器具 「イージーフレックス EF009 7I+SW 2本セット」+ 解説DVD
アナライズオリジナル練習器具 「イージーフレックス EF009 SW」
アナライズオリジナル練習器具 「イージーフレックス EF009」+ 解説DVD
よろしくお願いします
2017年11月26日超私的な考察 スコアが良くなるアイアンに求められる性能・機能とは!?
11月27日21時から
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マーク金井ここだけの話 生配信します
ゴルフの竪琴 販売再開しましたが・・・
入荷が遅れております。一旦注文ストップします。
近々販売再開します(たぶん来週)
12月のセミナー募集開始しました↓クリック
ゴルフ雑誌「アルバ」(正式名称 アルバトロスビュー)は毎週第2、第4木曜日に発売されます。今週発売(11月22日)で30周年を迎えましたが、実は、マーク金井がゴルフ業界に携り始めたのも30年前のこと。アルバが発行された直後に、アルバ編集部に入りました。ちなみに、第1志望はゴルフダイジェスト社ですが、ものの見事に書類選考で落とされました(笑)。
ゴルフは14歳から初めているのでゴルフ歴は45年となりますが、ゴルフ業界歴はアルバと同じく30年。最初に手にしたアイアンはミズノで、その次がパワービルド、大学に入ってからはホンマとピンのアイアンを使い、社会人になって数年はゴルフから離れ、29歳からゴルフ業界に入ってからは、ピンのアイアンを軸にいくつかのメーカーのアイアンを使って今に至っています。
この30年、最初はゴルフ雑誌の編集部員でした。30年後にゴルフクラブを自ら作るなんてこれっぽっちも思ってませんでしがが、気がついたら、ウエッジ、ユーティリティ、FW、練習器具、シャフト、パター、チッパー、を自ら設計し、自ら販売しています。そして、今はウエッジで好評をいただいたmmシリーズのアイアンを設計し、一昨日、ファーストサンプルが仕上がりました。
さて、この新作mmアイアン。
設計コンセプトは、コースに出た時、スコアが確実に良くなるアイアン!!!!!
スコアを良くするためにアイアンに求められることは
・グリーンに乗る確率を上げられる
・芯を外してもできるだけグリーンに近づけられる
・前後のミスが出づらい
・左右のミスが出づらい
・飛距離の階段(距離の打ち分け)を作りやすい
アイアンというと打感や手応えにこだわる人が少なくありませんが、スコアアップを第一に考えると「ナイスショットした時の手応え」よりも「ミスショットした時にクラブがミスを助けてくれる」ことです。mmアイアンのmmはマジックマリガンの略ですが、同時に、
ミスがミスにならない!!!!
という意味でもあります。ミスがミスにならないためにアイアンを作るために必要なことをざっと上げると、
・ダフりのミスに強くするためハイバンス設計
・大型ヘッドで慣性モーメントを増大
・大型ヘッドで捕まりを良くするためにグースネックを採用
・地面と正しくコンタクトできるようにライ角調整が可能なこと
・飛距離の階段を作りやすくするために、ロフトピッチを一定すること
mmアイアンはこの5つの要素を満たすべく設計し、ようやくファーストサンプルが仕上がりました。mmアイアンは6番からpwまでの5本組みで、ロフトピッチは「5度」。そしてウエッジと同じく、ぞれぞれの番手のバックフェース部分にはロフト角が刻まれています。
6番 25度
7番 30度
8番 35度
9番 40度
PW 45度
ヘッド素材は軟鉄鍛造ではなく軟鉄鋳造です。軟鉄鋳造にこだわったのは鋳造の方が設計の自由度が高く、かつ個体差も少なくなるから。また、軟鉄鍛造ならばライ角を±4度ぐらいまでは調整可能だからです。ちなみにファーストサンプルでは、すでにライ角を4度調整してますが全然問題ありませんでした。
バンス角はこれからフィールドテストで微調整していきますが、ファーストサンプルでは6番アイアンでバンス角7度とかなり大きめです。番手が下がるごとに1度づつバンス角を増やしています。
今はCADを使ってコンピュータ画面上で設計するのが当たり前になっていますが、このmmアイアンはマーク金井がイメージした形状で銅マスターを作り、そこから金型を起こしています。数値にはこだわっていますが、数値ありきではなく見た目の形状と数値を一致させたいからです。このブログがアップされた数時間後には、実際にゴルフ場の天然芝の上でファーストサンプルをフィールドテストします~。
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YOUTUBEのアナライズチャンネル 11月18日に行われた マーク金井&上田栄民トークショーの模様を配信開始しました
↓こちら是非
マーク金井が、世の中の様々な練習器具をインプレッションします 今回は手前味噌ですいません・・・ アナライズのイージーフレックスEF009ドライバーです
詳しくは↓をクリック
こちら超柔らかシャフト!!EF009ウッド用シャフト
スリーブ付きシャフトで発売開始!しました
↓クリック
2017年11月09日超私的な試打インプレ ヤマハ RMX118ドライバー
YOUTUBEアナライズチャンネル 名物の生配信
マーク金井ここだけの話
11月13日21日からの配信決定
録画ありません。生でしかご覧いただけませんので是非!
国内男子ツアーも残すところ4戦。今週は三井住友VISA太平洋マスターズが開催されます。現在賞金ランクトップはアメリカのC・キム選手。2位が池田勇太選手、3位が宮里優作選手、4位に小平智選手が続いています。この4選手はすでに獲得賞金額が1億円を突破していますが、これからは高額賞金の試合が続きます。恐らく賞金王争いは、最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップまで持ち越されるでしょう。
VISA太平洋マスターズは何度も現地観戦していますが、大会会場となる太平洋御殿場コースは練習場エリアが充実しています。ドライビングレンジの後ろには観客席も完備され、出場選手のスイング、練習法をじっくりと観ることができます。
例えば、ドロー系の球を打つ選手とフェード系の球を打つ選手とではアドレスが違いますし、スイングの軌道も異なります。ドローとフェードの違いがちゃんと見えてくれば、それだけで自分のゴルフのスキルアップにつながるのです。現在予選落ちが続いている石川遼選手も出場しています。石川選手の練習風景をじっくりと観れば、何に問題を抱えているのか、何を修整しようとしているのかも窺い知ることができるかも知れません。
さて、昨日は約1ヶ月ぶりに赤羽薄暮プレーに行ってきました。10月は2度の台風直撃の影響で冠水してクローズの時期もありましたが、今はすっかり水も引いて通常プレーができます。赤羽は幸運にもグリーンまでは水没しなかったので、高麗芝のコンディションはすこぶる良好でした。
今回、筆下ろしで持っていたクラブはこれっ。
装着シャフトはグラファイトデザインのツアーAD IZ-5のSです。RMX118はすでに何度か試打してますが、このIZ-5との組み合わせはまだ1発も打ってません。赤羽でデビューです。
ヘッドのスペックをざっと上げると、
ヘッド体積 445cm3
ヘッド重量 約197g(スリーブ込み)
表示ロフト角 9.5度
リアルロフト角 9.5度
フェース向き -1.5度
フェース厚 60mm
重心高 35mm
有効打点距離 25mm
低重心率 58.3%
重心深度 39mm
(数値はアナライズ計測)
118はアスリート向けだけあってヘッドはやや小ぶりですが、前作に比べるとやや面長フェースです。それでいて重心距離は35mmと長くなりません。スイートスポット位置はフェース中央よりもほんの少しヒール側にオフセットされています。数値的には捕まりを求めるスライサーよりも、左のミスを避けたいフッカー好みのドライバーだと言えるでしょう。
クラブのスペックをざっと上げると、
長さ 45.5インチ
重量 302.7g
バランス D1.5
振動数 256cpm
センターフレックス値 4.12
IZ-5は粘り感がある中調子。かつてのW50に近いフィーリングがあり、いい意味で遊びを感じるシャフト。しなり戻りのスピードはそれほど鋭くないので、タイミングが取りやすく、かつ左へのミスが出づらいタイプです。
では実際に打ってみてどうだったのか? いつものごとく、筆下ろしのクラブは練習で1発も打ちません。赤羽の10番ホールのティショットが最初の1発です。10番はフェアウェイが広いですが、右サイドはティからグリーンまでずっとOBラインが続き、左サイドはワンペナです。
最近の持ち球はストレートから軽いフェードなので、ティアップして狙ったのはフェアウェイ左。軽く素振りをして振り抜いたら、狙い通りの軽いフェード弾道。フェアウェイ左サイドに着弾しました。弾道も狙い通り抑えが効いた中弾道でGOODです。
続いて13番もフェードを狙って打ったら狙い通りの軽いフェード、14番では捕まったストレート弾道、15番では強めのフックを打とうとしたら、ヒールに当たって引っかけました。左の池かと思ったら、左のラフに着弾。RMX118はフェースのバルジが非常に少ないため、ヒールに当たってもボールが左に飛び出しづらくなっています。引っかけのミスやヒールチーピンが出やすい人にとっては、この形状は非常にありがたいです。
16番では軽いドローをイメージして打ったら、これまたイメージ通りの軽いドロー。最終18番はカットスライスを狙って打ったらカットに入れすぎて強めのスライスになりました。
ドライバーを使ったのは6ホールでしたが、すべてのショットとも一番危険な逆球は出ません。コントロール性が非常に高く、かつルール適合ですがフェースの弾きが良くボール初速もしっかり出てます。そして何より、前作116に比べると捕まりが良く、インパクトでフェースにボールが乗っている感触が手に伝わります。コースに出た時、特にプレッシャーがかかるホールで打つ時には、フェースにボールが乗る感触があるドライバーの方がミスが出づらいし、狙った方向に打出しやすくなるのです。超私的なことを言わせてもらえば、RMX118はヤマハ史上一番完成度が高いドライバーと評したいです。
練習場と違い、コースで打つ1発目というは気合いが入りますし、ミスしたくないというプレッシャーがかかります。それだけに自分のスイングとの相性を如実に知ることもできるのです~。
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