カテゴリー: クラブセッティング
2015年01月05日冬本番、凍ったグリーンで積極的に使いたいアプローチ用のクラブは何か!?
アナライズ本日より通常通り営業開始します
年末年始のご注文頂きました商品は、本日より随時発送させて頂きます。
昨日は打ち初めに行ってきました。場所はもちろん神田から電車でサクッといける赤羽GC(東京都北区)。午前中に神田のスタジオで取材と撮影をすませ、京浜東北線と埼京線を乗り継いでクラブハウスに午後2時15分に到着。2時45分のスタートで薄暮9ホールをプレーしてきました。この時期にしては気温もさほど低くなく、風もほとんど吹いてません。河川敷とは思えないような穏やかなコンディション。午後からのスタートということもあって、グリーンも凍ってませんでした。
お正月休みはボールを1球も打ってません。ゴルフの竪琴しか振ってませんでしたが、大きなミスショットはアプローチでザックリした1発だけ。フルショットはほとんどが60点以上だったこともあって、2ボギー、1バーディで回ってこれました。パーオン率は50%を下回りましたが、外した時はいずれもエッジから5歩以内。試作中のアプローチ用ユーティリティが活躍してくれ、3ホールで寄せワンパーが取れました。冬は転がした方が確実ですが、転がしやすいクラブを使うとゲートボールをしているような感じでピンを狙えます。3月ぐらいには市販したいと考えていますが、クラブの名前は「チッピングユーティリティ」。ヘッド形状はユーティリティで、ロフトは35度。ヘッドを重くしているだけでなく、グリップも重くしています。フルショットには適しませんが、35y以内がやさしく打てる「チッパー」(転がし専用クラブ)です。
さて、今日のエントリーも凍ったグリーンの攻略法です。前回も書きましたが凍ったグリーンはアンフェアです。グリーンに直接キャリーするとコーンと大きく跳ね上がり、グリーン上にボールが止ってくれることはまずありません。ナイスショットしてもしなくても、グリーンに直接キャリーさせてしまうと、舗装道路にボールをキャリーさせたかのごとくボールは高く跳ね上がり、グリーン上にボールを止めることは不可能です。
凍ったグリーンというのはタイガー・ウッズでもローリー・マキロイでも攻略不可能です。グリーンがコンクリートでできているとイメージして下さい。コンクリートだとボールは絶対に止まりません。止めようと考えないはずです。凍ったグリーンもしかり。まずは、グリーンに直接キャリーさせないことです。凍ったグリーンの攻略の基本は手前に刻むこと。グリーンの形状、大きさによっても異なりますが、70y以上の距離がある場合は、グリーンに直接キャリーさせても止ってくれません。70y以下でもグリーンによっては手前に刻んだ方がスコアメイクしやすい場合も多いです。
そして、グリーンエッジから20歩以内であれば、とにかく転がしが方が確実です。サンドウエッジやアプローチウエッジでフワッと高く上げたショットは、落下の勢いでコーンと跳ね上がりますし、跳ねた距離を計算するのが難しいからです。凍ったグリーンに向かって打つアプローチでリスクが少ないクラブの順番を付けると
・パター
・フェアウェイウッド
・ユーティリティ
・7番アイアンもしくはチッパー
・ウエッジ
となります。実はこの順番はロフトが少ない順番で、
・パターはロフト5度以下
・フェアウェイウッドはロフト20度以下
・ユーティリティはロフト18~24度
・7番アイアンもしくはチッパーはロフト30度前後
・ウエッジはロフト52度以上
ただし、距離感が出しやすい順番は、
・ウエッジ
・7番アイアンもしくはチッパー
・ユーティリティ
・フェアウェイウッド
・パター
となります。グリーンエッジから遠くなるほどロフトが少ないクラブでは距離感が出しづらくなってきます。
タイガー・ウッズはグリーン回りのアプローチでFWを使うことが良くありますが、実はこれは凍ったグリーンに対してもクレバーなクラブ選択です。FWはソール幅が広いのでダフりづらいし、パターよりもFWの方がロフトが多い分だけ少しキャリーしてくれるからです。距離感をアジャストするには慣れが必要ですが、凍ったグリーンに対しては、FWやUTを選択するとコーンと大きく跳ね上がるのを回避でき、アンフェアな結果になるのを防げるのです。
まずは練習グリーンとかのエッジ部分でFWやUTでパッティングする感じでボールを転がしてみて下さい。打ち方はパターと同じでOK。クラブを短く持ってパターを打つような感じで、FWやUTでボールを打ってみて下さい。バンカー越えでは使えませんが、グリーンに向かって転がしていける状況ならば、ウエッジで打つよりもFWやUTで転がした方が「なんだこりゃ~」ってボールが跳ねたりしません。ナイスショットすればいい結果が得られるようになるし、凍っているのが気にならないでプレーできるようになります。
ラグビーほどではありませんが、ゴルフもアンフェアな要素が大きいゲームです。凍ったグリーンに腹を立ててもグリーンが溶けることはありません。凍ったグリーンのアンフェアさを楽しめるようになれば、それもまたゴルフのスキルアップにつながると思ってみてはいかがでしょうか~。
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2014年12月29日マーク金井が選んだアイアン・オブ・ザ・イヤー2104
アナライズよりお知らせ
今年もアナライズをご利用いただきありがとうございます。
アナライズの営業日は本日までとなっております。営業開始は新年5日から。注文は年末年始かかわらず、24時間365日受け付けておりますが、発送は29日から5日までお休みさせていだきます。6日より通常通り発送開始します。よろしくお願いします!!
※ご注文が殺到しているため、営業開始後も発送にお時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください
今年も残すところ後3日になりました。昨日は試打インプレッションを連載しているゴルフダイジェストオンライン(GDO)のコンペに参加してきました。サミットGC(茨城県)にて、これがホントの打ち納め。スコアはイン40のアウト39。初めてプレーしたコースですが高低差がほとんどありません。最近大人買いしているCASIOの腕時計、プロトレックを左手にはめてプレーしたのですが、高度計を見ても高度がほとんど変わりません。一番低い所の高度が35m前後、一番高い所の高度が43m前後。高低差が気になったのは2番のパー3ぐらいでしたが、それでも10m弱の打ち下ろしです。
ただし巨大なグリーン上にはダイナミックな高低差があって、ほとんどのグリーンは2段になっています。マウンドもあったりするので、パッティングはかなり神経を使わされるレイアウトでした。すべてのグリーンは変化に富んでましたが、今日のピン位置では、11番と17番が難易度が高かったです。そして、度肝を抜かされたのが6番パー3。とにかくグリーンが巨大。キャディさんに聞いたら、即座に「約1000平米(約300坪)あります」とのことでした~。。
さてさて、年末カウントダウンが近づいてきましたが、マーク金井の超私的なギア・オブ・ザ・イヤー2014もカウントダウンが近づいてきました。今日のエントリーはアイアン・オブ・ザ・イヤー2014です。
いきなりですが、大賞(1位)は‥‥
ゴルフ雑誌EVENのギア・オブ・ザ・イヤー2014では3位でしたが、マーク金井的にはこのG30がぶっちぎりで1位です。理由は単純、
「池越えで150y、乗せたら100万円もらえる」
というホールがあったら、迷わず選ぶのがG30だからです。EVENでもコメントしましたが、ドライバーと違ってアイアンは実用性一辺倒のクラブよりも、所有欲が満たされるクラブに人気があります。実際、軟鉄鍛造でやや小ぶりのキャビティ、例えばタイトリストのAP2やミズノのMPシリーズは人気が高く、売行きも好調です。しかし、マーク金井はこの手のロマンチスト向けクラブには食指が動きません。打感が良くてもミスにあまり強くないクラブは、スコアメイクしづらいからです。池越えで多少ミスしても池を越えてくれ、グリーンもしくはグリーン回りに飛んでくれるクラブの方が、確実にスコアメイクできるからです。このブログでも何回か紹介しましたが、「ゴルフデータ革命」(マーク・ブローディ著、プレジデント社)でも、
スコアにもっとも影響を与えるのはグリーンを狙うショット
と書かれています。マーク金井のアイアンを選ぶ基準はまさにこれ。グリーンを狙うショットでミスが出づらいクラブは何かをとことん考えた結果、ピンG30を大賞に選びました。加えて、ピンはステンレス鋳造ですがライ角を大きく調整できます。これも大きな加点になっています。他の加点要素はバンス角。ソール幅が広くてバンス角が大きいほどダフりのミスに強いからです。ちなみに2位以下は‥‥
2位 ピン カーステン
3位 フォーティーン TC777フォージド
4位 該当なし
5位 該当なし
タイトリストのAP1とかテーラーメイドのRSi1もやさしくてランクイン候補でしたが、どちらも日本ではライ角を大きく調整できません。もしもライ角調整できたら、この2モデルもランクインしていました。
大事なことなので繰り返しますが、アイアン選びはスコアを求めるのか、それともロマンを求めるのかでクラブ選びがガラッと変わってきます。EVENのギア・オブ・ザ・イヤー2014ではピンG30が3位にランクインしていますが、週刊パーゴルフの年末恒例ギア大賞においては、ピンG30はトップ10にも入っていません。この結果を考えると、日本のゴルファーはリアリストよりもロマンチストの方が多いような気がします。ちなみに、今年のパーゴルフのギア大賞、アイアン部門の第1位は、タイトリストのAP-2。発売以来首位を守り続けていたゼクシオは8代目にして2位にランクダウンしていいます。なっています。
今年のゴルフを振り返ってみると、スクラッチ競技でメダリストを2回取れたこと、久しぶりに60台のスコアが出たこと、そして3年ぶりに4連続バーディーが取れました。平均スコアも0.5打ぐらい良くなってますし、70台のスコアで回ってこれる確率も上がっています。これらが実現できたのはひとえに「ミスが出づらいやさしいアイアン」を使って入るからに他なりません。
ドライバーに比べるとアイアンは性能差が大きく出づらいと言われてますが、そんなことはありません。同じピンでもヘッドが小ぶりでマッスルバック形状に近いS55とG30とを打ち比べると、「なんだこりゃ~」ぐらい、ミスに対する寛容性は異なります。ロマンよりもリアル(スコア)を求めるのであれば、迷わずアイアンは性能重視で選びましょう~。
市販モデルでは、やさしいキャビティバックでライ角が3度以上調整できるアイアンはそう多くありません。なので、マーク金井はライ角が3度以上調整可能は大型キャビティバックアイアンをすでに設計開発し、試打も繰り返してます。ウエッジ先行ですが、来年の3月ぐらいには皆さんにお披露目できるかと思います~。
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2014年12月25日何でこんなに似ているの!! スノボとゴルフの共通点その2
昨日のクリスマスイブは久しぶりに、赤羽GCにて薄暮ハーフをプレーしてきました。今年最後の9ホールプレーでしたが、風も強くなく、絶好のゴルフ日和り。いつも通りにバッグの中に入るクラブは9本以内。近々発売するユーティリティ「マジックマリガン」を積極的に使ってプレーしてきました。
フェアウェイウッドとユーティリティはどちらが良いのか?
この質問をよく受けますが、FWとUTの違いは、
・ヘッド形状(FWは丸く、UTは細長い)
・クラブの長さ
この違いにより、ボールの上がりやすさ、そしてスピン量(止りやすさ)が異なります。
・ボールを高く上げて止めたいならばFWが有利
・中弾道で風に強い球を打ちたいならばUTが有利
どちらを使うかの判断基準のひとつめは、どんな風な弾道を打ちたいのかで決まります。
そしてグリーンに球を止めたいならばFWの方がいいですし、風に強い球を打ちたいならばUTの方がいいです。判断基準のふたつめは、ズバリ、
好み!!!!!
スイングとの相性もありますが、ゴルファーにはFWの方が打ちやすいと感じる人と、UTの方が打ちやすいと感じる人がいます。この場合は、自分の打ちやすい方のクラブを多くした方がいいでしょう。特に、得手不得手がないのであれば、
ロフトが10度台まではFW(ボールが上がりやすいから)
ロフトが20度以上はUT(風に強いから)
を目安にするといいでしょう。ちなみにマーク金井は18度のUTを入れています。これはティショットで打つにはFWよりもUTの方が球が上がり過ぎないこと、そして風の影響を受けづらいからです。18度前後というのは、FWならば5W。5Wと18度のUTを比較した場合、大抵はUTの方がスピンが減ります。FWに比べるとUTは形状的に重心が浅い。ドライバー同様、他のクラブに置いても重心が浅いほど物理的にスピンが減ります。アナライズから発売するUT「マジックマリガン」は
18度
21度
24度
この3種類の発売が決まり、シャフトは70g台のカーボンと、90g台の軽量スチール(NS950)が純正で選べます。カーボンシャフト派のマーク金井はもちろん70g台のカーボンを使っています。ちなみに、アイアンは80g台のカーボン、MCI80。UTはアイアンよりもクラブが長いので、シャフトはアイアンよりも少し重いのがベストです。
おーっと、前置きが長くなりましたが、今日のエントリーもゴルフとスノボの共通点について書きたいと思います。どちらも初心者の共通点は、
・ゴルフは真っ直ぐ打ちたいと思うほど曲がる
・スノボは曲がりたいと思うほど曲がらない
ゴルフもスノボも、思ったことと逆のことになってしまいますが、これにはちゃんとした理由があります。前回も書きましたが、初心者は上手くいかない時ほど、間違ったことを選択し、間違った指令を出してしまうからです。
では、どうすれば間違った選択をしなくなるのか?
・ゴルフにおいては真っ直ぐ打とうとしないこと(曲げることを意識すること)
・スノボにおいては曲がろうとしないこと(まっすぐ滑ることをまず覚えること)
そんなことを意識したら、ゴルフにおいては球が当たらない恐怖、スノボにおいては転倒の恐怖が増すばかり‥‥そうです。頭で納得しても、恐怖がある限り選択を変えるのは非常に難しいのです。
では、どうすれば正しい選択ができるのか?
ひとつは恐怖(プレッシャー)を感じないというシチュエーションで練習することです。例えば、スノボだと転倒の恐怖がないならだかな斜面で滑ること。直滑降しても怖さを感じない程度の斜面ならば、転倒の恐怖はありません。歩くぐらいのスピードしか出ない斜面で滑れば、板(ボード)を無理にねじって曲げようとしなくなるので、悪い癖が付きづらくなります。曲がらなくても怖くならない緩い斜面ならば、正しい動きで曲がる(ターン)する感覚を養えます。
ゴルフにおいては、空振りの恐怖を無くすことです。それにはボールの大きさを変えること。初心者にとってゴルフボールは小さ過ぎます。アナライズでは初心者をクラブ診断する時、テニスボールぐらいの大きさのスポンジボール(ゴルフの練習用ボール)を使い、それでボールを打ってもらいます。たかがボールの大きさと侮ってはいけません。ボールが大きくなるだけで、初心者は空振りの恐怖から解放され、スイングが見違えるほど良くなることが多いのです。
ゴルフとスノボでは運動の種類が違いますが、恐怖についてはまったく同じです。初心者にとっては、いかに恐怖(プレッシャー)を取り除くかが、上達の糸口になるのです~。
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2014年12月19日MMT9の出場選手から考察する、強風下に求められるのクラブセッティングとは!?
昨日は、第二回目のMMT9(マーク・マイクロ・トーナメント)が千葉市民ゴルフ場(千葉県)にて開催致しました。名前の通り、世界一規模が小さいプロトーナメントで、9ホールの短期決戦。おまけにクラブの使用制限があって、今回はプロは4本以内、アマチュアは7本以内。クラブの本数が少ないわけですから、プロもアマチュアもバッグを自分で担ぎ、自分で目土をします。世界一規模が小さい試合ですが、ギャラリーもちゃんと入っておりますし、大会運営もJGTOと同じレベルです。おまけに今回からはテレビの取材が入り、
新年1月7日(水)夜8時から放送の「ゴルファーズ倶楽部FRONT9」にMMT9の模様がゴルフネットワークにてオンエアされます。
第二回目の優勝は、3アンダーで今野康晴プロ。マーク金井と同じく最終組でのプレーでしたが、3バーディー、ノーボギー。強風下の元、ショット、パットとも実に安定してました。多くのプロがボギーやダボを打つ中、着々とスコアを伸ばしてMMT9、2大会連続優勝を手に入れました。ローアマは2オーバーで71歳の尾崎光一さん。マーク金井も最後までローアマ争いしたましたが、それも8番終了まで。最終ホールで2発連続池ポチャして10を叩き、アマの部で4位タイ、総合順位で17位タイでホールアウト。今回はアマチュア20名、プロ14名の参加でした。
ちなみに自分のスコアを振り返ると、
○▲ー▲ー▲ーー+5 43(+7)
「おはようバーディを取るとろくなことがない」と世界の岡本綾子プロも言ってますが、マーク金井も出だしバーディを取るとあまりスコアが良くなりません。今回もそのジンクスが見事に守られました(笑)。
MMT9の興奮がいまだに冷めやらないので、今回のエントリーはMMT9に学ぶ、「強風下のクラブセッティング」についてです。プロは4本縛りですが、この強風下、ドライバーを入れている選手はそれほど多くありません。大抵は3番ウッド、もしくは5番ウッドです。今野プロもドライバーは入ってなくて、3番ウッドでした。ちなみにアマチュアの多くはドライバーが入ってましたが、マーク金井はドライバーをあえて外し、ミニドライバーと呼ばれる2番ウッドでティショットを打ちました。
風の影響を受けるというとショートアイアンのイメージがありますが、実は、一番影響を受けるのはドライバーショット(ティショット)です。ショートアイアンの場合、強風でも風で左右に30ヤード以上曲がることはありませんが、ドライバーの場合は、強風だと風で30ヤード以上曲がることも珍しくないのです。そこでティショットでお勧めしたいのが、マーク金井も使用したミニドライバー(2番ウッド相当)。具体的には、
ミニドライバーの方がドライバーよりもロフトが少し多いですが(12~13度)、こちらの方が風に強い球が打てます。何故かと言うと、
・ドライバーよりもヘッドが重い
・ドライバーよりも短い
・ドライバーよりも低スピン弾道が打ちやすい
ヘッドが重い方が風に強い球が打ちやすく、そして短い方がボールが上がりづらい分だけ低い球が打ちやすいです。そして意外と思うかも知れませんが、今どきのミニドライバー(2番ウッド)は低重心。ドライバーも低重心ですが、ドライバーの場合、ティアップが高くなること、そしてフェースの厚みがあります。このため、フェースの下側で打つと、縦のギア効果で吹き上がる(スピンが多い)弾道になるミスが出るのです。対して、ミニドライバー(2番ウッド)だとドライバーよりもシャローフェース。ティアップして打ってもフェース下側に当たりづらい分だけ、吹き上がりのミスを減らせるのです。
ドライバー以降のクラブに関しては、FWはよりもUT、UTよりもロングアイアンがお勧めです。理由は単純、この3本のクラブの中で一番スピンが多いのがFW、次にスピンが多いのがUT、そして一番スピンが少ないのがロングアイアンだからです。ゴルフクラブは重心が深くなるほどスピンがかかりやすくなります。FWが一番重心が深く、次に重心が深いのがUT、そして一番重心が深くない(浅い)のがロングアイアンなのです。強風下では、アゲンストだけでなくフォローでも低い弾道の打った方が距離感のミスが出づらく、スコアメイクしやすいです。
そして最後はウエッジ。優勝した今野選手のキャディバッグにはSWが入っておらず、一番ロフトが多いのはAW(52度)でした。マーク金井も普段入れている60度のロブウエッジは抜き、一番ロフトが多いのは54度のSWです。強風下だと、フォローの時は高く上げても、スピンを掛けて打っても風でスピンがほどけてボールは止まりません。対してアゲンスト風が強ければ、AWやPWで打っても風が壁となってボールは落下後、ピタリと止まってくれます。そうです、56度以上のウエッジというのは、強風下では出番がありません。また、冬場はロフトが多いクラブだと芝生が薄いのでザックリやトップ、ダフりが出やすくなります。アゴがむちゃくちゃ高いバンカー、崖下からアプローチを打つという特殊なケースを除けば、強風下ではSWは54度ぐらいの方が使い勝手がいいし、距離感も出しやすくなるのです。
最後にボールに関しても、本当に風が強い時はスピン系よりもディスタンス系ボールがお勧めです。ロフトが多いSWに出番がないのと同じで、フォロー風が強いとスピン系ボールで上手打っても風の影響でボールが止まりません。対して、アゲンスト風ではディスタンス系ボールでもグリーンにピタリと止まります。そして何より、ディスタンス系ボールの方がスピンがかかりづらい分だけ、ティショット、セカンドショットで風の影響を受けにくくなるのです~。
風の日は普通の人よりも3~5打悪くなるのが当たり前ですし、簡単にダボ以上も出ます。でも、クラブやボールを上手くチョイスすれば、叩かなくていいボギーやダボを減らせるようになるのです~。
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2014年11月27日ゴルフの腕前を上げる極めてシンプルなクラブセッティングとは!?
このところ千葉県のゴルフ場に行く機会が増えてます。昨日も千葉の平川カントリークラブに行ってきました。テーラーメイドの新製品記者発表が平川であり、コンペルームで新製品のプレゼン、そしてコースに出て試打ラウンド。平川は今年3度目ですが、何故か3度とも雨(笑)。体力に自信がないので5ホールだけプレーしてきました。R15ドライバーは3度目の試打で、RSiアイアンは初めての試打でした。
RSiアイアンはソールの大きな溝(貫通型スピードポケット)に加え、フェースのスコアライン両端には縦に溝(フェーススロット)が入っています。これにより、フェース面の弾きが向上し、打点がブレても距離が落ち込みづらくなっているそうです。確かに、トウで打った時でも距離の落ち込みが少なく、手応えはミスショットなのにボールはグリーンを捕らえました。
フェースの進化をしっかりと感じ取ることができましたが、ちょっと気になったのはライ角についての言及がまったく無かったこと。テーラーメイドと言えばクラブの調整機能にこだわるメーカー。なのに、アイアンで最も重要な要素であるライ角調整については、まったく触れていません。RSiアイアンの5番のライ角は60.75度(RSi 1)。適正ライ角は人によって異なりますが、すべてのゴルファーがこのライ角が適正になるわけではありません。クラブの性能を100%引き出すためにはライ角調整は必要不可欠な要素です。ちなみにマーク金井の適正ライ角は5番で約度65度です。
テーラーメイドでのプレゼンでは、興味深いデータを入手できました。このブログでも何度か取上げてる「ゴルフデータ革命」(プレジデント社)の著者であるマーク・ブローディ教授(コロンビア大学ビジネススクール教授)がプロモーションビデオの中で、
一番スコアに影響するのはグリーンを狙うアイアンショット
にも関わらず、アマチュアのアイアンショットは76%がミスショット!!
ティショットがOBしかたらスコアが悪い、3パットを連発したからスコアが悪いと思っているアマチュアが少なくありませんが、ブローディ教授いわく、ツアープロもアマチュアもスコアに最も影響が大きいのはグリーンを狙うアイアンショット。ビッグデータを用いて統計を取るとアイアンショットがスコアメイクに最も影響を与えているそうです。PGAツアー上位40選手の場合、アイアンショットは稼いだスコアの40%を占めています。
テーラーメイドでは、このブローディ教授のデータを元に、ミスショットしてもミスの度合が少ないアイアンを開発。それがRSiアイアンシリーズだとアピールしています。
大事なことなので繰り返しますが、アマチュアの場合、アイアンショットの76%がミスショットです。ミスショットの確率が76%ということは、
4発打って満足行くショットが打てるのは1発
どこからどこまでをミスショットと定義するのかは難しいですが、ここには統計の落とし穴があるような気がします。例えば、5番アイアンを使った時と、9番アイアンを使った時とでは、アマチュアの場合でもミスの度合がかなり異なるからです。例えば、マーク金井の場合、5番でミスショットしたらグリーンにはまず乗りません。グリーン回りのバンカーに捕まったり、思ったほど距離が出なくて手前にショートします。対して、9番アイアンならば、ミスしても距離を30ヤードもショートすることはないですし、左右に曲げた場合でもグリーンに乗っている確率が高いです。比較論ですが、5番に比べると9番の場合は失敗しても大きなトラブルに巻き込まれることはありません。
言い換えると、アイアンのミスショットを減らす減らすコツは簡単です。最新のテクノロジーが搭載されたアイアンあろうとなかろうと、5番アイアンに比べると、7番アイアンの方がやさしい。そして、5番アイアンのミスと7番アイアンでミスと比べると、後者の方がミスの度合が小さいです。
察しのいい人はもう説明の必要はないでしょう。そうです、アイアンのミスを減らすコツ(極意)は、ミスが出やすい番手をキャディバッグから抜けばいいのです。マーク金井の平均スコアは70台ですが、数年前から風の強い日を除いて5番アイアンはキャディバッグに入ってません。5番でミスショットすると確実にスコアをロスするからです。アイアンは6番からですが、クラブを減らして担いでプレーしている時はアイアンは7番からです。今日、マーク金井はMMTのアマチュア予選で千葉市民をプレーしていますが、セッティングは、
・ドライバー
・ユーティリティ(19度)
・7番アイアン
・9番アイアン
・PW
・SW
・パター
7本です。ちなみのこの7本でのベストスコアはハーフ31というのがあります。千葉市民、赤羽GCとも距離は短いですが、ワンオンするようなパー4はありませんし、パー5もちゃんとあります。セカンドで7番だと届かない時は手前に刻んで寄せワンを狙うか、ユーティリティで打ってます。この方が5番を使うよりもミスショットする確率が低いですし、スコアメイクもしやすいです。
ゴルフはミスのスポーツです
スコアメイクのためにはミスが出づらいクラブを使うことも大事ですが、ミスが出やすいクラブを使わないことも、ミスショットを減らすことにつながります。「ゴルフ データ革命」の本で、グリーンを狙うアイアンショットがスコアに占める割合が高いことが分かってからは、今まで以上に7本でプレーする機会が増えました。
加えて、クラブを減らすとプレーがシンプルになります。プレーがシンプルになればスロープレーにもなりませんし、クラブ選択も迷いません。バッグの中に入っているクラブを減らすだけで、ゴルフの腕前を上げることができるのです~。
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11月29日(土)
中越豪 パッティングセミナー
ジオギャラクシー代表 中越豪。ツアーサービス、プロキャディの経験もある。中越豪があなたをパッティングの世界の入り口にご案内します。希望者にはパターの調整もします(別料金)愛用のパターをお持ち下さい
お値段は8000円です
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
11月30日(日)
第一回ストレッチパッド講習会のお知らせ
姿勢美人マイスター「背すじピン助」&プロキャディー兼リンパマッサージ師「伊能恵子」のスペシャルコラボ!
ストレッチパッドを使用して、体幹のほぐし方、肩甲骨、股関節の基本ストレッチを学びます。
ゴルフに役立つストレッチパッドの使い方を徹底指導!
時間:90 分 11時開始
人数:6名(
料金は5000円です。(当日ストレッチパッドを購入された方は2000円引き)
片山晋呉プロが使用しているのが、随所で目撃されております。
ゴルフの竪琴
よろしくお願いします。
ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね
大好評だったアナライズのオリジナルシューズも再入荷!