カテゴリー: パター、パター練習法
2020年01月20日超私的な考察 ショートパットでミスが多い人の共通点とは!?
マーク金井チャンネルに新しいセミナー動画が公開されました
NEOアプローチセミナー
昨日日曜日(1月19日)は川崎国際生田緑地ゴルフ場で18ホールプレーしてきました。土曜日はみぞれ交じりの雨でしたが、日曜日は朝から雲一つない快晴。風もまったくと言っていいほど吹いておらず、冬場のこの時期としては最高のコンディション。この1ヵ月で川崎国際は3度目のラウンドで、グリーンはメイングリーンの高麗です。
1番ホールはティショット、7番アイアン、AWとつないで5mにパーオン。バーディパットこそ決まりませんでしたが、難なくパー発進。過去2ラウンドは69(高麗)、74(ベント)と相性が良かったので「今日もパープレー」と思ったら、距離感のミスを繰り返してボギーを連発。加えて、アウトもインも上がりホールでダボを叩くという、一番悪いパターンでホールアウト。上がってみれば、、、なんとかかんとかの79ストローク。3度目なのでコースをある程度知っているにも関わらず、イージーミスと距離感のミスでスコアをまとめることができませんでした。
アウト
ー△ー△ー△△ー□ 42
222222323 20
イン
ー○△△ーー○ー□ 37(パー35)
212222122 16
パット数は普段と同じぐらいですが、超私的にはパットが昨年よりもかなり良くなっています。3パットも2度ほどやってますが、いずれもビビってショートしての3パットではなくしっかり打っての3パット。1.5m以内のパットはいずれもカップのど真ん中から入ってますし、ロングパットも転がりが劇的に良くなっています。特に、ショートパットは危なっかしい入り方がほぼ無くなり、狙った通りにボールが転がります。
FBにもパット練習の動画を上げてますが、練習中に心がけていることは2つ。
フェース面(サイトライン)を目標に向ける
一定のテンポ(スピード)でストロークする
グリップの動きでヘッドの動きを支配する(ヘッドを振ろうとしない)
当たり前過ぎて拍子抜けしたかも知れませんが、心がけているのはこの3つだけ。そして、特に意識しているのがアドレス時のフェース向きです。何故かと言うと、慢性的にアドレスではフェース面を目標よりも左に向ける癖があったからです。
フェースを真っ直ぐ向けるなんて簡単だと思われるかも知れませんが、実は、これが一番厄介です。日頃、フェースを左に向ける癖がついているので、目標に対して真っ直ぐフェース向ける(サイトラインと、パターマットの線を重ねる)と、
フェース面がものすごく右を向いた感じになり、ボールがカップの右を通過しそうで非常に気気持ち悪いのです。超私的なことを言わせていただくと、この違和感はとてつもなく大きいのです!!!!
そして、フェースが右を向いた感じになると、当然のことながら右に外すのを嫌がって左にひっかけるような打ち方をしたくなるんです。これもまたNGです。フェースが右を向いた感じでも、ストロークはよどみなく(フェースの向きを気にしないで)、アドレスの向きに対して軽いインサイド・インで行ないます。これが本当に気持ち悪いのですが、iPhoneで撮影すると、不思議なことにボールはこれでもかってぐらい真っ直ぐ転がり、カップに入れるつもりがまったくないのに、ど真ん中から入るのです。
ストロークについては、ゴールドファクトリーの佐々家さんがYouTubeにアップしていたパット練習をお手本にしてます。佐々家さんのアドバイスとは、、、
パターマットで打つ時はカップインにこだわらない。入るかどうかよりも、とにかく手元がスムーズに動くストロークを行なう。手元がスムーズに動けば、結果的にストロークの軌道が安定(打点も安定)し、転がりが良くなる。転がりが良くなれば、結果的にカップインする確率も上がる、というものです。
パットは打点位置、そして正確かストロークが求められますが、この佐々家さんのアドバイスはまさに目からウロコでした。手元がスムーズに動いてさえいれば、ヘッド軌道が安定し、かつ打点位置も狂いが出にくいのです。iPhoneで自撮りしていると、手元がスムーズに動けば、ボールの転がりが良くなっているのが如実に分ります。
パット、特にショートパットを苦手にしている人を見ていると、アドレス時のフェース向きが狂っている場合が少なくありません。ストロークに関しては、外したくないという気持ちが高じて、インパクトで余計なアクションをしている人が多く、余計なアクションが打点位置を狂わせたり、インパクト時のフェース向きを狂わせてしまっています。
パターマットでの練習と言うと「連続○○回入るまで続ける」というのがありますが、超私的は入れることよりも、とにかくスムーズなストロークを身体に刻み込ませる練習の方が努力が報われるのではないかと思います~。
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2019年12月10日超私的な考察 1m前後のショートパットを左に外しやすい人の共通点とは!?
国内男子ツアー最終戦、「2019年ゴルフ日本シリーズJTカップ」の最終日、トップの組がティオフする2時間ほど前、千葉市民で9ホールプレーしてきました。クラブハウスに到着した時は気温0度。真冬のような寒さでしたが、スタートするや気温が少しづつ上がってくれ、途中からはニットキャップを脱ぎ、ウインドブレーカーを脱ぎ、そしてレッグウオーマーも脱いでプレー。ホールアウトしたのは10時前でしたが、その頃はうっすら汗もかいてました。
グリーンは朝露が残ってましたが、この露がくせ者。見た目は露で転がりが遅く感じるのに、実際はスーッとなめらか。見た目と実際の転がりの違いにとまどい、出だしのファーストパットは10mから2.5mオーバ-。これをポロッと外してボギー発進、続く2番はセカンドをグリーン左エッジに外し、これもアプローチを3mオーバーからボギー。3番はティショットを1.5mに付けるもののバーディーパットをカップに嫌われてパー。その後もパットがことごとく嫌われ、上がってみれば4ボギー、ノーバーディー。40ストロークでホールアウトしました。
△△ー△ーーーー△ 40
322222223 20
ショートパットをことごとく外しすと「スコアがまとまらない」というのを絵に描いたような内容。ただし昨日のラウンドではショートパットが入らなかったものの、一番嫌なミスである「引っかけ」や「左を嫌がっての押し出し」と言った、打ち損じのミスは出てません。対して、同伴者のショートパットを見ているとことごとく左に引っかけ、かつての自分を見ているかのようなミスを連発してました。
さて、このショートパットの引っかけ。
パット、特にショートパットはインパクト時のフェース向きにボールが飛び出します。
インパクトでフェースが被る(左を向く)と引っかけのミスが出ますが、実は、もうひとつ大きな要因があります。
それは、、、打点位置です!!!!!
土曜日の打点コントロールセミナーでもレクチャーしましたが、打点位置が芯から外れるほどにインパクトの衝撃でフェース向きが変わります。たった1mほどのショートパットであっても、打点位置が芯よりもヒール側に偏ってしまうと、インパクトの衝撃でフェースが被って(左を向き)、ボールは狙いよりも左に打ち出されて引っかけてしまうミスが出ます。
ゴルフは物理です。
ショートパットはインパクトでの衝撃が小さいですが、その小さな衝撃であっても芯を外してしまうと(打点位置が狂うと)、インパクトの衝撃でフェースはブレ(回転)てしまうのです。
国内男子ツアー最終戦「2019年ゴルフ日本シリーズJTカップ」のテレビ放映では、ショートパットのアップ映像が何度も映し出されてましたが、優勝争いしている選手は例外なく打点位置がブレてません。劇的なプレーオフを制した石川遼選手のパッティングもしかりで、芯で正確に捕らえているのでインパクトでヘッドがブレず、狙ったラインにボールが打ち出され、ボールがカップに吸い込まれています。
当たり前と言ってしまえばそれまですが、パットは芯で捕らえることが正確な距離感、そして正確な方向性につながるのです~。
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2019年07月09日超私的な考察 石川遼も実践しているクロスハンドグリップのメリットとは!?
先週の国内男子ツアー「日本プロゴルフ選手権」。初日が中止になったことで最終日は36ホールの長丁場となりましたが、72ホール終えて13アンダーで黄重坤選手と石川遼選手がホールアウト。サドンデスのプレーオフを制したのは石川選手。高校生の時にツアー初優勝した時も最終日36ホールでしたら、これで1日36ホールでの優勝は2度目です。
勝負を分けたのは17番パー3。黄選手のティショットはわずかにショートしただけですが、グリーン手前の短く刈り取られた場所に転がってしまい池ポチャ。3オンから2メートル弱のボギーパットを外してしまいここで痛恨のダブルボギーを叩きました。池ポチャと、ショートパットのミスによってダボになりましたが、2メートル弱のボギーパットを決めていれば勝負の行方は変わったかもです。そして、そしてプレーオフ2ホール目、石川選手の6メートルのイーグルパットをカップイン。勝負所でのパットの重要性を思い知らされました。
石川選手は3ラウンドの前半にボギー、ダボ、ダボを叩き、一時はトップと7打差。本人もインタビューで「優勝できないかも、、」と吐露してましたが、そこからバーディーを量産してトップに並び、サドンデスの1ホール目でイーグルを決めて勝利を手中に収めました。
石川選手が16番でバーディーパットを決めるあたりからテレビ観戦しましたが、パターは長年使っているL字マレット。グリップは右打ちの人が左打ちのグリップをするクロスハンドグリップです。
この優勝で石川選手が使うオデッセイのL字マレットが再び注目を集めそうですが、ゴルフ雑誌はこぞってクロスハンドグリップのレッスン記事をアップしてくるでしょう。そこで、今回は超私的にクロスハンドグリップのメリットについて書いてみたいと思います。
右打ちの場合、通常のグリップは右手が下(ヘッド側)で、左手が上(グリップエンドに側)になります。それに対してクロスハンドグリップの場合、左手が下(ヘッド側)で、右手が上(グリップエンド側)。左右の手の位置関係が逆になっているのがクロスハンドグリップです。右打ちなのに左打ちのグリップをするというのは、見た目は素人丸出し感があります。ゴルフをまったくやったことない人も、いきなりクラブを握るとクロスハンドに握る人が少なからずいるくらいですから、お世辞にも上手そうに見えるグリップではありません。
では、クロスハンドグリップにはどんなメリットがあるのか?
まずは手にパターを持たないで手を胸の高さにキープしたまま、通常のグリップとクロスハンドグリップを交互に試してみて下さい。手の位置が逆になるだけで変わることがあるはず。通常のグリップだと右手が上に位置するために右肩が前に出やすくなります。対して、クロスハンドグリップだと左手が上に位置するために右肩が前に出ません。左肩の方が少し前に出ます。
パターを持ってアドレスしても同じで、通常のグリップよりもクロスハンドに握った方が、アドレス時に肩のラインをスクエアに保ちやすくなるメリットがあります。アドレスやインパクトで右肩が前に出て引っかけのミスが出やすい人の場合、クロスハンドに握った方がラインに対して肩を平行に保てます。
もうひとつのメリットは、クロスハンド握った方がパターと左腕が一直線になり、ハンドファーストの状態を作りやすくなります。アームロックパターもそうですが、通常の長さのパターでもクロスハンドに握ると左腕とパターを一体化させやすく、インパクト前後で手首が余計な動きをしづらくなるのです。手首を使ってコツンと打つのには適してませんが、インパクトで手首を使いたくない人にはクロスハンドの方が適しています。
ただし、クロスハンドにも弱点があります。
クロスハンドだと左手主体のストロークになるので、かなり練習を積まないと微妙なタッチ(距離感)を出しづらいです。そして、転がりが遅いグリーンや20メートルを超えるロングパットのようにしっかりとボールをヒットしたい時には、クロスハンドグリップよりも通常のグリップの方が有利。フルショットでもそうですが、パットにおいてもクロスハンドは飛ばすには適してません。通常のグリップの方が力を入れやすいし、手首を使って効率良くヘッドを走らせることができるからです。このため、プロによってはショートパットはクロスハンド、ロングパットは通常のグリップという人もいます。
ちなみに、クロスハンドグリップに適しているのはロフトが多めのパターです。通常のグリップよりもクロスハンドに握った方がハンドファーストの度合いが強くなりやすいので、ロフトを減らして構えることになるからす。個人差もありますが、ロフトは4度以上あった方が、クロスハンドグリップにした時でもインパクトロフトが3度前後の適正になってくれます。
マーク金井は高麗グリーンでプレーすることが多いので、高速グリーンになるとインパクトが緩む癖が出てしまい、、、途端に3パットの数が増えます。グリーンの速さが変われば打ち方を変えるのもアリなので、これからは高速ベントでプレーする時は、石川選手を真似てクロスハンドでパットを打つことにします。もちろん、その時はロフトが多いナチュラルパター、RS1.5をキャディバッグに入れていきます~。
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BSテレ東で日曜日9時から放映しています。ゴルフ天下たい平で
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2018年11月13日超私的な提案 パット数を減らすのに役立つスコアカードの付け方とは!?
アナライズチャンネルのYouTube試打
マーク金井 打たずにいられない 最新動画が配信されました
日曜日の早朝、還暦祝いをしていただきました。場所は9ホールの聖地、千葉市民ゴルフ場。還暦なのでマーク金井は赤いベースボールキャップを被ってのプレーです。メンバー全員、担ぎセルフで、クラブは7本縛りです。スコアは、
□ーーーーーー△ー 39
222222232 19
そして、このラウンドではもうひとつの縛り(約束事)を設けました。
それはパットを絶対にショートさせないこと。
カップの向こう側1mの場所にボールが止る距離感で打つことを定めたのです。10メートル以上のロングパットはもちろんのこと、3mのパット、1mのパット、そして50センチのパットでも1mオーバーの距離感で打つのです。
試していただくと分りますが、これは言葉で言うほど簡単ではありません。ドライバーでナイスショットを打ったり、セカンドでピンを狙って打ったり、アプローチでOKの距離に付けるよりも難しい。何故かと言うと、1mオーバーする距離感でパットを打ったら、、、、、、
次のパットで嫌な距離が残ってしまうからです。特に、1.5m以内のショートパットを、カップの向こう側1mオーバーする距離感で打つのは、精神衛生上、相当な負担がかかります。同伴プレーヤーは9ホールを終えた時、「18ホールプレーした時よりもヘトヘトになりました」と言ってましたが、慣れてくるまでは相当精神的に疲れます。
カップの1m先にボールを止めるメリットは2つあります。
ひとつはショートのミスがなくなるので、1パットの確率が上がること。
もうひとつはボールの転がりが強くなるので、芝目や傾斜の影響を受けづらくなること。
もちろん、1mオーバーの距離感で打てばデメリットもあって、返しのパットでプレシャーがかかりますし、返しのパットを外せば3パットや4パットが出てしまいます。しかしながら、カップを1mオーバーする距離感で打つ事が当たり前になれば、確実に1パットの数を増やせます。実際に、プロのパッティングを見ていても優勝争いしている選手は例外なく、カップを1mオーバーするぐらいの距離感でパットを打っています。
では、どんな風にプレーすれば1mオーバーする距離感でパットを打てるようになるのか?
お勧めしたいのはスコアカードにパット数を記入するだけでなく、自分が打ったパットがショートしたのかオーバーしたのかを書くことです。
例えば、ファーストパットがカップを1mオーバーしたなら、1m○
例えば、ファーストパットを10センチショートしたなら0.1×
という風に、セカンドパットでもオーバーしたら○、ショートしたなら×を入れるのです。そして、すべてのパット数の○と×の数をデータ蓄積してくのです。可能ならば、パットを打って残した距離もデータ蓄積してくと、さらに自分がどんな風にパットを打っているのかを客観的に知ることができます。
ゴルフはデータ分析が大事だと言われてますが、どんな風にデータを集めるかはもっと大事です。多くのアマチュアゴルファーは単純にパット数を記入しているかと思いますが、パット数の記入だけでは、距離感について知る術(すべ)がありません。ショート癖が多いのか、オーバー癖が多いのも分りません。これでは、どんな風にパット練習すればいいのか仮題は見えてこないのです。
ゴルフは物理であり、そしてデータ分析が大事です。
カップを1mオーバーした時点でボールを止める。今、マーク金井はこの練習ができるパターマットを作りたくてウズウズしています~。
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2018年11月11日超私的な考察 ショートパットをしっかり強く打つのが難しい本当の理由とは!?
昨日は神田のスタジオにてアナライズセミナーを実施。前半は1ヤードの距離を緩まないで打つことを体感できるアプローチセミナー、1時間の休憩を挟んだ後半は、今回から新たな講座なるパッティングセミナーを行いました。パッティングセミナーについては撮影が入ってますので、近々、YouTubeにて全内容をアップ致します。
マーク金井は自他共に認めるパット下手です。にも関わらずパッティングセミナーを実施しました。パットが下手なのにセミナーを実施するなんて無謀とも言えますが、パットが下手だから実施できると超私的に思っています。パットが下手なので、セミナーでは自分の成功体験(持論)を展開しません。パットが下手が故に、物理的に「入るパット」とはどんなものかを懇切丁寧に説明できるからです。
アナライズのパッティングセミナーでは、以下の2つのことを重点的に説明、かつ実際に体験してもらいます。
パッティングで大事なのは打点位置
パッティングの距離感で大事なのは、どんな距離でも1mオーバーの距離感で打つこと
打点位置についてはYouTubeをご覧になって下さい。パットが上手いプロはどんな打点位置で打っているのか、パットが上手い人と同じ打点位置で打つための練習法を詳しく説明しています。
距離感については、どんな距離のパットでもカップを1mオーバーした地点にボールを止める(止まる)タッチで打つことをレクチャーします。ショットであれ、パットであれゴルフをプレーする時に一番大事なことは、、、
ボールをどこに止めるかを決めること!!!!!!!!!!
シンゴイズム(マイナビ)の中で片山晋呉プロも語ってますが、ゴルフはボールを飛ばすゲームではなく、ボールを止めるゲームです。強気の距離感で強く打つというのは、ショートのミスを防げますが、どこまでオーバーさせるかという数値的目標がありません。これではボールを止める、すなわち本当の距離感は身に付きません。
ただし、カップの先1mにボールを止めるという距離感は言葉でいうほど簡単ではありません。本当に1mオーバーする場所に止める距離感で打ち、カップインしなかった場合は1mのパットを打つことになります。1mの距離になると「お先」することはできませんし、カップのフチに止ったボールよりもカップインさせるのが困難になります。カップの1m先の距離感で打って外すと、3パット、4パットのリスクも抱えることになるのです。
加えて、カップの1m先に止める距離感でパットを打つ場合、ロングパットよりもショートパットが難しくなります。例えば、
5mの距離を打つのと50センチの距離を打つ場合、圧倒的に後者の方が1m先にボールを止める距離感で打つのに「ドキドキ」したり「プレッシャー」がかかります。
何故かと言うと、、、、
5mの距離を1mオーバーで止めるということは6m打つこと。カップまでの距離に対して2割強い距離感で打てばいいことになります。対して、50センチの距離から1mオーバーで止めるということは1.5mの距離を打つことになります。
察しの良い人はもうお分かりでしょう。そうです、50センチの場合、カップの1m先にボールを止める距離感というのは、カップまでの距離に対して3倍の距離を打つことが求められるのです。50センチでカップに届くのが見えているのにもかかわらず、実際は1.5m打たなくてはならない、、、、これはドライバーでボールを遠くに飛ばすことよりも、アイアンでグリーンの端に立つピンを狙うよりも、度胸が求められるのです。
ショートパットをカップの先1mに止める距離感で打つメリットは、傾斜や芝目の影響を受けづらくなります。傾斜や芝目を気にしないで真っ直ぐ狙っていけるメリットがあります。そして何よりも「カップに届かない」というショートのミスは出ません。いくらいいパットでもショートしたら永遠にワンパットの数は増やせないのです。
ゴルフは物理です。
50センチ、1m、1.5m。これらの距離は外せない距離ですが、ワンパットの確率を上げるために必要なことは「カップの先1mの所に止める」という距離感で打つ事が求められるのです~。
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