カテゴリー: パター、パター練習法
2015年06月24日ショートパットを正確無比に決めるために必要なこととは!?
今週分は6月25日13時に販売開始します
詳しくは このブログとマーク金井ブログをチェックして下さい。必ず事前に告知しています!!
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- 商品のお届けは、一週間前後かかります
- 転売防止の為お一人様2つまでです
申し訳ありませんがご予約は受け付けておりませんので、この機会にお求めください
昨日は久しぶりに18ホールの競技に出ました。プロギアが主催するRSカップで舞台は鶴舞カントリークラブ(千葉県)。プロが40名でアマチュアはシングルスが31名、ダブルスが30チーム(60名)が参加。アマチュアのシングルスは上位10名が決勝大会に出ることが出来ます。予想カットラインは80と想定してましが、81のカウントバックでした。マーク金井は80を目標スコアに想定してましたが、1ホールで9の大叩きをしでかして89ストロークでホールアウト。予選通過に8打も足りなくてコースを後にしました。コースコンディションは素晴らしく良く、グリーンのコンディションも申し分ありまでしたが、プレー中、2度ほどゲリラ豪雨が降り、タフなラウンドとなりました。
鶴舞のフルバックは距離が長く、なおかつブラインドホールが多いためにティショットでプレッシャーがかなりかかりました。また、雨を想定していることもあってピン位置もシビア。9を叩いたのは8番ホールですが、ここはピンが右奥。強い受けグリーンのため、ファーストパットがカップをオーバーすると、返しは触っただけでもコロコロと転がってしまい、途中から加速します。触っただけでもカップを8m以上とオーバーしました。パット数はアウトが20パット、インが18パット。短いパットをポロポロ外し、ボギー列車から最後まで下りることができませんでした。
競技の後は、いつものごとくインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井のしゃべらずにいられない」のオンエア。ゲストはセイコーエプソン(株)の小平さんと高橋さん、そしてイラストレーターの野村タケオさん。スイング分析機器「M-トレーサー」のパッティングバージョンについて詳しく話を伺いました。野村にはパッティング時における使用感について話していただきましたが、これはかなり練習効果が高い分析機器です。パッティングというのはフィーリングの世界だと思っている人が少なくありませんが、実は、デジタル(数値)な要素も大事なことを再認識することができました。
では、ショートパットはどこをどうチェック&練習すれば、カップインの確率が上がるのか?
距離感もさることながら、ショートパットで大事なのは方向性。狙った方向に転がすためには、
・スイートスポットでヒットする(芯で捕える)
・インパクト時のフェース向きをスクエアに保つ
・パターのヘッド軌道を安定させる
ショートパットを打つ時、この3つの要素が満たされていればボールがカップインする確率がグンと上がります。逆に言うと、ショートパットでミスが多い人は、この3つの要素が不安定になっている可能性大。ショートパットのカップインを上げるには、
・どこでボールをヒットしているのか?
・インパクト時のフェース向きはどうなっているのか?
・パターの軌道はどうなっているのか?
これらを自分の感覚ではなく、客観的な数値として知っておく必要があります。ショートパットの練習と言うと、「10発連続して入れる」「100発連続して入れる」という練習がポピュラーですが、これはメンタル面を鍛えるのに役立ちますが、打点位置やフェース向き、そしてストロークの方向を分析することはできません。これらを分析するには測定器が必要です。
エプソンは、エムトレーサーを使ってのにパッティング用のアプリを開発&発表しましたが、このエムトレーサーを使うと、実に簡単かつ正確に、
打点解析(打点位置)
方向解析(インパクト時のフェース向き)
ストローク解析(ヘッド軌道)
をかなり正確にチェックできます(他にも解析できる項目がいくつかあります)。マーク金井はラジオのオンエア前にエムトレーサーでチェックしてみたところ、ミスの原因、とくにスライスラインのパットが入らない原因が明確になりました。何球打っても、
打点位置はスイートスポットよりもややトウ側
インパクトでフェースが2~3度開いている
ストロークの軌道はほぼストレート
フックラインはほとんど外しませんが、スライスラインがほとんど入りません。それもそのはず、自分では真っ直ぐ打っているつもりですが、実際は狙いよりもボールが右に飛び出すように打っているのです。何となくそうじゃないかと思ってましたが、エムトレーサーのお陰で、具体的な問題点が浮き彫りになりました。練習での課題は打点位置の修正、インパクトのフェース向きの修正です。この2点を修正すれば、ショートパットの精度を上げられます。
パットに形なしという諺がありますが、ボールを狙い通りに転がすためには合理的な打ち方をした方が絶対に有利です。ショートパットを苦手にしているのであれば、ぜひとも自分のパットの打ち方がどうなっているいるかチェックしてみて下さい~。
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6月27日(土)
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10時開始
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2015年06月22日ショートパットを上手く決められるパターの選び方!!
昨日は体操競技を観戦してきました。場所は国立代々木競技場第一体育館。全米オープンをテレビ観戦した後、電車で原宿に移動し会場に足を運びました。観たのは、
第69回 全日本体操競技種目別選手権大会
第31回 世界トランポリン競技選手権大会日本代表選考会
オリンピックでは何度も体操競技を観戦してますが、ライブで観るのは生まれて初めてです。男子は床、あん馬、跳馬、吊り輪、平行棒、鉄棒の6種目。女子は床、跳馬、段違い平行棒、平均台の5種目です。それぞれの競技はどれも素人が絶対に真似できるものではありません。いずれの競技も専門性が非常に高く、なおかつ危険が伴います。そして、体操は一発勝負。ミスを取り返せません。演技中に落下したり、手をついたり、バランスを崩したら減点されます。失敗が許されない中で高度な技を繰り広げる選手を観ていると、こちらまで息苦しくなります。この息苦しさ(緊張感)はテレビで味わえません。改めてスポーツはライブ観戦に限ると感じました。お目当ての内村航平選手は欠場となりましたが、白井健三選手の跳馬を観ることができました。
男子の床以外はすべて観戦しましたが、ゴルフに近いと感じたのが平均台です。平均台の幅は10センチ。選手は10センチの幅の中で跳んだり跳ねたり、宙返りしたりします。観ているだけでハラハラドキドキしますが、このハラハラドキドキ感はパッティングに似ています。恐らく、ノープレッシャーで演技をすればほとんどの選手は落下しないでしょう。10センチの幅の中で余裕を持っていろんな技を繰り広げられると思います。しかし、いざ本番になると、そうは問屋が卸してくれません。ミスできないというプレッシャーの中で演技をするわけですから、平均台の10センチの幅が、5センチ以下になってしまうように見えました。ゴルフもしかり。外せないショートパットを打つ時の選手を見ていると、カップが小さく見えたりします。
ホールカップの大きさは108ミリ。偶然にも平均台の幅とほぼ同じです。パッティングにおいては幅108ミリの幅の中にボールを通すことができればカップインします。しかし、プレッシャーが掛かればかかるほど、108ミリの幅がボールの幅(約43ミリ)ぐらいに狭く感じてしまうし、狭く感じるほどラインやストロークの仕方に迷いが出ます。今年の全米オープンでは、2メートル前後のパットを外すシーンが何度もテレビに映し出されましたが、迷って打ってカップインしたシーンはほとんどありませんでした。
さて、このショートパット。
昔からの定説で「迷ったら強気に真っ直ぐ」というのがあります。強めに打てば、多少の傾斜は関係なくなり、真っ直ぐ転がります。そして強めに打てば芝目の影響も減って真っ直ぐ転がりやすくなる分だけカップインの確率が高くなります。ただし、この諺にも落とし穴があって、強く打って外すと、再び嫌な距離のパットが残ります。ゴルファーはそれを無意識の内に察知してしまうので、「強く打ちたくても強く打てない」ことが多々あるのです。
では、どんなパターを使えば、ショートパットをしっかり打てるのか?
ショートパットでミスする時の多くは、インパクトが緩んでいます。言い換えると、インパクトが緩みづらいパターを使うと、しっかり打てます。具体的に言うと、
ロフトが多め
打感がソフト
ヘッド形状に関わらず、この2つの要素が満たされているとインパクトが緩みづらくなります。パターの場合、ロフトが多いほどボールが転がり過ぎません。ロフトが増えてくるとバックスピンが少しかかるからです。打感に関してはソフトが方が「ボールが転がり過ぎる」感じにならず、しっかり打ちやすくなるからです。逆に言うと、ショートパットが苦手にしている人(インパクトが緩みやすい人)は、ロフトが少ないパター(ロフト3度以下)や、打感がハード(フェースの弾き感が強い)パターは適してません。どちらもボールの転がりが良くなる分だけ、無意識の内にオーバーが怖くなってインパクトが緩みやすくなるからです。
手前味噌ですが、アナライズのナチュラルパターはロフトが7度。ハンドファーストに打ちやすくするために、通常のパターよりもロフトを増やしています。ハンドファーストに打ってもロフトが減りすぎないので、ボールが転がり過ぎません。また、フェース面はディープミーリングが施され、打感が非常にソフト。ショートパットでしっかり打ちやすく設計しています。
体操の平均台同様、ショートパットもメンタル面が及ぼす影響が計り知れないほどあります。そして、ショートパットはやるべき動作がシンプルなだけでに、メンタル面で不安を抱えると、それがストロークの乱れにつながります。メンタル面を克服するのは容易ではありませんが、体操と違ってゴルフは道具に助けを求めることが可能です。その証拠に1打にしのぎを削るツアープロは、長尺パターの使用率が高いです。長尺パターはまもなくルールで違反クラブとなってしまいますが、通常の長さでもショートパットが打ちやすいパターと打ちづらいパターがあります。
全米オープンを引き合いに出すまでもありませんが、1~2mのパットが入るのと入らないのとではスコアが大きく違ってきます。ショートパットを苦手にしているのであれば、ぜひともロフトが多いパターを試してみて下さい~。
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6月27日(土)
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年6月21日
2015年06月01日グリーン上の芝目はパッティングにどんな影響を与えるのか!?
昨日は久しぶりに山梨県のゴルフ場、鳴沢ゴルフ倶楽部。に行ってきました。鳴沢を訪れたのは2度目となりますが、今回はプレーしてません。吉岡徹治さんが主催されるジュニアキャンプに合流し、参加者(ジュニアゴルファーとご父兄)に1時間ほどクラブに関するレクチャーをしてきました。プレーはまったくしてませんが、せっかく鳴沢まで来たわけですから、時間の許す限りコースを見て、そして今どきのジュニアゴルファー達のスイングもじっくりと見てきました。
この鳴沢ゴルフ倶楽部。典型的な林間コースですが極めて洋風です。赤松と白樺にセパレートされているからでしょう。海外のゴルフ場のような雰囲気があります。加えて、ワングリーンのベントは典型的なアメリカンスタイル。ポテトチップのような起伏があって、スリリングなパットを楽しめます。間近に富士山が見渡せるのも魅力的なコースですが、ことプレーする時にやっかいなのがグリーン上での芝目。富士山の影響もあって、富士山を瀬にして打つ時は順目で転がりが早く、上りのラインでも下りのラインかと思えるぐらい転がります。対して、富士山に向かって打つ時は下りでもブレーキがかかるような感じで転がりがスローになります。なので、パットを打つ時は富士山の位置を確認しておかないと、距離感、方向性が「なんだこりゃ~」ってぐらい狂ったりします。
そこで今回はグリーンの芝目の有る無しについて超私的に検証してみたいと思います。まずは、ざっと芝目の関する定説を上げてみると、
・ベントグリーンよりも高麗グリーンの方が芝目の影響が大きい
・富士山とか高い山があると、その山の影響を受けて芝目が発生する
・シーサイドコースだと、その海の影響を受けて芝目が発生する
・いいグリーンは芝目がほとんどない
・芝目が強いグリーンは傾斜があっても切れない
・順目は転がりが早く、下りは転がりが遅くなる
マーク金井がしょっちゅうお世話になっている河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部は高麗です。高麗は芝先が太くて硬いので、これから夏場にかけて転がりが遅くなります。そして、もちろん芝目もベントに比べるとあります。しかしながら、以前に比べると、最近は芝目をほとんど気にしていません。今、グリーンに上がって一番注意深くチェックしているのは、芝目よりも傾斜です。グリーンリーディーン(グリーンの傾斜を読む)のエイムポイントのレクチャーを受けてから、傾斜を読むことの重要性を理解し、
正しく傾斜が読めれば、芝目の強い高麗でもほぼ傾斜なりに転がる。
言い換えると、グリーンを読む上で重要なのは
傾斜>芝目
傾斜を正しく読めてくると、逆目で遅いと思っているラインが実は上り傾斜だったり、順目で早いと思っているラインが実は下り傾斜だったりすることがあるのです。そして、
ここからが重要なポイントですが、
傾斜は目では正しく確認するのが非常に難しい。
目で傾斜を読もうとすると間違うことが多々あるのです。
傾斜を正しく読む方法は、ズバリ、傾斜計を使って計測することです。傾斜計をグリーンに乗せて測るのがベストですが、スマホのアプリを使っても傾斜の度合を調べることができます。自分の打つラインが上っているのか下っているのか、自分の打つラインがフックなのかスライスなのか。計測器を使って傾斜の度合を測れば、フックラインとスライスラインを読み違えることはありません。フックすると思ったのに真っ直ぐ抜けるなんてこともなくなります。
そして、ここからは推察ですが、芝目の影響でフックラインなのにスライスするなんていうラインも、実はスライス傾斜だったりする可能性もあるかもです。芝目の影響でスライスラインが見た目よりもスライスする度合が大きい場合も、実は、目で観ているよりも実際のグリーン面は「スライス傾斜が強い」という可能性もあるかもです。
昨年、軽井沢で開催された世界アマチュア選手権では、米国チームはかなり精度の高い傾斜計を使って、すべてのホールのグリーンの傾斜をこれでもかってぐらい、事細かに計測していました。そして、そのメモを元にパットを打ち、どの国の選手よりも正確にグリーンを読み切っていました。対して、ホームである日本チームは米国チームようなことはやっていません。傾斜計を使ってグリーンを計測していないので、ゴルファーの五感を使ってグリーンを読んでました。そして、代表選手は「グリーンが読み切れなかった」というコメントをホールアウト後に残しています。
芝目と傾斜。
グリーンを読み切るためには、この両方が必要だとされていますが、目で傾斜を読むのは簡単ではありません。目は錯覚に惑わされやすいからです。米国チームは完全アウェイの軽井沢でホームの日本チームよりも、グリーンの傾斜を読み切っています。この結果だけでも、プロ、上級者であっても目だけでグリーンの傾斜を正確に読むことは極めて難しいと言えるでしょう~。
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6月7日
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)
10時開始
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マーク金井ブログ更新しています芝目より傾斜です。http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=12602
Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年5月31日
2015年05月20日パターのロフトは少ない方がいいのか? それとも多い方がいいのか?
明日5月21日木曜日13時販売開始
こちらが売り切れても来週もまた販売します! 詳しくは このブログとマーク金井ブログをチェックして下さい。必ず事前に告知しています!!
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昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の生放送オンエア。ゲストは女子プロの米山みどりさん。ツアー7勝を挙げている実力派ですが、現在は、子育て休養中。自身のゴルフについて振り返っていただくのに始まり、現在の女子ツアーについて、そして競技ゴルフについて話していただきました。米山プロは剣道で全国一になり、それからはゴルフに転向。18歳の時に、日本女子アマに優勝。プロテストは2回目の合格で、それから35歳で引退。なんと、プロ入直後に、35歳ぐらいで引退を決めていたそうです。
さて、今日のテーマはパターのロフトについてです。
パターに関しては様々な種類があり、ヘッド形状による特性については多くのゴルフ雑誌やゴルフメディアで紹介されています。今はネオマレット型とピン型が主流ですが、その違いについても、きちんと説明がなされています。そして、パターは他のクラブに比べると、
ヘッド重量
ライ角
長さ
フェース面の素材
についてのバリエーションも豊富。ゴルファーは自分の好みのパターを見つけ出すこともできますし、上記スペックに関しては、自分好みのパターにチューニングすることも可能です。しかし、パターでは簡単にできそうでできない調整があります。
それはロフト角の調整
ドライバーやFW、UTにはロフトのバリエーションがあります。アイアンも軟鉄鍛造ならばネックを曲げることでロフト調整できます。しかしパターの場合、ウッドクラブのように同じヘッドでロフトのバリエーションをラインアップしているモデルはほとんどありません。パターの場合もネックを曲げることでロフトを微調整することができるモデルもありますが、フェース面に対してロフトを増減させることは極めて困難です。なので、多くのゴルファーはメーカーが定めたロフトでパットを打つことになります。なので、ことさらロフト角を意識している人も少なく、そしてロフト角が異なるパターを打ったことがある人も非常に少ないです。
パットはグリーン上でボールを転がすための道具(クラブ)です。他のクラブと違ってボールを空中高く飛ばす必要がありません。だからでしょう、転がすだけならば、ロフトは0度でもいいと思っている人もいたりします。しかし、ロフト0度のパターはほとんど市販されていません。オデッセイしかり、ピンしかり、テーラーメイドしかり、スコッティ・キャメロンしかり。市販されているパターのほとんどはロフトが少しついています。
市販パターの多くはロフトが3~4度ぐらいです。言い換えると、ロフト0度のパターがほとんどないのと同じく、ロフトが5度以上ついているパターもほとんどありません。手前味噌ですが、ロフトが多いパターですぐに頭に思い浮かぶのは、自分で作ったリンクスのナチュラルパターぐらいです(ナチュラルパターはロフト7度)。
では、パターのロフトはボールの転がりにどんな影響を及ぼすのか?
一般的にロフトが少ないほど(4度以下)
転がりがよくなる(バックスピンが減る)
引っかけのミスが出づらくなる(ボールが捕まりづらい)
ハンドファーストに打ちづらくなる(ハンドレートになりやすい)
一般的にロフトが多いほど(5度以上)
転がりづらくなる(バックスピンが増える)
プッシュアウトのミスが出づらくなる(ボールが捕まりやすい)
ハンドファーストに打ちやすくなる(ハンドレートになりづらい)
パターの適正ロフトはグリーンの状態やゴルファーによって結構変わります。グリーンのコンディションが良ければロフトが少なくても大丈夫ですが、コンディションが良くないグリーンではロフト角がある程度(4度以上)必要です。コンディションが悪いグリーンの場合、打ち出し直後にロフトでボールを少し浮かせた方が、芝の影響を受けづらくなって直進性が高い転がりを得られます。最近の市販パターを見ていると、ロフトが3度前後のモノが増えていますが、これは昔のグリーンに比べると、今どきのグリーンはコンディションが良くなっていることも少なからず影響していると思います。
打ち方については、どれぐらいハンドファーストに打つかによって変わります。ハンドファーストに打つ度合が強い人ほど、インパクトでロフトは減ります。例えば、インパクトで15㎜ハンドファースで打つとロフトは1度減ります。45㎜ハンドファースで打つとロフトは3度減り、90㎜ハンドファースで打つとロフトは6度減ります。言い換えると、インパクトでハンドファーストになりやすい人ほどパターも多めのロフトが必要なってきます。例えば、レフティのフィル・ミケルソンはハンドファーストに打っていた時は、ロフト7度のパターを使ってました。
グリーンのコンディションによっても変わってきますが、インパクト時のロフトは
3~4度
これがパッティングの理想的なロフト角と言われています。なので、ハンドファーストに構えて、ハンドファーストに打ちたい人は、ロフトが多めのパターを使った方が、イメージ通りにストロークしやすいし、イメージ通りにボールを転がしやすくなります。他方、ハンドファーストに打たない人というのは、ロフトをあまり増やす必要はありません。シャフトを地面と垂直して構え、その状態でインパクトを迎える人は少ないロフト(4度以下)の方が、イメージ通りにストロークしやすいし、イメージ通りにボールを転がしやすくなります。
ちなみにロフト7度のナチュラルパターを設計したマーク金井は、インパクトでハンドファーストの度合が大きめ。ハンドファーストに打ってもインパクトでロフトを3~4ど確保したいので、わざとロフトを7度に設計しました。そして、現在ではロフト角9~10度のパターを試作しました。名前は明かせませんが、誰もが知っている男子ツアープロからの要請で、ロフトを10度近くに増やしたパターを作りました。ちなみに、この試作品は、シャフトやネックを曲げることでロフトを増やしてません。ロフト面を削り落とすことで、ソールに対してのロフトを増やしています。
たかがロフト、されどロフト
ロフト10度のパターを実際にコースで試してみましたが、転がりは普通のパターとほとんど変わりません。それはロフト10度だと、インパクトでロフトを減らしたくなってストロークするからです。加えて、ロフトを10度に増やすとスライスラインでボールがラインに乗りやすくなります。ロフトが多いと捕まるので、スライスラインでいきなり右に切れるミスが出づらくなるからです。
ドライバーにロフト違いがあるならば、パターにもロフト違いがあってもいいと最近は強く思っています。なので、今は、オーダーメイドで好きなロフトを選べるパターを作りたくてウズウズしています~。
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中越豪 パッティングセミナー
5月31日
ジオギャラクシー代表 中越豪。ツアーサービス、プロキャディの経験もある。中越豪があなたをパッティングの世界の入り口にご案内します。希望者にはパターの調整もします(別料金)愛用のパターをお持ち下さい。こちらはまだ先ですので まだまだ余裕があります。T島も中越豪さんのおかげで、パターするのが楽しくなりました。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年5月19日
2015年05月16日高速グリーンでミスに本当に強いパターとは、一体どんなパターなのか!?
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先週日曜日に続き、昨日もゴルフ場をはしごしました。朝イチで千葉の平川CCに出向き、朝7時からゴルフ雑誌のタイアップ撮影。動画とスチールの両方でしたが、サクッと2時間弱で終了。そこから神田に戻って原稿を1本仕上げて、ちょことっと昼ビールを飲んで向かったのは都内の赤羽GC。もちろん、クルマではありません。神田から京浜東北線と埼京線を乗り継いでの電車ゴルフです。サクッと担ぎで薄暮9ホールを楽しんできまし
今週は男子ツアーの公式戦、「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」が開催されています。場所は太平洋クラブ江南コース(埼玉県)。仕事が一段落したこともあり、昨日、現地でサクッと観戦してきました。江南コースはフラットな林間コースで、一見、それほどタフなレイアウトではありません。しかし、グリーンが硬くて高速。ピンポジションがシビアなこともあって、パッティング次第でスコアが大きく変わりそうなセッティングでした。予選通過は1アンダーとハイスコアでしたが、オーバーパーを叩く選手も少なからずいました。
ゴルフの竪琴を欠かさず使っていただいている片山晋呉プロの組について9ホールほど観戦、それから谷原秀人プロ、塚田好宣プロ、藤田寛之プロ、宮里優作プロ、広田悟プロのプレーもショットを間近で見て、練習場ではジャンボ尾崎プロを間近でじっくり見てきました。ジャンボさんのドライバーはテーラーメイドのグローレF。シャフトは今噂のスピーダーレボリューションのブラックでした。かつてのジャンボさんは左側の打席で練習してましたが、今日は、なぜか一番右端の打席。ちょうどドライバーを打ってましたが、68歳とは思えないヘッドスピードでハイドローを打ってました。年齢を考えると、信じられない飛距離です。
そして、信じられない飛距離だったのが、若手の注目株、塩見好輝プロのドライバーショット。スリムでそれほど大柄ではありませんが、とにかく身体の切れが半端なく、全身がバネのような力強いスイング。推定ヘッドスピードは52~54m/s。飛ぶだけでなく、スイングプレーンも美しいプレーヤーです。大阪出身で東北福祉大学ゴルフ部OB。今回は予選通過できませんでしたが、これからの活躍が大いに期待できる選手です。
日本プロではプロのパッティングもじっくり見てきました。片山プロは独特な形状のパターを使ってましたが、打ち方もオリジナリティに溢れています。パターの長さは中尺で左腕とシャフトが一直線になるように構え(結果的にハンドファーストに構え)、そしてハンドファーストをキープしたままインパクトを迎えています。他の選手は片山プロほどではありませんが、ハンドファースト気味にアドレスし、ハンドファーストな状態でインパクトを迎えています。当たり前ですが、アマチュアのようにインパクトで手首を使い過ぎるプロはひとりもいませんでした。
そして、出場選手が使っているパターを観察してみると、ピン型を使って入る選手と、大型マレットを使っている選手がほとんどです。昔は流行ったL字とかキャッシュイン型(T型)を使っている選手はほとんどいません。
さて、このパターの形状。パターはいろんな形状が市販されていますが、一般にはヘッドが大きいほどやさしいと言われています。理由は単純、ドライバーと同じく、パターもヘッドが大きいほど慣性モーメントが大きくなりやすいからです。慣性モーメントが大きくなると、ミスヒットした時(芯を外した時)、ヘッドがブレにくくなり、その結果、ミスヒットしても距離感、方向性が安定します。
ちなみに、クラブメーカーがアピールしている慣性モーメントの大きさというのは、ヘッド単体での計測で、ヘッドの左右方向についてのモノがほとんど。ミスヒットした時にフェースが閉じる(開く)度合を数値化しています。
この慣性モーメントですが、実はヘッド単体だけでも3つの方向があります。そして、慣性モーメントはヘッドだけでは論じられない部分もあるのです。カリスマパター職人で、パターメーカー ゴールドファクトリーの代表でもある。佐々家正幸さんは、こんな風に慣性モーメントについて教えてくれました。
慣性モーメントは1、トゥヒール方向(左右)、2、ソールからグリップ方向(上下)、3、フェースバックフェース方向(前後)の6方向で3種類存 在しますが、ヘッド単体での慣性モーメントとクラブ全体での慣性モーメントがあり、ヘッド単体での慣性モーメントは大きいものの、クラブ全体で考 えると、慣性モーメントが小さいケース、またはその逆というケースが存在します。更に、各メーカーはヘッド単体の慣性モーメントを大きくすること に必死ですが、クラブ全体の慣性モーメントを大きくすることを考えたほうが、実は容易なケースというのが多々あります。
以下、それぞれ個別に説明します。
1、ヘッド単体の左右の慣性モーメントはトゥとヒールを重くすることによって
アップしますが、クラブ全体としては重心距離が長いほど慣性モーメン トは大きくなります。トゥとヒールが重ければ左右方向にヘッドは動きにくくなりますが、センターシャフトにするとシャフトを中心にヘッドはクルク ルと回りやすくなります。つまり、L字型パターのようにヘッド単体の慣性モーメントはピン型に比べて小さくてもクラブ全体で考えると重心距離が長 いため、意外とヘッドは左右に動きづらく、慣性モーメントが大きいというケース、逆にヘッド単体の慣性モーメントは大きくても、重心深度が浅けれ ば、センターシャフトにすると慣性モーメントが極端に小さくなってしまうケースというのがあります。※重心距離を長くし、巨大な慣性モーメントを出したのが、WOSSの最初のパターですね。
2、ヘッド単体の上下の慣性モーメントは、低重心化し、更にネックをつけて上方に重みをつければ慣性モーメントは大きくなります。ですが、クラブ 全体での上下の慣性モーメントを考えるならばヘッドを重くし、グリップを重くするだけでクラブが上下にひっくりかえりづらくなり、慣性モーメント が大きくなります。シャフトスタビライザーはここに注目し、クラブ全体の上下の慣性モーメントをアップし、クラブの性能を引き出させた商品です。
3、最後にフェースバックフェース方向、つまり重心深度ですが、ヘッド単体の慣性モーメントはヘッドを大きくしたり、バックフェースにウェイトを つけたりするなどして重心深度を深くすれば大きくなります。ですが、クラブ全体の前後の慣性モーメントを考えると、グースをつけるだけで前後の慣 性モーメントは大きくなります。
A、バックフェースに青銅やチタンプレートを貼って、重心深度を1mm深くする。←作るのが難しい
B、グースを1mmつけて、重心深度を深くする。←作るのが簡単これらは見た目は違いますが、目を閉じてスイングすれば同じ効果のあるものです。アナライズのハンドファーストパターはこれと同じ効果がでていると考えられ、過去にはピンの歴史を紐解いてみると、シャフトの曲がったパターな ど、近い効果のあるものが見つかると思います。
(以上、佐々家さんの説明から引用)
ハンドファーストに打てる形状のパターは、そうでない形状のパターよりもクラブ全体の慣性モーメントが大きくなる。数値的な根拠はありませんが、実際、テストしてみると明らかにハンドファーストに打つように作られたパターの方がミスヒットした時、ヘッドがブレづらいのが手に伝わります。そして手元側を重くすると慣性モーメントが大きくなるというのも、実際に手元側が重くないパターと打ち比べると、その差が手に伝わってきます。
もちろん慣性モーメントが大きくなってくるとデメリットもあります。ヘッドがブレにくくなるというのは、動かしづらさにつながります。結果、ヘッドの操作性が悪くなり、微妙にヘッドを動かすのが難しくなります。また、早いテンポのストロークがしづらくなってきます。
慣性モーメントについてはまだまだ研究の余地がありますが、グリーンが速くなってくればくるほど、慣性モーメントが大きなパターの方が有利だとマーク金井は思っています。そういう意味でも、ハンドファーストに打てるパターというのは、高速グリーンに非常に適したパターなんです~。
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マーク金井ブログ更新していますミスに本当に強い!!!パターが欲しいhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=12418
Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年5月15日