マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフ雑誌から

2015年02月06日ゴルフ練習場で「やっていい練習、やってはいけない練習」とは!?

昨日(木曜日)もホットリストジャパンの試打を行いました。場所は千葉県のジャパンゴルフスクール。フェアウェイウッド、ユーティリティに加え、ウエッジとアイアンも試打し、久しぶりに1日で約130モデルのクラブを打ちました。審査の為の試打ですから、単純に打つだけではありません。フッカー向けのクラブなのか、スライサー向けのクラブなのか。ハードヒッター向けのクラブなのか、それともシニア向けのクラブなのか。対象ユーザーを意識してボールを打ち、対象ユーザーが求める弾道が打ちやすいかどうかも入念にチェックします。

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丸々2日間、練習場にいました。ジャパンゴルフスクールは設備環境が良く、暖房設備が整っていることもあって、平日の昼間でも多くのゴルファーで賑わっています。そして、来場しているゴルファーは熱心にボールを打っています。練習場にいると、ゴルフが好きな人が多いことを再確認できます。その一方で、もったいないと思うこともあります。何がもったいないかと言うと‥‥

 

ほとんどのゴルファーは一生懸命ナイスショットを打つ練習ばかりです。

 

どこの練習場に行っても、真っ直ぐ飛ばそう、遠くに真っ直ぐ飛ばそうとしている人ばかりです。練習の目的が「真っ直ぐ打つ」こと、「遠くに真っ直ぐ打つ」ことになっている人がほとんどです。そして、ほとんどのゴルファーはボールを熱心に打っていますが、他のゴルファーを熱心に見ている人も非常に少ないです。

 

そこで今回のエントリーは、打ちっ放しの練習場で「やっていい練習、やってはいけない練習」についてです。

 

今週の週刊ゴルフダイジェスト(2月17日号)で、片山晋呉プロは練習についてこんな風に語っています。

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悪いスイングのままいくらボールを打っても癖の上塗りにしかならない。正しいスイングが出来ていないのに、ただやみくもにボールを打っているのは、悪い癖を上塗りしているしだけ。それな練習器具で素振りをする方が、ずっとスイングは磨かれる。
(以上、週刊ゴルフダイジェスト 2月17日号より引用)

 

片山プロも言っているようにやみくもにボール打つ(ナイスショットを打ちたい)練習だけでは上達への道のりは遠いです。悪い癖を固めるリスクも高くなります。

 

では、どんな練習をすればいいのか?
では、どんな風にボールを打てばいいのか?

片山プロは練習器具を使ってボールを打っています。そしてガイドラインを使ってボールを打っています。言い換えると、自分の感覚ではなく、客観的にかつ、自分を俯瞰的に見ながらボールを打っています。これは大いに見習うべきです。具体的に言うと、

 

アドレスの向きをチェックしながらボールを打つこと。
ボールの打ち出し方向をチェックしながらボールを打つこと。

 

アドレスの向きに関しては、地面にクラブや棒状のガイドラインを置くことでチェックできます。ただし上半身の向きはこれだけではチェックできません。iPhoneやスマホを使って自撮りすることもお勧めします。ボールの打ち出し方向については、人工マットの前方地面にガムテープや棒状のガイドラインを置くことでチェックできます。こちらも、iPhoneやスマホを使うことで、より正確に打ち出し方向をチェックできます。

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体の向きと打ち出し方向

 

この2つがズレていてもナイスショットは打てますが、そのナイスショットは根拠のないナイスショット。練習場のように同じ場所から何発も打つならば問題ありませんが、コースに出た時には1発勝負。体の向きと打ち出し方向がズレている人の場合、コースに出た時に狙った方向にボールを飛ばすことが非常に難しくなりますし、ミスショットが出るリスクも高くなります。

 

ボールが打ち出される方向のことを「出球」といいますが、この「出球」を揃えることができると、コースに出た時も方向性が安定します。では、どんな練習をすれば「出球」が揃ってくるのか? それについては次回じっくり説明しましょう~。

 

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2015年01月22日ツアー28勝の片山晋呉プロが練習器具を積極的に使う理由とは!?

毎月21日は月刊のゴルフ雑誌の発売日。書店に行くと、月刊ゴルフダイジェストワッグルゴルフクラシックがゴルフコーナーにズラリと並びます。そして今日は隔週発売のアルバの発売日。どの雑誌も毎号、読み応えのある記事がギッシリと盛り込まれ、とても1~2時間ぐらいでは読み切れません。コンビニでの立ち読みを意識しているのかどうか分かりませんが、最初から最後まで読み切るためにはかなりの時間が必要です。

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毎回、内容てんこ盛りなゴルフ雑誌ですが、月刊ゴルフダイジェスト月刊ゴルフクラシックの最新号に「ゴルフの竪琴」が掲載されました。月刊GDでは片山晋呉プロの連載ページに、クラシックでは練習器具特集に写真と使い方が紹介されています。昨年はアルバでも片山晋呉プロが「ゴルフの竪琴」を使って入る写真が掲載されました。

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月刊ゴルフダイジェスト3月号に掲載

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月刊ゴルフクラシック3月号に掲載

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昨年末のアルバでも!掲載されました

 

片山プロはインターネットで「ゴルフの竪琴」を購入いただき、その購入がご縁で3度ほどミーティングすることができました。その時に、最初に伺ったのが、

 

練習器具を積極的に使う理由は何ですか?

 

いきなりど直球で質問しましたが、臆することなく片山プロは‥‥

 

「ただやみくもにボールを打っても癖を上塗りするだけ。練習器具を積極的に使った方が上手くなれるし、スイングを正しい方向に導けるからです」(片山プロ)

 

続いて、練習器具のセレクションについて聞いてみたら‥‥

 

「ゴルフ雑誌、インターネットを見るのが好きで、面白そうだと感じたら注文しちゃいます。もちろん自作の練習器具もあります。そして実際に何度か使ってみて、効果を実感できる練習器具に関しては、継続的に使い続けます」(片山プロ)

 

プロだから吟味していると思いきや、とりあえず色々試して見るのが好きな片山プロ。そして、実際に使ってみて「モノの善し悪し」をジャッジしているそうです。ゴルフ雑誌ではかなりの数の練習器具が掲載されていますが、実は、使ってすぐに止めた練習器具も少なくないとのこと。ちなみに、古賀GCで開催された日本オープン優勝時に使っていた巨大ヘッドの練習器具、「XLアイアン」は練習中にフェースが割れてしまい、再入手できないことから使用を諦めたそうです。マーク金井は片山プロが使って入るのを雑誌で見て「XLアイアン」を手に入れましたが、残念なことに、この練習器具は廃盤になっています。

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片山プロとは数時間に及んでゴルフクラブ談義、練習器具談義をさせていただきましたが、強く印象に残ったことがあります。それは‥‥

 

並外れた好奇心&創意工夫
どん欲な情報収集
既成概念にとらわれない柔軟な感性
常識にとらわれないユニークな発想

 

マーク金井も既成概念にとらわれない自信がありますが、片山プロはそれをはるかに上回ってました。クラブにおいても色んなアイデアを持っておられ、ゴルフ以外のスポーツから発想したクラブのアイデアもちゃっかりいただきました。

 

月刊ゴルフダイジェストではゴルフの竪琴の効果について、

 

この五角形グリップだと、左手が下で右手が上という位置関係で離れているから、手元に立体的な空間が出来て、フェース面がすごく意識できるんです‥‥中略、普通のクラブでは分かりにくい、ひじや手首の正しい使い方が身につくんです」
月刊ゴルフダイジェスト3月号より引用)

 

他のスポーツに比べると、ゴルフは道具(クラブ)の依存度が高いスポーツです。体を正しく動かせてもクラブを正しくコントロールできていないとナイスショットは出ませんし、ナイスショットを続けることはできません。片山プロはツアープロの中でもショットメーカーとして定評がありますが、それを支えているのがボールを打つことではなくて、練習器具を使っての練習です。片山プロによると、トーナメント中、プレー後の練習ではボールを1発も打たないことがしょっちゅうあるそうですが、練習器具だけは欠かさず使っているそうです。

 

もちろん練習器具は所有しているだけでは意味がありません。使ってこそ初めて意味があります。マーク金井はスノボにはまってますが、滑らない時は自宅でブーツを履いて板に乗ったりしてます。スノボのコーチから道具に慣れるだけでも上達につながると言われ、それを実践しています。ゴルフの練習器具もしかり、1日に長時間使うことよりも、毎日10分でもいいから続けて練習すること。継続することが正しいスイングを身に付ける近道です。それを誰よりも実践しているのが片山晋呉プロです~。

 

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アナライズからのお知らせ

1月25日(日)

中越豪 パッティングセミナー

10時開始

ジオギャラクシー代表 中越豪。ツアーサービス、プロキャディの経験もある。中越豪があなたをパッティングの世界の入り口にご案内します。希望者にはパターの調整もします(別料金)愛用のパターをお持ち下さい

お値段は8000円です

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

 

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2015年01月07日「ボールが曲がる本当の仕組み」が分かれば、ミスショットは確実に減らせる!!

アナライズからお知らせ

1月11日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

マーク金井はB2タイプ。自分のタイプがわかると、スイングのチェックポイントが明確になります。まだ自身の診断では間違うことが多いので是非セミナーを受けて下さい


 

5日の月曜日は午前中サクッとスノボに行って、午後から神田で仕事。6日の火曜日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア。今年、第1回目のゲストはフリーカメラマンの内田眞樹さん。元々はミュージシャンという異色な経歴の持ち主で、いろんな仕事を経てカメラマンに転身。ゴルフ好きが高じて現在はゴルフ関係の仕事が多くなったそうです。マーク金井も年間10回前後一緒に仕事してますが、いつも実物以上にカッコ良く撮影してくれます。

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これから4月の中旬くらいまでは週に1~2回のペースでスノボをしていきますが、一昨日、レッスンを受けて「ターンの本当の仕組み」が分かって、実際にできた時に、滑りがガラッと変わりました。それまでは曲がろうとし無理に曲ってた部分があり、それが無駄な動きを招いてました。それが、「ターンの本当の仕組み」が分かった途端、曲がろうとしなくても勝手にターンできるようになったのです。言葉にしづらいのですが、ボードに対して正しいポジションに身体をキープできると、板がターンを導いてくれるのです。言い換えると、上手く曲がれなかった時(スムーズなターンが出来なかった時)は、板に対して身体のポジションが悪く、それが原因でスムーズなターンが出来ていなかったのです。

 

もちろん「ターンの本当の仕組み」は頭で理解したからと行って、それが実行できるとは限りません。イメージしても身体がその通りに動いてくれるとは限らないからです。上手く滑れてない時は、板に対して自分がどの位置にいるかを勘違いしがちで、スノボの場合は、重心を動かしているつもりでも、実際は頭が余計な動きをしたり、お尻が余計な動きをします。理由は単純、スノボは「転倒の恐怖」がつきまとい、それが間違った身体の動きを招くのです。でも、「ターンの本当の仕組み」を身体が実践できるようになると、
身体のポジションが良くなり、霧が晴れたかのように滑らかにターンできます。

実は、スノボと同じことがゴルフにおいても、大いに当てはまります。ゴルフの場合、「ボールが曲がる本当の仕組み」を理解し、それが実現できるようになると、劇的にショットの方向性が良くなります。スライス解消はもちろんのこと、中級者に多いチーピン病も治ります。真っ直ぐ打つこと、そしてスライスやフックを打ち分ける技術も身に付けることができます。

 

では、「ボールが曲がる本当の仕組み」とは何なのか?

 

このブログでも過去に書いたことがありますが、今発売中のゴルフクラシック2月号にも特集記事が出てますが、「Dプレーン」という概念を理解すると、「ボールが曲がる本当の仕組み」が分かります。具体的に言うと、ゴルフボールの打球の方向、曲がりというのは、

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インパクト時のフェース向きとスイング軌道で決まります。

 

かつての理論では、スイング軌道(振っていく方向)にボールが打ち出され、フェース向きで球の曲がりが決まると言われてました。でもこれは間違った常識です。弾道計測器の進化により、従来の常識は間違いであることが証明されました。ボールの行方は、

 

 

インパクト時のフェース向きにボールが飛び出し、
スイング軌道で曲がり方(曲がりの度合)が決まります。

 

例えば、インパクトでフェースが開いていたらボールが右に飛び出し、
例えば、インパクトでフェースが被っていたらボールが左に飛び出すのです。

Dプレーンついて詳しい解説はこの動画をチェック

logo (1)←こちらのYoutubeより転載

右のOBに悩むスライサーの場合、まずやるべきことはクラブの軌道修正よりも、インパクト時のフェース向きを修正することが先決です。インパクトでフェースが被る(クローズになる)ことを覚えれば、確実に右OBを減らせます。スライス球であっても、ボールが狙いよりも左に飛び出すことができれば、スライス弾道でもOBを避けやすくなるからです。そして、ここからがポイントですが、インパクトでフェースが極端に被れば、スライス回転もしにくくなるのです。フェースの向きが極端に左を向いた場合、そのフェース向きに対して軌道がストレートならば、ボールは左に飛び出して、そのまま真っ直ぐ飛ぶのです。スライサーでもたまに引っかけ球が出る場合がありますが、この時は、インパクトでフェース向きは被り、そのフェースの向きに対して軌道がストレート、もしくはややインサイドアウトになっているのです。

 

なので、スライサーが本気でスライスを矯正したいのであれば、インパクトでフェースが被るクラブを使えば、道具でスライスを軽減できます。例えば、ドライバーならば、

・強いフックフェース(+3度以上)
・重心距離が短く(35㎜以下)、重心アングルが大きい(24度以上)

 

この2つの要素を満たすクラブを手にすると、インパクトでフェースが被りやすくなって、ボールを狙いよりも左に打ち出せます。これでスライスは確実に軽減できます。

 

チーピンを防ぎたい時も、クラブの軌道を修正するよりもインパクト時のフェース向きを修正することが先決です。インパクトでフェースが開く(オープンになる)ようになれば、ボールは目標よりも右に飛び出し、チーピンは出づらくなります。チーピンを打つゴルファーの場合、右に綺麗なプッシュアウトを打つ時がありますが、この時はインパクトでフェースがかなり開いています。逆に目を覆いたくなるようなチーピンを打っている時は、例外なくインパクトでフェースが被っています。なので、チーピンを本気で解消したいのであれば、インパクトでフェースが開くクラブを使えば、道具でチーピンを軽減できます。例えば、ドライバーならば、

 

・強いオープンフェース(-3度以上)
・長い重心距離(40㎜以上)、重心アングルが小さい(20度未満)

 

この要素を満たすクラブを手にすると、インパクトでフェースが開きやすくなって、ボールを狙いより右に打ち出せます。これでチーピンは確実に軽減できます。

 

ゴルフの場合、球筋をコントロールする上で一番大事なのはインパクト時のフェース向きです。これが「ボールが曲がる本当の仕組み」を理解する上での第一歩です~。

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2014年12月29日マーク金井が選んだアイアン・オブ・ザ・イヤー2104

アナライズよりお知らせ

今年もアナライズをご利用いただきありがとうございます。

アナライズの営業日は本日までとなっております。営業開始は新年5日から。注文は年末年始かかわらず、24時間365日受け付けておりますが、発送は29日から5日までお休みさせていだきます。6日より通常通り発送開始します。よろしくお願いします!!

※ご注文が殺到しているため、営業開始後も発送にお時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください


 

今年も残すところ後3日になりました。昨日は試打インプレッションを連載しているゴルフダイジェストオンライン(GDO)のコンペに参加してきました。サミットGC(茨城県)にて、これがホントの打ち納め。スコアはイン40のアウト39。初めてプレーしたコースですが高低差がほとんどありません。最近大人買いしているCASIOの腕時計、プロトレックを左手にはめてプレーしたのですが、高度計を見ても高度がほとんど変わりません。一番低い所の高度が35m前後、一番高い所の高度が43m前後。高低差が気になったのは2番のパー3ぐらいでしたが、それでも10m弱の打ち下ろしです。

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CASIOのプロトレックは気温、高度、気圧、方位も計測できる。コンパスも付いている

 

ただし巨大なグリーン上にはダイナミックな高低差があって、ほとんどのグリーンは2段になっています。マウンドもあったりするので、パッティングはかなり神経を使わされるレイアウトでした。すべてのグリーンは変化に富んでましたが、今日のピン位置では、11番と17番が難易度が高かったです。そして、度肝を抜かされたのが6番パー3。とにかくグリーンが巨大。キャディさんに聞いたら、即座に「約1000平米(約300坪)あります」とのことでした~。。

さてさて、年末カウントダウンが近づいてきましたが、マーク金井の超私的なギア・オブ・ザ・イヤー2014もカウントダウンが近づいてきました。今日のエントリーはアイアン・オブ・ザ・イヤー2014です。

いきなりですが、大賞(1位)は‥‥

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ピンG30アイアン。安心感があります!

 

 

ピン G30

ゴルフ雑誌EVENのギア・オブ・ザ・イヤー2014では3位でしたが、マーク金井的にはこのG30がぶっちぎりで1位です。理由は単純、

 

「池越えで150y、乗せたら100万円もらえる」

 

というホールがあったら、迷わず選ぶのがG30だからです。EVENでもコメントしましたが、ドライバーと違ってアイアンは実用性一辺倒のクラブよりも、所有欲が満たされるクラブに人気があります。実際、軟鉄鍛造でやや小ぶりのキャビティ、例えばタイトリストのAP2ミズノのMPシリーズは人気が高く、売行きも好調です。しかし、マーク金井はこの手のロマンチスト向けクラブには食指が動きません。打感が良くてもミスにあまり強くないクラブは、スコアメイクしづらいからです。池越えで多少ミスしても池を越えてくれ、グリーンもしくはグリーン回りに飛んでくれるクラブの方が、確実にスコアメイクできるからです。このブログでも何回か紹介しましたが、「ゴルフデータ革命」(マーク・ブローディ著、プレジデント社)でも、

 

スコアにもっとも影響を与えるのはグリーンを狙うショット

と書かれています。マーク金井のアイアンを選ぶ基準はまさにこれ。グリーンを狙うショットでミスが出づらいクラブは何かをとことん考えた結果、ピンG30を大賞に選びました。加えて、ピンはステンレス鋳造ですがライ角を大きく調整できます。これも大きな加点になっています。他の加点要素はバンス角。ソール幅が広くてバンス角が大きいほどダフりのミスに強いからです。ちなみに2位以下は‥‥

 

2位 ピン カーステン
3位 フォーティーン TC777フォージド
4位 該当なし
5位 該当なし

タイトリストのAP1とかテーラーメイドのRSi1もやさしくてランクイン候補でしたが、どちらも日本ではライ角を大きく調整できません。もしもライ角調整できたら、この2モデルもランクインしていました。

 

大事なことなので繰り返しますが、アイアン選びはスコアを求めるのか、それともロマンを求めるのかでクラブ選びがガラッと変わってきます。EVENのギア・オブ・ザ・イヤー2014ではピンG30が3位にランクインしていますが、週刊パーゴルフの年末恒例ギア大賞においては、ピンG30はトップ10にも入っていません。この結果を考えると、日本のゴルファーはリアリストよりもロマンチストの方が多いような気がします。ちなみに、今年のパーゴルフのギア大賞、アイアン部門の第1位は、タイトリストのAP-2。発売以来首位を守り続けていたゼクシオは8代目にして2位にランクダウンしていいます。なっています。

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人気のタイトリストAP2

 

 

今年のゴルフを振り返ってみると、スクラッチ競技でメダリストを2回取れたこと、久しぶりに60台のスコアが出たこと、そして3年ぶりに4連続バーディーが取れました。平均スコアも0.5打ぐらい良くなってますし、70台のスコアで回ってこれる確率も上がっています。これらが実現できたのはひとえに「ミスが出づらいやさしいアイアン」を使って入るからに他なりません。

 

ドライバーに比べるとアイアンは性能差が大きく出づらいと言われてますが、そんなことはありません。同じピンでもヘッドが小ぶりでマッスルバック形状に近いS55とG30とを打ち比べると、「なんだこりゃ~」ぐらい、ミスに対する寛容性は異なります。ロマンよりもリアル(スコア)を求めるのであれば、迷わずアイアンは性能重視で選びましょう~。

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PING S55 たしかにカッコイイです

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マーク金井が2位に選んだピンの カーステンアイアン

 

 

市販モデルでは、やさしいキャビティバックでライ角が3度以上調整できるアイアンはそう多くありません。なので、マーク金井はライ角が3度以上調整可能は大型キャビティバックアイアンをすでに設計開発し、試打も繰り返してます。ウエッジ先行ですが、来年の3月ぐらいには皆さんにお披露目できるかと思います~。

 

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2014年12月15日マーク金井の独断と偏見で選んだ、超私的なギア・オブ・ザ・イヤー2014

ここにきてて関東地方もグッと冷え込んできました。最低気温は0度を下回り、コースも霜が降り始め、ゴルフの行き帰りでは降雪や路面凍結に注意が必要な季節になりました。そんな最中、昨日は日立3ツアーズ選手権が平川CC(千葉県)で開催され、女子ツアーが3年ぶり3度目の優勝。今年は3度ほど平川をプレーしましたが、いつプレーしてもグリーンが超高速でスリリングなパットを楽しめます。3ツアーズでは、さらにグリーンが速くなっているのがテレビの画面からも存分に伝わってきました。スティンプメーターで12フィート以上出ているかもです。3ツアーズも今年で10回目、1年を締めくくる大会としてなくてはならない存在になりつつあります。

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写真はGDOより転載。GDOの記事は写真をクリック

 

そしてこの時期、なくてはならないモノといえば年間ランキング。そこで今日のエントリーは「超私的なギア・オブ・ザ・イヤー2014」です。

ゴルフ雑誌「EVEN」1月号でも「ギア・オブ・ザ・イヤー2014」でも審査員を務めてますが、このブログでは独断と偏見でランキングです。性能もさることながら、マーク金井の趣味趣向のウエートがかなり大きく、「ベストバイ」ではないことを先にお伝えしておきます(笑)

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まずはドライバー部門。「EVEN」でも書かれているように今年は例年にない当たり年で、衝動買いしたくなるクラブがかなりあり、実際、かなりのドライバーを衝動買いしています。前置きはこれぐらいにしておき、早速ランキングですが、

1位 テーラーメイド SLDR-S
1位 キャロウェイ ビッグバーサアルファ815
3位 テーラーメイド グローレF
4位 タイトリスト VG3
5位 ピン G30SFテック

すべて外ブラになりました。

 

そして、VG3を除き、重心距離が長めなことです。マーク金井はトップでフェースが空を向く、いわゆるシャットフェースなトップを作っています。シャットフェースは重心距離が長いクラブと相性が良いこともあって、これらのドライバーがランクインしているのです。それともうひとつ共通していることがあります。それは、アドレスした時のフェース向き。フッカーなので、構えた時に、フェースが被るフックフェースはNG。弾道調整の有無にかかわらず、アドレスした時にフェースが目標よりも左を向くのはランクインしません。そして、もうひとつ苦手なのが、ヘッドをポンと地面に置いた時、フェースが開く方向にゴロッと回転しやすいドライバー。フックフェースよりは構えやすいですが、座りが悪いと感じるクラブは構えづらいので苦手です。

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ちなみに重心距離がそれほど長くないVG3がランクインした理由は、ヘッドの座りがすこぶる良いこと(ラインをイメージしやすい)、そしてフェースの弾き感と打感の良さ。加えてヘッドがやや軽めなので46インチ以上の長尺仕様にしやすいからです。少し前までは200g以上の重いヘッドばかり使ってましたが、最近は重いヘッドと軽めのヘッドの両方を使っています。45.5インチ以下ならば重ヘッド、46インチ以上ならばやや軽めのヘッドが好きです。ピンのG30はノーマルではなくSFテックにしたのは、こちらの方がややヘッドが軽いから。G30は投影面積も大きいので46インチ以上で使いたいドライバー。なので、ヘッドの軽い方であるSFテックをチョイスしました。

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ランキング的には1位にSLDR-Sビッグバーサアルファ815とが入ってますが、どちらも共通しているのは浅重心のわりにはボールが上がりやすいことと、ヘッドの挙動が安定してること。どちらも初代(SLDR、ビッグバーサアルファ)は重心が浅過ぎてボールがドロップする怖さがありましたが、2代目はそれがありません。低スピン感がややマイルドになっている点がすごく気に入っています。

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3位のグローレFはノーマルポジションだとフックフェースで構えづらいのですが、弾道調整機能で「LOW」方向に調整すると、スクエアフェースで構えやすくなります。また、ロフトもちょうどいい感じに減ってくれ、イメージ通りの高さの弾道が打てます。

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ただし、残念なのがスリーブ。初代グローレのスリーブが付いたシャフトはグローレFに装着できません。グローレユーザーにとっては、この点は残念です。ヤマハのインプレスRMXのようにモデルチェンジしても、古いタイプのスリーブが装着できていれば、ランキング1位になっていたと思います。

 

おーっと、連載原稿の締切りが迫ってきました。この続きは次回アップします~。

 

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アナライズもおかげ様で10周年!記念セール第一弾

大変お安くなっております

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