カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法
2014年04月10日ゴルファーの大敵、チーピンを矯正するとっておきの方法とは!?
昨日はゴルフダイジェストオンライン(GDO)が主催するホットリスト2014の受賞パーティーがありましが。マーク金井は特別審査員ということもあって、受賞パーティーに出席しました。出席者のメインゲストはもちろんクラブメーカーです。パーティ会場では、それぞれの部門での金賞、銀賞クラブが発表され、金賞受賞したメーカーにはGDOの石坂社長からガラスの素敵な縦が贈られました。金賞を多く手にしたメーカーがあるかと思えば、金賞をひとつも受賞できなかったメーカーもありました。
パーティー会場ではたくさん金賞を獲ったメーカーはご機嫌ですが、実は、喜びを噛みしめられるは昨日だけかも知れません。なぜなら、賞をたくさん獲れば獲るほど、来年に向けてはハードルがさらに上がるからです。例えば、今年、金賞を5つ獲れば、「来年はひとつでいいや」なんてことを言えるメーカーはまずありません。企業としては右肩上がりの宿命があり、金賞5つならば最低でも現状維持、できれば6つ以上獲ることが求められるからです。対して、今年、金賞をひとつも取れなかったメーカーは、来年、ひとつでも金賞が取れればかなり嬉しくなれます。
とまあ、ホットリストについてはこれくらいにしておき、今日のエントリーはゴルファーの大敵、チーピンの矯正法についてです。チーピンとは
狙いよりも左に飛んで、さらに急激に左に曲がる弾道
スピンが極端に減ってフォークボールのような弾道
落下後、ボールが極端に左に跳ねてランが多い弾道
です。とにかく、これが出ると左の林に打ち込んだり、左の池に打ち込んだり、左にOBを打つことになって、確実にスコアを浪費します。加えて、左サイドが危険なホールほどチーピンが出やすく、そしてチーピンは連発して出やすくなります。シャンク同様、チーピンも初心者よりも中上級者に出やすいミスです。
さて、このチーピン。矯正法はいくつかあります。ゴルフ雑誌でもいろんな方法が紹介されていますが、多いのは次の3つでしょう。
ダウンからインパクトにかけて腰を鋭く左に切る
アウトサイド・インのカット軌道でクラブを振る
トップでフェースをオープンにしてスイングする
これらの方法でチーピンが直る人は、今日のブログはこれでおしまいです。もし、いろんな方法を試してみてもチーピンが直らない、ここ一番でチーピンが出やすい人は、ここから先をじっくり読んで下さい。そして、ここから先に紹介することを是非とも試してみて下さい。100%とは言いませんが、80%以上の確率でチーピンと決別できます。
では、どこをどう意識すればチーピン弾道と決別できるのか?
そのヒントはスライサーのスイングにあります。スライサーのスイングを観察すると共通項がいくつかありますが、その中でもすべての人に共通しているんは
ボールを左に打ち出そうとスイングしています!!
自覚している人は少ないですが、スライサーはボールが右に曲がることがトラウマになっているため、とにかくボールを左に打ち出すようなスイングをしています。その結果としてクラブの軌道がアウトサイド・インになって、そしてフォローで左ヒジが引けたり、左ヒジがくの字のように曲がってしまっています。対して、フッカーやチーピンに悩んでいるゴルファーの場合、フォローで左ヒジが引けたり、フォローで左ヒジがくの字の曲がっている人はほとんどいません。これまた、理由は単純。チーピンに悩む人はボールが左に飛ぶのが怖いので、ボールを右に打ち出そうとスイングしているからです。どちらのゴルファーにも共通してることは、ボールを打ち出す方向に問題があり、打ち出す方向を間違ってしまうために、余計にミスを助長しているのです。
では、どうすればチーピンを防げるのか?
チーピンに悩むゴルファーの場合、スライサーの気持ちになってスイングすればチーピンは止まります。ただし、これは言葉でいうほど簡単ではありません。チーピンに悩む人にとって、ボールを左に打ち出すことは非常に怖いことだからです。打つ前に怖いと思ってしまえば、スライサーのようにボールを左に打ち出すことはできません。でも、他の方法ならばチーピンに悩んでいる人も、スライサーのようなスイングすることは可能です。
それは、ダウンスイングにおける腕、手元のスピード
を強く意識することです。具体的に言うと、ダウンからフォローにかけて腕、手元をとにかく速く振って下さい。ダウンからフォローにかけてチーピンを打っている人の場合、腕と手元のスピードが減速しています。この減速がインパクト時にフェースを被せてしまうことにつながり、チーピンが出てしまうのです。対して、ダウンからフォローにかけて腕、手元を速く振ればインパクトゾーンでフェースは被りません。フェースが開いた感じになるので、ボールの打ち出し角度が上がりますし、スピンも増えてきます。結果、ボールは引っかかりづらくなるし、ドロップするような弾道とも決別できます。
たかが腕の振りと思うかも知れませんが、実は、腕を振るスピードが変わるだけで弾道がガラッと変わるのです。マーク金井はこれを体験的に感じていましたが、実は数値でも腕を振るスピードと球筋に関連性があることが分かりました。
EPSONのエム・トレーサーを使ってスイング解析すると、スライスする人ほどナチュラルアンコックの数値が低く、フックやチーピンが出る人ほど、ナチュラルアンコックの数値が高いのです。この数値は腕の減速率を数値化したもので、この数値の違いで球筋が違うことが確認できました。
単純過ぎて拍子抜けしたかも知れませんが、これがチーピンを防止する極意なんです〜
(▼▼)b
こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)
2014年04月02日ゴルフスイングを美しく見せるための超私的な方法論 その2
月曜日は強風下でゴルフ、昨日の火曜日は午前中、ガーラ湯沢で早朝スノボ滑ってきました。月末、月初という慌ただしい中で浮き世離れした生活を過ごしていますが、もちろん仕事のネタもがっつり仕入れてきました。強風下のゴルフでは耐えるゴルフについて学べましたし、早朝スノボでは関節の使い方の重要性を改めて感じ取ることができました。
ゴルフスイングもスノボも、上手い人ほど関節の使い方が上手です。対して、未熟練者ほど関節の使い方がギクシャクしてますし、関節を必要以上に曲げてしまっています。ゴルフもスノボも年寄りぽっく見える人ほど、関節の使い型に問題があり、それが原因で姿勢や立ち振る舞いが美しく見えません。
今日のエントリーは3月29日の続きで、ゴルフスイングの美しさについてです。
スイングにおける「美」とは一体何かと質問されたら、マーク金井は即座に関節の使い方でジャッジすると答えます。クラブが描く軌道も大事な要素ですが、美しさのキーワードは‥‥
関節!!!!
では、どんな風に関節を使えばスイングが美しく見え、若々しく見えるのか?
まず、アドレス。
重心が低い方が安定感があるからでしょう。ヒザを深く曲げて、お尻を下げて構えるゴルファーが少なくありませんが、これでは美しアドレスにはなりません。タイガー・ウッズをはじめ、アドレスが美しく見えるプロほど、ヒザは深く曲がっていません。ほんの少し緩んでいるくらいです。そして、股関節が前傾してお尻のポジションが高い。どっこいしょと椅子に座る感じではなく、少し腰高に見えるぐらいの方が、アドレスは美しく見えます。
もうひとつ大事なポイントは、ヒジの関節。右打ちの場合、左肘はほぼ真っ直ぐ、右肘はわずかに緩んでいるぐらいがベスト。ヒジが曲がりすぎると緩んでだらしなく見えます。対して、両肘が突っ張ったようにピンと伸びているのもNG。関節が突っ張って見えると余裕のない感じになって、素人臭く見えます。
次にテークバック
左ヒジは突っ張らない程度に伸びている。
右ヒジは徐々に曲がり、トップでは90度前後曲がっている。
右ヒザは突っ張らない程度に伸びている。
左ヒザは20~30度ぐらい曲がっている。
左手首はほぼ真っ直ぐ
右下首は甲側に45~60度ぐらい曲がっている
テークバックにおいては左ヒジが曲がってしまうと美しく見えません。右ヒジも90以上曲がってしまうと、力感が乏しくなって貧弱な感じに見えてしまいます。手首については、左手首が甲側に折れ曲がると美しく見えないです。
テークバックで左ヒジを伸ばすにはちょっとしたコツがあります。テークバック中、両ヒジを伸ばす意識があると、途中で苦しくなって右ヒジだけでなく左ヒジも一緒に曲がります。また、手首をコックするタイミングが遅い場合も、両ヒジが一緒に曲がるリスクが高くなります。
テークバックでは手首のコックを早めに開始すること、そして手首をコックした時、グリップエンドを体の外に突き出す(体から遠ざける)ことを意識して下さい。手首のコックでひっくり返ったグリップエンドを体から遠ざけることで左ヒジがスッと伸びてきます。そして、グリップエンドで大きな円を描くイメージでトップ迎えるようにすると、左ひじがスッと伸びた美しいトップが完成します。
左腕を伸ばそう、左ヒジを伸ばそうとするだけでは関節は上手く使えません。手首の関節を上手く使い、左手を体から遠ざけ、右手は体に少し近づける。左右の手を同じ方向に使うのではなく、「作用と反作用」を意識しながら、左手と右手を逆方向に使っていく。これが出来るようになると、トップで左ヒジがグニャリと曲がりません。
プロのように左ヒジがスッと伸びた美しいトップが作れるようになるでしょう~。
(▼▼)b
マーク金井がリンクスと共同開発した靴がついに出来上がりました!!デザインも素材もこだわりました。靴紐もキャタピランを標準装備!!! インソールも2種類入っていて、徹底的に履き心地にこだわりました!!よろしく!!
サイズ揃いました!!こちらをクリック↓
こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)
2014年03月31日初心者用ゴルフ場を作れば、ゴルフはもっと楽しくなる!!
セリーグの開幕に合わせるかのように関東エリアは一気に気温が上がり、桜も一気に開花してきました。女子ツアーでは渡邉彩香プロが、劇的な逆転優勝!。マーク金井が注目している工藤遙加プロは優勝争いこそ絡めませんでしたが、今季は開幕4戦、すべて予選通過を果たしています。
さて、今日のエントリーはゴルフ場のバリエーションについてです。
昨日のブログで、マーク金井はスコアメイクの基本と極意について書きました。大事なことなので繰り返しますが、
平坦なライからミスをしないこと
ナイスショットした直後のショットでミスしないこと
100y以内のショットでミスしないこと
これができれば、普通のゴルフ場で白ティからプレーするのであれば70台のスコアが出ます。パットが決まれば72も出るでしょうし、パットがかなり下手な人でも82ぐらいで回れます。言い換えると、何年たっても100が切れない人、練習してもベストスコアが更新できない人の多くは、やさしい状況下でミスしています。スキーやスノボに例えるならば、上級者ゲレンデではなく初級者ゲレンデで転倒を繰り返しているのです。
スキーやスノボの場合、初級ゲレンデで転倒を繰り返せば上級ゲレンデに向かうことはありません。上級ゲレンデは斜面が急なので、転倒するのが目に見えているからです。しかしゴルフはどうでしょう? スコアメイクに苦労しているゴルファーは数多くいますが、上級ゲレンデ(難易度の高いコース)を目指す人がいます。上級ゲレンデに出た方がゴルフが上手くなると思っているゴルファーも少なくありません。
しかし、本当に上達を目指すのであれば上級ゲレンデ(難易度の高いコース)に出るのは得策ではありません。上級ゲレンデはやさし場所から打てることが少ないために、成功体験ではなく失敗体験を積み重ねることになるからです。スキー、スノボ同様、ゴルフにおいても失敗体験を重ね過ぎると、トラウマになったり、悪い癖を付けるリスクが高まります。上達を望むならば、初級ゲレンデ(難易度が低いコース)で転倒しないでスムーズに滑れるようになること。ゴルフにおいてはやさしい場所から打つ頻度を増やし、やさしい場所からミスしない癖を付けることです。
そのためには、ゴルフ場のバックアップも必要だとマーク金井は考えています。スキー場には必ず初級ゲレンデがあります。ところがゴルフ場においては、難易度の高さをアピールするゴルフ場はたくさんありますが、難易度の低さ(やさしさ)をアピールするゴルフ場はほとんどありません。マーク金井が知っている限りでは、丸の内倶楽部(千葉県)ぐらい。ここはベストスコアが出やすいコースとしてアピールしていますが、ここを除くと、正々堂々と初級ゲレンデをアピールしているゴルフ場はほとんどありません。
では、どんなコースが初級ゲレンデになるのか?
距離が短い(18Hで5400〜5800y)
アップダウンが少ない
フェアウェイの両サイドがノリ面
バンカーが少なめで、アゴが低い
花道が開けていてトップしてもグリーンに乗る
ラフが短い
グリーン奥のスペースが広い
グリーンの起伏は控えめ
谷とか崖が少ない
ざっと上げるとこんな感じで、マーク金井が知っている限りで初級ゲレンデ的なコースとしては、千葉市民ゴルフ場が真っ先に頭に浮かびます。ここはゴルフデビューする人を意識して設計されたそうで、実際、初心者も数多く来場されています。
我々の業界では、「ゴルフ活性化」のためにいろんな活動が始まっていますが、マーク金井はその一環として初級ゲレンデのようなゴルフ場が必要不可欠だと思っています。すでに頭の中にはそのアイデアが具体的に固まっています。いつも世間と逆なことを言うのが好きな人間ですが、スキー場もゴルフ場もいろんな腕前の人が楽しめる場所があるのが理想です。それを考えると、ゴルフ場は上級ゲレンデばかり目につきます。初級ゲレンデをもっともっと増やせば、これからゴルフを始める人も増えてくると思いますし、ベストスコアを更新できる人も増えてゴルフを辞めてしまう人も確実に減らせるでしょう〜。
(▼▼)b
お知らせ その1
アナライズWEBショップの商品、4/1より消費税改定させていただきます。もしお悩みの方がいらっしゃいましたら、お急ぎ下さい!!
ビバ駆け込み!
↑クリック
マーク金井がリンクスと共同開発した靴がついに出来上がりました!!デザインも素材もこだわりました。靴紐もキャタピランを標準装備!!! インソールも2種類入っていて、徹底的に履き心地にこだわりました!!よろしく!!
サイズ揃いました!!こちらをクリック↓
2014年03月28日ゴルフスイングを美しく見せるための超私的な方法論 その1
昨日の世界フィギュア、女子ショートプログラムでは浅田真央選手がトリプルアクセルを見事に決め、完璧な演技で自己ベストを更新し、世界歴代最高得点となる78.66点をたたき出しトップに立ちました。マーク金井は一昨日、男子ショートプログラムを現地(さいたまスーパーアリーナ)で観てきましたが、選手が演技をしている最中は息もできないほど会場は緊張感に包まれます。
そして、素人ながらも演技の完成度の違いというは、かなり見極めることができました。4回転のスピンが4回回っているかは確認できませんが、軸がゆがんでいるとか、着地のタイミングの良否については、自分でジャッジできます。そして、かなり抽象的ですが、スケーティングが滑らかなのかどうか、スケーティングの美しさの違いについてもかなり違いを感じ取れます。世界選手権に出場しているぐらいだから、どの選手もハイレベルなのは紛れもない事実。ですが、ランキングが上な選手ほど、スケーティングが滑らかで、かつスピードがあります。美しさだけでなく力強さもかんじさせてくれます。
ゴルフスイングもしかりで、テレビで観るよりも、実際にトーナメント会場でプロのスイングを観ると、スイングの違い、迫力の違いを肌で感じ取れます。ツアープロだからといって、スイングが美しいは限りません。そして美しいけど力強くないプロもいれば、美しくはないけれど力強いプロもいます。
そこで今日のエントリーはスイングの美しさについてです。
スイングにおける「美」とは一体何かと質問されたら、マーク金井は即座に関節の使い方でジャッジすると答えます。クラブが描く軌道も大事な要素ですが、
クラブの軌道≠身体表現の美しさ
だからです。そして、関節の使い方というのは美しさだけでなく、スイング年齢にも大きな影響を及ぼします。実年齢が若くても年寄り臭いスイングをする人がいますが、こういったゴルファーは例外なく同じような関節の使い方をしています。
では、どんな風に関節を使えばスイングが美しく見え、若々しく見えるのか?
そのヒントになるのが歩き姿です。マーク金井は芝居を観るのが大好きですが、役者さんは若者になったり年寄りになったりします。そして役の上の年齢を観客に伝えるために、誇張した歩き方をします。
年寄りは歩幅を狭くしてトボトボあるきますが、同時に多くの関節が曲がったまま。
対して、若者が歩く時は歩幅が広く、同時に関節がピンと伸びている感じになっています。年齢による姿勢の違いは関節の使い方で調整しているのです。
ゴルフスイングも歩き姿と同じです。
実際の年齢に関係なく、年寄りみたいなスイングしている人の場合、必要以上に関節が曲がっています。例えば、トップの位置だと、
左肘が曲がっている
右肘も深く曲がっている(90度以上)
左手首が甲側に曲がっている
ヒザも左右とも深く折れ曲がっている
股関節がほとんど動いていない
対して、若々しく見えるスイングをしている人の場合、必要以上に関節が曲がっていません。伸びている関節と、曲がっている関節との間でのメリハリがちゃんとあります。トップの位置で、
左肘が伸びた状態で左腕がスッと伸びている
右肘の角度はほぼ90度
左手首がフラットもしくは、本の少し手の平側に曲がっている
右膝はやや伸びた感じ、左ひざも適度に曲がっている
股関節がダイナミックに動いている
トップに限らず、手首やひじ、肩、腰関節がスイング中に曲がり過ぎている人の場合、パワーを効率良く蓄積しづらいと思います。対して、スイングが美しく見える人というのは、関節が必要以上に曲がっていません。曲げるべき関節は適度に曲がり、曲げてはいけない関節はピンと伸びています。
成人の身体には200あまりの骨で構成されていて、関節とはその1本1本のジョイント部分のことです。ゴルフにおいて重要な関節は足首、ヒザ、股関節。肩胛骨、首、腕、手首、指の関節です。
おーっと、今日はゴルフ場で撮影です。この続きは明後日アップします〜。
(▼▼)b
アナライズストアメールマガジン好評配信中!
マーク金井がゲットしたレアなグッズが抽選で当たったりします
メールアドレスを登録するだけ!!
↓をクリック
こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)
2014年03月27日ドライバーのボール初速を上げるための超私的な方法論 その1
昨日はパーゴルフさんの撮影で、24時間営業の練習場に行ってきました。打席にはセガのスイング分析システムが導入され、かなり今どきな感じでした。そして今どきと言えば、世界フィギア選手権。今年は今週から埼玉スーパーアリーナで開催。マーク金井も「観戦せずにはいられない」とばかり、生まれて初めてフィギア競技を見てきました。昨日は男女ペアのSPと男子のSP。オリンピックで金メダルを取った羽生選手を間近で観てきました。4回転ジャンプが4回転しているかどうかを目で確かめるのは、ドライバーのスピン量が2400回転なのかどうかを目で確かめるのと同じくらい、肉眼では確認できませんでした(笑)
さて、今日のエントリーもボール初速を上げるための方法論についてです。大事なことなので何度も繰り返しますが、飛びに影響する要素は3つあり‥‥
ボール初速 飛びに70~80%影響
打ち出し角+スピン量 飛びに20~30%影響
というのが定説です。高反発ドライバーが一世を風靡してルールで規制されたのは、
ボール初速がアップするからです。誰が打っても飛ぶドライバーはありませんが、高反発は唯一の例外。反発性能がアップするとボール初速もアップして、飛距離が伸びてきます。
では、ルール適合品の場合、どんなドライバーを打ってもボール初速が変わらないのかというと、そんなことはありません。ゴルファーのとの相性が少なからずありますが、ボール初速が出やすいドライバーとそうではないドライバーがあります。
ボール初速は 主には次の5つの要素によって決まります。
ヘッドスピード
打点位置
ヘッド重量
ロフト
重心距離
打点位置が悪い場合を除けば、一般にはヘッドスピードが速い方がボール初速も上がってきます。
ヘッドスピード≒ボール初速
となります。しかし、その一方でヘッドスピードが同じであっても、ボール初速が出やすい人と、ボール初速が出づらい人がいます。例えば、女子プロゴルファーと男性アマチュアを比較した場合、ヘッドスピードは‥‥
どちらも40m/s前後
ところが、ボール初速となると結構異なります。
女子プロ ヘッドスピード40m/sでボール初速60m/s前後
アマチュア ヘッドスピード40m/sでボール初速56〜58m/s
この差は飛距離の差にもなっていて、アマチュアよりも女子プロの方がドライバーの飛距離が出ています。
では、なぜ女子プロとアマチュアとではボール初速に差が生じるのか?
芯で捕らえていても女子プロとアマチュアとではボール初速に差が出ることがままあります。いくつか要因が考えられますが、そのひとつにシャフトの使い方があるとマーク金井は考えています。これはかなり個人的な見解ですが、自分で試打していても
シャフトの逆しなりが上手く使えてインパクトを迎えた時はボール初速が上がり(結果、飛距離も伸びる)、シャフトの逆しなりが上手く使えなくてインパクトを迎えた時はボール初速がおもったほど上がりません(結果、飛距離が伸びない)。
そして、この逆しなりが上手く使えた時は、何とも言えない感触が手に伝わり、
「今のキックが入った!!」
という言葉が出ます。このキック(シャフトの逆しなり)が入ったかどうかで、ドライバーの飛距離だと10y以上変わってくる場合もあるのです。
シャフトはクルマのエンジンと違って、シャフト自らがパワーを出すわけではありません。しかり、シャフトのキック(逆しなり)が上手く入ると、ヘッドは効率良く加速しながらインパクトを迎えるために、
ヘッド重量が200gだとしたら、210とか220gになったような感じでボールをヒットしているような感じになるのです。
対して、ヘッドスピードが同じでもシャフトのキック(シャフトの逆しなり)が入っていないときは、ヘッドが軽くなった感じでインパクトを迎えるために、
ヘッド重量が200gだとしたら、180とか190gになったような感じでボールをヒットしているような感じになるのです。
今のところ、この仮説にはなんら物理的な根拠はありません。あくまでマーク金井が試打して感じたことを書いてます。しかし、ボクだけでなく女子プロとアマチュアのボール初速の出方の違いとかを検証すると、この仮説はあながち外れていないと思っています。
ヘッドスピードを上げることはボール初速を上げることにつながりますが、それと同じくらい大事なのがシャフトをちゃんとキックさせて(逆しなりさせて)、インパクトを迎えること。これができていると、ヘッドスピードが同じでもボール初速は確実に上がってくるでしょう〜。
(▼▼)b
マーク金井がリンクスと共同開発した靴がついに出来上がりました!!デザインも素材もこだわりました。靴紐もキャタピランを標準装備!!! インソールも2種類入っていて、徹底的に履き心地にこだわりました!!よろしく!!
サイズ揃いました!!こちらをクリック↓
こちらも毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)