カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法
2015年08月23日アマチュアのスライスを矯正するのに本当に必要なこととは!?
一昨日は久しぶりに早朝プレーで赤羽ゴルフ倶楽部のインを回ってきました。朝6時にクラブハウスに集合して、6時15分くらいにスタート。フォーサム(4人)でしたが、前が詰まっていなかったこともあって、7時50分くらいにホールアウト。約1時間30分で9ホール回ることができました。もちろん誰も走ってません。キャディバッグを担いでのセルフでしたが、4人ともグリーン上であまり時間をかけなかったので、サクサク回ることができました。
河川敷のお約束で、赤羽ゴルフ倶楽部も左右に曲げるとワンペナです。昨日は得意な12番(左ドッグレッグ)のティショットで引っかけて左にワンペナ、続く13番も引っかけてあわやワンペナになりかけましたが、14番のティショットで修正が上手くでき、それ以降は曲がりの少ないドローに戻せました。持ち球がドローな人間にとって引っかけは「打ちたくない悪球」ですが、最近は直し方が分かってきたので、修正するのに時間がかかりません。
ドローヒッターの場合、強い引っかけが出ている時にやっていることは、
・インサイド・アウト軌道が強すぎる(シャフトが寝ている)
・打点位置がヒールに偏っている
この2点。言い換えると、この2点が起きないようにすれば引っかけは出ません。インサイド・アウトが強くならないようにすること(シャフトを寝かせないこと)、そして、打点位置がややトウ寄りになるように修正できると、狙った方向にボールが打ち出せ、左曲がりの度合いも軽減されてきます。修正し過ぎるとフェードになりますが、それも織り込み済みで修正しています(笑)
さて、今日のエントリーは前回の続き。今回はスライスを軽減させるための具体的な方法論について説明したいと思います。
スライスが出る要因は
・インパクトでフェースが開いている
・フェースの向きに対して軌道がアウトサイド・インになっている
この2点です。言い換えると、インパクトゾーンでフェースを返すことと、インサイド・アウト気味の軌道でヘッドを振ることができるとスライスは矯正され、ドロー弾道が打てるようになってきます。
そして前回、その解決法としてスーパーシャット君を使った水平振りを紹介しました。クラブ(ヘッド)を肩の高さぐらいに持ち上げ、クラブを地面と水平に振る。水平に振るとシャフトの動きに加えて、フェースの向きも正確にチェックできます。ダウンスイングからインパクトにかけては開いたフェースが閉じ、インパクトからフォローにかけてはフェースはさらに閉じていく。
インパクトゾーンではシャフトを軸にしてフェースが反時計回りに回転します。これがタイミング良くできてくると、捕まった球が打てます。そして、水平振りだとダウンスイングがアウトサイド・インになりません。インサイドから振り下ろす感覚を養うこともできるのです。スライスを本気で矯正したいのならば、普通にスイングする回数よりも水平振りの回数を増やすことを強くお勧めします。
水平振りを上手く(正しく)行うポイントは2つあります。
・手首をコック&リリースすること
・ひじの曲げ伸ばしとひじの高さを意識すること
テークバックの開始とともに手首をコックし、右ひじを曲げていきます。手首をコックするコツは始動とともに左手親指が飛球線後方を指すように手首を曲げること。右ひじを曲げるコツは、左腕よりも右ひじが低くなるように心がけることです。トップではグリップエンドが自分と反対側を指すように心がけて下さい。
そしてダウンからインパクトにかけては曲がった右ひじを徐々に伸ばしていき、インパクトの位置では両肘の高さが同じようになるように心がけます。ダウンスイングでは手首のコックも徐々にほどき、インパクトではグリップエンドが自分を指すように心がけます。
実際のスイングではハンドファーストを意識してほしいのですが、水平振りの段階ではハンドファーストは意識しなくてもかまいません。シャフトはまっすぐな状態(グリップエンドが胸を指した状態)でOKです。そして、フォローでは右手は左手を追い越した状態にになり、手首を再びコック。グリップエンドが自分と反対側を指し、左ひじは曲がって、右腕よりも低い位置になっているように心がけて下さい。
スイング中に左右のひじは曲がり、そしてスイング中に左右のひじの高さが変わる。水平振りをするとひじの高さが変わった方が、クラブを正しくコントロールできることが確認できます。スライスを矯正する第一歩は、ひじの曲げ伸ばしとひじの高さを正しく理解し、実践することです~。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年8月22日
2015年08月21日アマチュアの多くがスライス病から抜け出せない理由は一体何なのか!?
昨日で夏の高校野球が幕を閉じました。決勝戦を制したのは東海大相模。東海大相模は10対6で仙台育英を下し、45年ぶりの優勝を手に入れました。そしてプロ野球では、セリーグが首位攻防戦。巨人と阪神の戦いは、巨人が9回裏にさよならヒットを打って3連勝。これで首位阪神と2位巨人のゲーム差はわずか0.5ゲーム。パリーグはすでにソフトバックが首位を独走していますが、セリーグはまだまだ混戦模様が続きそうです。巨人が阪神にスイープ(同一カード3連勝)したので勢いがつきそうですが、阪神も二枚腰の粘りを見せてくれるでしょう。
久しぶりに長時間テレビを観ましたが、野球のバッティングを観ているとゴルフに近いように感じる部分がある反面、ゴルフとはかなり違う部分があることも確認できました。ホームランを打ったバッティングに共通しているのは、下半身主導で道具(バット)を振るスピードが速いこと、インサイドから振り下ろされているいること、そしてフォローが大きいことです。
対して、ゴルフとかなり違いを感じたのがインパクトゾーンでのフォーム。ホームランしたスイングを観ていると、ゴルフだとスライスが出そうなスイングに見えます。野球のバットは棒状で、ゴルフのような打球面(フェース)がありません。このため、インパクトゾーンでフェースの向きをコントロールする動きはほとんどないのです。インパクトでバットの向きをじっくり観ると、構えた時よりも、打った時の方がバットの向きが90度ぐらい開いた感じになっているのです。加えて、アドレスに比べると、インパクトではバットが寝ています。インパクトでフェースが開いてしまうために、ゴルフだと右にプッシュアウトしたり、スライスが出るような打ち方になっています。
野球のバッティングは身体をしっかり使ってスイングしていますが、フェースの向きをコントロールする動きがありません。野球のバッティングでは、アドレスでバットは垂直から45度ぐらい立ってますが、インパクトではバットは地面と水平ぐらいまで寝ています。
前置きが長くなりましたが、実は、ゴルフでスライスが出やすい人というのは、野球のバッティングにような動きになっている人が非常に多いのです。棒を振ることは一生懸命なんですが、フェースの向きを正しくコントロールできていません。スライスに悩んでいる人のほとんどは、インパクトでフェースがかなり開いています。アイアンで言うならば、7番アイアンを手にしても、インパクトではフェースが開くのが原因で9番のロフトをになっていたり、ドライバーでロブショットを打つようなスイングになっています。こうなってしまうのは、すべて、フェースの向きを上手くコントロールできなかったり、フェースの向きをコントロールする方法を間違っているのです。
では、どうすればフェースの向きを上手くコントロールできるのか?
お勧めしたい練習法は水平素振りです。グリップを胸の高さぐらいに持ち上げ、ヘッドを肩の高さに持ち上げたら、それでクラブを地面と水平に動かしてスイングしてみて下さい。地面と水平にクラブを動かすと、自分がシャフトだけ振っているのか(フェースの向きをコントロールできていないのか)、シャフトだけでなくヘッドの動きも正しくコントロールできているのかを確認できます。
地面と水平にクラブを振ることを意識してテークバックして、ダウンスイングして、インパクトを迎えたら、そこでストップ。インパクトでフェースが開いているのか、それともフェースがスクエアに戻っているのかをチェックして下さい。普通にスイングするよりも、水平素振りをした方が、インパクトでフェースの向きがどうなっているかをチェックできます。説明するまでもありませんが、アドレスでフェースは目標を向き(スクエア)、そしてインパクトでもフェースが目標を向く(スクエア)のが正しい形です。
水平振りをすると、フェースの向きを確認しやすいだけでなく、飛距離が出るスイングになっているのか、飛距離が出づらいスイングになっているのかもチェックできます。飛距離が出ない人に共通しているのは、両腕が同じ動きをしていること。水平に振ろうとした時、テークバックで両ひじが伸びたまま、いわゆる両腕でできた三角形をキープする形になっている人は、ボールを遠くに飛ばすことはできません。このような腕の使い方はパットを打つのには適していますが、関節の曲げ伸ばしを利用できないのでヘッドスピードを効率良く上げることができないからです。
飛距離を出すには手首のコックが大事だと言われてますが、実は、ひじの関節の使い方も大事です。手首、ひじの関節の使い方については、次回、じっくり説明しましょう~。
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2015年08月19日お金をあまり使わないでもゴルフが上手くなる練習法とは!?
毎週火曜日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の放送日。昨日のゲストはツアープロコーチの森守洋プロ。アマチュアに対するレッスンと、ツアープロに対するレッスンの違い、コーチ(インストラクター)から上手く教わるコツについて話を伺いました。ゴルフは勘違いが多いスポーツですが、その勘違いを取り除くにはコーチに習うのが一番効果的なことが再確認できました。
その中でも興味深かったのは、
「ゴルフが良かったり、ゴルフに行く回数が多い時よりも、ゴルフに行けてない時の方が生徒さんに適切なアドバイスを送れるんです」
というくだり。自分がいいゴルフをするほど自分の感覚を生徒さんに伝えてしまうことになるそうで、それはすべての生徒さんに役立とは限らないそうです。森プロによると、自分がゴルフをしていない時の方が自分が無に近くなり、より生徒さんの感覚(フィーリング)に訴えかけられるレッスンができそうです。説明するまでもありませんが、レッスンの現場はあくまで生徒が主役です。生徒の感覚にフィットするレッスンを行う方が、生徒をよりよい方向に導けると森プロはおっしゃってました。
そして昨日はラジオの前に、薄暮で9ホールプレー。お盆を過ぎて日暮れが早くなってきたこともあり、16時を過ぎてくると汗をダラダラかくこともありません。500CCのペットボトルが1本あれば水分補給が事足りるようになりました。そして、薄暮9ホールは手軽なのに加えて、財布にもやさしいです。他のスポーツに比べると「ゴルフはお金がかかる」スポーツですが、昨日プレーした赤羽ゴルフ倶楽部の薄暮は9ホールで4100円(ビジター料金)。プレー前後のパットとアプローチ練習は無料なので、3時間みっちり天然芝の上でゴルフができます。薄暮ハーフならば、1万円あれば月2回はゴルフができます。
さて、今日のエントリーはゴルフの上達と、練習にかかる費用(コスト)についてです。
昔はトラック1杯分ボールを打たないと上手くなれないと言われてました。トラック1杯分がどれぐらいの数なのか分かりませんが、それを打ちこなすにはかなり頻繁に練習場に通わなくてはなりません。テニス、野球、ボウリング、卓球といったスポーツと違って、ゴルフは練習するのにもかなりの費用(コスト)がかかります。週に1回練習場に行く人ならば、練習場の費用だけでも月に1万円前後かかるでしょう。加えて、普通にコースをプレーすれば8000~2万円ぐらいはかかります。まじめにゴルフに取り組めば、月イチゴルファーでも、ゴルフ代は月に2~3万円はかかってしまうでしょう。月に2度以上プレーするとなると月に4~5万円は必要だと思います。
ちなみにマーク金井が練習にかけている費用(コスト)はほぼゼロです。理由は単純、練習場にいかないからです。練習はもっぱらスタジオの空き時間にボールを30球ぐらい打つこと。そして、薄暮9ホールをプレーしている時の前後、時間に余裕がある時は1時間くらいパットとアプローチ、そしてバンカーショットを練習しています。ちなみに、薄暮プレーについては、練習目的の時もあります。それを練習にかけている費用とすれば、月に5000円前後です。
アマチュアの皆さんも、実は、マーク金井と同じぐらいの費用(コスト)で、ゴルフを上達させるころは十分可能です。まず、心がけてほしいのは練習場に行く回数とコースに行く回数は同じにすること。月に1度のラウンドならば、練習場に行くのは月に1度にしましょう。これだけで練習コストが下がります。ちなみに、練習場に行くベストなタイミングはラウンド直後。ラウンド前ではなくて、ラウンド後にして下さい。ラウンド前に100球打つよりもラウンド後に50球打った方が、練習効果が上がり、上達にもつながります。ラウンド直後ならば、ラウンドで発生したミスを明確に覚えています。そのミスを習性するための練習をすると、それがやがて血となり肉となるのです。
スイングが不安定だったり、自分の悪い癖を直すことに関しては、ボールを打つ必要はありません。とういうか、ボールを打つとボールを打つことに意識が集中し、スイングを変えづらくなるのです。では、どうすればスイングを変えられるかというと、練習器具を使って素振りするのが一番効果的です。例えば、アナライズでは「ゴルフの竪琴」「スーパーシャット君」という練習器具を販売していますが、これらは自宅の庭や、部屋の中でも練習できます。スマホで自撮りしながら練習器具を使ってスイングした方が、正しい動きを身につけられます。
正しい動きを身体に染みこませ、それが染みこんだかどうかは練習場でチェックしなくていいです。意外と思うかも知れませんが、いきなりコースで試してみましょう。コースに出るとプレッシャーがかかって思うような動きができないかも知れませんが、プレッシャーがかかった時に出たスイングがその人の本当のスイングなんです。
大事なことなので繰り返しますが、スイングを作る、悪い癖を習性するのにボールを打つ必要はありません。ボールを打たない方がスイングを変えられます。そしてスイングが変わったかどうかのチェックはコースで行う。ゴルフにかけられる費用が決まっているのでしたら、練習場に行く回数よりもコースに行く回数を増やす。そして、コースで無料で使えるパッティンググリーンやアプローチ&バンカー練習場でたっぷり時間をかけて練習する。こういう風に練習すれば、練習にかける費用(コスト)を抑えることができるだけなく、目に見えてスキルアップ(技術向上)できるようになります~。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年8月18日
2015年07月20日PGAツアー選手がドライバーをダウンブローに打っても、打ち出し角が高い理由とは!?
国内ツアー「サマンサタバサ・ガールズコレクション・レディーストーナメント」は3打差の3位から出た前田陽子プロが4バーディー、ノーボギー「68」でプレーし、通算8アンダーで逆転優勝しました。前田プロは2014年「伊藤園レディス」に続くツアー通算2勝目を挙げましたが、サマンサタバサで手にしたアイアンはピンの新製品、「i IRON」。シーズンインしているにもかかわらず、前田プロは数日前に記者発表されたばかりのアイアンで勝ちました。マーク金井はテレビ観戦してましたが、最終日最終ホールのセカンドショットは残り155y。つま先上がりの傾斜地でなおかつボールはラフの中。かなり厳しい条件だったにもかかわらず、ボールはピンに向かって飛び、グリーンに奥のエッジに止まりました。最終18番は軽い打ち上げなので、実質的には160yの距離が必要だったのですが、7番できっちり飛ばしてきたのはお見事でした。ちなみに、前田プロのアイアンのセッティングは7番から。5番とか6番アイアンはキャディバッグの中に入ってませんでした。
ピンにとっても前田選手の優勝は喜びもひとしおでしょう。サマンサタバサの初日に記者発表された「i IRON」がいきなりツアー優勝したわけですから、最高のプロモーションになります。18番のパーパットを決めた時、前田選手は何度も何度もガッツポーズを繰り返していましたが、ピンのスタッフも彼女に負けないくらいテレビ画面の前でガッツポーズを何度も繰り返しでしょう。
さて、今日のエントリーは昨日の続きです。ゴルフスイングでは、「アイアンはダウンブロー」「ドライバーはアッパーブロー」にスイングするのが良しとされています。実際、女子プロのスイング軌道を分析するとほとんどの選手がドライバーではアッパー軌道になっています。飛距離を競うドラコン選手もしかり。彼らも女子プロ同様、例外なくドライバーはアッパーブロー軌道で飛距離を稼いでいます。
その一方で、PGAのツアー選手のドライバーショットを分析すると、アイアンだけでなくドライバーでもダウンブロー軌道に打っている選手が結構います。特に世界のトップ選手の軌道を分析してみると、ダウンブローの方が多いくらいです。トラックマン社が発表しているデータを見ると、
ローリー・マキロイ 1.2度ダウンブロー
ジョーダン・スピース 1.8度ダウンブロー
松山英樹 1.0度ダウンブロー
セルジオ・ガルシア 1.3度ダウンブロー
アダム・スコット 1.3度ダウンブロー
バッバ・ワトソン 5.0度アッパーブロー
PGAツアー選手の場合、アイアンだと5度以上のダウンブローになるので、それに比べればドライバーはターフを取るほど上から下にクラブを振り下ろしているわけではありません。しかしながら、ワトソンを除けば、従来の常識とは逆に、ドライバーをアッパーブロー軌道で打っていません。わずかですがダウンブロー軌道でボールを捕らえています。
そして、PGAツアー選手の場合、ドライバーはダウンブロー軌道になっていますが、決してボールをつぶして低い弾道を打っているわけではありません。PGAツアー選手の場合、ダウンブロー気味な状態でインパクトを迎えていますが、ボールの打ち出し角度は決して低くありません。ボールを上からつぶして低く打ち出す選手は皆無です。前述した5選手はいずれも打ち出し角は、14度以上確保されています。
ローリー・マキロイ 1.2度ダウンブロー 打ち出し角 16度
ジョーダン・スピース 1.8度ダウンブロー 打ち出し角 14度
松山英樹 1.0度ダウンブロー 打ち出し角 14.3度
セルジオ・ガルシア 1.3度ダウンブロー 打ち出し角 14.3度
アダム・スコット 1.3度ダウンブロー 打ち出し角 14度
バッバ・ワトソン 5.0度アッパーブロー 打ち出し角 17度
彼らが使っているドライバーのリアルロフトは10度前後です。それを考えると、ドライバーのロフトよりも打ち出し角の方が4度以上も高くなっています。PGAツアー選手の場合、アイアンはロフトよりもかなり低く打ち出しているにもかかわらず、ドライバーに関しては、ダウンブロー軌道でインパクトを迎えているにもかかわらず、ロフトよりも4度以上もボールを高く打ち出しているのです。物理的に考えるとつじつまが合わない感じになっています。
では、なぜPGAツアー選手はダウンブロー軌道なのにも関わらず、ドライバーで高い打ち出し角を確保しているのか?
アッパーブローならばヘッドが上昇軌道を描くので打ち出し角を増やせます。対して、ダウンブローの場合だとヘッドが下降軌道。下降軌道で打ち出し角を増やすことはできません。ダウンブローで打ち出し角を上げるには、次の要素が考えられます。
インパクトでフェースが開いている(開くとロフトが増える)
打点位置がフェース上側(上側に当たると縦のギア効果でロフトが増える)
シャフトのしなり戻りを使っている(しなり戻りを使うとロフトが増える)
インパクトでフェースが開くと打ち出し角を高くできますが、PGAツアー選手の場合、これはまず考えられません。フェースが開くとボールが右に飛び出しますし、ボール初速が落ちてしまうからです。打点位置については、ややフェースの上側で捕らえることが考えれ、これでやや打ち出し角を高くしているものと思われます。そして、もうひとつの要素であるシャフトのしなり戻り。インパクトでシャフトがタイミング良くしなり戻ると、
シャフトは正面から見た時
アルファベットの「C」のような状態になります。
インパクトゾーンで、このシャフトのしなり戻りが使えると、ダウンブロー軌道であってもヘッドは少しロフトが増える方向に縦回転します。結果、インパクト時のロフトが増えて、打ち出し角を上げることが可能になるのです。
PGAツアー選手のドライバーのインパクト画像を見ると、ダウンブロー軌道なのでややハンドファーストな状態でボールを捕らえています。ハンドファーストな状態でありながら振り遅れてないのはシャフトのしなり戻りを上手く使っているからです。彼らは自分のパワーだけでなく、シャフトのキックも上手く使っているから、ドライバーのスイングがダウンブロー軌道でも、理想的な高さでボールを飛ばせるのです~。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年7月19日
2015年07月19日PGAツアー選手は、なぜドライバーをダウンブローに打つのか!?
一昨日は日中、ピンの新製品記者発表&試打ラウンド。SNSでも話題を集めていたアイアン2機種、「i IRON」と「G MAX IRON」。「i IRON」はiシリーズの後継機種という位置付けで、同社のGシリーズよりは操作性を高め、Sシリーズよりはやさしいモデル。商品説明の時には、女子プロから高い評価を得ていることをアピールしていました。
実際、コースで打ってみても、ヘッドはやや小ぶりですデザインはオーソドックス。見た目に格好良くてそこそこやさしいアイアンが欲しい人向けのモデルです。対して、「G MAX IRON」は同社のカーステンというモデルの後継機種。現行G30よりもさらにヘッドが大きくて、ロフトが少し立っています。やさしさと飛距離をとことん追求したモデルです。コースで実際に飛距離計測してもらったら、4番アイアンでキャリーが205.4y、トータル230yも飛びました。ちなみに、ピンの所属プロである永野プロが同じく4番アイアンで打ったら、キャリーが243.5y、トータル飛距離はなんと261.9y(どちらもトラックマンでの計測)。アイアンというよりはユーティリティみたいに飛距離が出ました。
「G MAX IRON」に関しては飛距離だけでなく、打感もユーティリティやウッド的です。
フェースが非常に薄くなっているので、球離れが非常に早い。従来のアイアンのようにボールがつぶれる感触はほとんどありません。目を閉じて打つと、ウッドを打っているみたいです。ヘッドは番手によってサイズが異なり、ロングからミドルアイアンにかけてはフェースが面長でグースネック、ショートアイアンはヘッドが少し小ぶりでグースネックの度合いも少なくなっています。そして設計の上手さを感じるのが、ウエッジ。UWとSWは単品ウエッジとして販売したくなるほどの仕上がり。ロフトはUWが50.5度でSWが56度。バンスはUWが12度でSWが13度。ワイドソールでハイバンスなのでダフりのミスに強く、アプローチやバンカーショットで非常に使い勝手が良くなっています。
ラウンド試打を終えるや、夜は東京ドームでプロ野球オールスターを観戦してきました。試合は8対6でセリーグが勝ち、MVPに選ばれたのは阪神タイガースの藤浪晋太郎。3イニングをピシャリと討ち取ってゲームの流れをセリーグに引き寄せてくれました。マーク金井は生まれて初めてネット裏の最前列で観戦。真正面よりも少しだけ3塁側だったので、ネクストバッターサークルまで数メートル。野球に限らずスポーツ観戦は生に限りますが、間近での観戦は迫力満点でした。日本ハムの大谷投手は速球の速さもさることながら、頭がとにかく小さいて脚が長い。190cm超える長身なこともあって九頭身ぐらいな感じでした。SoftBank勢では松田選手と柳田選手のバットスイングが圧巻。バットから発せられた「ブン」という風切り音はスタンドまで届きました。そして、ネクストバッターサークルで素振りするプロ野球選手の素振りを見ていると、例外なく、スイング軌道はダウンブロー軌道。バットを立てたまま、右上から左下に向かって袈裟切りするような感じでバットを振り下ろしています。メジャーリーグで活躍しているイチロー選手のようにアッパー軌道でバットを振る選手はひとりもいませんでした。
さて、このダウンブロー軌道。
ゴルフスイングでは、「アイアンはダウンブロー」「ドライバーはアッパーブロー」にスイングするのが良しとされています。実際、女子プロのスイング軌道を分析するとほとんどの選手がドライバーではアッパー軌道になっています。理由は単純、ダウンブロー軌道よりもアッパーブロー軌道の方が、インパクト効率が高く、効率良くボール初速が上がって飛距離を稼げるからです。ドラコン選手もしかりで、彼らも女子プロ同様、例外なくアッパーブロー軌道で飛距離を稼いでいます。
その一方で、PGAのツアー選手のドライバーショットを分析すると、アイアンだけでなくドライバーでもダウンブロー軌道に打っている選手が結構います。特に世界のトップ選手の軌道を分析してみると、ダウンブローの方が多いくらいです。トラックマン社が発表しているデータを見ると、
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PGAツアー選手の場合、アイアンだと5度以上のダウンブローになるので、それに比べればドライバーはターフを取るほど上から下にクラブを振り下ろしているわけではありません。しかしながら、ワトソンを除けば、従来の常識とは逆に、ドライバーをアッパーブロー軌道で打っていません。わずかですがダウンブロー軌道でボールを捕らえています。
では、PGAツアー選手はドライバーもダウンブロー軌道でインパクトを迎えているのか?
今週発売の週刊パーゴルフの記事の中で、内藤雄士プロも解説していますが、飛ばすだけならアッパーブローの方が有利です。しかし、男子ツアー選手のヘッドスピードの場合、アッパーブローだと弾道が不安定になるリスクが高まります(プッシュアウトやチーピンが出やすくなります)。ヘッドスピードが50m/s以上になると、ドライバーはアッパーブローではなく、レベルブロー(わずかなダウンブロー)で打った方が、方向性、飛距離の安定性が増します。彼らはそれが経験則で分かっているから、ドライバーもあえてダウンブロー気味に打っているのです。
ただし、ここで勘違いしてほしくないことがひとつあります。PGAツアー選手の場合、ダウンブロー気味な状態でインパクトを迎えていますが、ボールの打ち出し角度は決して低くありません。ボールを上からつぶして低く打ち出す選手は皆無です。前述した5選手はいずれも打ち出し角は、14度以上確保されています。
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