マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2016年08月26日超私的な検証、何故アマチュアは、女子プロよりもドライバーが飛ばないのか?

今週、約1ヶ月ぶりに国内男子ツアーが開催されています。対して、国内女子ツアーはオリンピックがあってもお構いなしで、毎週のようにツアーが開催。今週は、小樽カントリー新コース(北海道)で「ニトリレディス」が始まっています。初日を終え、4アンダーで表純子プロがトップに立ち、連覇を目指すイ・ボミプロが2アンダーの6位タイに入っています。

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写真はGDOより転載 GDOの記事は写真をクリック

ラジオにゲスト出演下さったゴルフタレントの黒田カントリーさんは、大の女子ツアー大好き人間で、名刺にも「LPGA」大好きゴルフタレントと銘打ってます。なぜに男子ではなく、女子なのか聞いてみたら、、、

 

「男子のショットは凄すぎて、、、女子のショットの方が身近で参考なるんです」

 

とのこと。確かに、女子プロのドライバーの飛距離は230~250y。ヘッドスピードは40m/s前後なので、男性アマチュアと非常に似通っています。ただし、ヘッドスピードに対しての飛距離は、

 

女子プロ>男性アマチュア

 

例えば、ヘッドスピード40m/sで比較すると、女子プロは240ヤード前後飛ばしてきますが、男性アマチュアの場合は220~230ヤード。女子プロに比べると、男性アマチュアは。ヘッドのスピードのわりには飛距離が出てません。

 

では、なぜアマチュアの多くは、女子プロのように効率良く飛ばせないのか?

 

今週発売のゴルフダイジェストでは、飛ばしの近道として「ミート率を上げる」特集が組まれてました。ミート率とは、、、

 

ボール初速÷ヘッドスピード=ミート率

 

 

例えば、ヘッドスピードが40m/sでボール初速が60m/sだと、

60÷40=1.5

 

物理的には、ミート率が1.5というのが効率の良いインパクトで、実際、女子プロの多くはミート率が1.5に近いです。対して、男性アマチュアの多くはミート率が高くありません。1.4を下回っている人が多いです。言い替えると、男性アマチュアが女子プロの飛距離に近づくためにやるべきことは、ミート率を上げることが最重要課題です。

 

週刊ゴルフダイジェストの記事では、男性アマチュアのミート率が悪くなる理由をPRGRの宮川プロがこんな風に解説しています。

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「ミート率が低い人は、オープンフェース、つまりインパクトでフェースが開いているケースが大半です」
週刊ゴルフダイジェスト 9月6日号より引用)

スクリーンショット 2016-08-26 5.59.34

 

インパクトでフェースが開いてしまう原因はいくつもあります。テークバックでフェースを開いてしまう、トップでフェースが開いている、ダウンスイングで振り遅れてフェースが開いてしまう、アウトサイド・イン軌道が強くなってフェースが開いてしまう、、、
などなど。

 

これらをひとつひとつ修正してくことも大事ですが、実はシャフトのしならせ方が分ってくると、インパクトでフェースが開くのを修正できます。ダウンからインパクトにかけてシャフトの逆しなりが発していると、シャフトが逆にしなった分だけフェースは開きません。シャフトが逆にしなった状態でインパクトを迎えると、しゃふとのしなりによってフェースが少し閉じた感じになってくるのです。

 

これは超軟らかシャフト、イージーフレックスで寸止めドリルをすると、シャフトの逆しなりを体感できます。

スクリーンショット 2016-08-25 6.12.04

インパクトで寸止めすると、シャフトはグニャリと逆にしなります(ヘッドが前に飛び出す感じでしなります)。そして、逆にしなるほど、フェースは閉じる方向に回転するのです。

 

普通のシャフトでもクラブの挙動は同じです。インパクトゾーンでシャフトを逆にしならせることができると、フェースは閉じる方向に動きます。結果、手先でフェースを変えそうとしなくても、フェースの向きが適正になり、ボール初速が上がってミート率が高くなるのです。

 

シャフトが上手く使えるようになるとスライスが軽減できるだけでなく、ミート率も上がって、女子プロのように効率良く飛距離を出せます。飛距離を伸ばすにはヘッドスピードを上げることが大切だと言われてますが、ヘッドスピードが上がらなくても、シャフトを上手くしならせることができると、効率良くボールを遠くに飛ばせます。もちろん女子プロたちは、シャフトを上手く使って打ってます~。

 

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2016年08月22日超私的な提案、女性ゴルファーが飛距離を伸ばすために、本当に必要なこととは!?

昨日は恒例のアナライズセミナーデー。前半は1秒1000コマ撮影できる高速度カメラを使っての「インパクトセミナー」。30分の休憩を挟んでの後半では、超軟らかシャフト「EF009」を使っての「シャフトセミナー」を実施しました。

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インパクトセミナーではインパクトの真実を説明し、それからボールが曲がる(真っ直ぐ飛ぶ)メカニズムについてレクチャーします。ボールが曲がるのも真っ直ぐ飛ぶのも、すべて、、、、

 

  •  ヘッド軌道
  •  インパクト時のフェース向き
  •  打点位置

 

この3つで決まることを説明します。スライス、フックが出る原因はもちろんのこと、左右に曲がる理由、そして、ストレートボールには3種類あることをレクチャーします。ストレート(真っ直ぐ)は1種類だと思っている受講者が少なくありませんが、ストレート(真っ直ぐ)ボールは3種類あります。自分がどんな方法で真っ直ぐなボールを打っているについても説明し、それから、スライスとフックのメカニズムを説明します。そして、最後には、自分のインパクトがどうなっているかのを、実際に高速度カメラを使って確認してもらってます。

 

この時、受講者が驚くのが打点位置とヘッドの挙動。フェースのトウ寄りでヒットするとヘッドはフェースが開く方向に回転し、ボールはフェースが開いた方向(右方向)に飛びます。逆もしかりで、フェースのヒール寄りでヒットするとヘッドはフェースが閉じる方向に回転し、ボールはフェースが閉じた方向(左方向)に飛びます。左右に曲がる人の多くは、インパクトの打点位置のバラつきが大きいことが、高速度カメラで確認できます。

 

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続く「シャフトセミナー」ですが、ここで超軟らかシャフト「EF009」を使うことで、シャフトのしなりを体験してもらいます。インパクトゾーンでタイミング良くシャフトを逆しなりさせることができると、ヘッドスピードが効率良く上がり、なおかつ捕まった球が打てます。長年スライスに悩んでいる人も、インパクトゾーンでシャフトの逆しなりを発生させることができるとストレートからドロー弾道が打てます。

 

セミナーで実際にやっていただくドリルは、インパクトでの寸止めです。クラブを振り上げてダウンスイングを開始したら、ボールを打つ直前でヘッドの動きを止めてもらいます。超軟らかいシャフトでヘッドの動きに急ブレーキをかけると、シャフトはムチのように逆にしなり、そのエネルギーでヘッドが前に飛び出します。シャフトのしなりを上手く使えない人の場合、ビュンビュン振り回すよりも、インパクトの直前で寸止めした方がシャフトを逆にしならせる感覚がつかめるのです。

実は、この寸止めドリルはかなりのエネルギーが必要です。速く振るよりも止める方の方が力が求められます。インパクト直前に止めるには、筋力、そして握力が必要なんです。女性ゴルファーの多くは、寸止めドリルがなかなか上手くできません。今までそんなことを教わった経験がないこともありますが、ボールを遠くに飛ばそうとして、、、

 

インパクトゾーンで手元の動きを「加速して動かす」癖が付いているからです。

 

対して、インパクトゾーンで手元の動きを解析すると、飛距離が出る人は例外なく、ダウンスイングからインパクトにかけて手元の動きが「減速」し、手元が減速した反動でシャフトをしならせ、ヘッドスピードを効率良く上げています。女性ゴルファーの多くは、この「減速」がないために、一生懸命振っているわりにはヘッドスピードが上がらないし、飛距離も出ないし、ボールも捕まらないのです。ちなみに、エプソンのMトレーサーでスイングを分析すると、飛距離が出る人ほどダウンスイングからインパクトにかけて手元の動きが減速しているのが数値化され、飛距離が出ない人ほどダウンスイングからインパクトにかけて手元の動きが加速しているのが数値化されます。

 

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ヘッドを寸止めさせるドリルは、実際にボールを打つこともできます。最初の2回はインパクト直前にヘッドの動きを止め、3回目は普通にボールを打ちます。3回目の時は、最初の2回でやった時のように「寸止めするイメージ」を持ち、そのイメージを再現するつもりでボールを打って振り抜くのです。

 

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1回、2回は寸止めして、3回目にはボールを打ってビュンと振り抜く。3回とも寸止めイメージを持っていることができると、インパクトゾーンでヘッドはシャフトのしなり戻り(逆しなり)が強く働き、ボールを力強くヒットできますし、ボールの捕まりも良くなります。そして、意外なことにシャフトの逆しなりを上手く発生させられると、フィニッシュまでの振り切りも速くなるのです。

 

 ゴルフは物理です。

 

女性はパワー(筋力)がないから飛ばないと言われてます。確かに、ボールを遠くに飛ばすためにはパワー(筋力)が必要ですが、パワー(筋力)が少なくても、シャフトを上手く使えるようになってくると(逆しなりを使えると)、ボールを力強くヒットでき、かつ捕まりが良くなって飛距離を伸ばすことは大いに可能なんです。女性ゴルファーが今よりもっと飛ばしたいならば、筋トレよりも、インパクトゾーンでシャフトを逆しなりさせられるスキル(技術)を習得することをお勧めしたいです~。

 

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2016年08月17日超私的な考察、何年やってもスコアが変わらない(良くならない)人が抱える問題点とは!?

お盆休みの真っ只中、昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない!」のオンエア日。ゲストはゴルフトーナメント中継でお馴染みのフリーアナウンサー、薬師寺広さん。薬師寺さんとは2003年に一度、全英オープンのトーナメント中継実況をご一緒させていただきました。13年ぶりに番組共演が実現し、ゴルフ中継ならではのしゃべり方、アナウンサーはどんな練習をして「喋りのプロ」になっているのかを、じっくりと伺いました。ちなみに13年前に乗っていた車は、ハードトップを付けたユーノスロードスターと1999年式の白いミニです。

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13年前と言えば、マーク金井としての仕事をし始めたばかり。アナライズも設立してません。ゴルフクラブの試打や、ゴルフライターとしていろんな記事を書いてました。ゴルフの腕前も今に比べると、ずっと未熟でした。もちろんスノボもやってません(笑)

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この13年を振り返ってみると、当時と今とでゴルフのやり方がかなり変わりました。5年ぐらい前から「9ホールプレー」が当たり前になり、そして練習場にはほとんど行かなくなりました。ゴルフの回数は同じぐらいですが、プレーホール数は確実に減っています。練習はもっぱら神田のスタジオで、1回30分弱。ボールは20~30球ぐらいしか打ちません。練習量も明らかに減ってますが、ゴルフの腕前は今の所、右肩下がりにはなっていません。13年前に打てなかったショットが打てるようにもなりましたし、13年前よりも良いスコアも出ています。

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 では、この13年で何をやってきたかというと、、、

 

ゴルフスイングの仕組みが少し分ってきたこと。そして、いいスコアを出す仕組みが少し分ってきました。こうやれば良い球が打てる、こうやればいいスコアが出るというまでには到達してませんが、「こんなことをやっていたら上手くなれない」「こんなことをやっていたら良いスコアが出づらい」というのは、かなり分ってきました。手前味噌で恐縮ですが、努力のベクトルが良くなってきたのです。

 

そこで今回は、ゴルフのスコアがマンネリになる人(何年やってもスコアが変わらない人)の共通点について超私的に書いてみたいと思います。

 

練習もそこそこ行っている、コースにもそこそこ出ている。にも関わらず、ここ何年もベストスコアを更新していない。スコアが良くなる気配がなくて、マンネリ状態に陥っている、、、、

 

ゴルフにおけるマンネリとは「倦怠期」とのことですが、この「倦怠期」に陥るゴルファーに共通していることがあります。それは、、、

 

練習でもラウンドでも、ゴルフのやり方が「パターン化」しています。例えば、練習場だと、

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  • たくさんボールを打った方が上手くなる
  • ナイスショットを打てば上手くなる
  • ボールを真っ直ぐ飛ばす
  • 芯に当てる(ジャストミート)

 

いずれも間違いではありませんが、実は、これらも「パターン化」してやってしまうと、マンネリに陥ります。では、どんな練習をすればマンネリから抜け出せるのか?

 

逆のことをやればいいのです。

 

  • ボールをたくさん打たない
  • わざとミスショットを打つ(わざとダフったり、トップする)
  • わざと左右に曲げる
  • わざと芯を外して打つ

 

正攻法で答えが見つからないのであれば、その正攻法は本人にとっては役に立っていません。役に立たないならば、正攻法でない方法をやってみるのもいいと思います。詳しいことはまぐまぐの有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」を読んでいただきたいのですが、努力しても変化(上達)がないのならば、努力の仕方を変えて下さい。変えることが、マンネリ打破になるのです。

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昨日まぐまぐから配信した有料メルマガ『マーク金井の書かずにいられない』の新連載抜粋

 

自分では上手くなるために練習しているのに成果が出ない場合、正しいことをやろうとして間違った選択をしている可能性が非常に高いです。特にゴルフは自分のイメージと実際の動きにギャップが大きく、それが上達を阻害している場合が多々あります。

 

スライスしかり、フックしかり。

 

スライスやフックに悩んでいる場合、その多くはミスを避けようとして(真っ直ぐ打とうとして)、ますます曲がりがひどくなっています。この場合、真っ直ぐ打とうとすることよりも、わざとミス(わざと曲げる)練習をすることで、自分がどんな勘違いをしているのか分りますし、真っ直ぐ打つために本当に必要なことも見えてきます。

 

真面目さ、一生懸命さというのは、時に視野が狭くなる場合も多々有ります。マンネリ状態を打破するには、真面目さよりも遊び心を持って練習すること、遊び心を持ってプレーすることも大事なような気がします~。

 

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2016年08月15日超私的な考察 アウトサイド・イン軌道を矯正するのに一番簡単確実な方法とは!?

お盆休みの真っ只中、アナライズの神田スタジオでは2日間連続セミナーを実施しました。昨日はゴルフの竪琴セミナーとリピーターセミナーを実施、のべ10名の参加者とスイングの仕組みについてレクチャーさせていただきました。

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セミナーは受講者だけでなく、マーク金井にも大きなメリットがあります。アマチュアゴルファーがどんな悩みを抱えているのか、そしてどんな勘違いをしているのかをじっくり観ることができるからです。一昨日、昨日のセミナーはスライスに悩んでいる人が多かったので、スライスが出てしまうメカニズム、そしてスライスを嫌がる人ほど、本人の意思と裏腹に「スライスが出るスイング」を上手くしていることをが確認できました。

 

 では、なぜアマチュアの多くはスライスが打ちたくないのに、スライスを打つスイングをしてしまうのか?

 

この悪循環から抜け出せない理由、、、、

 

それは、「振った方向にボールが飛ぶ」という思い込みがあるからです。スライスに悩んでいる人のヘッド軌道を分析すると、90%以上はアウトサイド・インになっています。アウトサイド・インとは、即ち、ヘッドを「目標よりもかなり左に振る」こと。ボールが右に飛ぶのを嫌がった結果、「右に飛ばさないために、目標よりも左に振る」というアクションを無意識に行っています。加えて、右にOBとかあると、普段よりもさらにヘッドを左に振り抜きたくなって、アウトサイド・イン軌道が強調されています。

(↑アウトサイドイン軌道、インパクトではフェースが開いているので、ボールは右へ飛び出す)

インパクトセミナーでは、スライサーがアウトサイド・インに振る理由について解説しています。そして、ボールを左に飛ばすために本当に必要なことは、ヘッド軌道(振り抜く方向)ではなくて、インパクト時のフェース向きをクローズ(左向き)にすることだと説明します。パターはインパクト時のフェースの向きにボールが打ち出されますが、ドライバーもインパクト時のフェース向きに、ボールはほぼ打ち出されます。インパクトでフェースが目標よりも左(クローズな状態)になっていれば、ボールは左に打ち出されるので、アウトサイド・イン軌道でも大きなスライスは出ません。加えて、前回のブログでも書きましたが、アウトサイド・イン軌道よりもフェースの向きが左を向いていれば、ボールにフック回転がかかり、引っかけフックが出ます。

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スライサーの場合、最初から綺麗なドローボールやフックボールを打つのはかなり難しいですが、フェースの向きを極端にクローズ(左向き)にして構えてスイングすれば、プルフック(引っかけフック)を打つのはそれほど難しくないのです。スライスとは真逆のひどいミスショットですが、実は、これを一度経験しておくと、知らず知らずの内に、アウトサイド・イン軌道が緩和されてきます。

 

 ではなぜ、引っかけフックを打つと、アウトサイド・イン軌道が緩和されるのか?

 

このブログの冒頭の部分に答えが書いてあります。ほとんどのアマチュアゴルファーは
「振った方向にボールが飛ぶ」という思い込みがあります。そして、ミスが出ると、ミスとは反対方向にヘッドを振りたくなる習性があるのです。引っかけフックというのは、左に飛び出して、そこから左に曲がるミス。ボールが左に飛び出すミスです。このボールが左に飛び出すミスを何発も打ち続けていくと、「ボールを左に打ち出したくない」「ボールを右に打ち出したい」となり、その結果、ヘッド軌道がアウトサイド・インではなく、インサイド・アウト方向になってくるのです。

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まずは左に打ち出す、ひっかけフックを打てるようになること、すると右に打ち出したくなり、ヘッド軌道が改善される

 

10発打って10発とも引っかけフックを打つてば、ボールが左に飛ぶのが嫌になります。
ボールが左に飛ぶのが嫌になってくれば、ボールを右に打ち出したくなる。このボールを右に打ち出したくなる意識が芽生えてくれば、ゴルファーは危険回避したくなる分だけ、ヘッド軌道はインサイド・アウト側にチェンジしてくるのです。

 

アウトサイド・インに振っているからインサイド・アウトに振る練習をする。これは正しい答えですが、なぜ自分がアウトサイド・インに振ってしまうかを理解していないと、ヘッド軌道はおいそれとは変わりません。スライスに悩む人は、ボールが右に飛んでしまうから、それを避けようとしてアウトサイド・インに振ってしまっています。アウトサイド・インに振ってしまう理由を正しく理解すること、そしてボールが飛び出す方向は何によって決まるかを正しく理解することが、遠回りに思うように見えて、実はスライス矯正の近道になるのです~。

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