マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2017年01月16日超私的な考察 プロとアマチュアのドライバーの飛距離差はどれぐらいなのか?

米ツアーはすでに2017年シーズンが開幕しており、今週はソニーオープン。日本勢では、谷原秀人選手、小平智選手、そして松山英樹選手が予選を通過。このブログがアップされる頃には、サンデーバックナインの真っ只中です。3日目を終え単独トップ(2位に7打差)に立ったジャスティン・トーマスが2週連続優勝を成し遂げそうですが、ショット好調のザック・ジョンソンジョーダン・スピースがビッグスコアで追い上げてきそうな感じもしています。

昨日、そして今日とソニーオープンをテレビ観戦していますが、驚かされるのがドライバーの飛距離。300ヤードは当たり前で、350ヤード近く飛ばしてくる選手も少なくありません。1983年に青木功選手が優勝した頃と比べると、ドライバーの飛距離は50ヤード以上伸びている感じがします。

対して、アマチュアのドライバーの飛距離はどうでしょう。

 

男性アマチュアのドライバーでの平均ヘッドスピードは40m/s前後。40m/s前後の人の場合、ドライバーの飛距離は220~230ヤードぐらいでしょう。1983年くらいでの正確な飛距離和分りませんが、パーシモン時代だとドライバーの飛距離は200~220ヤードぐらいだったような気がします。ツアープロと同じくクラブとボールの進化によって、ドライバーの飛距離は20ヤード前後伸びているかと思います。

 

  •  ボールとクラブの進化でツアープロは50ヤードの飛距離アップ
  •  ボールとクラブの進化でアマチュアは20ヤード前後の飛距離アップ

 

ツアープロもアマチュアも進化した道具を使っているにも関わらず、アマチュアは道具の恩恵を受ける度合いが少ないです。今、ツアープロと男性アマチュアのドライバーの飛距離差はとてつもなく広がっており、50~100ヤードぐらいあると思います。

 

 では、なぜアマチュアはツアープロほど道具の恩恵を受けられないのか?

 

スノボをやって思い知ったのですが、スノボの板もゴルフクラブも、性能を引き出すにはプレーヤーのスキル(技術)が求められます。自動車ならばアクセルを踏むことさえできればスピードを出せますが、スノボもゴルフもそうは問屋が卸してくれません。板の上に乗っただけで勝手にターンできるスノボの板はありませんし、クラブを手にしただけで勝手にボールが飛んでしまうクラブもありません。スノボの板もゴルフクラブも、道具を使うスキル(技術)があってこそ、道具の性能を引出せるのです。

 

言い換えると、スノボもゴルフも道具が進化すればするほど、プロや上級者にはメリットが大きく、初心者や中級者にはメリットが少なくなってしまうのです。なので、ツアープロが今どきのやさしいドライバーを使ってしまうと、アマチュアとツアープロの飛距離格差がますます広がるのです。

 

 ゴルフメーカーは「やさしく飛ばせるドライバー」を頑張って作っていますが、頑張って作れば作るほど、アマチュアよりもツアープロが得をする。これが今のゴルフクラブの現状です。アマチュアのお助けクラブを作れば作るほど、恩恵を受けるのはアマチュアよりもツアープロなんです。

 

では、どうすればアマチュアも道具の進化の恩恵を最大限受け取れるのか?

 

ツアープロと同じく、クラブの性能を引出せる理に叶ったスイングを身につけることです。体力や筋力増強も大事ですが、それよりも大事なことは、ゴルフクラブの性能を引出せるスイングを身につけること。今どきのゴルフクラブは残酷でスイングが悪い人にはメリットが少なく、スイングが良い人にはメリットが大きいのです。

 

アナライズではゴルフの竪琴をはじめ、様々な練習器具をラインアップしています。マーク金井は自分が実験台になって、スイングが良くなる練習器具を、時には自分で設計開発、時には市販の練習器具の効果を検証しています。

 

今年は昨年よりもセミナーの回数を増やします。神田だけでなく、全国各地で開催します。練習も大事ですが、その前にスイングの「タネと仕掛け」、スイングの「しくみ」を正しく理解することが大事です~。

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2017年01月15日超私的な考察 自分のゴルフの腕前を簡単かつ正確にチェックする方法とは!?

 

気がついたら1月も半分が過ぎようとしています。強い寒波が日本列島を多い、各地で大雪が降っていますが、そんな中、昨日は神田のスタジオでセミナー開催しました。前半は「オンプレーンセミナー」、30分の休憩を挟んで後半は「ゴルフの竪琴セミナー」を実施。「オンプレーンセミナー」では、オンプレーンに振るためのタネと仕掛けをじっくりと解説し、そしてオンプレーンに振るためのコツを実際に体験してもらいます。

 

 

ゴルフの竪琴セミナーでは、ゴルフの竪琴の正しい使い方に始まり、ゴルフの竪琴でのスイングと、実際のスイングのギャップを埋める方法について、かなり時間をかけて説明し、そして、クラブの軌道を正しくコントロールするためのコツを実際に体験してもらいます。どちらも体験にこだわるのは、知らない動き(動作)を知るのには、実際に身体で感じることが一番の近道であり、一番確実な方法だからです。

 

 

これはスノボで分ったのですが、頭で分ったことを身体で実践するのは容易ではありません。対して、身をもって経験したこととを言語することの方がやりやすいのです。

 

そしてアナライズセミナーでは、スイングに対する答えをレクチャー&体験をしてもらうのと同じぐらい、受講生に「問い」を投げかけます。例えば、オンプレーンセミナーでは、なぜゴルフは難しいのかに始まり、パットとショットの違いについても質問します。当然のことながら、セミナー受講者の半数以上(実際には8割以上)は、この問いに対して答えが出てきません。

 

ところが、身振り手振りでパットとショットをやってもらうと、ほとんどの受講者はパットとショットの違いを正しく指し示してくれます。身体は違いを分っているのに、頭はその違いを分っていないのです。

 

そして頭が「パットとショットの違い」をちゃんと分っていないと、練習をしても同じ過ちを繰り返しやすく、かつ練習のクオリティ(質)が高くない状態でひたすら真面目に、ひたすら一生懸命練習する状態に陥りやすくなります。

 

 では、「パットとショットの違い」は一体どこにあるのか?

 

 

その答えを説明する前に、受講者には胸の高さにあるボールを打ってもらいます。昨日のfacebookにもアップしましたが、水平振りでボールを打ってもらいます。水平振りをしてもらうと、ゴルファーがスイングのことをどれぐらい理解しているか分りますし、ゴルファーの本当の腕前(真の実力)を見極められるからです。もちろん、ショットとパットの違いについても分っているかどうかを確認できます。

 

 

facebookではボールのかなり下側、ボールよりも10センチぐらい下側をヘッドが通過しています。ボールではなくボール下側のパイロンを打っている動画をアップしました。
数多くのゴルファーが観ていますが、反応は大きく2つに分かれます。

 

珍プレー的に失敗が面白い動画として観る人と、
 これは難しいと観る人。

 

どちらの見方も正しいですが、ゴルフが上手い人ほど(スイングを正しく理解している人ほど)、この水平振りは難しいと答えます。対して、この動画が珍プレー的に見えてしまう人ほど、ゴルフスイングのタネと仕掛け、ゴルフスイングの仕組みを理解していない可能性が高いのです。

 

水平振りの状態でボールを打てる場所はなかなかありませんが、素振りであれば練習場でも可能ですし、クラブが振れるスペースがあるならば、部屋の中でも可能です。まずは、騙されたと思って水平振りしてみて下さい。そして、スマホやデジカメで水平振りを自撮りしてみて下さい。

 

自撮りした動画を見ていただくと分かります。水平振りをすると、いかに構えた位置にヘッドが戻りにくいのかが。そして、多くのアマチュアゴルファーは水平振りをすると、インパクトゾーンで自分のイメージよりもヘッドが下がることが確認できるはずです。
実際のプレーで水平振りをするシチュエーションはまずありません。しかしながら、水平振りをすると、そのゴルファーの本当の実力(スイングに対する理解度)を窺い知ることができるのです~。

 

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2017年01月12日超私的な考察 女子ゴルファーがドライバーで飛距離を稼ぐコツとは!?

 

本日開催,赤羽ゴルフ倶楽部で開催

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2017年、新製品記者発表の第二弾はテーラーメイドです。すでにFBにもアップしましたが、Mシリーズがリニューアル。ドライバー、FW、UT、そしてアイアンまでのフルラインで、2代目のM1とM2がお披露目されました。ちなみに正式発売日は3月9日です。

M1、M2シリーズの特徴はヘッドをカーボン素材にしたこと(ドライバーとFW)、そしてカーボン素材を前面的に打ち出したデザインで作り上げたことです。初代のM1、M2が出る前までは、正直、国内マーケットにおいてはヘッドに「カーボン素材」が用いられたドライバー、FWは大ヒットしませんでした。「カーボンは売りづらい」というイメージがあたたのですが、M1、M2はこのイメージを一気に払拭しました。

 

 

そして、2代目となるM1、M2では、さらにカーボンの比率が上がっています。M1ドライバーに関しては、初代よりもカーボンの比率が43%増えています。クラウン部分だけでなくソールのトウ側にもカーボン素材が配されています。これにより余剰重量が生まれ、設計の自由度が増しています。もちろんM2もカーボンの比率が増しています。

 

 

 

加えて、どちらにも挙憂っ通しているのがスピードポケットと呼ばれるソールのフェース側のスリット(溝)が拡大されたこと。これにより、フェース下側でヒットした時でもボール初速が落ちづらく、かつ打出し角が低くなり過ぎない配慮がなされています。

 

 

マーク金井は初代のM1、M2、どちらも今なお所有してますが出番が圧倒的に多かったのはM2です。初代のM2の方がヘッドの構造がシンプルで、かつM1に比べると少し捕まりが良かったからです。恐らく2代目も同じコンセプトで設計されているかと思いますが、今回、M2にはさらに捕まりが良くなるM2Dタイプもラインアップに加わりました。今回の国内記者発表では紹介されてませんでしたが、米国ではすでにリリースされています。

 

ピン、テーラーメイドに続き、キャロウェイも新製品の記者発表が控えてますが、キャロウェイの新作ドライバーもクラウン部分はカーボンの編み目がくっきり入っています。これからのドライバーのトレンドは、カーボンとチタンを組み合わせた複合ヘッドが主流になりそうです。国内メーカーではカーボンを積極的に使っているのはヨネックスぐらいですが、恐らく増えてくるかと思います。

 

 

テーラーメイドの記者発表を終え、スノボショップで衝動買いした新しいボード(板)を引き取った後、夕方から弊社女子スタッフのコソ連を少し手伝いました。ゴルフの竪琴を振らせるとプロ級ですが、ゴルフクラブを手にすると、、、経験の浅さからか余計な動きをしがちです。当たらなくなってくると、ダウンスイングで肩の開きが早くなりヘッド軌道がカットになって弱々しいスライス球が出ます。なので、練習している時は、ストレートな弾道ではなく、意図的に捕まり過ぎた球、いわゆる引っかけやチーピン気味のショットを打ってもらいます。真っ直ぐ打つことよりも、捕まり過ぎた球を打てるようになってもらいます。

 何故かと言うと、男性と違って女性(女子)の場合、真っ直ぐやフェード弾道よりも、強いドロー弾道(フック、ひっかけ、チーピン気味)を打った方が、確実に飛距離が伸びるからです。

 

ここからはマーク金井の超私的な考察ですが、ゴルフの場合、ヘッドスピードによって最適な弾道、飛ぶ弾道は変わってきます。ヘッドスピードがある程度以上速い(46m/s以上)だと、捕まり過ぎると飛距離をロスすることがあります。また、引っかけやチーピン球を打つとOBのリスクも高くなります。

 

他方、ヘッドスピードが速くない人や女性(女子)の場合(40m/s以下)、ストレートやフェード弾道よりも、強いフック系の弾道(引っかけ、チーピン気味)の方が効率良く飛距離が出ます。ヘッドスピードが速くない人や女性の場合、強いフック系の弾道の方がキャリーが落ちても、それを上回るだけのランが出やすくなるからです。

 

ドライバーはキャリーが出た方が距離が伸びると言われてますが、キャリーを10ヤード伸ばすのは容易ではありません。対して、落下後のランを10ヤード伸ばすことは、キャリーを10ヤード伸ばすよりも簡単なのです(もちろん条件によっても変わります)。

 

強いフック系(引っかけ、チーピン気味の弾道)は、ストレートよりも低スピンになりやすく、その分だけランを稼げます。加えて、強いフック系の球というのは、ストレート弾道よりもインパクト効率が高い分だけ、ボール初速も出やすくなるのです。強いフック系(引っかけ、チーピン気味の弾道)を打っている時、インパクトではヘッド軌道に対してフェースの向きはクローズ(閉じた)状態。ヘッド軌道に対してフェースがスクエアな状態よりも、閉じた状態の方がインパクトロフトが減る分だけ、ボールに強いエネルギーを与えることができるのです。

 

 

誤解を恐れず言うと、ヘッドスピードが速くない人や女性(女子)はチーピンにならないギリギリの強いフックを打つと、ドライバーでのランが30ヤード以上出てくれ、ボールを遠くに飛ばせます。また、ヘッドスピードが速くない人や女性(女子)の場合、強いフックでも曲がりの幅はパワーヒッターほどありません。なので、OBが出るリスクがそれほど高くありません。強いフック(チーピン気味の弾道)というのは見た目は美しくないのが難点ですが、これが上手く打てるようになると、ドライバーでビックリするぐらい飛距離を稼げるようになるのです~。

 

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1月14日に開催する、オンプレーンとゴルフの竪琴セミナーはすでに満席となりました。ありがとうございます

15日にやりますこちらは、まだ若干空きがあります

1月15日(日)中越豪パッティングセミナー 

10時開始〜時間は2時間半/ 料金:8,000円 / 人数:8名限定

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2017年01月11日超私的な考察 ゴルフが上手くなりやすい人になるためのコツとは!?

今週はクラブメーカーの記者発表が続きます。昨日は新宿NSビルの最上階でピンの記者発表。新作パター「シグマG」レディスモデルの「GLe」、そしてアスリート向けアイアンの「i200」ウエッジの「グライド2.0」がお披露目されました。

パターのキャッチフレーズは「1パットでいこう!」。フェース素材とヘッド間にエラストマー(樹脂ゴム)を挟み込み、これによりソフトな打感でもしっかり転がるそうです。レディスモデルの「GLe」のキャッチフレーズは、

 

 ゴルフは、貴方にしっかりあった「1本」との出会いから始まります。

 

 

ピンはウッドだけでなく、すべてのクラブ(アイアン)を1本から購入できます。他のメーカーと違う点を明確に打ち出し、クラブセッティングの重要性をアピールしています。

 

アイアンの「i200」は、従来モデルのiシリーズを継承したもので、キャビティでありながらもGシリーズに比べるとヘッドは小ぶり。シャープな形状でありながらも、やさしく飛ばせることをアピールしています。アイアンのロフト設定は5番で26度、7番で33度。今どきのぶっ飛び系アイアンに比べるとロフトは立ってません。コントロール性も重視されて設計されてます。そして、ピンならではなのがバンス角。

 

 

5番のバンス角が7度、7番のバンス角が9度。
しっかりバンス角が確保されているのでダウンブローに打ちやすいですし、ダフりのミスにも強くなっています。実際に試打してみても、バンスがしっかり利いているのでアイアンらしいアイアン。キャビティですが打感がソフト。フェース裏側にエラストマー(樹脂)を埋め込むことで、インパクトの手応えが良くなっています。

 

 

今日はテーラーメイドの記者発表があります。昨日もそうですが今日も移動は電車です。
クルマよりも電車の方が時間が読めますし、なによりも移動中に本が読めるのがいいです。昨日から「魔法のコンパス」(西野亮廣著、主婦と生活社)を読んでますが、グイグイ引き込まれます。サブタイトルが「道なき道の歩き方」となってますが、全体を通して言えるのが、

 

 

目の付け所の巧みさ!!!!

 

ピンチはチャンスに始まり、至る所に常識の先を行く発想力がこれでもかって書かれてあります。ゴルフに関することは一切書かれてませんが、ライブに集客する方法のくだりについては、ゴルフトーナメントの集客に相通じることがあります。

 

それだけではありません。実は、ゴルフ上達のヒントも書かれています。

 

 それは、、、「僕は問を持つ」というフレーズ

 

問とは、「なぜそうなるのか」。ゴルフに置き換えるならば、

 

  • なぜ上手くならないのか?
  • なぜボールが飛ばないのか?
  • なぜスライスするのか?
  • なぜスコアが良くならないのか?
  • なぜプレッシャーに弱いのか?
  • なぜ練習しても上達しないのか?

 

スライスするからスライス矯正の答えるを求めるのではなく、なぜスライスするのかをしっかり問う。飛ばないから飛ばし方の答えを求めるのではなく、なぜ飛ばないのかをしっかり問う。上手くいかないことがあった時、すぐに答えを求める人よりも、上手くいかない原因はどこにあるのかをしっかりと「問う」。超私的なことを言わせてもらうならば、答えをすぐに求める人よりも、いい「問」を作れる人の方がゴルフが上手くなれます。

 

 なぜなら、いい「問」には、すでに答えが内包されているからです。

 

ゴルフは上手くなるのが難しい競技です。ならばなぜ難しいのかをちゃんと問うことが大事です。例えば、アナライズのセミナーでは、パットとショットとではどちらが易しいのかと質問すれば、ほとんどの参加者は「パットの方がやさしい」と答えます。しかし、なぜ「ショットよりもパットの方がやさしいのか?」と問うと、それに対して正しい答えを言える人はほとんどいません。正しい答えが言えないからセミナーに参加しているのですが、それ以前に、ショットよりもパットの方がやさしい理由を「問う」ことをしていないからです。

 

 

ゴルフが上手くなる方法はいくつもありますが、「なぜパットはショットよりもやさしいのか」「なぜショットはパットよりも難しいのか?」これをちゃんと「問う」ことは、回り道のように見えて、実は、一番の近道なんです~。

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2017年01月09日超私的な考察 アマチュアがドライバーの飛距離を伸ばす一番確実な方法とは!?

3連休の最中、昨日は午後から初打ちに行ってきました。雨の予報だったのですが、運良く雨が降り始める前にスタートし、上がり2ホールで少し小雨が降ったぐらいでホールアウトできました。寒い中でのラウンドですが、雪景色のスキー場に比べるとゴルフ場は暖かいです(笑)。加えて、薄暮ハーフだとグリーンが凍ってないのがgoodです。

 

 

スタートは午後1時40分。荒川河川敷でマラソン大会があったため、ゴルフ場にはだれ1人もいません。貸し切り状態でプレーしたら、スリーサムでプレー時間は70分。赤羽はホールとホールのインターバルが長くないのでサクッとプレーできます。担ぎセルフで歩いてプレーすると、9ホールでも充実感があります。

 

さて、今回のエントリーは前回の続きです。

超私的な考察 アマチュアのドライバーの適正飛距離はどれぐらいなのか!?

 

ゴルフは物理です。ヘッドスピードによってボールが飛ばせる最大飛距離は決まります。例えば、ドライバーのヘッドスピードが40m/sならば、

 

実現可能なドライバーの飛距離は241ヤード。
(打出し角14度、スピン量2400回転、スマッシュファクター1.5、サイドスピン0回転)
キャロウェイの資料から引用

 

女子プロゴルファーのドライバーのヘッドスピードは40m/s前後で、240ヤードぐらい飛ばしています。彼女たちはほぼ実現可能な飛距離を得ています。対して、アマチュアの場合、ヘッドスピードが40m/s前後で240ヤード飛ばせている人はほとんどいません。大抵は220ヤード前後です。実現可能な飛距離よりも20ヤードぐらい不足している人が多いです。言い換えると、ヘッドスピードが同じでも伸びしろが20ヤードぐらいあります。

 

では、どうすればアマチュアゴルファーは、実現可能な飛距離を得られるのか?

 

答えは女子プロを真似ることです。立川流の噺家、立川志らく師匠もこんな風に弟子を指導しています。

落語なんてものはまずコピーすればいい。それなのに弟子を見ていると自我を優先させ自分のリズムで語ろうとする。そりゃうまくなるはずがない。ピアノのバイエルを弾けない人が感情込めて好き勝手に演奏されたらたまらないだろう。
(志らく師匠のTwitterから引用)

 

これをゴルフに書き換えれば、、、

 

ゴルフなんてものはまずコピーすればいい。それなのにアマチュアゴルファーを見ていると自分の感覚を優先させ、気持ちよくスイングしようとする。そりゃうまくなるはずがない。クルマの運転でスピード出したい時に、ブレーキ踏んだらたまらないだろう。

 

志らく師匠ほど的確ではありませんが、ゴルフも「真似るは学ぶに通じ」ます。型にはめるというとマイナスイメージを持たれる人が少なからずいますが、型を知らない人が好き勝手にやると、効率が悪いスイングになりやすい思います。ヘッドスピードが40m/sの人でドライバーの飛距離が220ヤード以下の人というのは、効率が悪いスイングをしていると思って間違いありません。クラブを取り換えることで飛距離を伸ばすことももちろんできますが、クラブの使い方が間違っているスイングのままでは、実現可能な240ヤードを手に入れるのはかなり厳しいです。

 

ゴルフは物理です。そしてゴルフスイングにはタネと仕掛け、いわゆるコツがあります。

 

55歳からスノボに嵌まってますが、スノボはゴルフと同じぐらい初心者にはハードルが高いスポーツです。独学だと滑ることはできても正しくターンできる人は1割にも満たないです。しかし、道具の特性を理解し、正しい指導を受けてターンするためのコツを会得すれば綺麗なターンを描けますし、転倒しなくなります。

 

ゴルフもしかり。実現可能な飛距離を得るためには道具(クラブ)の特性を正しく理解することと、女子プロのように理に叶ったスイングを真似することが一番の近道です~。

 

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