マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2017年09月26日超私的な考察 50歳過ぎてもドライバーの飛距離を効率良く稼ぐコツとは!?

昨日はYouTube生放送「マーク金井の喋らずにいられない」をオンエア。この番組はYouTubeにも関わらずアーカイブは残してません。演劇と同じく、リアルタイムで聞くことによってライブ感が出てくると勝手に思っているからです。そして、立川談志家元の言葉を借りるならば、

 聞けななかった人が悔しがるような番組を作りたい!!!!

 

と自分で自分にプレッシャーを掛けたいからです。

 

さて、ライブと言えば、先週の金曜日、国内男子ツアー「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ2017」を取材してきました。場所は千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブ。取材でしょっちゅうお世話になっているゴルフ場です。現在、ヤマハの新製品RMXの動画がアップされてますが、この動画もカレドニアンで撮影しています。

 

この大会はアジアンツアーと共同開催ということもあって、出場選手もアジア各国のみならず、ヨーロッパの選手もいます。そんな中、練習場でひときわ目立つ存在だったのが、タイのブラヤド・マークセン選手。身長は163センチと大柄ではありませんが、なんとも言えない存在と風格が漂ってました。50歳を超えてもシニアツアーとレギュラーツアーの両方で活躍してますし、今年の日本シニアオープンでは大会最小スコアを更新する18アンダーで優勝。昨年に続き、2連覇を果たしているのです。

マークセン選手のスイングを間近で観るべく練習場に向かい、そして動画を撮影。今回のダイヤモンドカップでは、練習場に限り、ギャラリーも動画撮影できます。その中にまじってデジカメで動画を収録。アイアンからドライバーまでじっくり観察しましたが、見れば見るほど、「達者なスイング」です。50歳を過ぎてもドライバーの飛距離は270ヤードを軽く超えてます。それでいて力に頼ったスイングではありません。最小限の力で、最大限のエネルギーが出るスイングでボールを効率良く飛ばしていました。

 

では、マークセン選手のスイングはどこがどう効率が良いのか?

 

・トップからダウンの切り返しでタメが作れている
・シャフトのしなり戻りがタイミング良く発生している
・インパクトではハンドファースト

 

そして、そして、そして、

・ダウンスイングからフォローにかけて腕の回旋(腕のねじり戻り)が鋭い!!!!

 

米ツアーで活躍している松山英樹のスイングが「剛」だとすれば、マークセン選手のスイングは「柔」です。関節の使い方、そして手首と腕をしなやかに使っているので、体力、筋力まかせのスイングに見えません。50歳を過ぎても体に強い負担がかからないので、50歳を過ぎても飛距離が落ちない(飛距離が出る)スイングに見えました。対して、松山英樹選手のように体幹や大きな筋肉を積極的に使ったスイングというのは、50歳以上のシニアゴルファーには到底真似できるものではありません。

 

 ダウンでタメを作るというのは簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
 ハンドファーストなインパクトも簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
 シャフトを上手くしならせるのも簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
 腕の回旋(腕のねじり)も簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。

 

大人になって歳を重ねていくと否応なしに体力、筋力が落ちてきますが、ゴルフの場合、道具の依存度が高い競技です。ゴルフクラブを上手く使いこなすことができれば、50歳を越えても、60歳を越えても飛距離をダウンを防げるだけでなく、飛距離アップも十分可能です。特に、スイングに問題を抱えている人の場合ならば、その問題を解消すれば、ドライバーの飛距離を20ヤード以上伸ばすことも可能です。

 

マークセン選手のスイングをじっくり観たことで、改めて、ゴルフはスキル(技術)でボールを遠くに飛ばせることを実感しました。大事なことなので繰り返しますが、「タメを作る」「シャフトを上手く使う」「ハンドファーストなインパクト」そして、「腕の回旋」。手打ちを推奨していると勘違していただいても構いません。50歳を過ぎた人の場合、体幹や筋力頼みでスイングするよりも、手と腕と、そしてシャフトを上手く使ってスイングした方が、体への負担が減り、なおかつ効率良くボールを遠くに飛ばせるのです~。

 

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2017年09月24日超私的な提案 ここ一番のティショットで左へのミスを防止するコツとは!?

お待たせしました!
YOUTUBE アナライズチャンネルにて
マーク金井 ここだけの話
9月25日月曜21時生配信します

録画はありませんので生で観てね

そして・・

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昨日は、ブリック&ウッドクラブにてアナライズセミナーを実施してきました。朝から雨だったと言うこともあって、スタート前に、インパクトセミナーを実施。スピンアクシスという器具を使って、「なぜスライスするのか?」「なぜフックするのか?」について、じっくりとレクチャーしました。

YouTubeでも説明していますが、ボールが曲がる(真っ直ぐ飛ぶ)かどうかを決めるのは、、、

・インパクト時のフェース向き(打点位置)
・ヘッド軌道

ゴルフの上手下手に関係なく、老若男女に関係なく、ボールの曲がり具合というのは、この2つの要素によって決まります。ちなみに、インパクト時のフェース向きというのをもう少し具体的に言うと、

 

 ヘッド軌道に対してのインパク時のフェース向き!!!!!

 

です。よく「今のはフェースが開いたからスライスした」とか「今のはフェースが被ったから引っかけた」と言いますが、フェースが開いたか閉じたかをジャッジするためには、ヘッド軌道の関係性で決まります。例えば、持ち球がフック系でインサイドアウト3度の軌道で打っている人の場合、

 

目標に対してインパクトでフェースが1度開いた場合は、ヘッド軌道に対してはフェースは2度クローズ(閉じた)状態なんです。インサイドアウト3度で打っている人の場合、インパクトでフェースが3度開いた時、ヘッド軌道に対してフェースはスクエア(0度)になり、この時はスピンの軸が傾きません。ボールにはフック回転がかからず右に3度真っ直ぐ飛び出します。

 

弾道をコントロールする上で一番大事なことは、、、

 

ヘッド軌道に対して、インパクト時のフェースの開閉度合いを調整することです!!!!

 

 

今回のセミナーでは座学だけでなく、実際にセミナー受講者とラウンドしましたが、左のミスが出やすい人の場合、この「ヘッド軌道に対して、インパクト時のフェース向き」を上手くコントロールできてない人が多かったです。左のミスを嫌がる人の多くは、アドレスで右を向きます。ここまではOKなんですが、アドレスで右を向いているにも関わらず、フェースは右を向いてません。

 

右を向いている分だけ、構えた方向に対してフェースは少しクローズ(閉じた状態)になっています。右を向いてインサイドアウトの度合いが強くなっているにもかかわらず、フェースはヘッド軌道に対してクローズの度合いが強くなっているのです。このため、ヘッド軌道に対してフェースがクローズの度合いが強くなるために、ボールには強いフック回転がかかってしまい、一番避けたい左へのミスが出てしまっていました。

左が危険なホールで右を向くこと自体は間違っていませんし、その方がフェアウェイの幅を広く使えます。ただし、右を向いている時は、構えた向きよりもさらに少しだけフェースを右に向けておくことを欠かさず実行して下さい。例えば、アドレスで普段よりも右に3度向いているならば、フェースの向きは4度ぐらい開く。構えた向きよりも、さらに少しだけフェースを開いておけば、右へのプッシュアウトのミスは出ても、左に引っかけたり、チーピンのミスが出る確率は劇的に下がるのです。

 

ゴルフは物理です。

 

フックのかかり過ぎ、チーピンというのは、インパクト時のフェースの向きを正しく調整すれば事前に防げるのです~。

 

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2017年09月19日超私的な考察 ゴルフでよく言われる「左手のリード」の正体とは!?

YOUTUBEのアナライズチャンネルに脱アンダー星人セミナー3回目配信開始しました

アナライズのセミナー10月開催日程発表と、募集開始は9月20日からとなります


プロ野球はペナントレースを終え、パリーグは福岡SoftBankホークス、セリーグは広島カープが制覇。どちらも2位に大差を付けての優勝です。セリーグの2位は阪神でほぼ決まりですが、3位の巨人とは5.5ゲーム。そこからさらに1ゲーム差でDeNAが追いかけています(9月17日時点)

セリーグのクライマックスシリーズは関西開催が濃厚ですが、関西でプロ野球中継と言えばサンテレビ。マーク金井も中学生の頃ぐらいからサンテレビで阪神戦の中継を見てましたが、今日はそのサンテレビの収録でジャパンビレッジGCにいます。「中西清起、小林佳則の熱血!!ゴルフ塾!」のゲスト出演で、10月と11月放映分に出ます。毎週水曜日の23時~23時30分です。関西エリアの皆様、ご視聴よろしくお願いします。

熱血!! ゴルフ塾!では、元阪神のピッチングコーチ中西さんとタッグを組んでプレーしてますが、普段のプレーよりもプレッシャーがかかります。テレビカメラが回っているのは気になりませんが、自分がミスをしでかすと、チームメイトがその尻ぬぐいをすることになるからです。チームメイトの中西さんがナイスショットした時も、そのナイスショットを生かした結果を出そうとしたくなるからです。

 

熱血!!ゴルフ塾!には定期的にゲスト出演していますが、不思議なことにカメラが回ると普段よりもいいショットが打てます。カメラが回っていることで普段よりも集中力が増し、結果ではなくて、やるべきことに集中できるからです。

 

では、今は何に集中しているのか?

 

PRGRのサイエンスフィットEXでスイングを丸裸にしてもらい、自分に足りていないのがダウンスイングにおける左腕の回旋。テークバックで左腕は時計回りにねじれます。トップからダウンにかけてはねじれた左腕をねじり戻す必要があるのですが、普段のスイングではそれが少し不足しています。マーク金井の場合、テークバックで左前腕が時計回りに60度ほどねじれてますが、インパクトでは50度しか戻ってません。PRGRの計測によると10度ほど回旋が足りていないので、スイングしている時はダウンスイングで左腕のねじり戻しを強く意識しています。

 

 

テークバックでは左腕は時計回りに60度ねじれているわけですから、ダウンスイングでは反時計回りに60度ねじることを意識しています。そして、これが左手リードの正体です。

 

さて、このスイング中の腕のねじれ(回旋)。

 

ゴルフスイングでは左手のリードが大事だと言われてますが、左手をリードは「左手でクラブを引っ張り下ろす」というだけでは、動きが足りてません。PRGRのサイエンスフィットえEXで教えてもらったのですが、プロや上級者でもダウンスイングでは左腕のねじり戻し(回旋)が不足している人が少なからずいるそうです。そして、ダウンスイングで左腕の反時計回りのねじれ(回旋)が不足している、ヘッドはプレーンから外れ、いわゆるアンダー星人になりやすいそうです。

 

 

左のミスが出やすい人や、チーピンのミスが出やすい人の場合、ダウンスイングでヘッドが下がってアンダー星人になっている場合が多いですが、これらの人も、ダウンスイングで左腕のねじり戻し(反時計回りの回旋)が不足しているそうです。

 

ダウンスイングで左腕を反時計回りにねじると、フェースが被って、「余計に左に曲がってしまいそう」な感じになります。しかしながら、左腕を反時計回りにねじった方がヘッドがプレーンに乗り、逆に、左へのミスが出づらくなるのです。

 

 ゴルフは物理であり、力学です。

 

ダウンスイングでは身体の回転に伴って、左腕を反時計回りにのねじる(腕の回旋する)。これがタイミング良くできると、ヘッドはプレーンに沿って下りてきますし、プレッシャーがかかった場面でも、インパクトの再現性が高くなり、飛んで曲がらないショットを打てるようになってくるのです~。

 

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2017年09月14日超私的な提案 ゴルフスイングで肩甲骨を上手く動かす一番簡単な方法とは!?

アナライズからのお知らせ

週末こちらのセミナーまだ空きがあります

9月17日(日)11時

インパクト解析セミナー

ボールの飛び方はボールとヘッドが衝突した瞬間に決まります。このセミナーでは、ボールが曲がる原理、真っ直ぐ飛ばすための方法をわかりやすく説明し、かつ自分のインパクトがどうなっているかを体験できます。

時間は1時間半/人数:6名限定

¥3,000
※プライム会員(有料会員)は参加無料ですが、募集の際にプライム会員ですと、書いてください。

まだまだ間に合いますので、是非ご参加下さい


毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。そして今日第2木曜日は隔週誌アルバトロスビューの発売日です。ゴルダイアルバの表紙は、今週で引退を表明している宮里藍選手。パーゴルフはスマイルクイーンことキム・ハヌル選手(韓国)が表紙を飾っています。

 

3誌と読み応えがある記事が満載されていますが、今回、マーク金井ゴルダイに2ページほど登場。10月初旬に発表される10代目のゼクシオについて、超私的な予想をさせていただきました。当たり前のことです事前情報はまったくありません。大外れするのを覚悟して、大胆予想をさせていただきました。

ゴルフ雑誌は通勤の行き帰りの電車で読んでますが、今回、注目したのはこの記事。

肩甲骨さえ動けば、飛距離は”伸びる”!
週刊ゴルフダイジェスト9月26日号、センターカラー特集)

 

米ツアーで活躍するジャスティン・トーマスをお手本にし、肩甲骨の使い方についてかなり詳しくレッスンしています。胴体の背中側にある肩甲骨を上手く動かすコツさえわかれば、練習しなくても飛距離が伸びると書かれてます。

 

詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、実は、アナライズが主催している「ゴルフの竪琴セミナー」においても、肩甲骨を動かすことの重要性、肩甲骨を動かすコツについてレクチャーしています。理由は単純、肩甲骨を動かした方がクラブの動きを正しくコントロールできるし、効率良くヘッドスピードを上げていけるからです。

 

 

さて、この肩甲骨。

 

肩や股関節と同じく、肩甲骨も左右に分かれています。右の肩甲骨と左の肩甲骨があり、それぞれ独立して動かせます。言い換えると、肩甲骨をスムーズに動かすためには、左右の肩甲骨というのは一体化させるよりも、左右をバラバラに動かした方がいいのです。

 

では、どうすれば肩甲骨を左右独立させて動かすことができるのか?

 

肩甲骨は腕とつながっています。左の肩甲骨は左腕、右の肩甲骨は右腕につながっています。なので、肩甲骨そのものを動かそうとしなくても、スイング中に腕を上手く動かすことができてくると、その腕の動きにつられて肩甲骨も動くようになるのです。

 

具体的に言うと、、、、

 

 テークバックでは左腕を伸ばして右腕を縮める(右ひじをたたむ)
 ダウンスイングでは左腕を縮めて右腕を伸ばしていく

 

そうです。スイング中に腕の長さを変えることができれば、それに伴って肩甲骨はグイグイと動くようになってくるのです。

 

腕の長さを変えるコツは、アドレスで極端なぐらい腕の長さを変えた状態を作り、そからテークバックを開始すること。クラブよりも少し長い棒をクラブに見立てたら、グリップエンドをみぞおちにくっつけます。そして左手と右手を可能な限り話して棒を持ちます。これで左腕は極端に短く(左ひじが曲がった状態)、右腕は極端に長くなります。

この状態から左腕を伸ばし、グリップエンドを身体から離して地面に向けます。それに伴って右ひじをたたみ、右腕を短くしていきます。これで左右の腕の長さが入れ替わり、肩甲骨はグイグイ動きますし、張りのあるトップが作れます。

 

ダウンスイングはテークバックの逆。伸ばしきった左腕を徐々に縮めて、グリップエンドをみぞおちにくっつけて構えた位置に棒を戻します。それに伴って、右ひじを伸ばし、右腕を長くしていきます。ダウンスイングでも左右の腕の長さを逆転させることができれば、肩甲骨をグイグイ動くようになるのです。

 

肩甲骨の可動域は個人差がありますが、腕の長さを入れ替える事を意識すれば、肩甲骨を動かせるのが体感できます。ぜひ一度試してみて下さい~。

 

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2017年09月12日超私的な考察 アマチュアの慢性病「振り遅れ」とは一体何なのか!?

昨日は13時30分からヤマハの新製品記者発表に行ってきました。2年のインターバルを経て新しいRMXが登場。ドライバー、FW、UT、アイアン、そしてウエッジのフルラインアップが一新。今回のRMXはガラッとクラブの雰囲気が変わっています。実は、発売前に試打する機会をいただいたのが、「これってホントにヤマハのクラブなの?」ってくらい変わっています。クラブのインプレッションについては、、、実は、すでに動画がアップされていますので、こちらをご覧下さい。

 

 

ヤマハのクラブは契約プロである藤田寛之選手のイメージが強かったのですが、今回のRMXはそのイメージがまったくありません。ヤマハのロゴが入っているからヤマハのクラブだと確認できますが、ゼロベースで開発がなされています。もちろんクラブが合う合わないは個人差がありますが、今回のRMXに関しては洋顔のテイストもあるので、ヤマハユーザーだけでなく、外ブラが好きなゴルファーにも相性良く仕上がっています。

 

 

そして記者発表を追えるやいなや、京浜東北線に飛び乗って赤羽GCで薄暮プレー。今回はクラブの試打ではなくて、自分のスイングチェックのためのプレーです。先週木曜日にPRGR GINZA EXでサイエンスフィット(スイング診断)を受け、その時にアドバイスを受けたことを実際にコースでボールを打って試したかったからです。

 

 

 では、マーク金井が一番試したことは何だったのか?

 

それは「腕の振り遅れ」の解消です。ゴルフスイングでは「振り遅れ」は良くない動作ですが、PRGR GINZA EXではこの「振り遅れ」を数値化しています。身体のあちこちにセンサーを付けて測定することで、この「振り遅れ」の度合いを数値化しています。振り遅れの2大要因は、、、

 

 

①腕の正しい回旋ができていない(腕が戻っていない)
②身体の開きが早い(肩と腰が一緒に回ってしまう

 

身体の開きが早いと振り遅れるのは画像でも確認できますし、画像がなくても自分で「振り遅れたな」と自覚できます。でも、腕の正しい回旋については、何となく振り遅れている時と振り遅れてない時の違いは感じても、それがどう違うのかを具体的に知ることができませんでした。それが、PRGR GINZA EXでは左手甲と左上腕にセンサーをつけてインパクトでどれくらい戻って来たのか? を測定してくれます(センサーはこれ以外にも身体の至る所に付けます)。

 

プロ、アマチュアを問わず、振り遅れている人は、インパクトで左上腕の回旋ができてません(腕がアドレスの状態までねじれ戻ってません)。

PRGRの計測によると、上級者の70%が腕が振り遅れているそうです!!!!

 

もちろんプロでもすべての選手が振り遅れていないわけではありません。腕が振り遅れている選手も少なからずいるそうです。ちなみにマーク金井の場合、テークバックで腕が60度内旋(時計回りにねじれ)、トップからインパクトにかけては50度外旋(反時計回りにねじれ)ていました。腕のねじり戻りは10度不足していたのです。

 

PRGR GINZA EXの検証によると、この腕の戻りが足りていない人ほど振り遅れの度合いが強く、ショットが不安定になります。アマチュアの初中級者の場合、腕の振り遅れが大きいほど右へのミスがでます。対して、アマチュアの上級者、プロの場合、腕の振り遅れが大きいと右へのミスが出やすいだけでなく、左へのミス(チーピン)も出やすくなるそうです。

 

インパクトでの腕の戻りの理想値は「5~マイナス5」だそうです。要するにテークバックで腕を内旋させた分だけ、ダウンスイングでは腕を外旋させる。インパクトでゼロになった状態、「ゼロインパクト」になれば、振り遅れのミスが出ないだけでなく、ショットが安定してくるそうです。

 

自分でも振り遅れている自覚が少しあったのですが、今回のPRGR GINZA EXの診断でどこを修整すれば振り遅れないのかが具体的に分りました。マーク金井の場合、インパクトで腕のねじり戻りが10度足りてないわけですから、今までよりもダウンスイングで腕の外旋を強く意識してスイングすれば、「ゼロインパクト」に近づけます。

 

神田のスタジオに戻って腕が振り遅れないように意識してボールを打ったら、いきなり1発目からインパクトが今までよりもさらに力強くなり、加えて、インパクト後のフォローの抜けも劇的に良くなりました。スタジオでノープレッシャーな状態で打っているとはいえ、腕の戻りを意識しただけでガラッとスイングが変わりました。

 

コースに出ると、スタジオで打つ時のように簡単には行きません。左サイドが狭いホール、左サイドにOBがあると、腕をねじり戻すのにためらいが生じるからです。昨日もためらったために腕の戻りが遅れることもありましたが、腕の戻りを上手く出来た時は、ボールは狙った方向に真っ直ぐ飛びます。誤解を恐れずに言えば、左が危険な時ほど、腕の戻り(腕のねじり戻し)を強く意識した方が、ストレートから軽いフェード弾道になるのです。

 

ゴルフは物理です。

 

この腕の戻りの重要性、そして腕の戻りを正しく練習するコツについては、アナライズセミナーでレクチャーしていきます~。

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