マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2018年03月04日超私的な考察 天才2歳児ゴルファーから学ぶゴルフスイングの極意とは!?

YOUTUBE アナライズCHANNELの人気コンテンツ

マーク金井の打たずにいられない ピンG400MAXドライバー編

<iframe width=”560″ height=”315″ src=”https://www.youtube.com/embed/NNXWs1HfINo” frameborder=”0″ allow=”autoplay; encrypted-media” allowfullscreen></iframe>

配信開始しました

イージーフレックスのEF009 SW再入荷しました

pr00013
¥16,200(税込
pr00014
¥32,400(税込)
何故かいつも注文数が少ないのでお急ぎください

国内女子ツアーが沖縄で開幕しました。土曜日の3日目が悪天候のために今日が最終日。昨年、賞金女王に輝いた鈴木愛選手が予選を終えてトップに立っています。鈴木プロが優勝すれば、不動裕理選手以来、15年ぶりに賞金女王が開幕戦制覇という快挙達成となります。

不動選手で真っ先に思い出されるのは素手です。ゴルフは左手にグローブをはめるのが一般的ですが、不動選手はそれをしません。右手だけでなく左手も素手です。滑りそうな感じがしますが、不動選手がグローブをはめてプレーした姿を観たことは一度もありません。

 

そして、素手と言えば小さな子供も素手でゴルフクラブを握ってスイングしていることがほとんどです。facebookで2歳児の天才ゴルファー特集という動画を見た時も、全員、素手でスイングしていました。不動選手をお手本にしていたかどうかは定かではありませんが、動画に登場した天才2歳児はグローブレス(素手)でスイングしていました。

 

 

天才2歳児たちのスイングはいずれもお見事なものですが、素手であることに加え、もうひとつ共通点があります。それは、、、、

 

 動画に登場する天才2歳児たちは、すべてベースボールグリップ!!!!

 

 

いわゆる野球のバットスイングと同じ握り方でクラブを握ってスイングしています。偶然なのかどうかは定かではありませんが、オーバーラッピングやインターロッキングと言ったゴルフならではの握り方をしている天才2歳児はひとりも動画に登場しませんでした。

 

実は、アナライズの初心者セミナーでも、初心者にはゴルフならではの握りではなく、天才2歳児たちと同じく、最初はベースボールグリップでクラブを握り、ベースボールグリップでクラブを振ってもらいます。何故かと言うと、ゴルフならではの握り方をするよりもベースボールグリップの方がインパクトゾーンでの両手の使い方(両手の役割分担)を直感的に理解でき、かつ、球を捕まえて飛ばすクラブ操作をしやすくなるからです。

 

 

ゴルフスイングを成立させる要素はいくつかありますが、パターを除くショット、いわゆるフルスイングにおいては右手と左手の使い方が異なります。誤解を恐れずに言えば、両手の一体感がない方が、クラブを正しく振りせるようになるのです。具体的に言うと、ゴルフスイングで一番大事なボールを捕まえるという動作を覚えやすくなるのです。

 

 

初心者の多くはフォローで左ひじが引けたり、振り遅れたり、リストターンが上手くできなかったりしますが、そうなってしまう原因はグリップにもあるのです。ベースボールグリップにすると左右の手をバラバラに動かしやすくなり、フォローで左ひじをたたみやすくなり、振り遅れづらくなり、リストターンも上手くできるようになるのです。

 

 

もちろんベースボールグリップにも弱点はありますが、その弱点に目をつぶってでも初心者は天才2歳児たちのようにベースボールグリップでスイングした方が、スイングが格段に良くなります。ゴルフ独特の握り方というのは、ベースボールグリップでボールを捕まえる感覚が出来た後の方がいいのです。

 

ゴルフスイングで一番大事なことは、クラブをいかに操るかにあります。

 

初心者がクラブを正しく操るために適している握り方はオーバーラッピングでもなくインターロッキングでもありません。初心者やスライスに悩んでいるゴルファーにとって、一番適しているグリップはベースボールグリップです。ベースボールグリップでフック打てるようになったら、そこからグリップはオーバーラッピングやインターロッキングにすればいいんです~。

 

(▼▼)b

片山晋呉プロがフレループを使用↓

フレループよろしくお願いします。

フレループ 遂にアナライズでも販売開始しました!!! 是非宜しくお願いします↑クリック


2018年02月22日超私的な提案 アプローチの距離感を磨くとっておきの方法とは!?

 

アナライズセミナー  お申込みはこちら↓から


平昌オリンピック、昨日はスケート女子団体パシュートで日本は3つめの金メダルを取りました!!!!!!

 

 

これでメダル総数は11個。これまでの記録であった1988年の長野オリンピックの10個を上回り、過去最高数を更新しました。競技はまだあります。超私的な予想させていただくなら、日本はあと2つメダルを獲得しそうです。メダルの可能性があると感じるのは、女子のビッグエアーと女子フィギュア、そして女子カーリングです。銀メダルと銅メダルをひとつづつ取ってくれるでしょう。

 

 

平昌オリンピックのおかげですっかりテレビ漬けの日々を過ごしてますが、土曜日はほぼ毎週神田のスタジオでセミナーを実施しています。講座については受講者からのリクエストにも応えており、今月からは新たに「アプローチセミナー」を実施しています。タイトル通り、アプローチがテーマになってますが、セミナーではフルスイングにも通じる打ち方、そしてアプローチで一番大事な距離感の磨き方についてレクチャーします。

 

 

さて、このアプローチショット。

 

オープンスタンスに構えて「カットに打ってスピンをかける」というのもありますが、アナライズのセミナーではこんな難しいことはレクチャーしません。アプローチもフルショットもスイングは同じ。フルスイングを小さくしたのがアプローチであり、そしてボールを飛ばさないアプローチの時ほど、手や腕の運動量を減らし、身体をしっかり動かして打つ方法を伝授。手や腕の運動量を減らす為には、どこをしっかり動かす必要ああるのかも説明します。

 

意外と思うかも知れませんが、アプローチの時ほどフットワーク(下半身)をしっかり動かすこと。そして、もうひとつのポイントは背骨の角度を変えること。誤解を恐れず言えば、スイング中、下半身、背骨や頭を固定するほど手や腕の運動量が増えるのを避けられないのです。

 

アプローチの距離感については、距離を少しづつ落とすのではなく、最小距離を打つ練習をレクチャーします。フルショットから徐々に距離を落とすのではなく、最小距離である1ヤードをきっちり打つ練習をします。1ヤードの距離を緩まないで打てれば、2ヤードは難しくありません。2ヤードがちゃんと打てれば5ヤード、10ヤードという距離を打つものやさしくなりますし、緩みのないスイングで距離を打ち分けられるようにもなってくるのです。

 

最小距離である1ヤードを打つというのは、フルショットを打つのに比べると楽しくありません。

 

 

すごく地味な練習ですし、単調です。反復練習的なところがありますが、これを面白がってやれる人ほどアプローチは上手くなります。そして、1ヤードを打つことはドライバーでフルショットを打った時と同じぐらい腹筋や背筋、下半身の力が必要であることを理解すると、アプローチショットは飛躍的に上手くなれるのです。

 

 

具体的な打ち方についてはYouTubeでアップしてます。興味のある方はぜひご覧になって下さい。

 

たかが1ヤード、されど1ヤード。

 

アプローチの練習は地味ですが、1ヤードをちゃんと打つ事が出来るのと出来ないのとでは、コースに出た時に大きな差が出ます。1ヤードをちゃんと打てる、それもプレッシャーがかかった場面でもちゃんと打てるようになれば、寄せワンの確率が増えるだけでなく、セカンドショットやティショットにも好影響が出ます。

 

100を切る、90を切るのにはナイスショットは必要ありません。1ヤードのアプローチショットがちゃんと打てるなって下さい。アプローチの腕前が上がれば、スコアは確実に良くなってくるのです~。

 

(▼▼)b



YOUTUBEのアナライズチャンネル人気コンテンツ

マーク金井の打たずにいられない M4、M3ドライバー編もよろしく↓

 

YOUTUBEのアナライズチャンネル

フレループセミナー配信しています

フレループよろしくお願いします。

フレループ 遂にアナライズでも販売開始しました!!! 是非宜しくお願いします↑クリック


2018年02月18日超私的な考察 アマチュアゴルファーがプロのスイングとかけ離れる理由とは!?

来週月曜日にやります

YOUTUBE アナライズチャンネル

マーク金井ここだけの話

2月19日21時配信決定!平昌オリンピックなどの話山盛りなはずです 是非生で!

あーお待たせしました アプローチセミナーの動画 その1できました


日曜日の深夜に羽田を出発し、月曜日と火曜日は平昌オリンピックを観戦。月曜日は女子スロープスタイルの決勝、火曜日は男子ハーフパイプの予選をじっくり現地で観てきました。火曜日の深夜に羽田に戻り、水曜日は神田。木曜日と金曜日は新幹線で函館でスノボとスキーを楽しみ、帰りの新幹線は仙台で途中下車し、サクッと用件を済ませてから神田に戻りました。

 

そして、土曜日はアナライズセミナーデー。11時からは「ゴルフの竪琴セミナー」、1時間の休憩を挟んで「シャフトセミナー ウッド編」を実施。シャフトセミナーと男子フィギュア決勝が重なっていたためテレビ観戦はできませんでしたが、超私的には予選トップの羽生選手が金、予選3位の宇野選手が銀を取ると確信してました。男子のハーフパイプでは顔を62針も縫った大怪我から復活したショーンホワイトが金メダル。滑りももちろん文句なしでしたが、同時に観客をも味方に付けてたからです。羽生選手もしかり。大会会場は日本人の応援団が大挙して観戦。フィギュア会場はあたかも日本で開催しているかのような空気に包まれていたからです。

 

 

スノボのハープパイプにしても、スケートのフィギュアにしても、選手が繰り出す技は難易度が非常に高く、普通の人が真似なんて到底無理です。それに対して、ゴルフスイングというのは、パッと観た感じはスノボの4回転とかフィギュアの4回転ほどは「難易度が高く」は見えません。ゴルフスイングというのは見た目にはシンプルな動きだからです。

 

そして、ゴルフスイングは技術が高い人ほどシンプルな動きに見えるため「見よう見まね」で真似ができそうな感じがします。

 

しかしながら、実際、見よう見まねでプロのスイングを真似られるアマチュアはほとんどいません。大抵のアマチュはプロの真似をしているつもりでも、実際はプロのスイングとは似ても似つかないスイングになっている人が圧倒的に多いです。

 

 では、なぜ見よう見まねでスイングをした時に、アマチュアの大半はプロのスイングとかけ離れてしまうのか?

 

一番の理由、それは、、、、

 

 シンプルに見えるスイングをするには、シンプルに動けばいいと思っていることにあります。このロジックというのはパターの打ち方には当てはまりますが、実は、ドライバーやアイアンショットのフルショットには当てはまりません。

プロのスイングはアマチュアのスイングに比べるとクラブは余計な動きをしません。余計な動きをしないから「シンプルに見える」ということになりますが、実は、余計な動きをしないために、身体はかなり複雑な動きをしているのです。アマチュアの多くはそれが見えていないために、クラブの動かし方を間違い、プロのスイングとは大きくかけ離れてしまうのです。

では、どうすればプロのようにシンプルにクラブと動かせるのか?

 

 クラブをシンプルに動かす(プレーンに沿って動かす)ために本当に必要なことは、身体を複雑に動かすことでクラブをシンプルに動かすことです。そのために、真っ先に意識してほしいことがあります。

 

それは、、、

 

 ゴルフスイングの動きは単純な横と縦だけでないということ。

 

 

ゴルフスイングは身体を横(左右)に回し、腕を上下に動かすという考え方もあるみたいですが、これではクラブはシンプルに動いてくれません。クラブがシンプルに動かないだけでなく、スイングの見た目も複雑になってしまうのです。

 

 

ザ・リアルスイング(奥嶋誠昭著 実業之日本社)でも書かれてますが、スイングの動きは実は複雑で、全身の動きを組み合わせてつくり上げることが求められています。プロはそれをやってのけているから、その結果としてクラブがシンプルに動くのです。

 

ゴルフは物理です。

 

 

クラブをシンプルに動かすためには、まずは「身体を横(左右に回し)、腕を上下に動かす」という考えないこと。そんな風に身体を動かそうとしないことです。言葉にすると簡単に思えるかも知れませんが、実は、身体を横(左右に回し)、腕を上下に動かす癖がついている人は、この癖から脱出するのは容易ではありません。何故かと言うと、この動きでもナイスショットが打てることがあるからです。

 

 

大事なことなので繰り返します。ゴルフスイングは複雑な動きをしない限り、クラブをシンプルに動かすことはできません。ここを正しく理解していないと、たくさんボールを打っても、一生懸命練習しても、プロのスイングに近づくことは限りなく不可能に近いでしょう。

 

(▼▼)b


YOUTUBEのアナライズチャンネル人気コンテンツ

マーク金井の打たずにいられない M4、M3ドライバー編もよろしく↓

 

YOUTUBEのアナライズチャンネル

フレループセミナー配信しています

フレループよろしくお願いします。

フレループ 遂にアナライズでも販売開始しました!!! 是非宜しくお願いします↑クリック


2018年02月11日超私的な提案 ゴルフの初心者が回り道しないで上達するコツとは!?

平昌オリンピックが開幕しました。マーク金井も今夜の深夜便でソウルに向かい、そこから高速列車で平昌に向かい、そこからシャトルバスかタクシーでフェニックススノー競技場に向かいます。2月12日は女子スロープスタイルの決勝と、スノボハーフパイプを観戦。翌、13日もスノボハーフパイクを観戦。1泊2日の弾丸ツアーで行ってきます。

 

そんな平昌行きの前に、神田のスタジオではアナライズセミナー。昨日は「初心者セミナー」と「アプローチセミナー」を実施。本日は「フレループセミナー」と「飛距離アップセミナー」を実施します。いずれもYouTubeでオンエアしてますので、ご覧になっていだけると嬉しいです。

 

 

アナライズセミナーは、どの講座もゴルフスイングのコツ(タネと仕掛け)についてレクチャーしてますが、その中でも「初心者セミナー」ではスイングを構成する要素について理解してもらってます。ゴルフは難しく、そして上手くなるのに時間がかかると思っている人が多いですが、実は、上手くなるのに時間がかかってしまうのはゴルフを始めた頃に「スイングの構成要素」を知らないままボールを打っているからです。

 では、スイングの構成要素とはどんなモノなのか?

 

ゴルフスイングとは、ゴルフクラブを使ってゴルフボールを打つのが目的です。これを抽象化すれば、ゴルフスイングは打撃。打撃と言えば、、、

 

・金づちでクギを打つ
・餅つき
・つるはしで地面を割る

 

 

これらの動作とゴルフスイングに共通していることがあります。なので、「初心者セミナー」では、巨大なヘッドが付いたアイアンで餅つきと同じ動作をやってもらい、そしてその動作の善し悪しについてマーク金井は点数を付けます。ここで60点以下の受講者は打撃の仕方に非効率な動きをやってます。

 

つづいて、ゴルフスイングの2つめの構成要素として説明しているのが、テコの原理。ゴルフクラブを操作して効率良くボールを打つには、テコの原理は欠かせません。テコの原理と言えば、、、

 

・クギ抜きでクギを抜く
・栓抜きでビールの栓を抜く
・爪切りでつめを切る

 

 

テコの原理が上手く使えるとレバレッジが効き、効率良くヘッドスピードを上げていけます。初心者の多くはこのテコの原理を上手く使えてませんが、上手く使えないのはテコの原理を教わっていないという側面もあります。

 

 

そして、ゴルフスイングの3つめの構成要素として説明しているのが左右の手の役割分担についてです。ここも初心者の内に知っているのと知らないのとでは大違い。初心者のスイングを観察すると、左右の手を同じ方向に使っています。実は、これが上達を阻害している大きな要因になっているのです。

 

 テコの原理と左右の手の役割分担の違い。

 

どちらも簡単な動作ではありませんが、効率の良いゴルフスイングを習得するためには、効率良くヘッドスピードを上げていくためには、必要不可欠な動作です。必要不可欠な動作なわけですから、超私的なことを言わせてもらうと初心者から取り組んだ方が得策です。

 

ゴルフは物理です。

長年やってもスイングが安定しないゴルファー、ヘッドスピードが上がらないで飛距離が出ないゴルファーは、間違いなく、ゴルフスイングに必要不可欠な構成要素が欠けているのはほぼ間違いありません。アナライズの「初心者セミナー」は初心者に戻りたいベテランゴルファーも参加できます。奮ってのご参加お待ちしてます~。

 

(▼▼)b


YOUTUBEのアナライズチャンネル人気コンテンツ

マーク金井の打たずにいられない M4、M3ドライバー編もよろしく↓

 

YOUTUBEのアナライズチャンネル

フレループセミナー配信しています

フレループよろしくお願いします。

フレループ 遂にアナライズでも販売開始しました!!! 是非宜しくお願いします↑クリック


2018年02月08日超私的な考察 クラブとスイングの切っても切れない関係とは!?

2月9日23時から、BS日テレにて放送される

武井壮 ゴルフコロッセオ に、マーク金井と弊社スタッフの柿木が出演します

どんな勝負になるのか?まずは予告編を御覧ください↓


まだかまだかと待ち焦がれていた平昌オリンピックがいよいよ明日(2月9日)に開幕します。夏のオリンピックに比べると冬のオリンピックは盛り上がらないなんて言われてしますが、オリンピックはオリンピック。選手は4年に1度しか出場できませんし、見る方も4年に1度にしかお目にかかることができません。

 

マーク金井は今年で5回目の干支を迎えますが、最初に見たのが、1964年の東京オリンピック。当時は6歳でしたが、マラソンを裸足で走るアベベ、東洋の魔女、重量挙げの三宅選手、柔道のへーシンクは今でも鮮明に覚えています。続く1968年のメキシコ大会ではサッカーの銅メダルとマラソンの君原選手の銀メダル、1972年のミュンヘン大会では、男子バレーの金メダル、平泳ぎの田口信教選手とバタフライの青木まゆみ選手の金メダルのシーンは今でもはっきり覚えています。

 

そして、金メダルの記憶と言えば、同年開催された札幌オリンピックでの男子70m級ジャンプでの金、銀、銅メダル。日の丸飛行隊と呼ばれた、日本チームは笠谷選手が金、今野選手が銀、そして青地選手が銅メダル。1998年の長野大会では、ジャンプ団体で金メダル、スケートの男子500mで清水宏保選手が金メダル、女子500mで岡崎朋美選手が銅メダル、そして清水選手は男子1000mでも銅メダルを獲得したことをWikipediaに頼らなくても覚えています。

 

 

オリンピックを見始めてから50年以上経ってますが、ついにというか、とうとうというか生まれて初めて、来週、現地観戦に行くつもりです。行くつもりと書いたのは、ソウルまでの往復チケットは手配完了したのですが、観戦チケットはまだ手に入ってません。「チケットの売れ行きがそれほどでもない」ということなので、甘い考えかも知れませんが現地調達しようかと思ってます。観戦の競技種目はもちろんスノーボード。女子のスロープスタイル決勝と、男女のハーフパイプの予選を観る予定です。

 

平昌でも日本選手のメダルが大いに期待されますが、冬期オリンピックの金メダルで一番記憶に強く残っているのがスケート男子500m清水選手の金メダル。重心が極端なぐらい低い姿勢で滑る様はまさに「忍者」さながら。そして、なにより凄かったのは、当時、短距離用としては市販されたばかりのスラップスケートを履いてたことです。スラップスケートとは1985年にオランダのバイキング社が開発したスケート靴で、スケートの刃のかかと部分が靴底から離れる(分離する)構造になってます。スラップスケート靴が出る前は、スケート靴は靴本体とブレードが完全に固定されていました。これを考えると、長野オリンピックの時、スラップスケート靴はかなり特殊なシューズであったことは間違いありません。

読売オンラインより転載

 

 

超私的なことを言わせてもらえば、清水選手は他の誰よりも新しい道具(スラップスケート靴)を上手く使いこなしたことで、金メダルを獲得できたのではないかと思っています。言い方を変えれば、自分に合った道具ではなく、新しい道具に自分を合わせるのが上手かったとも言えます。

 

 ゴルフもしかりです。

 

道具(クラブ)が変われば、適した打ち方も変わります。ドライバーは小ぶりな木のヘッドから、大型チタンドライバーに変わりました。そして、今どきの大型チタンドライバーは慣性モーメント(MOI)が非常に大きくなているために、慣性モーメントがそれほど大きくないドライバーとは違った打ち方を、道具(クラブ)が求めてきます。

 

 

現在、MOIの大きなドライバーを一番上手く使いこなしているのは世界ランク1位のダスティン・ジョンソンです。世界ランク2位のジョン・ラームも今どきのMOIが大きいヘッドを上手くつかいこなしています。2人とも40年前に強かった選手に比べるとスイングはかなり違っており、一番の特徴はトップで左手首が手の平側に折れ曲がり、フェースをシャットに使っていることです。

テーラーメイドのWEBサイトより転載

 

 

 そしてインパクトではアイアンだけでなく、ドライバーもハンドファースト。インパクトでも左手首が手の平側に折れ曲がり、ロフトを増やさない状態を作っていることです。

 

かつては、トップで左手首が手の平側に折れ曲がるのは「シャットフェースになって左のミスが出る」と言われ、良くない形だというのが常識でした。それが、MOIが大きなヘッドが当たり前になった今では、この形こそが道具にマッチしたトップになるのです。まさに、「クラブが変われば、スイングも変わる」です。

 

ゴルフは物理です。

 

 

スイングが先でクラブが後という考え方もありますが、スケートにしてもゴルフにしても、少なくとも道具の依存度が高い競技(スポーツ)に関しては、「クラブが先で、スイングが後」というのを常識にした方が競技者はいい結果を得られるでしょう~。

 

(▼▼)b


YOUTUBEのアナライズチャンネル人気コンテンツ

マーク金井の打たずにいられない M4、M3ドライバー編もよろしく↓

 

YOUTUBEのアナライズチャンネル

フレループセミナー配信しています

フレループよろしくお願いします。

フレループ 遂にアナライズでも販売開始しました!!! 是非宜しくお願いします↑クリック