カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法
2019年09月29日超私的な提案 ゴルフ場でわざとミスショットを打ったことがありますか!?
Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、高反発に、ついて語っています。動画の続きは こちらで https://filmuy.com/analyze/video/361979085
あっという間に9月も終わりが近づいてます。今日を含めて3日後には10月に入りますが、今年の10月はいつもの10月と違います。そうです、消費税が8%から10%に上がり、これに伴いあらゆるモノの値段が変わり、値札を付け替えなくてはなりません。もちろんアナライズもそうで、10月からは消費税増税、そして為替レート、諸般の事情により販売価格を改正させていただきます。なにとぞご理解いただけますと幸いです。
販売価格を変えるというのはかなり手間がかかる作業ですが、それに負けず劣らず変えるのが大変なのがゴルフスイングを変えることでしょう。マーク金井もダウンスイングから骨盤を大きく開くスイング、振り遅れたままのインパクトに取り組んでいますが、やっていることが今までと正反対。いままでならやらない方がいい動作を、今は積極的にやっています。超私的なことを言わせていただくと、今取り組んでいるのは、、、
チーピンを打つつもりでシャフトを寝かせ、チーピンを打つつもりで極端なぐらいインサイドからクラブを下ろすことです!!!!
チーピンとは真っ直ぐ出て極端に左に曲がるミスで、これを打つとディショットはまずOB、もしくは池ポチャ、林の中に突入。加えて、チーピンは出だすと何発も出てしまうのでかなりたちが悪いミスです。にも関わらず、スタジオで練習している時、そしてコースに出た時も、「チーピンを打つ」ということを強く意識してスイングしているのです。
練習の時だけでなくコースも(スコアを付けない時)チーピンを打とうとしています。言葉にするのは簡単ですが、実際にやるとなるとかなり手間取ります。なぜなら今までとまったく違う感覚をやるわけですし、なによりも良い結果(ナイスショット)はまず出ません。ミスショットをわざと打つということをやらなければならないからです。
コースに出てミスショットをわざと打つ
言葉を換えるとコースに出てわざと悪いスコアになることをやるわけです。コースを練習場として使うわけですが、実は、これがもっとも上達につながる練習になるんです。コースに出れば、誰しも言い球を打ちたい、いいスコアで上がりたい。もちろんこう考えるのが当たり前ですが、当たり前なことをしている限り、現状維持はできても現状打破はできません。なぜなら今までと同じスイングをした方がナイスショットが出る確率が高いからです。ちなみに、マーク金井の場合は「チーピンを打つ」と念じてスイングした時ほど、右に大きくプッシュアウトします。そして、「どチーピンを打つ」ぐらい強く念じてスイングすると、ストレートから軽いフェード弾道になります。
ちなみに「どチーピンを打つ」と強く念じてスイングすると、チョロも出ます!!
もちろん、念じるだけでは動きが変わったどうかは確認できません。そこでスイングもスマホで自撮りして確認します。客観的に確認することで、意識と実際の動きとの間にどれぐらいギャップがあるのかを認識し、やろうとしていることが足りていないなら、さらに極端なぐらい動きを変える。これをコースで何度も繰り返すことで、ようやく動きがちょびっとずつ変わってくるからです。
アマチュアゴルファーの中には「練習場で出来たスイングがコースでできない」という悩む人が少なからずいますが、そんなのは当たり前です。超私的なことを言わせていただくと、マーク金井の場合、コースでボールを打ったときのスイングは練習場でできていることの10%ぐらい。どんなに良くても20%ぐらいが関の山。これぐらいしかできないと思っているから、コースに出た時にわざとチーピンを打つ(わざとミスショットを打つ)練習をしているのです。
わざとミスショットを打つというのは、実は、ナイスショットを打つことよりもプレッシャーがかかります。誰だってカッコ悪い所を人に見られたくないですからね。しかしながら、超私的なことを言わせてもらうと、ナイスショットを打とうとしてミスショットを打つゴルファーよりも、わざとミスショットを打つことをコースでできる人の方が、未来が開けます。わざと失敗するぐらいの気持ちでスイングするというのは、「失敗は成功の元」につながるからです。
月に一度しかプレーできないゴルファーにとって、せっかくのコースでわざとミスショットを打つというのはメンタル的にかなり厳しいと思います。もちろんコンペとかで「わざとミスショットを打つなんて」ことはやらない方がいいです。しかしながら、いつまでたっても同じミスの繰り返しでスコアがままらない。スイングを変えようと思っているのに変えられない(変わらない)。自分のスイングを本気で変えたいと思うならば、コースでわざとミスショットを打つことをやった方が、練習場に10回、いや100回通うよりも効果があるのです。
自分のスイングを変えるというのは、パソコンのOSを変えること、ハードディスクを初期化するのと同じか、それ以上大変なことなんです。ゴルフの上手下手に関係なく、ナイスショットを打ちながらスイングをガラッと変えることはできないのです~。
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2019年09月12日超私的な提案 どんなクラブを使って練習すれば効率良く上達できるのか!?
Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、慣性モーメントについて語っています。動画の続きは こちらでhttps://filmuy.com/analyze/video/3590
姫路オープンゴルフフェスティバルの開催まで残すところ4日。今週の日曜日、姫路シーサイドで男子、女子、シニア、そしてアマチュアが一同に戦いゴルフトーナメントが開催されます。元阪神タイカーズの監督の岡田彰布さん、真弓明信さんとともにマーク金井も出場します。コース内で観戦できますので、お時間ございましたらぜひとも現地に足を運んでいただけますと嬉しいです。
競技に備えるべく深夜練習の頻度も上がってますが、練習時間、ボールを打つ数自体はいつもと変わりません。人間が集中できる時間は決まってますし、たくさんボールを打つことが必ずしも良いとは思っていないからです。コソ連で心がけていることは、自分のイメージと実際のスイングとのすり合わせ。1発打ってはスマホで自撮りした動画をチェックするというのを地味に繰り返し、感覚と実際の動きのズレをできるだけ減らすようにしています。
コソ連で主に使うのはフレループ。クラブはPWとドライバーです。
ドライバーを持った時もPWを手にした時も意識しているのは、、、
張力(遠心力)が発生するようにスイングすること
骨盤の先行動作
足と脚を軽く使うこと
ヘッドはグリップエンドを追い越さない
ジャイアントスイングのイメージでクラブを丸く振る
ドライバーとPWとではクラブの長さが10インチ前後違います。長さが極端に異なると発生する遠心力が異なります。加えて、クラブは長くなるほどヘッドの軌道がフラットになり、クラブが短くなるほどヘッドの軌道がアップライトになります。長さが極端に異なるクラブを練習することで、クラブを持ちかえてもクラブの長さに応じたヘッドを軌道を作る感覚を養えるのです。
練習場と違ってコースに出ると、同じクラブを2度続けて打つことはありません。ドライバーを手にした次のショットで10インチ前後短いPWでグリーンを狙うことも少なからずありますが、これにちゃんと対応するには、日頃の練習で極端に長さが異なるクラブを交互に打つ経験を積んでおく必要があるのです。
クラブの長さが10インチも変わると、アドレスの取り方が変わるだけでなく、同じ力加減で振ってもヘッドスピードは10m/s以上変わり、クラブに発生する外力(遠心力)がガラッと変わります。ドライバーが調子良いのにショートアイアンで凡ミスをしてしまうのはなんとも馬鹿らしいし、スコアを浪費することにもなりますが、実は、ドライバーの直後にショートアイアンを振るというのは、外力がガラッと異なります。外力がガラッと変われば、同じイメージでスイングしようと思っていても、実は同じイメージでスイングしたら(外力が異なるために)、切り返しのタイミングが狂ったり、ヘッドの軌道が変わってしまい場合も多々あるのです。
ドライバーに比べるとPWはクラブが短く、として飛ばさなくていいクラブなこともあって「やさしいクラブ」「打ちやすいクラブ」だと思っているアマチュアゴルファーが少なからずいます。しかしながら、ドライバーを振った直後に、PWを振るというのは簡単なことではありません。PWはドライバーに比べると外力(遠心力)が弱いので、切り返しで力んだり、ダウンスイングで上体が突っ込んだり、インパクトで骨盤が開きづらくなってしまいやすいクラブでもあるんです。
ゴルフスイングが回転運動であること、そして外力(遠心力)を使ってスイングすることを考えると、実はドライバーが一番やさしいクラブで、PWが一番難しいクラブではないかと超私的に思っています~。
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Youtubeマーク金井チャンネルの人気シリーズ
【おしえてマークさん】最新作は”長尺ドライバー”です。
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2019年09月08日超私的な提案 手打ちを矯正するのに役立つとっておきの練習法とは!?
マーク金井のYoutube生配信 ここだけの話 次回は9月9日21時から配信します
録画はYoutubeではありません。ぜひ生でご覧いただければと思います
YouTubeセミナー 魔法のホースセミナー配信開始。 果たしてスイングが魔法にかかったようによくなるのか?
昨日は早朝に赤羽ゴルフ倶楽部で担ぎセルフの9ホールプレー。その後に、神田のスタジオで「遠心力セミナー」と「NEOフレループセミナー」を実施しました。最近は極力クラブの本数を減らしてプレーすることが多く、昨日は5本で担ぎセルフです。
クラブの本数を減らしてプレーする目的は大きく3つあります。
ひとつは体の負担の軽減
ひとつはセーフティーなコースマネジメントの徹底
そしてもうひとつは今取り組んでいる「手先を振らないスイング」「骨盤を開いたインパクト」「シャローなダウンスイング」に役立つからです。
説明するまでもありませんがクラブの本数を減らすと1本あたりの守備範囲が広がります。昨日のセッティングはドライバー、UT、7番アイアン、ウエッジ(48度)、パター。それぞれのクラブは1本あたり50ヤードの幅で距離の打ち分けをします。例えば、125ヤードのパー3ではUTでティショットを打ちました。
クラブの本数を減らすと、ドライバーで180ヤード打ったり、UTで160ヤード打ったり、7番アイアンで120ヤード打つことが多くなりますが、実は、これをやると「手打ちの矯正」にも非常に役立つのです。
飛ばさない方が(軽く振った方が)手先だけでスイングしそうと思うかも知れませんが、でんでん太鼓のイメージを強く持っていると飛ばさない方が、手打ちになりません。飛ばさないでいいとなれば手先に余計な力が入らないからです。加えて、飛ばさない時の方が「ヘッドを走らせる」という動作が入りません。
ハンドファーストの状態(振り遅れた状態)のままダウンスイング、インパクト、フォローと振り抜くことがしやすくなるのです。例えば、ドライバーで150ヤード打つとしましょう。この場合、ヘッドを少しでも走らせてしまうと軽く振っても150ヤード以上飛んでしまいます。飛ばさないためにはグリップエンドを先行させた状態をキープし、振り遅れた状態のまま、体の回転(骨盤の先行動作)だけでスイングした方が、でんでん太鼓のイメージでクラブを操作できます。結果、体の回転速度を遅くすればヘッドスピードが落ちてきて、ボールを飛ばさないことができるのです。
言葉にすると複雑に感じるかも知れませんが、ドライバーやUTでアプローチショットを打つような感覚です。
ただし、ウエッジでアプローチショットを打つよりもドライバーでアプローチショットを打つような感覚でスイングした方が手先が余計な動きをしづらくなります。ドライバーの方がシャフトが長いので、手先で余計な操作をするとミート率が格段に悪くなり、チョロやトップ、ダフりのミスが出やすくなるのです。
ドライバーやUTで飛ばさないショットを打つと、ミスした時にはとんでもなく飛ばなかったり、予想に反して飛び過ぎることがあります。これは慣れの問題もあるので、ひとまずは距離感のことを気にせず、とにかく心がけてほしいのは
フォローの位置でもヘッドが手元を追い越さない!!!!!
手元(グリップエンド)がヘッドよりも先行している状態をキープしようとすれば手先が余計な動きをしません。手先で合わせるようにスイングすると、必ずと言っていいほどインパクト前にヘッドは手先を追い越すように動くからです。
手打ちを本気で矯正したいのであれば、まずはドライバーやUTでボールを飛ばさないスイングをしてみて下さい。ヘッドが手元を追い越さないのをキープすることが出来てくれば、手打ちから卒業できますし、それは再現性の高いスイング、遠心力を正しく発生させられるスイングへとつながってくるのです~。
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Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、ゴルフスイング物理学の小沢康介さんと、生配信後のアフタートークをお送りします。ヤバいです!
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2019年09月03日超私的な考察 常識として知っておきたいスイング改造する時に適した環境とは!?
YouTubeセミナー 振り遅れセミナー配信開始。 正しい振り遅れ覚えましょう!
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昨日の午後の新幹線で姫路に向かい、今日は「姫路オープンがゴルフフェスティバル2019」が開催されるには姫路シーサイドGCでプレーしています。朝7時のスタートなのでこのブログがアップされる頃は最終ホールのティグラウンドあたりかと思います。
FBでも練習中の動画をアップしていますが、神田のスタジオでの練習時間は20分前後。球数は15球前後で、1球打つごとにiPhoneでスイングを確認します。ボールを打つのは数秒ですが、動画を確認する時間は1分弱。自分のイメージと現実がどれぐらい違っているかを「これでもかってぐらい確認するので」ボールを打つよりもスイングチェックの方が時間がかかります。
現在、スイングで意識しているのはダウンスイングの軌道と、骨盤の開き。ダウンスイングではこれでもかってくらい「シャフトを寝かせ」、骨盤に関してもこれでもかってくらい「お尻が2つ見える」ように心がけ、それがちゃんとできているかどうかをiPhoneで1球づつチェックしています。
渋野日向子選手ほどではありませんが、マーク金井もこの1年でダウンスイングの感じが少し変わってきました。ダウンでのシャフトの角度は45度に近づき、インパクトで骨盤の開けるようにもなっています。1年前のスイングと現在のスイングを比較すると、現在の方がダウンの軌道がシャローになり、骨盤も開いています。ただし、コースに出ると練習の時のようなスイングにはなりません。
練習場のスイングが100点だとすれば、コースに出た時のスイングはせいぜい20点ぐらいです。なので、現在は、コースに出た時でも50点ぐらいができるように意識しながらプレーしています。
コースに出た時に練習場でできたスイングができない最大の理由、それは結果を求めてしまうからです。いい結果を出したくなるほど(ミスショットを打ちたくないと思うほど)、今まで慣れ親しんだスイングになってしまいます。言い換えると、ナイスショット出た時は、十中八九は自分がやりたくないスイングになっています。
さて、このスイング改造。
練習場であれ、コースであれ、スイングを変える時に最大の障害となるのは「結果をすぐに求めてしまう」ことにあります。しかしながら結果を早急に求めるほどに、スイング改造は実現しません。なぜなら、動きを変えたらミスショットが出るのは当たり前だからです。誤解を恐れずに言えば、変えたらすぐに良い結果が出ている時というのは、実際に動画でチェックしたら「まったく動きが変わってない」場合がほとんどです。
ナイスショットが出た時はスイングが変わっていない
ミスショットした時はスイングが変わっている場合もある
ミスショットをしたからと言ってスイングが良くなっているとは限りません。動きが変わっている場合もあれば、変わっていない場合もあるからです。なので、スイングを変えている時は球をどう打てたかというのは判断基準としては適しません。スイングが変わったかどうかの判断基準として役に立つのは「動画でスイングを確認」すること。もしくは想定したミスショットがちゃんと打てているかどうかです。
そしてもうひとつ大事なことは、「これじゃ空振りするんじゃないのか」というぐらい極端に動きを変えることです。FBでも練習動画を上げてますが、マーク金井の場合、素振りでは「どチーピンを打つぐらい、ボールの手前1メートルぐらいダフる」ぐらいのつもりで素振りし、そのイメージで実際にボールを打ってます。これぐらい極端なことをやっても、実際にボールを打つた時の動画を確認すると、ほんのちょびっと動きが変わるぐらいです。
ある程度ボールが打てるようになると、スイングを変えることは容易ではありません。ある程度ちゃんと打てる人ほど、スイングのどこかを変えるとスイング全体のバランスが崩れ、ちゃんと打つことができないからです。なのでマーク金井はスイング改造している時にはゴルフボールを打ちません。テニスボールぐらいのサイズのスポンジボールを打ってます。ボールを大きくすることで心理的な負担を減らせるからです。
手前味噌ですが、スイング改造する時はゴルフボールを打つよりも、テニスボールぐらいのサイズのスポンジボールで練習することをお勧めします。そして打球の行方が気になりづらい室内打席の方がお勧めです。スイングを本気で変えたいならば、変えやすい環境を作ることも大事ではないかと超私的に思っています~。
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2019年08月27日超私的な提案 渋野日向子が使うピンG410+を上手く使いこなすコツとは!?
アナライズ9月のセミナー募集開始しました
↑こちらクリック 一般の方の参加優先していますので
Youtubeセミナー 今回は超マニアック?!ジャイアントスイングセミナーです 今回が2回目(全2回)
(間延び感を無くすために大胆に編集しております)
ゴルフスイングに大切な先行の動作の極意を教えます
先週の国内男子ツアー「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」は初日にトップに立った石川遼選手が4日間首位をキープし、通算20アンダーで今季2勝目を挙げました。これで国内賞金ランクもトップに立ち、世界ランクも178位から122位と大幅にジャンプアップ。テレビで石川選手のプレーぶりを観戦しましたが、この感じでショットとパットが噛み合っていれば、これからの秋のシーズンであと2つか3つは勝利を重ねてくれそうです。
セガサミーの初日、石川選手は全身黒の出で立ち。パンツとウエア、そしてキャップも黒。キャップとウェアは、米カリフォルニア州で生まれた『TravisMathew(トラビスマシュー)』というブランドですが、もちろん契約するキャロウェイゴルフの傘下のブランド。今回の優勝でトラビスマシューの人気も一気に上がりそうですが、ゴルフクラブで一気に人気が上がっているのは
発売当初から売れ行きは好調でしたが、全英女子で優勝した渋野日向子選手が使っていることもあって、人気に拍車がかかりさらに売れています。新品ゴルフクラブでの売り上げももちろんナンバーワンです。
さて、このピンG410+。飛距離性能、そしてやさしさについてはフィルミー、「マーク金井のゴルフの真理」でじっくりと解説してますのでご覧になっていただけると嬉しいです。最近のピンはヘッドの慣性モーメントの大きさに並々ならぬこだわりを持っていますが、それをものの見事に具現化しているのがG410+。G410シリーズは3つの異なるヘッドがラインアップしていますが、その中でももっともヘッドの慣性モーメント値が大きいのがG410+です。
では、誰が打ってもG410+は飛んで曲がらないドライバーになのか?
G410+は物理的に優位性が非常に高いドライバーです。ただしい、物理的に優位性が高いドライバーにも短所があります。ヘッドの慣性モーメントの数値を大きくするほど、重心距離(シャフトの軸線からスイートスポットまでの距離)が長くなります。結果、テークバックでフェースを開いていたり、トップでフェースを開くスイングをしてしまうと、インパクトでフェースをスクエアに戻しづらくなるのです。
渋野日向子選手のスイングを観ていただくと分りますが、トップでフェースは完全に空を向いています。これはフェースを開いた状態とは逆の状態、いわゆるシャットフェースです。そして、インパクトではハンドファーストの状態になっています。インパクトゾーンでまったくリストターンをしてません!!!!
要するに、ピンのG410+(ヘッドの慣性モーメントが大きいドライバー)を上手く使いこなすためには、フェースをシャットに使うこと、そしてインパクトゾーンではリストターンをしないことが求められます。逆に言うと、テークバックでフェースを開いてしまう人。スイングに中にフェースの開閉が大きい人、リストターンで球を捕まえるのが上手い人というのは、G410+の良さを引き出すのが難しいですし、打球の方向も安定しづらくなるのです。
テークバックでフェースを開かず、シャットフェースのトップを作って、ハンドファースの状態でインパクトを迎える!!!!!!
渋野選手のようにフェースをシャットに使え、インパクトでリストターンしない人にとっては、ピンG410+は飛んで曲がらないドライバーになります。しかしながら、そうではない人にとっては、ゴルフの腕前に関係なく、G410+は飛ぶドライバーではあるけれども弾道が不安定になるリスクが伴うのです。
クラブが進化すれば求められるスイングも変わるのです。
かつてはシャットフェースは「左のミスが出やすい」とか「チーピンが出る」といういう風に言われてました。しかしながら、ヘッドの慣性モーメントが巨大になっているドライバーには、この常識は当てはまりません。ピンのG410+を上手く使いこなせるかどうかは、フェースをシャットに使えるかどうかで決まるのです~。
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Youtubeマーク金井チャンネルの人気シリーズ
【おしえてマークさん】最新作は”フェイスプログレッション”です。
ぜひご視聴ください、チャンネル登録も是非お願いします
ツアープロも使っている⇩こちら 渋野日向子プロも使っているとか・・