カテゴリー: シャフト情報
2020年07月08日超私的な試打インプレ 三菱ケミカル「ディアマナTBシリーズ」
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昨日、今年に入って初めてゴルフ練習場でボールを打ってきました。場所はアコーディア・ガーデン東京ベイ(都内、大田区)。かつてはジャックニクラウス大森という名前の練習場で、10年以上にはGDOの試打インプレの撮影で何度かお世話になっていた練習場です。
2015年に神田にゴルフ専用スタジオを作ってからは、よほどのことがなければ練習場でボールを打つことはありません。今回のよほどのこととは、三菱ケミカルのディアマナシリーズの新作シャフトのメディア試打会があったからです。
今回、発売されるシャフトは、、、、
TBとネーミングされていますが、新作シャフトの源流はディアマナが最初に米ツアーに支持を得たブルー系です。メーカーが用意した資料をざっと紹介すると、、、
イメージコンセプトは「進化は、止まらない」。
重量・バット径を最適化し、あらゆるスペックでも一貫したフィーリング、性能を実現。より精密で的確なフィッティングを可能とする。
最新クラブトレンドを踏まえ、高重量・大慣性モーメントヘッドを最適なインパクト条件に導き、やさしさ=ミスヒットへの寛容性を合わせ持つ。
40g台、50TX軽硬スペックなど、多彩なスペック展開で多様なプレーヤー像をカバーする(以上、メーカーリリースから引用)
多彩なスペックがあるとのことなので、今回は以下の全20スペックを打ってきました。ヘッドはピンのG410+(ロフト9度)です。
TB40 R2、R、SR、S、X
TB50 R、SR、S、X、TX
TB60 SR、S、X、TX
TB70 S、X、TX
TB80 S、X、TX
いつものことですが打つ前に資料は見ません。資料を見てしまうと余計な先入観が入ってしまうからです。いつも通り打つ前にやるのはワッグルだけですが、ワッグルすればほぼほぼシャフトの特性は分ります。
Bシリーズの特性は手元剛性が高いことです、このTBシリーズもワッグルすると手元剛性が高く、手元はしなりません(軟らかいスペックは少ししなります)。典型的な手元剛性が高いタイプですが、かと言って先調子でもありません。今どきの大型ヘッドに対応すべく、先端剛性が非常に高いからです。
ワッグルした感じでは中間がクイッとしなるのが手に伝わり、実際に試打してみても切り返しで中間がクイッとしなり、インパクトゾーンでは中間がクイッとしなり戻ります。先端剛性が高いのでヘッドはアッパーに動きづらく、かつ挙動が安定しています。
一言でこのシャフトを表するならば
ヘッドの走りを実現しつつ、叩いても左のミスが出づらい!!!!!
どんな弾道が打ちやすいのかと言うと、
捕まったストレートフェード(パワーフェード)です!!!!!
先端剛性が高いのでインサイドがヘッドを入れてチーピン気味の弾道を打ちに行ってもインパクトでフェースが被り過ぎないので、左に曲がり過ぎない弾道が打てます。反面、ドローを打とうとしてインサイドからヘッドを入れると、プッシュアウト気味の弾道が出たりもします。まあ、左に行きづらいシャフトを設計しているわけですから、大きく曲がるドローが打ちづらくなるのは致し方ないでしょう。
ただし、ただし、基本設計は左に行きづらいシャフトですが、ゴルファーによっては強烈に捕まって左に飛んでしまう場合があります。先端剛性が高いシャフトというのは
扱い方を間違えると、インパクト前にフェースが急激に被るからです。
シャフトはそれ自体何もしませんが、ゴルファーが負荷を加えると、その負荷に対してリアクションを行います。そしてシャフトにどのような負荷を加えるのかで、まったく違う挙動になり、まったく違う弾道になってしまうのです。
もっと詳しい試打インプレッションは「マーク金井のロジゴルオンラインサロン」で動画配信いたします~。
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使い方はこちらをご覧ください
2020年06月15日超私的な提案 スチールシャフト装着のドライバーって、どんな人に向いているの!?
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土曜日は土砂降りの中で早朝ゴルフ、日曜日は霧雨から曇り空の中で早朝ゴルフに行ってきました。土曜日はあまりにも雨が強いので中抜きして6ホール、日曜日はスタートホールこそ霧雨でしたが、3ホール目からは曇り空に変わり快適に9ホール回ってきました。
どちらもクラブセッティングはいつも通りの7本。ドライバーも島田の軽量スチールシャフトが装着されたエピックフォージドで、パターとして使っているのはロフト25度のステップオーバー(チッパー)です。
2日間で15ホール、ティショットでドライバーを使ったのは9回で、9回ともフェアウェイキープ。ここ数ラウンドでフェアウェイを外すのは10回に1回あるかないかなので、
スコアを決めるのはグリーンを狙うショットとパッティングです。
さて、この軽量スチールシャフト装着ドライバー。
スチールは軽量でもカーボンシャフトの約2倍お重さがあり、総重量が約350gもあります。重さだけをピックアップすれば男子プロのドライバーよりも重いです。
ただし長さは43~43.5インチ。今どきのドライバーよりも2インチほど短く、3Wの長さとほぼ同じ。重いけれど、ドライバーにしてはかなり短く感じる仕上がりです。
「全米プロ」覇者のジミー・ウォーカー(米国)が、米国男子ツアー再開初戦の「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」の練習ラウンドでスチールシャフトのドライバーを使っで300ヤード以上飛ばしていますが、、、、、
マーク金井がスチールシャフト装着ドライバーを超私的にお勧めしたいのは、上級者よりも初心者(ビギナー)ゴルファーです!!!!
世界で一番やさしいドライバー、バンパードライバーにも島田の軽量スチールシャフトを装着していますが、スチール(島田の軽量スチール)を振ることの最大のメリットは、、、、
手打ちになりづらいこと!!!!!!
軽いクラブよりも重いクラブの方が手先で操作しづらくなります。加えて、クラブの重さを利用してスイングをする感覚も養えるのです。対して、今どきの軽いドライバーだと、手先でひょいとテークバックしやすくなりますし、クラブの重さを感じてスイングしづらいのです。
ゴルフ物理です。
アイアンのクラブヘッドを互い違いにして2本持って素振りしてみて下さい。
ヘッドが違い違いになっていればヘッド側は重くなりませんが、クラブ全体の重量が2倍になり、なおかつ手元側の重量が重くなります。これで素振りすると速くクラブを動かすことはできませんが、クラブの重さを感じながら身体をしっかり使ってテークバックでき、かつ、クラブの重さを感じながら振り抜けるようになるはずです。
ゴルフスイングはクラブの影響度が非常に大きいです。初心者(ビギナー)はスイングがしっかりしていないだけでなく、クラブの重さを上手く利用してスイングする感覚が養われていません。だからこそ、スイング作りにおいては今どきの軽いカーボンシャフトよりも、今どきの軽量スチールシャフトが装着されたドライバーをおすすめしたいです。
ただし、スチールシャフトなら何でもいいわけではありません。
昔からのスチールではなく、島田の軽量スチールをお勧めします。このシャフトは約100gとスチールシャフトとしては軽く、そしてしなりを感じやすく作られています。初心者(ビギナー)はしなりを感じ取りやすいシャフトを使うこともすごく大事なんです。
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マーク金井が使うスチールシャフト限定販売中
↑こちら是非、現在コロナウイルス拡散防止自粛の為、発送までいつもよりお時間頂いております。よろしくおねがいします。
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2020年06月12日超私的な考察 スチールシャフト装着のドライバーって、アマチュアにも打てるの!?
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マークさん、本当にスチールシャフト使っているんですね、、、、
いつものメンバーではない同伴プレーヤーがいると、ほぼ毎回、スタートホールでこの手のコメントをいただきます。ブログやFacebookを見ていて知ってはいても、まさか実際のプレーでは「スチールシャフト装着のドライバーを使わない」と思っている人が多いのだと思いますが、普段のプレーではほぼ毎回、ドライバーのシャフトはスチール。島田の軽量スチールを装着したエピックフォージドがエースドライバーです。。
ちなみに、ドライバー以外のクラブ、UT、アイアン、ウエッジに関してはカーボンシャフトを装着。一般的なゴルファーと真逆なセッティングをし始めてから、1年以上経っています。
さて、このスチールシャフト装着ドライバー。
なんと、なんと、なんと、米PGAツアーにもドライバーにスチールシャフトを装着する選手が登場しました。
「全米プロ」覇者のジミー・ウォーカー(米国)が、米国男子ツアー再開初戦の「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」の練習ラウンドで握っていたのは、なんとスチールシャフトのドライバーだったそうです。
5月20日に投稿されたウォーカー本人のインスタグラムによると、44インチのX-100のスチールシャフトで、バランスはD5。
ヘッドスピードはなんと121.5mph(54.3m/s)、ボール初速は179.0mph(80.0 m/s)を記録している。さらに、キャリー314.3ヤード、トータル335.3ヤードと、その飛距離はとてもスチールシャフトで出したとは思えない。本人は同じ投稿のスイング動画でシャープな振り抜きを披露していたそうです。(以上、ALBA.NETから引用)
ウォーカー選手がどんな意図でドライバーにスチールシャフトを装着したのかは窺いしることはできませんが、この数字に関してはまったくもって不思議には感じません。
スチールシャフトはカーボンシャフトに比べると50g以上重くなっていますが、すべての人が、重いからヘッドスピードが落ちるとは限りません。シャフトが重くなることで自分のパワーをより引き出せる場合もあって、ウォーカー選手はそのひとりではないかと思っているからです。
もちろん、すべてのゴルファーがウォーカー選手のようにスチールシャフトを装着しても飛距離が出るわけではないです。ちなみにマーク金井の場合、島田の軽量スチールシャフトを装着したドライバーで打つと、50g台のカーボンシャフト装着ドライバーよりもヘッドスピードが1m/s前後落ち、飛距離も5~7ヤードほどダウンします。
飛距離が少し落ちますが、スチールシャフト装着ドライバーにはそれ以上ありあまるメリットがあるのです。メリットをざっと上げれば、
・テークバックでしっかり身体を使える
・トップからダウンの切り返しが安定する
・ダウンスイングでタメをキープしやすい
・インパクトで手元が浮きづらくなる
・飛距離の打ち分けが簡単(ドライバーでバントしやすい)
今使っているドライバーの総重量は約350g。対して、2020年モデルのアマチュア男性用ドライバーの総重量は275~305gほど。スチールを装着すると50~75gほど重くなりますが、長さは43~43.5インチ。通常のドライバーよりも2インチほど短いので、実際に振ると数値ほどは重く感じません。
実際、いろんなゴルファーに振ってもらいましたが、70歳のシニアゴルファー、女性ゴルファーでも振り切れる人が少なからずいますし、打った直後に口をそろえて「振りやすい」とおっしゃいます。
重いのに振りやすい!!!!
長さが短いことに加えて、スチールシャフトはカーボンシャフトに比べると、シャフトが肉薄になっています。これが振りやすさにつながっているのではないかと超私的に思っています。
ドライバーにスチールシャフト装着なんて、、、、、と思っている人ほどマーク金井が使っている、島田の軽量スチールシャフト装着ドライバーを打つと、目を白黒させながらナイスショットを連発しています。
ゴルフは物理です。
ドライバーにスチールシャフトを装着すると、デメリットだけでなく物理的なメリットもあるんです~。
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2020年02月19日超私的な考察 シャフトの硬さが変わると飛距離は変わるのか!?
マーク金井チャンネルYouTubeセミナー
NEOゴルフの竪琴セミナー配信開始しました。使い方が175度ぐらい変わりました
ぜひご覧下さい
先週の水曜日は富良野でスキー、そして今日(水曜日)はガーラ湯沢でサクッとスノボを滑っています。記録的な暖冬の影響もあり今シーズンはスノボが5回、スキーは2回しか行けてないのがなんとも残念ですが、3月いっぱいぐらいまでは冬のスポーツを存分に体験する日々を過ごしたいと思っています。
ゴルフは言うに及びませんが、スノボ、スキーも道具をしょっちゅう試しています。板やブーツが変わることで道具が滑りにどんな影響を及ぼすのかを体験したいし、道具の性能の違いを見極めることをやらずにいられないからです。スノボ、スキーは板の形状がターンの大きさに強い影響を及ぼし、そして板の硬さ(反発)がレスポンスに影響を及ぼすことを体感できるようになっています。
そして、スノボ、スキーをやってわかったのが、板(スキー、ボード)というのはゴルフのシャフトと非常に似ていることとです。板は平べったく、シャフトは丸いですが、両方とも「しなり」という点では共通している部分が多いのです。
さて、この「しなり」。
スノボ(スキー)の板もゴルフのシャフトも軟らかい方がしなりが大きく、そしてしなってしなる戻るスピードが遅くなります。対して硬くなるほどしなりが小さく、そしてしなってしなる戻るスピードが速くなってきます。そしてどちらとも、硬いものを使いこなすにはそれなりのパワーが求められると言われてます。
では、ここからはゴルフのシャフトに絞ってお話しますが、硬いシャフトと軟らかいシャフトとではなにがどう変わるのでしょうか?
月曜日にシャフトメーカーのTRPXから新しくラインアップに加わる60g台のシャフト、アフターバーナーAB601をテストする機会をいただきました。シャフトはノーカットの重量が60gちょうどなので、ドライバー用の長さにカットすると50g台後半。硬さはR、SR、S、SX、そしてXが用意されており、すべての硬さを同じヘッド(M5)で試打しました。
軟らかいRが順番にテストしましたが、各フレックスの振動数の差は10cpm。一番軟らかいRの振動数は240cpmで、一番硬いXの振動数は280cpmです。マーク金井の場合、普段使っているドライバーの振動数は250~255cpmなので、SRかSがストライクゾーンになりそうです。
では、実際にすべての硬さを打ってみたらどうだったのか?
飛距離に関しては、ほとんど差がありませんでした。Rで打ってもXで打ってもナイスショットした時の飛距離はほぼ同じ。その差は1~2ヤードで、これは誤差の範囲ないです。硬い方が飛ぶとか、軟らかい方が飛ぶとか諸説言われてますが、硬さそのものよりもインパクトのタイミングが合う硬さを使うことが、飛距離ロスを減らせる、いわゆる飛ぶ硬さになると思います。
ちなみに、このAB601に関して言えば手元側のトルクがやや多めになるように設計されているため、Xでも硬くて手に負えないという感じになりませんでした。タイミングのとりやすさはSが一番でしたが、その次にタイミングがとりやすかったのは意外にもXだったのです。Rに関しては手元側のトルクが大きいためにヘッドスピードを少し落とすとタイミングがとりやすく、ヘッドスピードを44m/s以上上げていくと、やや振り遅れた感じになってインパクトでフェースが開き、捕まらない感じの弾道になりました。
そして、今回、同じシャフトで異なる硬さをテストして感じたことは、硬さが変わると、弾道の高さが変わることです。
軟らかいシャフトほど打ち出しが高く、弾道が高くなる
硬いシャフトほどうち打ち出しが低く、弾道も低くなる
ことです。RとXを比較した場合、打ち出し角は1.5度前後変わり、明らかにRの方が弾道が高く、Xの方が低く抑えた弾道になります。逆に言うと、タイミングが取れるという前提があれば、球の高さを変えたい場合はシャフトの硬さを変えることで、求める弾道が打ちやすくなるのです。よほど特殊なスイングをしている人を除けば、球の高さに例外はありません。
つかまりに関しては、ゴルファーによって真逆になる場合があります。軟らかいシャフトを使った方が捕まる人もいれば、逆に、硬いシャフトを使った方が球の捕まりが良くなる人もいるでしょう。一般的にはインパクトゾーンで手元の減速が強く発生するようにスイングするとシャフトのしなり戻りが強く発生し、軟らかい方が捕まります。逆に、インパクトゾーンで手元の減速が弱い場合は、軟らかいシャフトだとヘッドが遅れる度合いが強くなり、その影響でフェースが開いて捕まりづらくなってきます。
ヘッドスピードに関しては、硬い方が上がりやすい傾向があります。硬いとシャフトをしならせたくなって力が入るからです。ただし、力んでヘッドスピードを上げた場合は芯で捕らえる確率が下がります。
超私的には低いフェードを打ちたい時や、ボールが上がり過ぎるヘッドを使う場合は普段よりも硬めのシャフトをチョイスしたくなります。高いドローを打ちたい時や、ボールが上がりづらいヘッドを使う場合は、普段よりも軟らかめのシャフトをチョイスしたくなりますね。例外もありますが、一般的にはフレックスが軟らかいほどシャフト先端側が軟らかく設計されており、硬いほどシャフト先端が硬く設計されているからです~。
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mmウェッジ にアナライズオリジナル 80g台カーボンシャフト「MM88」と70g台「MM77」装着モデルが追加されました
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スリーブですが大手メーカーのスリーブに限ります。また初代グローレのスリーブが、手に入らない(手に入るものは問題が多いものばかり)ので申し訳ありませんが対応できません。
2019年10月06日超私的なアイアン用カーボンシャフトの作り方とは!?
Youtube生配信 マーク金井 ここだけの話 10月7日21時から配信します Youtubeでは見逃したら観れませんので、是非生で!
プロ野球クライマックスシリーズが始まりました。パリーグの初戦は楽天がソフトバンクに勝利、セリーグの初戦は阪神が横浜に逆転勝ちを納めました。楽天、阪神ともペナントレースは3位ですが、今日の試合に勝てば下克上で首位チームと戦う権利を得ます。
短期決戦なので勢いがある方が有利かと思いますが、そうは問屋が卸してくれるとは限りません。今日、ソフトバンクと横浜が勝てば逆王手がかかり、一気に形勢逆転になる可能性もあります。クライマックスシリーズについては賛否がありますが、超私的にはポストシーズンに贔屓チームである阪神を応戦できるのは嬉しい限りです。
そしてそしてラグビーワールドカップでも日本がサモアに勝ち、これで3連勝。勝ち点4を得ただけでなく、最後の最後、ラストプレーでトライを決めてくれボーナスポイントも得ています。これでA組のトップに立ち、最終戦ではスコットランドと戦うことになりました。サッカーや他の競技に比べるとラグビーのルールは複雑なので、スコットランドまでに本を読んでルールを学びたいと思っています。
プロ野球、ラグビーが盛り上がっている最中、マーク金井はアイアン用試作シャフトの試打に明け暮れてます。守秘義務があるのでまだメーカー名は公表できませんが、60グラム台、70グラム台、80グラム台と3種類の重さのアイアンシャフトを「あーでもない、こーでもない」とひとりつぶやきながら神田のスタジオで試打してます。
さて、この試作シャフト(開発途中のシャフト)ですが、どんな風にチェックしているのかと言うと、こんな風に独自の方法でやっています。
シャフトメーカー開発部と「シャフトのコンセプト」を打ち合わせ
↓
シャフトメーカーが「コンセプト」を元に試作シャフトを製作
↓
マーク金井がチェック&試打
↓
修整点を開発スタッフに伝える
↓
シャフトメーカーが修正した試作シャフトを製作
↓
再びマーク金井がチェック&試打
手順としてはこんな感じでPDCAを繰り返していきますが、やはり一番大事なのはファーストサンプルの仕上がりです。何故かと言うと、監修者(マーク金井)の意図がどれだけメーカー開発部に伝わっているのかが、ファーストサンプルにハッキリと出るからです。
他の監修者は分りませんが、マーク金井の場合、具体的な言葉を多用して「こんな感じ」と伝えますが、言葉は受り方で意味が変わります。なので、ファーストサンプルをチェック&試打すれば、どれぐらい「自分の言葉が相手に伝わっているのか」を具体的に知ることができるからです。
ファーストサンプルが出来上がるとまずやることは、機械計測ではなく自分の体を使ってチェックします。具体的に言うと
シャフトをしごく
シャフトをねじる
シャフトを曲げる
シャフトをゆする
しごくとはシャフトの先端側をぎゅ~っと握り、ぎゅ~っと持った状態で手をバット側に滑らせる動作のことです。これをやると、シャフトのテーパーの度合いがかなり正確に分りますし、部分巻きをしているのかどうかも正確に分ります。テーパーの度合いというのは、シャフトの特性に大きく影響を及ぼし、テーパーの度合いがどんな風になっているのかで、おおよそのキックポイントも分ります。
ねじるは雑巾を絞るようにシャフトをねじること。ヘッドとグリップを装着した状態で、シャフトをねじるとトルクがどれぐらいあるのかが分ります。曲げるについては、シャフトの両端を持って山を作るようにします。これでシャフトのどの部分の剛性が低いのかが、おおよそわかり、先調子なのか元調子なのか、中調子なのか分ります。
シャフトをゆするというのは、グリップをギュッと握った状態でワッグルしてみること。ワッグルすることで、シャフトのしなり感、手元剛性がどれぐらいあるのかがおおよそ分ってきます。
自分の体でシャフトの特性をチェックしたら、いよいよボールを打ちます。ボールを打つ時にチェックしているのは、
切り返しでどこがしなるのか?
しなり量はどれぐらいあるのか?
しなり戻るスピードはどれぐらいなのか?
捕まりぐあいはどうなのか?
打出し角はどれぐらいなのか?
スピン量はどうなのか?
ボール初速はどれぐらい出ているのか?
ミスヒットした時のシャフトの挙動はどうなのか?
ヘッドの入射角はどうなのか?
タイミングの取りやすさはどうなのか?
以上のことをチェックしながら1打1打打ちますが、カーボンシャフトの場合、もっとも大事なポイントはタイミングの取りやすさ。シャフトの一番大事な役割はタイミングの取りやすさで、実は、タイミングが取りやすいシャフトは、ボール初速が上がりやすく、ヘッドの入射角も安定し、捕まりもちょうど良くなるからです。
もちろんタイミングの取りやすさというのは個人差があります。しかしながら、美味しい料理は誰が食べても美味しいように、タイミングが取りやすいシャフトというのは8割以上のゴルファーがタイミングが取りやすいと感じてくれるのです。
ファーストサンプルの試打では7番アイアンと9番アイアンの両方を必ずテストします。ミドルアイアンでタイミングが取りやすいからと言って、ショートアイアンのタイミングが取りやすいと限らないからです。
マーク金井の場合、シャフトの製作では数値だけに頼るのではなく、人間工学的にすぐれているかどうかにこだわっています。例えるならば、自分自身がシャフトシャフト計測器になったつもりで試作&テストを繰り返し、それをモノ作りに反映させているのです~。
今回のファーストサンプルに関して言えば、予想はるかに上回る出来栄えでした。もちろん、修整点はありますが微々たるもの。この調子ならば、来年のGWぐらいには新作シャフトをお披露目できそうです~。
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Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、つかまり に、ついて語っています。動画の続きは こちらで
https://filmuy.com/analyze/video/363576244
10月のセミナー募集開始しています。
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