カテゴリー: シャフト情報
2013年08月21日マーク金井がシャフトを試打する時に考えていること‥‥
2013年のPGAツアー(レギュラーシーズン)は先週の「ウィンダム選手権」で幕を閉じました。石川遼プロは上位に食い込めず惜しくもシード権を逃したのに対して、松山英樹プロはシード権を手に入れました。8月の暑い盛りに2013年が終わるなんてちょっと不思議な感じですが、米ツアーは秋から新しいシーズンが始まります。
このタイムスケジュールに合せているのかどうかは分かりませんが、ゴルフクラブ、シャフトのモデルチェンジのタイミングが早まっています。テーラーメイドはSLDRを8月に、キャロウェイは2代目のレガシーブラックを9月に発売されます。ピンも新しいアスリート向けアイアン、「S55」が出ました。
シャフトも新製品が目白押しで、フジクラからは新スピーダー、三菱レイヨンはディアマナW、USTマミヤはアッタスGOGO、そして、手前味噌ですが、アナライズからも50g台のウッド用シャフトが2機種、「W55N」と「W55H」がラインアップに加わりました。
クラブについてはこのブログでも追々試打レビューをしたいと思いますが、今回はシャフトの目利きについて書きたいと思います。マーク金井がシャフトを評価する場合、以下の項目についてシャフトを評価してます。
硬さ
トルク感(ねじれの大小)
しなり感(しなりの大小)
しなり戻りのスピード
手元の挙動
中間部の挙動
先端部の挙動
一番しなりを感じるポイント(キックポイント)
粘り系なのか弾き系なのか
クラブに比べるとシャフトは数値と実際のフィーリングが異なることも珍しくありません。マーク金井がシャフト特性を評価する時は、デジタル(計測値)とアナログ(フィーリング)の両側面からジャッジしていますが、試打者によって評価が分かれやすいのが、
一番しなりを感じるポイント(キックポイント)
粘り系なのか弾き系なのか
の2つ。これは試打者によって評価が分かれます。加えて、この2つはシャフトメーカーと試打者の評価が分かれやすいです。
では、なぜ評価が分かれるのか?
キックポイントについては計測値と試打した時のフィーリングが異なることが影響しています。シャフトメーカーの多くは、シャフトに負荷をかける計測器を用いてキックポイントを計測します。手元側にキックポイントがあるものは手元調子、先端側にキックポイントがあるのものは先調子。そして、そのどちらにも属さないのが中調子です。結果、クラブメーカーが表記する中調子については、2つのシャフトが含まれます。
それは‥‥
中間部分が軟らかい中調子
中間部分が硬い中調子
です。同じ中調子でも、この2種類のシャフトは振り心地(フィーリング)が正反対。砂糖と塩、醤油とソースぐらい違います。なので、マーク金井は中調子のシャフトを評価する時、必ず、中間部分が硬いのか、中間部分が軟らかいのかをジャッジします。ここをちゃんとコメントしておかないとシャフトの特性が分からないからです。逆に言うと、中調子をひとくくりに考えてしまうと、シャフトの特性、ゴルファーとシャフトの相性を読み間違えるリスクが発生します。クラブメーカー、シャフトメーカーは誤解を招かないために客観的な数値(計測値)でキックポイントを表記していますが、親切なメーカーはカタログやネット上で、コメントで中間剛性をフォローしています。
おーっと、テーラメイドの撮影の時間が迫ってきました。この続きは明日~。
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PS.マーク金井が設計したリンクスのナチュラルパターのセカンドロットが入荷しました。このパターはロフトが7度。ロフトを多めに設定することで捕まりが良く、そしてハンドファーストに打ちやすくなっています。わずかですが在庫がございます。次の入荷は1ヶ月後ですので、ご注文はお早めに~。
2013年08月14日スイングを改善させるリシャフトのコツとは‥‥
連日連夜、TBSで放送されている世界陸上。陸上競技の多くは走ったり、跳んだり、放り投げたりです。室伏選手のハンマー投げしかり、ボルトの100m走しかり、自分の体をいかに上手く使うかで記録が出たり出なかったりします。
そんな陸上競技ですが、唯一ゴルフと非常に似ているなと思ったのが、昨夜観た女子棒高跳び。ロシアのイシンバエワが4m89cmを唯一クリアして金メダルに輝きましたが、棒高跳びの棒がゴルフクラブのシャフトのように見えました。棒のしなり具合、そして棒のしなりを使って人が持ち上げられる様を見ると‥‥棒高跳びは他の陸上競技とは違い、道具の依存度が非常に高い感じがしたのです。どんなに能力が高い選手でも、棒のセレクトを間違えば記録更新は難しいと感じました。
さて、今日もシャフトについて書きます。昨日のブログでは、シャフトを変えると弾道が変ると書きました。大事なことなので繰り返すと‥‥
シャフトを変えれば、
弾道の高さ
捕まり
スピン量
という3つの要素を変えることが可能です。シャフトで飛距離アップを狙うなば、この3つの要素が理想的な数値になるようなシャフトを選択する。多くのアマチュアゴルファーは飛びに最適な弾道を打っていません。飛距離をロスする要素が何らかあります。そのロスする要素をシャフトで改善することができれば、リシャフトで飛距離アップを狙えます。
そしてシャフトというのは、弾道に影響を及ぼすだけでなくスイングにも少なからず影響を及ぼします。誤解を恐れずに言えば、ハンデが少ない人も、ハンデが多い人もシャフトを変えればスイングが変ります。変る度合いはゴルファーによっても異なりますが、シャフトを変えるとトップの大きさや、ダウンスイングの軌道に変化が出てくるのです。
では、シャフトはスイングのどこをどう変えてくれるのか? これも現状のシャフトのとの比較になりますが‥‥
シャフトを重くすると→トップ位置が深く(大きく)なりやすい
シャフトを軽くすると→トップ位置が浅く(小さく)なりやすい
シャフトを重くすると→手打ちになりづらい
シャフトを軽くすると→手打ちになりやすい
シャフトを重くすると→テンポがゆっくりになりやすい
シャフトを軽くすると→テンポが速くなりやすい
シャフトを硬くすると→スイングスピードが速くなりやすい
シャフトを軟らかくすると→スイングスピードが遅くなりやすい
シャフトを硬くすると→力みやすい(力を入れやすい)
シャフトを軟らかくすると→力みづらい(力が入れづらい)
シャフトを硬くすると→切り返しで上半身が開きやすくなる
シャフトを軟らかくすると→切り返しで上半身が開きづらくなる
シャフトのしなりが大きいと→ゆったり振りたくなる
シャフトのしなりが小さいと→シャープに振りたくなる
シャフトの手元側が硬いと→タメがほどけやすくなる
シャフトの手元側が軟らかいと→タメを作りやすくなる
ざっと上げると、シャフトが変るとこんな風にスイングに影響が出ます。そして、今までとしなり方が異なるシャフトを使うと、ほとんどのゴルファーは違和感を訴え、「振りづらい」「扱いづらい」とコメントを残します。しかしながら、ビデオでスイングを分析すると、ゴルファーのコメントと実際のスイングとの間には大きな隔たりが生じることが珍しくありません。
おーっと、連載原稿の締切り時間が迫ってきました。この続きは明日、説明しましょう~。
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2013年08月13日ドライバーの飛距離を伸ばすリシャフトのコツとは‥‥
昨日は千葉県の「かずさカントリークラブ」にてラウンドしてきました。初めてプレーしましたが、レイアウトはオーソドックスでレイアウトは2グリーンと和風。クラブハウスは昭和の雰囲気が漂っていますが、フェアウェイもグリーんもしっかりメンテナンスされており、大変気持ちよくプレーさせていただきました。
もちろんマーク金井のことですから普通にプレーするだけでありません。いつものごとくテストクラブを持参しており、今回はフジクラから新登場する第2世代のスピーダー「569」のSと「474」のR2を試打してきました。ヘッドはもちろんテーラメイドのグローレです。どちらもスピーダーの名前通り、インパクトゾーンでヘッドの加速感を味わえるシャフトで、569に関しては初代に比べると手元側が少し軟らかく、それによってタイミングが取りやすくなっています。それでいてインパクゾーンでの加速感は初代そのまま。ランバックスに比べるとやや挙動がピーキーですが(初代スピーダーに比べると挙動はマイルド)、タイミング良く振りきれると初速が上がって飛距離を稼げました。マーク金井は46インチで組み上げましたが、569は45.5インチ以上の長尺の方が相性が良い感じがしました。
474に関しては女性ゴルファーを意識しているのでしょう。ヘッドスピードが33~37m/sぐらいの女子にちょうどいい感じの硬さです。手元がしなって中間が少し硬く、そして先端が軟らかい。いわゆるダブルキック系の挙動のシャフトです。純正シャフトじゃ物足りシニアや女性ゴルファーを強く意識して設計されているのが窺えました。
とまあ前置きはこのぐらいにしておき、今日のテーマはリシャフトのメリットについてです。昨日のブログでも書きましたが、誰が売っても飛ぶシャフトというのは存在しません。誰が売っても飛ぶドライバーが無いとの同じく、ゴルファー(スイング)によって、適したシャフトが異なるからです。
では、どうすれば自分に合ったシャフトを見つけられるのか?
リシャフトして飛距離を伸ばせるようになるのか?
飛距離アップを求めるならばリシャフトで弾道を変えることです。具体的に言うと、シャフトを変えれば‥‥
弾道を高く(低く)できる
捕まりを良く(捕まらないように)できる
スピン量を減らせる(増やせる)
球が高過ぎて飛距離をロスしているならば
弾道を低くなるシャフトを装着する
捕まりが悪くてスライスしているならば
捕まりが良いシャフトを装着する
スピンが多くて飛距離をロスしているならば
スピンが減るシャフトを装着する
そうです。ほとんどのゴルファーは飛びに最適な弾道を打っていません。飛距離をロスする要素が何らかあります。そのロスする要素をシャフトで改善することができれば、リシャフトで飛距離アップを狙えます。
では、シャフトのどこを変えれば弾道が変るのか。これも現状のシャフトのとの比較になりますが、
シャフトを重くすると→弾道が低くなりやすい
シャフトを軽くすると→弾道が高くなりやすい
シャフトを重くすると→スピンが減りやすい
シャフトを軽くすると→スピンが増えやすい
シャフトの先端側が軟らかいと→球が捕まりやすくなる
シャフトの先端側が硬くなると→球が捕まりづらくなり
シャフトの先端側が軟らかいと→スピンが増えやすい
シャフトの先端側が硬くなると→スピンが減りやすい
シャフトを長くすると→弾道が高くなりやすい
シャフトを短くすると→弾道が低くなりやすい
トルクが多くなると→弾道が高くなりやすい
トルクが少くなると→弾道が低くなりますい
といいうのが一般的な傾向です。スイングの仕方によっても例外がありますが、
短くて
重くて
先端が硬い
シャフトというのは球が低くなってきますし、スピンも減ってきます。
反対に、
長くて
軽くて
先端が軟らかい
シャフトというのは球が高くなってきますし、スピンも増えてきます。今回試打したスピーダー569に関して言えば、このシャフトは50g台。マーク金井は普段60g台のシャフトを45インチで使っているので、10g軽くて1インチ長くしたことになります。実際、コースで試してみるとエースシャフトに比べると少し弾道が高くなってキャリーが伸びてきました。そしてスピンが増えました。無風やフォローでは明らかに飛距離が5ヤード以上伸びましたが、反面、アゲンストの風では弾道が弱い分だけ飛距離の伸びが鈍りました。
リシャフトを成功させるには、現状のシャフトがどんなスペックなのか? そしてどんな弾道になっているのかを正確に知ることが必要不可欠です。飛距離をロスしている要素を正確にあぶり出し、そしてあぶり出された数値が改善できるシャフトを選ぶ。これが飛距離アップを狙う場合のリシャフトの基本であり鉄則です~。
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2013年08月12日成功するリシャフトと失敗するリシャフトの違いとは??
毎年のようにゴルフクラブはモデルチェンジが繰り返されますが、最近はシャフトも毎年ニューモデルが登場しています。今年もすでに、以下のシャフトが新しく登場しています。この夏、主力シャフトメーカーでは‥‥
USTマミヤ アッタスGOGO
三菱レイヨン ディアマナW
フジクラ 新スピーダー
グラファイトデザインもすでに新シャフトが完成しており、9月初旬ぐらいにはお披露目が予定されています。他では、ヨネックスが新製品「レクシス カイザ」を登場させています。これらのシャフトはゴルフダイジェストオンラインの試打インプレッションでレビューを書いていきますが、すでに3モデルとも試打は完了しています。ヘッドは昨日のブログでも書きましたがテーラメイドのグローレとR11です。
いずれのモデルとも重量帯が豊富で50g台から80g台を選べます。(レクシスカイザは60~70gまで)硬さについても数種類ラインアップされているので、プロ並にヘッドスピードが速い人から、ヘッドスピードが40m/s前後の人まで対応できるようになっています。
では、どのシャフトが一番飛距離性能が高いのか?
マーク金井はこの手の質問をよく受けますが、誰が売っても飛ぶシャフトというのは存在しません。誰が売っても飛ぶドライバーが無いとの同じく、ゴルファー(スイング)によって、適したシャフトが異なるからです。
言い換えると、
「○○さんが使って飛んだ」という評判だけで、自分も同じシャフトを装着した場合、リシャフトは必ずしも成功しないのです。
では、どうすれば自分に合ったシャフトを見つけることができるのか?
リシャフトして飛距離を伸ばせるようになるのか?
これには答えが2つあります。ひとつは、自分のスイングと相性が良いシャフト、タイミングが取りやすいシャフトを選ぶこと。もうひとつは、タイミングは取りづらくてもスイングが良くなるシャフトを選ぶことです。言い換えると、シャフト選びには短期的に結果が出るシャフトと、短期的には結果は出ないけれど長期的には結果が出るシャフトがあるということです。まずは、この点をちゃんと理解することが大切です。
まず短期的にリシャフト成功させる場合は、今のシャフトと似たフィーリングのシャフトを選んで下さい。ゴルファーは意識するとしないにかかわらず、使い慣れた道具(シャフト)でタイミングを取っているからです。今使っているシャフトがまったく合わない場合は、試打した時‥‥
1発目からタイミングが合うシャフト
1発目からフェースの芯で捕えられるシャフト
1発目からイメージした方向に飛ぶシャフト
1発目からイメージした高さの弾道が打てるシャフト
マーク金井が1発目にこだわるのは、1発目というのは自分のタイミングでスイングしているからです。逆に言うと、何発も何発も打たないとタイミングが合ないシャフトは手を出さない方がいいです。現状のスイングでいい結果を出すのには適していません。
そしてここからがポイントですが、シャフトが変れば弾道を変えることが可能です。具体的に言うと
弾道を高く(低く)する
捕まりを良く(捕まらないように)する
スピン量を減らす(増やす)
1発目でタイミングが取れるという前提から、もっと弾道を高く(低く)したいのか、もっと捕まりを良くしたいのか(捕まりを軽減したいのか)、もっとスピンを減らしたい(増やしたい)のか。リシャフトすることで、何を変えたいのかを明確に決め、それが実現できるシャフトを選ぶことがリシャフトの基本です。
ドライバーでもアイアンでも、飛ばないのには飛ばない要因があって、飛ぶのには飛ぶ要因があります。そしてリシャフトすることで、飛ばない要因を減らすことが可能です。
次回は飛ばない(飛ぶ)要因についてじっくり説明しましょう~。
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2013年07月03日スイングが良くなるシャフト選びの極意とは!?後編
プロや上級者のほとんどは、メーカー純正のシャフトを装着したドライバーを使っていません。シャフトメーカーがアフターマーケット用に作ったシャフトを装着しています。その影響もあって、最近はアベレージゴルファーの間でもリシャフトするユーザーが増えてきました。
どんなシャフトを装着すれば、ドライバーの性能がアップするのか?
昨日のブログでも書きましたが、アマチュアの場合、多くの人は「自分に合った」シャフトを求めてリシャフトを感えています。アナライズでは8年前から有料のシャフト診断を実施してますが、診断を受けられるほぼ100%の人が、「自分に合ったシャフトが分からない」「自分に合ったシャフトを教えてほしい」とマーク金井に聞いてきます。
にも関わらず‥‥
そんなアマチュアの期待を裏切るかのように、「そもそも自分に合ったシャフトなんてありません」とマーク金井は言い切ります。アマチュアの大半は
「慣れている=自分に合っている」
図式が出来上がっているからです。良い悪いに関係なく長年使っているシャフトが、その人にとって「自分に合ったシャフト」という感覚が体に染みついています。それが分かっているから、あえてマーク金井は「自分に合ったシャフトはありません」と最初に言うのです。
では、マーク金井はどんなシャフトを勧めるのか?
答えは変化するシャフトです。例えば、弾道高くて飛距離をロスしているならば弾道を抑えられるシャフトを勧めます。捕まり過ぎて引っかけているならば、捕まり過ぎを軽減できるシャフトを勧めます。スピンが多いならばスピンが減るシャフトという風に、現状を改善できるシャフトを勧めています。リシャフトする最大の目的は現状を改善することだと思って入るからです。
では、飛距離アップを狙っているアマチュアゴルファーに対して、
マーク金井はどんなシャフトを勧めているのか?
シャフトメーカーの多くは、軽いシャフト、ヘッドが走るシャフトを勧めています。シャフトを軽くするとヘッドスピードを上げられます。またヘッドが走るシャフトはインパクトゾーンで加速感が増して、これまたヘッドスピードを上げて飛距離を稼げるからです。もちろんこれは正しい選択です。プロや上級者も飛距離を求める時は、軽めのシャフト、ヘッドが走るシャフトを選択しています。
でもマーク金井のスタンスは、ちょっと違います。アマチュアでドライバーのヘッドスピードが43m/s以下のゴルファーに対しては、手元が硬い先調子や中調子は勧めません。無条件に手元がしなる手元調子か、手元がしなる中調子のシャフトを勧めています。何故かと言うと、ヘッドスピードが43m/s以下のゴルファーというのはトップからダウンの切り返しで手首のコック、いわゆるタメがほどけています。タメがほどけているゴルファーの場合、手元が硬いシャフトよりも手元がしなるシャフトを使った方が、シャフトがタメを作ってくれます。そしてシャフトがタメを作ってくれれば、結果的にスイングが良くなってヘッドスピードが上がり、ひいては飛距離アップにもつながってくるからです。
手元が硬い先調子や手元が硬い中調子のシャフトを使っているゴルファーにとって、手元がしなるシャフトというのは何とも頼りなく、そしてタイミングが取りづらくなります。しかし、打ち比べるとダウンスイングの軌道がかなり変り、ほとんどのゴルファーは手元がしなるシャフトの方が、シャフトでタメがほどけづらくなるのです。加えて、手元がしなるシャフトを使うと、インサイドからヘッドを下ろしやすくなり、スライスや引っかけのミスも軽減できるのです。
マーク金井は手元がしなるシャフトのメリットを知ってもらうために、
こんなとてつもなく軟らかいシャフトをゴルファーに打たせ、その時のスイングをビデオに収めて見せています。ほとんどのゴルファーは「ここまで軟らかいと気持ち悪い」とか「当たる気がしない」と打つ前に不安を漏らしますが、8割近くのゴルファーはジャストミートし、そして方向性の良いショットを打ちます。もちろん、ここまでシャフトが軟らかいとヘッドスピードは普段よりも遅くなりますが、スイング軌道、ミート率というのは普段よりも改善されていることが非常に多いのです。
シャフトというのはエンジンではなくてトランスミッション(変速機)のようなものです。シャフトは自分のパワーを上手くヘッドに伝えるための重要なパーツです。アナライズはドライバー用からウエッジ用まで10種類のシャフトをラインアップしていますが、どれも手元がしなります。手元がしなった方がスイングが良くなるし、スイングが良くなれば結果的に飛距離と方向性を手に入れられるからです。
ゴルフに限らず、喰わず嫌いは損をします。一生懸命スイングしているのにヘッドスピードが43m/s以下ならば、まずは手元がしなるシャフトを試してみることを強くお勧めしたいです~
動画で検証してみました~。
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