マーク金井blog

カテゴリー: コースマネジメント、ラウンドにて思う

2020年06月24日超私的な提案 ドライバーで飛ばさない練習をしたことがありますか!?

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新型コロナ自粛の影響だと思いますが、今年は例年よりも早く夏至が過ぎました。これから夏本番を迎えますが、日照時間に関しては日に日に短くなります。7月はそうでもないですが、お盆を過ぎると一気に日が短くなるのを感じます。

 

 

これからしばらくは暑さと日照時間が比例しない日々が続きますが、最近、日々続けている練習があります。神田のスタジオで練習する時は、最初にクラブ1本を持って肩を片方づつぐるぐるを回し(20回×2)。それからフレループで入念に素振り。それからPWを1球づつ自撮りをしているのですが、その次にやっているのが

 

 

 ドライバーのバント練習です!!!!

 

バントとは野球のバントと同じで、わざとボールを飛ばさないようにボールを打つことです。ドライバーは飛ばすためのクラブでありますが、飛ばさなくてはならないクラブではありません。ドライバーは最高飛距離を得るために作られたクラブですが、そのクラブでわざと飛ばさない練習をしています。

 

 

マーク金井の場合、ドライバーのフルスイングした時の距離は240~260ヤードぐらいですが、バントをする時のドライバーの飛距離は、、

 

 

 200~230ヤード!!!!

 

フルスイングした時よりも2割ぐらい距離を落とすのがドライバーのバントですが、これはやさしいようでやさしくありません。2割ぐらい軽く振ってもドライバーは2割も距離が落ちません。感覚的には普段の半分ぐらいの力加減でスイングするくらいで、距離は2割程度落ちるのです。感覚的には150ヤードぐらいの感じでスイングした時に200ヤードぐらい飛び、200ヤード打つ感じでスイングすると230ヤードぐらい飛びます。

 

 

もちろん個人差はありますが、皆さんも試してみていただくと分ります。150ヤードぐらいでいいやと思ってスイングしたら180ヤードぐらいは勝手に飛んでしまうことを体感できるでしょう。

 

 

さて、このドライバーのバント練習。

 

 

目的は2つあります。ひとつは狭いホールのティショットで使えること。飛ばさない方が有利なホールでも使い勝手が良く、ドライバーでバントすることを覚えれば、ティショットでわざわざ3Wやユーティリティを使わないですみます。

 

 

もひとつのメリットは、ドライバーでバントできるようになると他のクラブでも距離調節がたやすくなるのです!!!!

 

 

 

試していただくと分りますが、ウエッジで距離調節するのに比べるとドライバーで距離調節するのはたやすくありません。距離調節が一番たやすくないクラブで距離調節を練習すれば、他のクラブで距離調節するのはたやすくなるのです。手前味噌ですがドライバーのバントを練習しているおかげで、7番アイアンやPWのコントロールショットの精度が良くなり、そのおかげで8番アイアンやAWが要らなくなりました。

 

 

ちなみにドライバーのバントのスイングというのは、フルショットの時よりも体の動きが大きくなり、手や腕の動きが小さくなります。野球の場合も手先だけでバントしたら失敗するのと同じく、ゴルフスイングにおいても手先だけ打ちにいくとバントは失敗しますし、狙った距離、狙った方向に打てないのです、、、、。

 

 

ドライバーのバントの仕方については、マーク金井のロジゴルオンラインサロンにて動画をアップしてます。ご覧いただけますと嬉しいです~。

 

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使い方はこちらをご覧ください


2020年06月17日超私的な考察 ティショットがどれぐらい飛べばハーフ50を切れるのか!?

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神田にゴルフ専用スタジオを作ったのが2005年の4月。今年で15年が経過しましたが、その間に打ちっ放しの練習場でボールを打ったのは3回ほど。ゴルフ場でプレーする時も、スタート前にボールを打った回数は15年間で2回ほどです(試打の仕事を除く)。

 

 

好きな時間にスタジオで練習できるわけですから練習場に行く必要がないというのもありますが、もうひとつ行かなくなった理由があります。練習場は大変便利なところで同じ場所から何発も打てますし、ドライバーならばオートティアップ。知らず知らずの内に、球を何発も続けて打ってしまうのに慣れてしまうのが怖いのです。

 

 

説明するまでもありませんが、コースでのプレーでは続けて何発も打つことはありません。1発打っては次の場所に移動し、移動して打てるのは1発だけ。コースでドライバーを続けて何発も打てるのは、ティショットをOBしたりロストボールになりそうな所に打ち込んだ時です(汗)。

 

 

赤羽ゴルフ倶楽部の早朝ゴルフは2時間弱で9ホールをプレーしますが、パットを除いたショット数は多くて20打。その内、ドライバーを使うのは7回だけしかありません。練習場で練習する時よりもはるかに少ない球数しか打てませんが、この7回のショットいかんでスコアは大幅に変わります。

 

 

ドライバーの7打すべてがフェアウェイキープしてもいいスコアが出るとは限りませんが、ドライバー(ティショット)でワンペナ、ワンペナ、池ポチャ、OB、チョロを打ってしまうと確実にスコアが悪くなります。ティショットのミスを取り返すことができないのがゴルフです。

 

 

パー3を除くホールでのティショットの理想は、飛距離が出てフェアウェイキープすることだと思っている人が少なからずいます。特に、練習場に頻繁に通っているアマチュアゴルファーの多くは、1ヤードでも遠くに飛ばそうとしがちです。

 

 

しかしながらスコアメイクの観点から言えば、ティショットが飛ぶことが必ずしもスコアメイクにつながるとは限りません。会心の一打の次のショットで、ザックリ、引っかけ、コスリ球、シャンクといったアンフォースドエラーをしでかすと、ティショットのアドバンテージはその瞬間に無くなるからです。

 

 

 

ティショットで一番大事なことは

 

 

目を見張るようなナイスショットを打つことではなく、次のショットが打ちやすい場所に「とりあえず運ぶ」ということです。テニスに例えるならば、ダブルフォルトしないでサーブを確実に相手のコートに入れることです。

 

具体的に言うと、

 

・ハーフ50を切るのに必要なティショットの距離は150ヤード
・ハーフ45を切るのに必要なティショットの距離は170ヤード
・ハーフ30台でプレーするのに必要なティショットの距離は200ヤード
・パープレーするのに必要なティショットの距離は220~230ヤード

 

 

この距離を見て「そんな距離でいいの?」と思った人も少なからずいると思います。それぐらいを打つのは「さして難しくないのは?」と思った人も多いと思いますが、この距離というは「どんな時でも確実に打てる距離」です。250ヤード飛んだ次に、OBを打ってしまうのはダメですし、250ヤード飛んだ次にチョロして100ヤードというのもダメです。とにかく、確実にすべてのティショットでフェアウェイ、もしくは次のショットが打てるラフにボールを運ぶことです。

 

 

誤解を恐れず言うと、50が切れない人というのはティショットで150ヤードがちゃんと打ててません。45が切れない人はティショット出170ヤード打ててないし、30台のスコアが出ない人はティショットで200ヤードがちゃんと打ててません。その自覚がないから、ベストスコアをなかなか更新できないのです。

 

ゴルフは物理であり、確率です。

 

赤羽ゴルフ倶楽部の13番ホールの左サイドには打ちっ放しの練習場があり、土日は朝7時には多くのアマチュアゴルファーで賑わっています。みなさん真面目に練習されていますが、多くの人はドライバーを手にした時「1ヤードでも遠くに」「会心の一打」を打とうとしているように見受けられます。

 

ナイスショットを打ちたい気持ちは分らなくもないですが、スコアアップを目的で練習するならば、「確実に○○ヤード飛ばす」という練習をしていないと、コースに出た時にスコアメイクに苦労することになるでしょう、、、。

 

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2020年06月03日超私的な考察 コースに出ると左右に球が曲がる人の共通点とは!?

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DMMオンラインサロン「マーク金井のロジゴルオンラインサロン」を始めて3ヶ月目に入りました。ここではブログと違って動画でゴルフに関する様々な情報を発信しており、週に2~3回はライブ配信。それ以外の日もほぼ毎日、オリジナル動画をアップしています。

 

今週の月曜日はパターマットを使った練習法について、火曜日はライブ配信にてゴルフ場のサブスクリプションサービス、これからのゴルフ業界について話をしました。ゴルフに限りませんが答えはひとつではありません。withコロナの時代は最低でも数年間は続くことを考えると、あらゆる手立てを考えておく必要があると思っています。

 

 

さて、昨日は雨も降らなかったので赤羽で薄暮9ホールプレーに行ってきました。担ぎセルフでクラブは7本。お一人様ということもあってサクッと1時間少々でホールアウト。毎回テーマを決めてプレーしていますが、昨日のテーマは、、、

 

 

逆球を打ったら1ペナ!!!!!!!!

 

 

河川敷コースのお約束で、赤羽もホールの両サイドはワンペナかOBになっています。隣のホールまで曲げてしまうとワンペナの洗礼を受けます。フェアウェイかラフにボールをとどめておくことがスコアメイクの基本ですが、そのためには逆球を打たないことに尽きるのです。

 

 

昨日のラウンドでは左にドッグレッグする12番だけはドロー、それ以外はすべてフェードを打つことを意識しながらプレーしました。18番のティショットまでは逆球を打たずにプレーできたのですが、最後の最後、18番のセカンドで逆球(引っかけ)を打ってしまました。ボールはグリーンとグリーンの間に着弾したので大きなトラブルにはなりませんでしたが、失敗は失敗。まだまだ未熟です。

 

 

この逆球を打ったら1ペナは、みんなのゴルフダイジェストの記事を読んで試しました。逆球を打ったら1ペナということを考えると、昨日のラウンドでの最終ホールは逆球1ペナを付加してダボということになりました。

 

逆球を打たないというラウンドは日頃からも意識してますが、ペナルティを付けるというのは始めての試みで面白かったです。加えて、逆球を打たない意識を持つことで、コースマネジメントにも磨きかがかかりました。真っ直ぐ打つよりも曲げて打つことを強く意識した方が、コースの幅、グリーンの幅をより広く使えるからです。

 

ただし、逆球をコースで打たないようにするためには大前提として持ち球があることです。打ってみなければどちらに飛ぶのか分らないようでは逆球は避けられません。スライスならスライス、フックならフックを打てるようになっている必要があります。

 

 

では、どうすれば持ち球を作れるのか? 逆球を減らせるのか?

 

 

結論から先に言うと、練習ではとにかくボールを曲げること。真っ直ぐ打とうとするのではなく、左右に曲げる練習をとことんすること。そして、スライスとフック、どちらの方が曲げやすいのか、どちらの方がスムーズにスイングできるのかを自分の感覚ではなく、客観的に見極めることが求められます。

 

 

言い換えると、スライスを嫌がってフックを打とうとしたり、フックを嫌がってスライスを打とうとする練習を続けていると持ち球を作るのは難しくなります。逆球を減らすことも難しく、なるので左右に曲がるミスにも悩まされます。日頃の練習で真っ直ぐ打つことにこだわる人も、ここ一番で左右に曲がる球が出やすくなります。

 

 

スライスならスライスをとことん打つ、フックならフックをとことん打つ。どちらにしても曲がりを一定にすること、そして曲がりの度合いをコントロールできるようになる練習が必要。真っ直ぐ飛ばすことではなく、曲がりに磨きをかける練習をすることが、持ち球を作ることにつながり、そして逆球を減らすことにつながるのです。

 

 

コースに出た時、曲げない球を打とうするほどに逆球が出やすくなります。

 

 

わざと曲げることを意識してスイングし、わざと曲げる球を打ってプレーする。これが持ち球を磨くことにつながり、

 

 

ひいては逆球を減らせ、
ひいてはコースを幅広く使え、
ひいてはコースマネジメントしやすくなり、
ひいてはスコアメイクしやすくなるのです~。

 

 

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2020年05月20日超私的な考察 真っ直ぐ打つのと曲げて打つのとでは、どちらがコースマネジメントしやすいのか!?

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毎週火曜日は週刊ゴルフ雑誌の発売日。首都圏、関西圏では新型コロナウイルス感染拡大防止の自粛要請が続いていますが、いつも通り発売日に週刊ゴルフダイジェストが手元に届きました。真っ先に読むのは漫画、「オーイ! とんぼ」です。

 

 

少々ネタバレになりますが、今週も国別対抗戦「トヨタジュニア」が舞台となってストーリーが繰り広げられています。試合が舞台になっていますが、今回もゴルフ上達のヒントが盛り込まれ、テーマとなっているのがドローボール。ドローとは右から左に曲がる弾道で、これをいかにコントロールするかについて期されています。

 

 

左に曲げ過ぎない方法については「オーイ! とんぼ」を読んで学んで下さい。今回は真っ直ぐな弾道と曲がる(曲げる)弾道のメリット、デメリットについて超私的に書いてみたいと思います。

 

 

真っ直ぐ打とうと思っても真っ直ぐ打てないアマチュアゴルファーにとっては、真っ直ぐな弾道に対する憧れがあります。また、真っ直ぐ打てた方がスコアメイクしやすいと思っている人も多いと思います。

 

 

しかしながら、「オーイ! とんぼ」でも描かれてますが、左右に曲がる弾道はスコアメイクしづらいですが、どちらか一方に曲がる(曲げる)弾道はスコアメイクに有利ですし、コースマネジメントもしやすくなるのです。

 

 

何故かと言うと、一方向だけ曲がる弾道ならば、左右どちらかの危険を消せるようになるからです!!!!

 

 

対して、真っ直ぐな弾道というのは真っ直ぐ打てれば最強ですが、反面、曲がった時は左右に曲がるリスクがあります。左右に曲がる度合いが少なければ良いですが、左右に曲がる度合いが大きい場合、左右両方の危険を避けながらプレーすることになります。そして、左右どちらにも曲がるということはコースの幅を半分しか使えません。

 

 

加えて、真っ直ぐな球を打とうとして左右に曲げてしまうとコースマネジメントもしづらくなります。リスクをヘッジ(回避)しようとする時、絶えず左右両方の危険を想定することになるからです。例えば、グリーン中央を狙ってもミスした時は左右のバンカーに入る可能性があるからです。

 

 

「オーイ! とんぼ」でも描かれていますが、コースマネジメントしやすいのはどちらか一方通行に曲がる(曲げる)球を打つことです。左から右に曲がるスライスならばスライス、右から左に曲がるフックならばフック。真っ直ぐ打つことよりも、必ず一方向に曲がる(曲げる)球を打っているゴルファーの方がコースマネジメントがしやすくなりますし、リスクをヘッジ(回避)できます。

 

 

 

そして付け加えるならば、コースマネジメントする上での絶対避けたいのが逆球。逆球とは狙った弾道とは逆の弾道で、スライスを打つ場合ならば引っかけ(フック)、フックを打つ場合ならば右曲がりのコスリ球(スライス)です。逆球を打ってしまうと、コースマネジメントが出来ないだけでなく、大叩きも避けられません。

 

 

左右どっちにも曲がるというアマチュアゴルファーは少なからずいますが、もしも、左右に曲がることが頻繁ならばコースマネジメントとか、コース攻略というのは実践が非常に難しいです。リスクを避けようとして安全な方向を狙っても、狙い通り安全な場所にボールを運べないからです。左右両方に曲がる人の場合は、左右に危険があるホールではフェアウェイの真ん中、グリーンの真ん中を狙うことしかできないからです。

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

コースマネジメントをしながら確率の高いショットを打つためには、真っ直ぐな球よりも一方向に曲がる(曲げる)球を打てるスキル(技術)が求められます。言い換えれば、練習で求められることは真っ直ぐ打つことよりも、一方向に曲がる(曲げる)球を打てるようになることなのです~。

 

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2020年05月18日超私的な考察 スコアメイクで一番やってはいけないミスとはどんなミスなのか!?

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土曜、そして日曜日と赤羽早朝で9ホールプレーしてきました。土曜日は雨が降り出す前にホールアウトし、日曜日は暑くなる前にホールアウト。朝4時台に起きるのさえクリアすれば、早朝ゴルフはメリットだらけ。道路は空いてますし、プレー中は爽やかな風を味わえますし、8時過ぎにはホールアウトできるので1日を有効に使えます。

 

 

土曜日の雨ですっかりゴルフ場の芝生も緑の深さが増し、フェアウェイ、グリーンともいいコンディションになっています。赤羽は高麗グリーンなので坊主頭のようにバリバリしてますが、このバリバリした感触を味わうと夏が近いというのを実感できます。

 

 

土曜日、日曜日の赤羽薄暮はマーク塾の塾生とのラウンドでしたが、アマチュアゴルファーのプレー観ていると共通していることが多々あります。スイングは人それぞれ違いますが、スコアメイクに関してはこれでもかってぐらい似ています。どこがどう似ているかというと、、、

 

 

 ・ナイスショットを続けて打たないといいスコアにならない
 ・ティショットをナイスショットした次のショットでアンフォースドエラーをしている
 ・危険ゾーンを避けすぎて反対側の危険ゾーンにボールを打ち込んでいる
 ・パー5のセカンドショットでアンフォースドエラーをしている

 

 

説明するまでもありませんが、ナイスショットを続けて打てばスコアが良くなるのは当たり前です。パー4でナイスショットを2発続けられればパーオンしますから、3パットしなければパーで上がれます。

 

 

ただし、当たり前ですがそうそう続けてナイスショットは打てません。なので、ナイスショットを打てないと途端にスコアが悪くなり、ダボやトリプルを叩きます。そして「もったないなぁ」と強く思うのが、ティショットをナイスショットした後にアンフォースドエラー(初歩的なミス)をしでかし、それでゲームの流れが悪くなってボギーやダボを簡単に叩いてしまうことです。

 

 

超私的なことを言わせてもらうと、安定してハーフ30台のスコアを出せる人を除けば、ナイスショットが2度続くのはまぐれに過ぎません。もしも実力でナイスショットが2度続くことが多いならばハーフ50や45を叩こうと思っても叩けないです(よほどパターが下手な人を除いて)。

 

 

アマチュアゴルファーがスコアメイクするのに必要なのは、ナイスショットを2度続けることではなく、ナイスショットの後にアンフォースドエラーをしないこと、ナイスショットとミスショットの落差を大きくしないこと。この2つをちゃんとできるようになることがスコアアップ(レベルアップ)につながるのです。

 

ナイスショットの後にアンフォースドエラー(初歩的なミス)を減らすために必要なことは上手く打とうするのではなく、アンフォースドエラーが一番出づらいクラブでショットをすること。例えば、ダフりやザックリが出やすい人、左右に曲げてワンペナ杭の外に打ち込むならば、極端な話、パターで打てばいいんです。パターでも慣れてくれば100ヤード以上飛ばせますし、なによりもパターはシャンクもしないし、ザックリも出ません。

 

 

セカンドをパターで打つぐらい選択肢を広げておき、その次に自信を持って打てるクラブは何かを考えて下さい。ハーフ50を切れないならば残り距離が長くても9番アイアン、45を切れないならば残り距離が長くても7番アイアンぐらいがいいでしょう。グリーンに届かない距離でも、アンフォースドエラーが出ないクラブで確実にグリーンの近くに持っていく。

 

 

パー5のセカンドもしかりです。赤羽の12番パー5のセカンドは左右が1ペナです、セカンドで1ペナに打ち込む人が多いです。パー5のセカンドは距離を稼ぎたくなりますが、
距離を稼ごうとしてUTやFWを手にしてアンフォースドエラーを打ってしまえば元も子もありません。例えば、ティショットを残り240ヤードならば、セカンドは9番アイアンで120ヤード打ち、3打目も9番で120ヤードを打つ。同じクラブを2度続けて打った方が、アンフォースドエラーを防げますし、それは大叩きを防ぐことにもつながるのです。

 

 

野球もそうですが、ゴルフの場合もプレーの流れが大事です。野球では進塁打を打つことが大事とされてますが、ゴルフの場合もナイスショット(ヒット)よりも、確実な進塁打を打つこと。この進塁打をちゃんと打てるようになることが、プレーの流れを良くすることにつながり、それは大叩きを減らし、スコアアップにつながるのです。

 

 

 1ヤードでも遠くに飛ばしたい、胸のすくようなナイスショットを打ちたい。

 

 

ゴルファーならば「いいショットを打って、いいスコア」を出したくなるものですが、
ティショットをナイスショットを打った後にスコアに影響するミスを打ってしまうと元も子もありません。野球に例えるならば、ヒットを打った後にダブルプレーをしてしまうのと同じでゲームの流れを完全に失います。

 

 

スコアメイクで大事なことはティショットよりもセカンドショット。ティショットがあんまり良くなくてもセカンドが良ければスコアは安定しますが、その反対ではスコアが安定しません。スコアメイクの極意はナイスショットを増やすことではく、質の高いミスショットを増やすことにあるのです。

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

ナイスショットは2度続くことは多くない。ならば、どんな風にプレーしたらプレーの流れが良くなるのか? これを真剣に考え、そして実践することがスコアメイクにつながるのです。

 

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