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2017年06月15日超私的な考察、7番アイアンのロフトはいったい何度が適正なのか!?
マーク金井がYouTubeで来週月曜ライブ配信を行います。
6月19日午後9時です!!! どうぞよろしく
梅雨入りとともに鞄の中味がひとつ増えました。普段は、お財布、書類、本、、雑誌、そしてカメラとスマホが入っています。これに加え、折りたたみ傘が加わりました。折りたたみ傘にする理由は単純。使わない時には鞄の中に放り込めるからです(笑)
本や雑誌を入れないようにすれば鞄はずいぶんと軽くなるのですが、これはやめられません。電車待ちしている時や食後時間には、スマホの画面だけでなく紙媒体を読みたくなってしょうがないからです。
昨日は鞄の中にゴルフクラシック5月号と、単行本「センス入門」(松浦弥太郎著)を入れてましたが、興味を引いたのがこの記事です。
ついに計測!
7番アイアン重心スペック。
117モデルすべてきちん測りました。
ゴルフクラシックは長年にわたってヘッド計測していますが、アイアンは5番アイアンで計測しています。昔から5番アイアンがアイアンの基準番手であり、試打クラブだったからです。ゴルフ雑誌でアイアンを試打する時も5番でした。
しかしながら、15年前ぐらいからはゴルフショップに置かれる試打クラブは5番から7番に変わっています。ゴルフ雑誌やメディアで試打する時も7番です。この流れに歩調を合わせるべく、5月号では7番アイアンのスペックを計測しているのです。
では、なぜ試打クラブが5番から7番に変わったのか?
どこかのメーカーが音頭を取って「これからは試打クラブを7番にしましょう」ということは無かったと思います。恐らくどこかのメーカーがロフトが立ったアイアンを作り、
ロフトが立ったアイアンだと5番は難しいから7番にしたのだと思います。6番ではなくて7番にした理由も定かではありませんが、日本人は奇数が好きだから7番になったと言われてたら、そう信じたくなります(笑)
ゴルフクラシック5月号が計測した7番アイアンの実測ロフトは、、、
- 最少値が24.8度
- 最大値が35.1度
なんと、なんと、なんと、、、、、その差は10.3度もありました。ロフト差が10度というのは3番手分も違います。3番手分ということは、物理的な飛距離差は30~45ヤードあります。
ちなみに現行モデルの7番のロフトの平均値は31度です!!!!!
31度というのは30年年ぐらい前の5番アイアンとほぼ同じロフト。今どきの7番のロフトは昔の5番と同じだから、試打クラブも必然的に7番になっているでしょう。
少々前置きが長くなりましたが、では、アマチュアゴルファーがアイアンを選ぶ場合、7番の最適なロフトは何度なのでしょうか?
もしもこんな質問をされたら、即座にこう答えます。
「7番でいったい何ヤード打ちたいのですか?」
男子プロが使っている7番のロフトは32~34度ぐらいで、7番で160~170ヤードぐらい打つ選手が多いです。対して、女子プロが使っている7番のロフトは30~32度ぐらいで、7番で150ヤードを打っている選手が多いです。ちなみにマーク金井の7番のロフトは31~32度で155ヤード前後を打っています。
30年以上前に遡ると、当時の男性アマチュアの場合、5番(ロフト30度前後)で150ヤードというのがひとつの目安でした。7番だと130ヤード前後だったと記憶しています。それが、ボールの進化とアイアンのストロングロフト化によって、アマチュアのアイアンの飛距離はグングン伸びて、今では「7番で150ヤード」という人がかなり増えています。また、「7番で150ヤード打ちたい」という人も少なからずいます。
もしも7番で150ヤード打ちたいのでしたら、150ヤード打てるロフトが、そのゴルファーにとって最適ロフトにするというのも大いにアリです。アイアンは番手事に10~15ヤード差、いわゆる飛距離の階段をきちっと作るというのが基本的なセッティングですが、スコアメイクの観点から言うと、
150ヤードと100ヤードが簡単に打てるクラブがあるとプレーを組み立てやすいです!!!!
ドライバー同様、アイアンもヘッドスピードと飛距離には相関関係があります。打ち方によっても変わりますが、ヘッドスピードが速い人の場合、ロフトが多くても飛距離が出ます。対して、ヘッドスピードが遅い人の場合は、ロフトが多いと飛距離が出づらくなってきます。
目安としては、ドライバーのヘッドスピードが46m/s以上ならば7番のロフトは32度以上でも楽に150ヤード以上飛ばせると思います。ヘッドスピードが43m/s前後ならば7番のロフトは32度前後だと150ヤードぐらいだと思います。打ち方によっても飛距離が変わるので、31~33度ぐらいの7番を打ち比べてみると、150ヤードをちょうど打てる(ちょうど打ちやすい)ロフトを見つけられるでしょう。
ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後であれば、7番のロフトは30度前後だと150ヤードが打ちやすいでしょう。
7番のロフトが29度を下回っているアイアンもありますが、これは特に飛距離に特化したアイアンです。この手のアイアンはドライバーのヘッドスピードが38m/s以下の人でも、7番で150ヤードが打てる設定、もしくは7番で160ヤード以上飛ばしたい人向けに作られています。
ドライバーと違って、アイアンは飛ばすクラブではありません。しかしながら、飛ぶアイアンを使った方がゴルフがやさしくなる場合もあります。アイアンのロフトは、自分がどんな風にプレーしたいか、7番で何ヤード打ちたいかどうかで決めてみるのがいいと思います~。
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2017年06月04日超私的な理系のススメ、ゴルフを物理的に考えることのメリットとは!?
只今、神戸のダンロップゴルフコースにいます。神戸開港150年記念ゴルフコンペのお手伝いで、BUZZGOLF連載「ゴルフは物理だ」の番外編でトークショー。45分間、ノンストップで喋ってきました。噺家さんは小道具で扇子を使いますが、マーク金井の小道具は「スピンアクシス」という器具。この器具は、ボールが曲がるメカニズム(原理)が一目でわかるスグレモノです。昨日のセミナーでも話しましたが、
ボールがまっすぐ飛ぶのも曲がるのも、すべてスピン軸で決まります。
スピン軸とはボールが回転する時の軸のことで、このスピン軸がまっすぐならばボールは左右に曲がりません。まっすぐ飛びます。対して、スピン軸が左右に傾くとボールは左右に曲がります。野球のピッチャーが投げる変化球も、ゴルファーが放ったボールも、球が左右に曲がった時はスピン軸も左右に傾いているのです。
では、ゴルフの場合、どんな風にスイングするとスピン軸が傾くのか?
BUZZGOLFの連載「ゴルフは物理だ!!」でも書いてますが、ボールがどんな風に飛ぶかはインパクトの瞬間で決まります。インパクトは1万分の5秒(2000分の1秒)で、ドライバーで打った時は約1トンのエネルギーが発生していると言われてます。
ボールの飛び方はインパクトで決まりますが、インパクトはヘッドとボールが衝突した瞬間です。ですので、チェックすべきポイントは大まかに3つあります。
・フェース向き
・ヘッド軌道
・打点位置
インパクトの時のフェース向き、ヘッド軌道、そして打点位置がどんな組み合わせになっているからで、ボールはまっすぐ飛びもすれば、スライスやフックもするのです。ゴルフはまぐれ(偶然)でもナイスショットが打てたりしますが、ボールの飛び方にまぐれ(偶然)はありません。まっすぐ飛ぶ時はまっすぐ飛ぶようなインパクトになっていて、スライスやフックしている時はスライスやフックが出るようなインパクトになっているのです。
では、どんなインパクトを迎えれば、スピン軸は水平(まっすぐ)になり、
では、どんなインパクトを迎えれば、スピン軸は左右に傾くのか?
まずは打点位置を除いて説明します(打点位置を入れると話が複雑になりますから)。ボールというのは、インパクト時のフェース向きにほぼ飛び出します。そしてヘッド軌道に対してフェースが開くとスピン軸は右に傾き、ボールにはスライス回転がかかります。アウトサイド・インに振るとスライスすると言われてますが、それはアウトサイド・イン軌道に振るほど、ヘッド軌道に対してフェースが開きやすくなるからです。例えば、5度アウトサイド・イン軌道の場合、フェースがスクエアに戻っていても、ヘッド軌道に対してフェースは5度開いたことと同じ。さらに、アウトサイド・イン軌道が8度になれば、フェースがスクエアに戻っていても、ヘッド軌道に対してフェースは8度も開いたことになり、スピン軸は右に大きく傾き、強いスライス回転がかかるのです。
ただし、アウトサイド・イン軌道であっても、ヘッド軌道よりもフェース向きがクローズ(左を向いた状態)になっていればスピン軸は右ではなくて左に傾き、ボールにはフック回転がかかります。例えば、アウトサイド・イン軌道が5度で、インパクト時のフェース向きが8度クローズならば、ヘッド軌道に対してフェース向きは3度クローズ。この場合は、スピン軸が左に傾き、ボールにはフック回転がかかります。また、誤解を恐れずに言えば、このようなインパクトを迎えると、ヘッド軌道はアウトサイド・インであっても、物理的に言えば、フェースに対してはヘッド軌道はインサイド・アウトに振ったことと同じになるのです。
では、打点位置はどんな影響を及ぼすのか?
フェースの芯で捉えれば、インパクトの衝撃でフェース向きは変わりません。しかし、打点位置が左右に外れると、左右に外れた分だけ、インパクトの衝撃でフェースの向きが変わります。例えば、フェースのトウ寄りでヒットすれば、インパクトの衝撃でフェースが右を向きます。トウで打つと、インパクトでフェースが開いたことと同じになるのです。逆もしかりで、ヒール寄りでヒットすると、インパクトの衝撃でフェースは閉じたことと同じになるのです。スライスの場合であれば、インパクトでフェースの先よりでヒットすると、フェースを開いて打ったことと同じになり、ボールが右に飛び出したり、スライス回転を助長することになります。
かつては、トウ寄りで打つとフェースが開くものの、ギア効果でボールにはフック回転がかかると言われてました。今でもこのギア効果は発生しますが、ボールとクラブの進化によって、このギア効果の度合いは昔よりも減っています。
最後にスピン軸を傾けない方法は、ヘッドの軌道に対してフェースをスクエアにすることです。例えば、ストレートな軌道(インサイド・イン軌道)ならば、フェースの向きもスクエア。「0−0=0」ならばスピン軸は傾きません。ボールにはフック回転もスライス回転もかからず、フェースの向きに対してまっすぐ飛びます。
他にも、アウトサイド・イン軌道でも、ヘッド軌道と同じだけフェースが左を向けばスピン軸は傾きません。アウトサイド・イン軌道が5度で、インパクト時にフェース向きが5度クローズならば、ボールは左に5度打ち出されますが、スピン軸は傾かないのでボールにはスライス回転もフック回転もかからず、野球のストレートと同じく、打ち出された方向に素直にまっすぐな弾道になるのです。
ゴルフは物理です。
まっすぐ飛ぶのも左右に曲がるのも、すべてスピン軸がどの状態になっているのかで決まります。ボールが飛ぶ原理をもっと詳しく知りたい方は、アナライズのインパクトセミナーの受講をオススメします。東京の神田に行きづらい方は、マーク金井が現地に出向いて「スピンアクシス」を使ってインパクトセミナーを実施します。お気軽に連絡下さると幸いです〜。
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2017年06月01日超私的な考察 アイアンのライ角を調整した時のメリットとデメリットとは!?
あっという間に5月も終わって今日から6月。プロ野球も交流戦が始まり、一気に夏めいてきました。ほんの1ヶ月前まではスノボをやってにも関わらず、今では毎日半ズボンで薄暮ゴルフにいそしんでいます。昨日も赤羽ゴルフ倶楽部で午後4時ぐらいから9ホール、サクッとプレーしてきました。
赤羽の薄暮は担ぎセルフ、バッグに入るクラブ7本前後。超軽量バッグ(ピンのムーンライト)を右肩に担ぎ、左手には目土袋というスタイルでプレーしています。ゴルフ場の芝は青々(実際は深緑)していますが、アイアンショットを打つとターフ(芝)が飛んでディボット跡が残ります。そこに目土を入れるのがルーティーンになっていますが、ディボット跡を観察すると、スイングの善し悪し、クラブのセッティングの善し悪しを正確にチェックできます。
ディボット跡の方向をチェックすると、ヘッド軌道が正確に分かる。
ディボット後の幅をチェックすると、ライ角が合っているかどうか分かる。
目土袋を持っていると、自分のディボット跡だけでなく、自分以外のディボット跡にも目土がしたくなってきます。そして仕事柄、他の人のディボット跡の形もついつい観てしまいますが、気になるのがディボット跡の形。正しいライ角のアイアンを使っていれば、ディボット跡の幅はアイアンのソール幅ぐらいになります。しかしながら、そんなディボット跡ばかりではありません。ソール幅よりも狭い(細い)ディボット跡を数多く見かけてしまいます。
ソール幅よりも狭い(細い)ディボット跡がコースに残る理由、それはゴルファーが不適正なライ角のアイアンを使っているからに他なりません。ゴルフ界にもいろんなデータが集計されますが、ゴルファーのディボット跡に目土している限り、アイアンのライ角が合っていないゴルファーの数はかなりのもの。体感的には5割前後のアマチュアゴルファーは、ライ角が合っていないアイアンを使っていると思います。
さて、このアイアンのライ角度。
ライ角とはシャフト軸線とソールとがおりなす角度のことです。インパクト時にソールがべったり地面と接地するのが適正ライ角。インパクト時にソールのヒール側が浮いたり、ソールのトウ側が浮いてしまうのは不適正なライ角です。不適正なライ角のアイアンでプレーすると、インパクト時にソールが地面と接する面積が少なくなるため、必然的にディボット跡は狭く(細く)なってしまいます。
ディボット跡が狭く(細く)てもナイスショットは打てます。しかしながら、クラブの性能を100%引出すことは難しくなりますし、スイングにも少なからず悪い影響を与える可能性が高まります。何故かと言うと、アイアンは適正ライ角で打つことを前提にデザイン(設計)されているからです。また、不適正なライ角の(ターフ跡が細くなる)アイアンを使っていると、スイングでなんらかの調整(補正)をかけないと、ターゲットに対して真っ直ぐ打つのが難しくなるからです。
例えば、インパクトでヒールが浮いてしまうライ角のアイアンを使っていると、インパクトでトウ側が接地するために、打点位置もトウ側に偏りやすくなります。また、インパクトでヒール側が浮くアイアンだと、フェースをスクエアに戻した時、打球面はターゲットよりも右を向きます。結果、左に少し引っかけるようなスイングをした時、ボールは狙った方向に飛ぶようになります。
要するに、ライ角が不適正なアイアンを使うとくことは、損することはあっても得することはほとんどないのです!!!!
ライ角を自分に合わせるというのは、サイズがピッタリ合った靴を履き、サイズがちょうどいい服を着るのと同じです。
ちなみに靴や服においては、サイズが合わないモノをずっと着用していると、サイズが合わないという自覚がなくなり、「これがちょうどいいサイズ」になって違和感がなくなります。ゴルフもしかりで、ライ角が不適正なアイアンをずっと長く使っていると違和感は生じませんし、狙った方向にボールを打てるようにもなります。しかしながら、ライ角が不適正なアイアンを使えば、ディボット跡は狭い(細い)ままでカッコ悪いですし、クラブの性能を引き出しづらくなるのも事実です。
そして、困ったことがもうひとつあります。不適正なライ角のアイアンを長く使っているゴルファーが、ライ角調整して適正ライ角のアイアンを使うと、調整直後はボールが真っ直ぐ飛びづらくなるのです。前述したように、インパクトでヒールが浮くアイアン(ライ角がフラットな状態のアイアン)を長く使っている人の場合、インパクトでソールがべったり付くアイアンを使うと、最初の内は「いい感じで打った時」、ボールが狙いよりも左に飛んだり、引っかけのミスが出やすくなるのです。なぜなら、ライ角は調整しても、スイングは以前のままだからです。
ライ角調整するとクラブの性能を100%引き出しやすくなりますが、反面、不適正なライ角のアイアンを長く使っている人にとっては、ライ角調整後にボールが真っ直ぐ飛ばない場合が少なからずあります。これはライ角調整のデメリットでもあるのですが、このデメリットは避けられません。なぜなら、真っ直ぐ飛ばすのが難しいアイアンで真っ直ぐ飛ばす練習を何年もしていたからです。
スイングは道具(クラブ)によって変わります。
ライ角は「上手くなってから合わせる」と考えている人もいますが、それでは真っ直ぐ飛ばないアイアンで真っ直ぐ飛ばす練習をする危険もあるのです。自分のサイズに合った靴を履くことと、自分のスイングに合ったライ角をアイアンを使うことは同じことです。
アナライズではライ角フィッティングを随時行なっています。クラブメーカーのピンもフィッティングでは必ずライ角チェックを行なってます。本当の上達を目指しているならば、ボールをたくさん打つ前に、自分の適性ライ角をチェックすることをオススメします~。
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2017年05月22日超私的な考察 FW、UTを上手く打てない人は、一体どこに問題があるのか!?
昨日は恒例となってきたアナライズセミナーデー。前半はゴルフの竪琴の正しい使い方をジャッジする「ゴルフの竪琴検定」、30分の休憩を挟んだ後半は、今、もっとも受講希望者が多い「オンプレーンセミナー」。どちらも90分間休憩なしでやってますが、あくびをしたりウトウトする人はひとりもいません。理由は単純、マーク金井は喋ったり、デモンストレーションするのと同じくらい、受講者を質問攻めしているからです。
セミナー修了後、クラブ診断、スイング診断を1名づつ実施し、神田駅から銀座線に飛び乗りました。行き先は神宮球場の最寄り駅である外苑前駅。MMT9にも出場して下さっている上田栄民プロに誘っていただき、3塁側スタンドで「ヤクルトvs阪神」を観戦してきました。ヤクルトに先取点を奪われるものの、最後は1点差で逆転勝利。これで阪神は連敗を3で止め、貯金10。デーゲームで広島が敗れたので、2位(広島)とのゲーム差は2.5ゲームに広がりました。
さて、今日のセミナーでもアマチュアゴルファーがスイングをどんな風に勘違いしているかつぶさに見ることができましたが、アマチュアのスイングを見れば見るほど、同じ勘違いをしていることが確認できます。例えば、オンプレーンセミナーでは、最初に胸の高さにセットしたボールを打ってもらいますが(水平振り)、ほぼ例外なく、ボール下のコーンを打っています。ボールをクリーンに打てる人もまれにいますが、ボールの上側を空振りする人は、いまのところ1人もいません。
水平振りは地面の上に置いたボールを打つよりもはるかに難易度が高いですが、同時に、水平振りはまぐれでは打てません。そして、ボールをクリーンに打てない人は何回続けても打てないままです。なぜなら、水平振りでボール下のパイロンを叩く人(インパクトでヘッドがボール位置よりも10センチ以上下がってしまう人)のほとんどは、インパクトゾーンで自分がイメージしたよりもクラブが下がる癖が体に染みついているからです。
そして、この水平振りでヘッドが下がってパイロンを打ってしまう人には共通点があります。それは、、、、
・FW(特に、3W)がちゃんと打てない
・FWでダフり、トップのミスが出やすい
・FWで上手く当たると引っかかる(左に曲がる)
・UTがちゃんと打てない
・UTでダフり、トップのミスが出やすい
・UTで上手く当たると引っかかる(左に曲がる)
アイアンやドライバーはそこそこちゃんと打てるのに、FWやUTが上手く打てない。もしも、貴方がそれに当てはまるならば、まず水平振りをするとボールではなく、ボール下のコーンをすっ飛ばすと思って間違いありません。
では、なぜ水平振りでボール下のパイロンを叩く人は、FWやUTを上手く打つことができないのか?
水平振りでボールのはるか下をヘッドが通過している人の場合、ダウンスイングの後半でヘッドがプレーンよりも下、いわゆるアンダー星人になっています。アンダー星人になっていると、ヘッドの入射角が浅くなりすぎるために(すくい打ちになるために)、ヘッドがボールのかなり手前で、ソールが地面をタッチします。このため、ダフりや、ダフりを嫌がってのトップが出やすくなるのです。また、ボールのかなり手前でソールが地面に当たると、地面に当たった反動でフェースが被ってきます。インパクトの手前でフェースが被ってくるために、いい感じで捕らえたとしても、スピン軸が左に大きく傾き、強い左曲がりのショットが出やすくなるのです。
アンダー星人とは、ダウンスイングの後半でヘッドがプレーンよりも下側に位置してしまうことですが、アンダー星人のままではFWもUTも上手くボールを捕らえることが難しいし、左に強く曲がる球を修正することは極めて難しくなります。
FWやUTを手にするとミスショットが多い人、慢性的に上手く打てないと感じている人は、まずは水平打ちしてみて下さい。水平打ちをできる場所がないならば、ひざ立ち打ちを試してみて下さい。ひざ立ち打ちでボールの10センチ以上手前をダフる人、ひざ立ち打で左に強く曲がる球ばかり出る人は、アンダー星人だと思って間違いありません。そして、ヘッドがプレーンから外れるのを矯正できない限り、ボールをたくさん打ち続けても、FW、UTを上手く打こなすことは難しと思います。逆に、ひざ立ち打ち、水平振りでボールをクリーンに打てるようになってくれば、ヘッドの軌道はオンプレーンに近づき、FWやUTを楽に打こなせるようになります~。
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アナライズから6月のセミナー日程をお知らせします
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- オンプレーンセミナー 満員御礼
- (5月24日19時、6月11日(日)13時、6月18日(日)13時、6月28日(水)19時、全て満席となりました)
- スイングプレーンをどうやってオンプレーンにするか?マーク金井があなたの疑問に答えます。
- インパクト解析セミナー
- (満席となりました
6月11日(日)11時) - マーク金井が、貴方のインパクトを丸裸にします。
- シャフトセミナー
- (満席となりました
6月18日(日)11時) - マーク金井が、あなたにシャフトの使い方を伝授します
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- プライム会員セミナー(プライム会員様限定セミナー)
- 6月24日(土)13時
- マーク金井が、プライム会員の皆さんのいろいろな悩みにお答えします。
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満席となりました
6月25日(日)11時- マーク金井が、打点をコントロールする方法を伝授します
満席となりました
(6月25日(日)13時)- ゴルフの竪琴の使い方をマーク金井が徹底指導!(ゴルフの竪琴をお持ちの方、当日ご購入いただける方、ご参加いただけます)
開催場所
2017年05月05日超私的な試打インプレ ピン シグマG TYNEパター
アナライズからゴールデンウィーク営業についてのお知らせ
5月4,5,6,7日は、発送、メールでの問い合わせの返信など、お休みさせていただきます。(セミナーを開催したり、ブログを更新していても、お休みしてます)
神田のスタジオですが本日5月5日以外はスタッフが誰かおりますので、14時30分以降ご来店頂ければ試打等出来ます。食事などで外出することがありますので、来店前にご連絡いただけると助かります(試打の問い合わせ、スタジオご来店のご連絡、セミナー参加者の方の緊急な連絡は、メールではなく電話でお願いします)
GWも残す所、今日を含めて3日となりました。おかげさまをもちまして、GW期間中のアナライズセミナーは8回とも無事終了の運びとなりました。残すは7日に開催するラウンドセミナーです。
GW中はセミナー講師をずっと務めてましたが、セミナーの合間にはちゃっかりゴルフもしてます。赤羽薄暮、そして旧軽井沢ゴルフクラブでラウンドしてます。もちろん、プレーの時には衝動買いしたクラブを持ち込んで、クラブ試打もガッツリやらせてもらってます。ドライバーに関しては、エピックスターをもう1本購入し、アッタスパンチ5Sを装着しました。また、一昨日は新橋の激安ショップにて、キャロウェイのミニドライバーを衝動買い。これは7日のラウンドセミナーで筆下ろしするつもりです。
そして、ここ3回ほど使っているのが、ピンのシグマGシリーズ、TYNE(タイン)パター。ホットリスト2017で試打した時に一目惚れしたパターで、ホットリスト2017ではシルバーを受賞しています。
さて、このTYNE(タイン)パター。
ピンのシグマGシリーズの1本で、ヘッド形状はツノ型マレット。ヘッドの後方は鉄腕アトムの頭みたいな形状(ツノ)になっています。他社にもツノ型はありますが、TYNE(タイン)の特徴は、ツノが真っ直ぐではなく、後方になるに従ってせり上がっていること。このせり上がり具合が絶妙で、アドレス時の安心感、かつテークバックがしやすく感じる点が気に入ってます。
ホットリストでもコメントしてますが、TYNE(タイン)の特徴はツノ型にしてはややヘッドが小ぶり。フェースの横幅が少し短いので、マレット型にしては操作性が適度に高く、マニュアル感覚で使えます。ただしヘッドはやや重めで、
370g
シグマGには16タイプのヘッドがラインアップされていますが、TYNE(タイン)は重めの部類です。シグマGシリーズはグリップを選ぶことができるので、今回はグリップ自体が太くて丸み感があるPP62をチョイスしました。
コースで3回使いましたが、気に入っている点は、、、
・TR溝はミスヒットしても初速が安定する(距離のバラつき出づらい)
・フェース内インサードが大きいから安心感がある
・打感がソフトなのでインパクトが緩みづらい
少し気になる点は、、、、
・ロフトが3度なのでハンドファーストに打ちづらい
・標準ライ角が70度なのでハンドアップに構えづらい
ライ角に関してはメーカーで±2度調整できるので、GWが空けたら72度に調整してもらうつもりです。
打感に関しては好みもありますが、ソフトな方がインパクトが緩みません。フェースの弾き感が少ないのでショートしなくないという気持ちが働くからです。TR溝に関しては、
フェース中央の溝が中央の溝を深く、周辺部を浅く、打点によって溝の深さを調整することでボール初速が約50%も安定。その結果、転がる距離・方向性が大きく安定し、カップに近づきます。
(以上、ピンのHPから引用)
ドライバーやアイアンに比べると、パターはヘッドが動くスピードが非常に遅いので新で捕らえるのが難しいクラブです。これを考えると、TR溝は物理的にゴルファーに対してのお助け度が高く、3パットを減らせる効果が期待できます。
パターに限りませんが、クラブを選ぶ場合、「ナイスショットを基準にして選ぶ」と「ミスショットを基準にして選ぶ」があります。マーク金井は「ゴルフはミスするのが当たり前」だと思っているので、ドライバーからパターまで「ミスに強いクラブ」をチョイスしています。TYNE(タイン)は、使えば使うほどに距離感のミスをカバーしているのが実感できるパターです~。
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マーク金井設計
アナライズMMウエッジ販売開始しました
(申し訳ありません すでに注文殺到のため、発送にお時間いただいております。来週月曜日以降となる予定です)
基本性能の高い『ミスがミスになりにくいウエッジ』です
↓こちら今週土曜日までです!
お陰様で、ゴルフの竪琴(弊社にての直販)が累計販売1万本を突破しました!
お買い上げいただいた皆様に感謝の気持ちを込めて・・・
ゴルフの竪琴大ヒットのきっかけとなった片山晋呉プロとマーク金井の共著
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