マーク金井blog

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2018年04月24日超私的な考察 ドライバーとパターの打ち方の違いを正しく理解していますか!?


先週の国内男子ツアー「パナソニックオープン選手権」は最終日に3アンダーでプレーしたインドのラリヒ・ガンジー選手が1打差で逆転優勝、国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」はプレーオフの末、永峰咲希選手がツアー初優勝しました。昨日は久しぶりに男女ツアーをテレビ観戦しましたが、どちらも手に汗握る展開で、なおかつ生放送。なおかつプロ野球の巨人阪神戦も同時にやっていたので、数秒刻みにチャンネルを切り替えながら観戦してました。

プロ野球は巨人が大量得点を重ねたので早々と観るのを止めましたが、男女ツアーは最後の最後まで勝負がもつれました。男子ツアーは18番のティショットが勝負の分かれ目になり、女子ツアーはプレーオフでのパッティングで優勝者が決まりました。テレビを観ていて改めて思ったのですが、ゴルフは大胆さと繊細さの両方が求められるスポーツです。

大胆さとはボールを遠くに飛ばすドライバーショット、繊細さとはボールをカップに沈めるパッティングですが、ここで皆さんに質問があります。「ドライバーとパッティングの違いは何?」と聞かれたらなんと答えますか?

アナライズのセミナーでは、必ずこの質問をします。受講者の多くは、、、、

・ドライバーは飛ばす、パターは飛ばさない
・ドライバーはスイングが大きい、パターはスイングが小さい
・ドライバーはリストターンがある、パターはリストターンしない

・ドライバーは速く振る、パターはゆっくり振る

 

ドライバーは遠くに飛ばすクラブで、パターは遠くに飛ばさないクラブ。これは至極真っ当な答えですし、実際、そういう風に作られています。ドライバーで1mのパットを打つことはまずしませんし、パターで200ヤード以上飛ばすのは不可能に近いです。ドライバーもパターも使用目的に応じて設計がなされています。だからでしょう。受講者の多くは、振り幅やスピードのことについて言及します。

 

そして、ここからが大事なポイントですが、ドライバーとパターはクラブの構造が違うだけでなく、打ち方も大きく違います。ドライバー(アイアン)とパターというのは、クラブの動かし方が根本的に異なるのです。どこが根本的に異なるのかと言うと、

 

 スイング中のシャフトの運動方向です!!!!!!!!!!

 

パターは振り幅が小さいだけでなく、ストローク中、シャフトはほとんど回転しません。それに対して、ドライバー(フルショット)というのは、スイング中、シャフトが回転します。シャフトを回転させないと、クラブを正しく振り上げることができませんし、クラブを正しく振り下ろすことができません。

 

ドライバーショット(フルスイング)においては、テークバックでシャフトが時計回りに約80~110 60~80度ぐらい回転し、ダウンスイングではシャフトが反時計回りに約80~11060~80度ぐらい回転します。このシャフトの回転があってこそ、クラブは正しい軌道、すなわちオンプレーンに沿ってクラブを動かすことが可能になるのです。

 

このシャフトが回転することの重要性を知るのに役立つのが、片山晋呉プロ、石川遼プロも使っているシャフトが曲がった「フレループ」マーク金井もセミナーでは「フレループ」を積極的に使ってますが、シャフトが反っていると(曲がっていると)、シャフトを回転させないことにはクラブがトップに上がらないこと、そしてオンプレーンに振り下ろせないことが、体感できますし、かつ可視化できます。フルショットにおいては、シャフトをタイミング良く回転させることが、正しい軌道を生み出すことを即座に体感できるのです。

 

 

ゴルフスイングはできるだけ手や腕を使わない方がいいと言われてます。確かに使い過ぎると手打ちになったり、スイング軌道が不安定になります。しかしながら、手や腕を全く使わないでいると、スイング中にシャフトを回転させることはできません。スイング中にシャフトを回転させるためには、腕(特に左腕)の回旋(ねじれ)が必要不可欠だからです。

 

ゴルフスイングには数多くのセオリーがありますが、シャフトが反っている(曲がっている)フレループを振ると、ドライバーショット(フルスイング)を成立させるには、シャフトの回転(腕の回旋)が必要不可欠であることが即座に分ります。また、シャフトの回転(左腕の回旋)させた方がボールを真っ直ぐ飛ばせることも分ってきます。シャフトを反時計回りに回転(左腕を反時計回りに回旋)させるとリストターンした感じになって、ボールが左に飛びそうな感じがしますが、これも勘違いであることが分ってきます。

 

ゴルフは物理です。

 

ドライバーショット(フルスイング)とパターはまったく別物です。ここを正しく理解していないと、スイング作りが難しくなるだけでなく、クラブの軌道が不安定になるリスクも高まるのです~。

 

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2018年04月10日超私的な提案 白ティ女子は男性用クラブと女性用クラブのどちらが良いのか?

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マスターズウイークが終わりました。毎年、マスターズは最終日にドラマティックな試合展開が繰り広げられますが、今年も最後の最後まで勝負の行方が分りませんでした。終わって見れば、地元のパトリック・リードが1打差で逃げ切り優勝。1打及ばずの2位がリッキー・ファウラー、2打及ばずの3位がジョーダン・スピース。そしてグランドスラムがかかったローリー・マキロイは後半失速して5位で終戦。日本勢は松山英樹選手が19位、小平智選手は29位でホールアウトしました。

 

 

マスターズウイーク中、日本ではツアー競技の前哨戦として、千葉オープン、そして岐阜オープンが開催されました。どちらも2日間の短期決戦ですが、勝利を手に入れたのは石川遼選手。石川選手はどちらの試合も1打差で勝利を収め、国内開幕戦となる男子ツアー、「東建ホームメイトカップ」に出場します。前回のブログでは、石川選手は今季5勝以上すると予想しましたが、すでに2勝。超私的に予想すれば、今週の試合もパワーランク1位で、優勝する確率は8割以上、優勝争いする確率は9割以上でしょう。

 

 

そして先週の国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」では、鈴木愛選手が2位に4打差をつけて優勝。鈴木選手はこれで今季2勝、シーズン序盤からアン・ソンジュ選手と賞金女王争い繰り広げています。

 

さて、鈴木選手と言えばピンの契約選手で、ドライバーは同社の現行モデル「G400LSテックドライバー」鈴木選手に限りませんが、女子ツアー選手は男性用モデルのドライバーを使っています。国内ツアーを戦っている女子選手で女性用ドライバーを使っている選手は今のところ見たことがありません。

 

ところが、ところがです。米ツアーでは女性用ドライバーを使っている女子選手もいるのです。米女子ツアーのメジャー第一戦、ANAインスピレーションは、2日間、8ホールにも及ぶプレーオフの末、パニーラ・リンドベリ選手が勝利しました。リンドベリ選手は2010年から米国ツアーに参戦していますが、彼女は女性用のピンのドライバーを使用。

 

ピンの女性用ドライバー「GLe」を使っているのです。

では、なぜリンドベリ選手はわざわざ女性用ドライバーを使うのか?

 

ピンに限りませんが、男性用と女性用ドライバーの一番の違いはヘッド重量。例えば、ピンの場合、男性モデルのG400LSテックのヘッド重量は約201g。対して、女性用GLeは約186gです。女性用はシャフトが軟らかくて軽い、グリップが細くなっていますが、ヘッド重量が男性用に比べると、15gほど軽いのです。

 

 

ヘッドが重くなるのほど振り切るのにパワーが求められるます。リンドベリ選手の場合、201gだと重くて振り切りづらい、なので186gのGLeを選択したのでしょう。女性用を選んだというよりは、GLeは自分に最適なヘッド重量だと思ったから、こちらを選んだのだと思います。ちなみにシャフトに関しては女性用ではありません。男性用の50g台のシャフトを装着しています。

 

 

超私的なことを言わせてもらえば、白ティ女子で男性用ドライバーだと重くて振りづらいと感じているならば、リンドベリ選手の用に外ブラの女性用ドライバーに男性用シャフトを装着するのをお勧めしたいです。もしくは、男性シニア向けドライバー(シニア向けは総じてヘッドが軽目)を使うのもいいでしょう。ピンテーラーメイドの男性用ドライバーのヘッド重量は200gを超えているので、これをちゃんと使いこなすには、鈴木選手ぐらいのパワーが求められます。

 

 

ちなみに、国内メーカーの女性用ドライバーのヘッド重量は180gぐらいが多いので、ピンの女性用ドライバーの185gというのは、女性用にしたら少し重めです。

 

 

クラブの重さというと総重量やバランスに目が行きがちですが、実はヘッド重量というのは、クラブ選びでかなり重要な要素です。少し前に、池田勇太選手が軽いヘッドのドライバーを使って話題になっていましたが、ヘッドの重さというのはスイングに少なからず影響を与えるのです。

 

一般的には非力な人は軽めのヘッド、パワーがある人は重めのヘッドを使った方がいいでしょう。しかしながら、これはあくまで一般論。非力な人でも重めのヘッドの方が相性がいい人もいれば、パワーがある人でも軽めのヘッドの方が相性が良い人もいます。

 

本当に自分と相性がいいヘッド重量を探すコツは、いろんな重さのヘッドを振ってみること。軽いヘッドと重いヘッドを打ち比べてみて、どちらの方がボール初速が出るのか、どちらの方がミート率が良くなるのか、どちらの方がスイングが安定するのかを調べてみることです。ちなみに、マーク金井の場合、ドライバーのヘッド重量は197~200gがストライクゾーン。200gを超えてくると重くてヘッドスピードが落ちてきます。反対に、195g以下になってくると、ヘッドスピードは上がるものの、肝心のボール初速が少し落ちてしまいます。

 

最近のドライバーはシャフトを簡単に脱着できるモデルが多くなったので、ヘッド重量を簡単に量れます。カチャカチャ式の場合、ヘッド単体の重量にスリーブの重量(6~7g)足したのがヘッド重量。例えば、シャフトを抜いてヘッド単体で193gだとしたら、実質的なヘッド重量は約200gとなります。

 

ヘッド重量を重くすると反発力が上がりボール初速が上がる半面、ヘッドスピードが上がりづらくなります。逆に、ヘッド重量を軽くするとヘッドスピードを上げやすくなる半面、反発力が下がってきます。なので、ゴルファーによって最適ヘッド重量というのは異なってくるのです。

 

 ゴルフは物理です。
 クラブ選びも物理です。

 

白ティ女子だけでなく、男性ゴルファーも本気でドライバーを選ぶならば、ヘッド重量にも大いにこだわって下さい~。

 

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2018年04月01日超私的な考察 男子下部ツアーが生放送されることのメリット、デメリットとは!?

 

プロ野球が開幕しました。マーク金井は東京ドームで巨人vs阪神戦の開幕カードを観戦してきましたが、6時のプレーボールの時にはほぼ満員。4万人を超える観客の中で阪神が勝ちました。昨日の第2戦は中盤まで阪神がリードするものの、6回に巨人が逆転、そこから追加点を着実に奪った巨人が勝ちました。これで両者1勝1敗の五分。今日の第3戦も大いに盛り上がることは間違いありません。

 

 

プロ野球は東京ドームの他でも開催されていますが、どこのスタジアムも昔に比べると確実に観客動員数は増えています。小学生の頃、52年ぐらい前から甲子園球場でプロ野球観戦をしてますが、その当時は今ほど観客は入ってませんでした。大学生の頃、今から40年前ぐらいでも、現在に比べると観客は多くありません。テレビをつければ巨人戦のテレビ中継があったにもかかわらずです。それが今では、地上波でのプロ野球中継は激減しているにも関わらず、どの球団も観客動員数を伸しています。

 

ではゴルフはどうでしょう。国内女子ツアーが開幕し、毎週のように地上波でテレビ中継がなされています。生中継ではなく録画収録が多いですが、テレビ観戦できるのはゴルファーにとってありがたいことです。そして、そして国内男子ツアーに関しては、レギュラーツアーの下部ツアー、「チャレンジツアー」は今年から、インターネット動画サイト

 

AbemaTVが全試合、生中継を始めます!!!!!!

レギュラーツアーでも全試合、生中継はやったことがありません。にも関わらず、下部ツアーであるチャレンジツアーで全試合、生中継をやるのです。これを野球に例えるならば、1軍の試合ではなく、2軍の試合を全試合、生中継やるのと同じことです。

 

これにともない、現「チャレンジトーナメント」を改め「AbemaTVツアー」へ名称変更がなされています。さらに「AbemaTVツアー」オリジナル施策として、ラウンドガールや、主催者推薦枠の一部から「AbemaTV推薦枠」を毎大会設けるなど、新しいツアー中継に取り組んで行くそうです。

 

AbemaTVは完全無料のインターネット動画サイトですので、スマホやPCで手軽に、かつ無料でゴルフトーナメントを視聴できます。生中継を望んでいるゴルフファンにとっては非常に嬉しいことだと思いますが、生中継というのはリアルタイムな魅力がある半面、番組編集の時間がありません。生中継でクオリティの高い番組を作るのは、録画放送よりも大変な作業になります。加えて、何が起こるか分らないので、アナウンサー、解説者のアドリブ力も求められます。でも、これらは番組を作って行けば、徐々にこなれてくるので心配はないでしょう。

 

それよりも危惧したいのはギャラリー数の確保です。マーク金井は何度かチャレンジツアーを現地観戦、現地取材してますが、どの試合もギャリーはまばら。当たり前と言ってしまえばそれまでですが、男子のレギュラーツアーの10分の1以下。試合によっても変ってきますが、ギャラリーが100人いるかいないかという感じ。ギャラリーがまったくいない組も珍しくありません。それが毎試合、毎試合、「AbemaTVツアー」で放映されるとなるとどうでしょう。「よしっ、俺が次の試合観にいってやろう」という気概がある人もいるかも知れませんが、「なんだ全然人気がないんだなぁ」と感じる人も少なからずいると思います。

 

JGTOは全試合生中継できることを手放しで喜んでいるとは思いませんが、マーク金井がもしもJGTOのトーナメントディレクターであるならば、早急にやりたいことがあります。それは、とにかく「AbemaTVツアー」の試合会場にギャラリーを集めること。とりあえずの目標は500人。500人のギャラリーがスタートホールのティグラウンドを取り囲めば、プライベートコンペをやっている感じではなく、ゴルフトーナメントの雰囲気が出ます。誤解を恐れずに言えば、チャレンジツアーで大事なことは賞金額を上げることよりも、ギャラリーを確実に500人以上集めることだと思います。

 

 

大会初戦のNovil Cupでは、横峯さくらプロが出場することで話題を集め、多くのギャラリーがつめかけたそうです。男子の試合に女子選手が出場、それも有名選手が出場するというのはかなりのインパクトがあります。興業的には大成功と言っていいと思いますが、さすがに毎試合、女子選手を出場させるというわけにはいきません。「AbemaTVツアー」のことですから、すでに次の手、その次の手を考えているとは思いますが、派手なことではなく、地道な集客活動も必要です。

 

地道な集客活動をする一番確実な方法、それは出場選手が声を変えて自分でギャラリーを増やすことです。演劇、ボクシング、格闘技とかでは選手がチケットを売るのは当たり前ですし、選手が集客をすることも当たり前。ゴルフも選手が集客することを地味にやり続けていけば、ギャラリーを増やせます。逆に言うと、誰がギャラリーを連れてきてくれるなんて思っていたら、ギャラリーを増やすことは非常に難しくなるでしょう。

 

例えば、ひとりの選手が5名集めることができれば、それだけでトーナメント会場には500名以上のギャラリーを集めることができます。マスターズとか全米オープンとかを観ている人にとって500人ってすごく少ないと思うかも知れませんが、それは大きな勘違いです。下部ツアーで500人のギャラリーを集めることは、マスターズで3万人のギャラリーを集めることと同じかそれ以上、手間暇かかるでしょう。集客に必要なことは、運営スタッフ、そして選手が開催されるゴルフ場の近隣に日参し、大会ポスターを貼り、チラシを配り、そしてチケットを配り歩く。大会会場に足を運んでもらうことを地味に地味にやっていくことです。そうしないと、「AbemaTVツアー」に申し訳ないです。

 

 チャンスはピンチでもあるのです。

 

AbemaTVツアー」が全試合生中継やるということは、主催者、そして選手たちにとっては自分達の人気の度合いが赤裸々になること。まったく言い訳ができない状況下で試合をするということにもなるのです~。

 

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マーク金井の打たずにいられない

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2018年03月13日超私的な試打ラウンドインプレッション テーラーメイド M4 D-TYPEドライバー

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一昨日の日曜日は東日本震災チャリティコンペ。規模としては小さいですが、今年で8回目の開催です。今回は参加者の皆さんのおかげで20万4000円のチャリティ基金が集まりました。復興は進んでいるとはいえ、まだまだ震災の傷跡は残っています。来年も再来年も、そしてできうる限りこのチャリティコンペを続けていくつもりです。

チャリティコンペは毎年、9ホールの聖地とも呼ばれる「千葉市民ゴルフ場」で開催。クラブは7本以内、担ぎセルフ、そして目土をしながらのプレー。マーク金井もそのルールに乗っ取り、当日はドライバー、UT(18度)、7I、9I、PW、SW、パターというセッティングでプレー。今シーズン、初の担ぎセルフ9ホールでしたが、2番でラッキーなチップインバーディーで波に乗れ、終わってみればノーボギー、3バーディー。120ヤード以下のセカンドショットが安定したこと、そして3パットが無かったことが好スコアにつながりました。

 

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千葉市民は初心者にもプレーしやすいレイアウトで、OBはコースの外周だけ。フェアウェイも広々しているのでクラブをテストするのにも適しています。日曜日のラウンドでは、テーラーメイドM4 D-TYPEを試打してきました。

 

 

さて、このM4 D-TYPE

 

 

米国では通常のM4と併売されていますが、日本では未発売モデル。M4 D-TYPEのネーミングが示す通り、ドローが打ちやすい(捕まりが良い)のが特徴です。ソールを観ると、通常のM4はバックフェースにウエートが配されていますが、M4 D-TYPEはヒール寄りにウエートが配されています。重心距離を測ってみると、

 

M4の重心距離が44.5ミリなのに対して、M4 D-TYPEの重心距離は38ミリ。

なんと、なんと6.5ミリも違います!!!!!

見た目はほとんど変らないのに重心距離が6ミリ以上も異なるドライバー作ってしまうなんて、今までありません。テーラーメイドの設計陣が相当頑張ったことが窺い知れます。

 

では打ち比べてみてどうなのか?

 

スペックだけでクラブの性能が決まるわけではありませんが、重心距離が6ミリ以上異なれば、捕まり具合の差は歴然。M4に比べると、M4 D-TYPEの方が捕まりが格段に良くなってます。M4は普通に打つとストレートから軽いフェードになるのに対して、M4 D-TYPEはドローから強めのドロー弾道。M4を基準にすれば、M4 D-TYPEはドローが打ちやすくチューニングされていますし、一般的な460ccドライバーの中でも捕まりがいい部類です。そして、M4 D-TYPEを基準にすれば、M4は左へのミスが出づらく捕まりづらいドライバー、一般的なドライバーの中でも捕まりづらい部類です。

 

 

捕まり以外に関しては、M4M4 D-TYPEの間には差がほとんどありません。ボールの上がりやすさ、スピン量に関してはどちらも同じ感じですし、ツイストフェースが及ぼす影響も変りません。どちらもリアルロフトが少なめなので、ロフト9.5度だと少しボールが上がりづらく、抑えた弾道が打ちやすくなっています。

 

ただし、両者は重心距離が大きく異なるためにスイートスポット位置が異なります。

 

M4のスイートスポット位置はフェースのほぼ中央に対し、
M4 D-TYPEのスイートスポット位置はフェース中央よりもヒール側にあります!!

 

 

ピンは捕まりが異なるタイプのドライバーを日本でもラインアップしているのに対して、テーラーメイドは今のところM4はノーマルタイプのみの販売。M4 D-TYPEをライアップから外しています。超私的なことを言わせてもらうならば、スライサーにはM4よりもM4 D-TYPEの方が相性がいいし、やさしく飛距離を伸ばせます。M4はまだ発売したばかりなことを考えれば、今からでも遅くありません。M4 D-TYPEの日本発売をぜひともやってもらいたいです。

 

今のところ、M4 D-TYPEはインターネット通販で入手可能です。マーク金井は現地のショップにも行ったことがあるカリフォルニア州のFAIRWAY GOLFで購入。ここはドライバーの購入だと送料無料なのでありがたいです~。

 

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片山晋呉プロがフレループを使用↓

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2018年03月08日超私的な提案 練習場の試打会等でシャフトを試打する時の心得えとは!?

 

2018年度アナライズのプライム会員の募集ですが・・・

member2018

受付が 15日 14時で締め切りです!

(銀行振込をご希望されている方入金の締切も同じです)

追加募集はしない予定です、ご希望の方はお急ぎを


昨日は久しぶりにノンプレーで朝からゴルフ場に行ってきました。ゴルフ場に到着したのは午前9時過ぎ。気温が低くて少し肌寒かったですが、天気が良い中、練習場でじっくりとウッド用シャフト試打の仕事をこなしてきました。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、空、木、雲、靴、屋外、自然

2時間以上かけてガッツリと試打したのは、三菱ケミカルの新作シャフト、、、、

 KUROKAGE XDシリーズ

三菱ケミカル(旧三菱レイヨン)製シャフトと言えば、米ツアーでは2004年から2017年に至るまでの14シーズンでの勝利数は実に187勝。シャフト使用率の順位も2010年に2位が1度あるだけで、それ以外は1位をずっとキープしています。今回試打したKUROKAGE XDシリーズは新作シャフトですが、昨年、メジャー大会を制したプレーヤーが使っていたシャフトを元に製品化されているそうです。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、屋外、自然

マーク金井は自分でもシャフトを設計、監修していますが、シャフト試打する時に心がけているのは「先入観をできるだけ持たない」状態で試打すること。例えば、試打する前に、「このシャフトは先調子」とか、「このシャフトは弾き系」とか、「このシャフトは高弾性素材をふんだんに使っている」と知ってしまうと、頭の中で情報が一人歩きします。打つ前にいろんな情報を入れてしまうと、それが試打の妨げになるリスクが高まるのです。

 

打ったことがないシャフトを試打する時、まずやっていることは、、

 

 ワッグルする
 素振りする
 シャフトをねじってみる

 

ボールを打つ前に、ワッグルと素振りでシャフトの剛性分布をざっくりとチェックし、ねじってシャフトのトルクをチェックします。手前味噌ですが、これをやれば打たなくてもシャフトの特性の8割ぐらいは言い当てることができます。シャフトは負荷をかけてやれば、それに対して反応してくれるからです。

 

次に、実際に試打する時に心がけているのは、、、、

 

 オンプレーンで打つ
 インサイド・アウト軌道で打つ
 アウトサイド・イン軌道で打つ
 ヘッドスピードを変えて打つ

 

最初はオンプレーンで打ちます。オンプレーンにこだわるのは、オンプレーンに振らないとシャフト本来の挙動がつかみづらいからです。シャフトは「捕まりがいい」タイプと「捕まり過ぎない」タイプとがありますが、オンプレーンに振ってボールを打たないと、この違いを正しく見極められません。例えば、「捕まり過ぎない」特性のシャフトを、インサイド・アウト軌道で振ると、「捕まり過ぎる」挙動になったりする場合もあるのです。

 

シャフトは人によって評価がガラッと変ることが珍しくありませんが、ヘッド軌道が異なるとシャフトの挙動(シャフトの反応)はガラッと変るのです。

 

そして、シャフトはヘッドスピードによっても挙動が異なる場合が少なからずあります。ヘッドスピードが遅めの時と、ヘッドを速くした時とで、シャフトの挙動(シャフトの反応)が変わるシャフトと、変らないシャフトがあるのです。

 

そして、シャフトは重さ、フレックス(硬さ)によっても挙動が異なる場合が少なからずあります。同じモデルのシャフトでも50g台と60g台とでは挙動が異なったり、同じ重さであってもRとSとでは挙動が異なる場合が少なからずあるのです。60g台のSだけ打って「このシャフトは○○な感じ」等とは言えません。全体的なテイストは同じでも、重さ、硬さが異なると微妙なフィーリングは異なる場合が結構多いです。一般的には、同じモデルでもシャフトは重くなるほど手元側が硬くなり、重くなるほどフレックスも硬くなりがち。シャフトは軽くなるほど手元側が軟らかくなり、軽くなるほどフレックスが軟らかくなりがちです。

 

ですので、練習場やゴルフショップで当たらしいシャフトを試打する時は、「自分は50g台のS」とか「60gのS」という風にスペックを決めつけるよりも、普段使ったことがない重さやフレックスも試すといいです。種類が多い時ならば、試打に立ち会っているメーカーの人に、「私ならばどれを試すといいですか?」と聞くのもいいです。試打に立ち会っているシャフトメーカーのスタッフはシャフトのプロです。プロの意見を聞いた方が、いいシャフトに出会える確率もおのずと上がってきます。

 

 

もうひとつお薦めしたいのが、自分のヘッドを持参すること。ヘッドとシャフトを脱着できるドライバーを使っているならば、それを持参して試打会に臨んで下さい。シャフトメーカーによっても異なりますが、テーラーメイドキャロウェイピンタイトリストといった主力ブランドのスリーブが付いたシャフトを用意してます。すべてのメーカーを網羅しているわけではありませんが、自分のヘッドに試打シャフトを装着すれば、よりシャフトの違いが弾道に及ぼす影響を知ることができます。

 

 

最後にシャフト試打で大事なことは、飛距離や振りやすさに加え、打点位置もチェックして下さい。説明するまでもありませんが、打点位置をコントロールしづらいシャフトよりも、打点位置をコントロールしやすいシャフトの方が、実践で役立ちますし、コースに出た時に、飛んで曲がらないショットが打ちやすいです~。

 

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