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2019年03月24日超私的な考察 ゴルフはスポーツなのか? それともレジャーなのか?
YouTubeアナライズチャンネル 『おしえてマークさん』今回は重心の高さについて説明しています。あれ?なんだっけ?というクラブの疑問についてマーク金井が説明します
ジャパンゴルフフェア2019が金曜日から開幕しました。パシフィコ横浜での開催は今年で3年目です。初日、そして天気があまり良くなかった2日目(土曜日)とも、昨年よりも来場者が増えている感じがしました。
ゴルフフェアでは毎年、ブッシュネルのブースでトークショーをさせていただいてますが、今年はゴルフフェアを主催しているゴルフ用品協会が主催するトークショーもやらせてもらってます。今日(日曜日)も午後1時からコミュニケーション広場でやってますので、もしもお時間ございましたら足を運んでいただけますと嬉しいです。
今回のトークショーのテーマは「ゴルフギアセミナー」。感覚やフィーリングではなく、物理的な側面からのクラブの選び方について超私的にレクチャー致します。幸いなことに、昨日(土曜日)は満員御礼、立見の方も多数いらっしゃいました。
さて、このゴルフフェア。所狭しと立ち並ぶ出展メーカーのブースを見て回る、試打ブースでクラブやシャフトを試打する、トークショーを覗く、、、、いろんな楽しみ方がありますが、実は、関係者向けのパネルディスカッションもいくつか開催されています。マーク金井も金曜日は、
「寛容」から見るビジネスヒント女性ゴルファーの創造に向けて
GMACゴルフ市場活性化セミナー
に参加してきました。女性ゴルファーが増えない現状、そして女性ゴルファーを増やすための打開策についてパネルディスカッションがなされたのですが、聞いて強く感じたのが、、、、
ゴルフはスポーツなのか? それともレジャーなのか?
ということです。と言うのも、女性ゴルファーを取り込むためにやるべきことというのを聞いていると、スポーツの要素よりもレジャーの要素を増やした方が女性ゴルファーが増えるという論調だったからです。
ゴルフは18ホールプレーだと、プレーに費やす時間は約5時間。自宅からの行き帰り、そして昼食やお風呂に入る時間を含めると8時間近くかかります。そしてプレー以外に占める時間が多いことを考えると、これからゴルフを始める女性(もちろん男性も)にとっては、スキーやスノボに行くのと同じぐらい時間拘束されます。そして、プレー以外にやることが多いことを考えるならば、レジャーの要素を増やした方が新規ゴルファーに対して取っつきやすいし、参入しやすくなるという論調でした。
対して、ゴルフにはスポーツという側面もあります。ゴルフはただボールを打つだけでなくスコアを付けて、スコアを競うゲーム。初心者にはいきなりスコアを付けると悲しい現実が待ち構えますが、ある程度キャリアを積んで来ると、スコアアップを目指すことがゴルフに対する情熱(やる気)を高めることになるからです。
かつてボビー・ジョーンは「ゴルフは2種類ある。ひとつは競技ゴルフ、もうひとつは競技ではないゴルフ」
これは今でも通用する定義だと思いますが、今どきは、競技ではないゴルフはレジャー化しつつあると思います。そして競技に出る出ないにかかわらず、競技志向(スコアメイク)があり、1日時間を費やすレジャーとしてでなく、サクッとできるスポーツとしてゴルフを楽しみたい層もいると思います。それはどんな層かというと、、、、
18ホールスルーでプレーしたい(もしくはサクッと9ホールプレー)
ゴルフ場で豪華な食事を取りたいと思わない
プレー中はプレーに専念する(喫煙、飲酒をしない)
乗用カートに乗らず、歩いてプレーしたい
セルフプレー(キャディバッグを担いでプレー)
スポーツとしてのゴルフは競技性を楽しみ、そして競技以外の部分にはあまりこだわりを持たないことです。水泳する時には水泳そのものを楽しむのと同じと言ってもいいかと思います。そして水泳がそうであるように、ゴルフににおいても初心者でもスポーツとしてゴルフを楽しむこともできます。
対して、レジャーとしてのゴルフはスコアにこだわるよりも景色を楽しんだり、同伴者と会話を楽しんだり、食事を楽しんだり、お風呂に入ってリラックスしたり。ディズニーランドで1日楽しむのに近いと思います。
ゴルフの魅力はスポーツでありながらも、レジャーとしても楽しめる所にあるのではないかと超私的に思っています。スポーツとしてゴルフを楽しむならば担ぎセルフでサクッと9ホールがお勧めですし、レジャーとして楽しむならば景色が素晴らしいコースでプレーしたり、レストランの食事が美味しい所でプレーするのがお勧めです。
ゴルフの楽しみ方はいくつもあります。それをきちんとPR、そしてアナウンスしていくことが女性ゴルファーを増やすだけでなく、男性新規ゴルファーをも増やすことにつながると思います~。
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マーク金井 ここだけの話
明日
3月25日 月曜日21時からです
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2019年03月05日超私的な考察 ゴルフスイングは円運動というのは本当なのか!?
YouTubeのアナライズチャンネル 教えてマークさん 第一回目配信開始しました
何気なく使っているゴルフ用語ですが、あれ?どういうことだっけ?というのが少なくありません。そんな今さら聞けない、なかなか聞けないことを説明しちゃいますよ。
そして2作目も公開開始
今から45年前、中学3年生の頃はゴルフに夢中でした。自宅のそばの練習場に毎日のように通い、それからショーコース、河川敷コース、そして山のコースに出ました。山のコースとは関西ならではの言い回しで、河川敷ではないコースのことを指しています。
その45年前に通ったコースに、なんとなんと、昨日プレーしてきました。ひとつは淀川河川敷の京阪ゴルフ倶楽部もうひとつはあいがわゴルフコース(旧あいがわカントリー倶楽部)。
京阪は当時としては珍しくベントグリーンがあるコースで、自宅からバスで通えました。あいがわは生まれて初めてキャディのバイトをしたコースで、キャディの後や休場日にプレーさせていただきました。当時のゴルフクラブは今と全然違い、ドライバーは木のヘッドにスチールシャフト、アイアンは昔ながらのマッスルバックにスチールシャフトです。今でも覚えてますが、その頃はドライバーもアイアンもミズノのセンターフラッグを使ってました。
今回はANAの収録でのプレー。まさか自分が育ったコースで収録するとは思いもよりませんでしたが、45年前よりもショットは格段に安定し、ドライバーの飛距離も今の方が出ています。これは何よりも道具の進化の恩恵を受けているからだと思います。パットに関しては昔も今もショートパットが苦手なままですが、それでも慣性モーメントが大きなパターの登場のお陰でミスしてもカップに入る確率が上がっています。
45年前は無我夢中でボールをたくさん打てば上手くなると思ってました。1日に200級以上打つのはザラで多い時は300級ぐらい打ちました。今でも覚えているのは、「すくい打ちでは上手くならない、上から打ち込め」というアドバイス。上から打ち込む練習として膝立ち打ちも練習してましたが、膝立ち打ちは何度やっても50センチぐらい手前をダフってました。
今では膝立ち打ちでダフることもなくなり、打ち込むことを意識しなくてもヘッドが上から(正確にはプレーン上から)入り、アイアンの軌道はダウンブローになっています。今となっては笑い話ですが、当時は結果として見えている形をなぞる練習ばかりしてました。
そして、もうひとつ勘違いしていたのがインパクトゾーンのイメージです。当時はアップライトなスイングが流行っていたこともあって、「インパクトゾーンが長い」のが良いとか、ヘッドの軌道は円運動ではなくて楕円運動。インパクトゾーンでは直線部分があるというのが「良いスイング」という風潮があったのを記憶しています。
ですが、今では楕円を意識することはまったくありません。ゴルフスイング物理学の著書である小澤康祐さんもおっしゃってますが、ゴルフスイングは、、、
円運動(楕円ではなく真円)
ショートパットを除けば、ドライバーでもアイアンでもウエッジでも円運動を強く意識してスイングしています。円運動を意識しているので、ダウンスイングからインパクト、そしてフォローにかけてはヘッドが直線ではなく、曲線を描くように振ることを強く意識しています。ゴルフスイングを車の運転に例えるならば、インパクトゾーンではカーブを曲がるように、ヘッドが丸く動くように心がけています。
では、なぜ今は円運動を意識しているのか?
一番の理由は物理的に理にかなっているからです。小澤さんの著書でも書かれてますが、遠心力というのは円運動した時に発生します。言い換えれば、楕円運動をしたら効率よく遠心力を発生させることは物理的に不可能です。
例えば、ひもの先に重り(5円玉)をつけてくるくると回してみて下さい。くる回せば円運動(真円を描く)をしますし、速く回せば遠心力が強くなるのを体感できます。もし、速く回している時に楕円に動かそうとすれば、その時点で回転速度は落ちますし、遠心力も弱くなります。
ゴルフスイングもしかりです。
もしもインパクトで直線的にヘッドを動かそうとすれば、その時点でヘッドスピード(遠心力)が落ちてしまうのを避けられません。加えて、クラブヘッドの形状を考えると、インパクトゾーンでヘッドをまっすぐ動かそうとすればするほど、フェースは閉じる方向ではなく、開く方向に回転しやすくなるのです(このフェースが開くメカニズムについては、小澤さんの著書、ゴルフスイング物理学に詳しく説明がなされてます)。
今回、取材で2のゴルフ場で9ホールをプレーしましたが、いずれもティショットはノーミスです。心がけたのはとにかくヘッドを円運動させること。メリーゴーランドのように、空中ブランコのように、とにかくインパクトゾーンではヘッドが直線運動ではなく円運動することを心がけたら、すべてのショットで捕まったフェードボールが打てました。
ゴルフは物理です。
クラブヘッドがインパクトゾーンでまっすぐ動く時間があったら、物理的にヘッドは円運動しませんし、遠心力を効率良く発生させることもできません。これはまぎれもない物理的な事実であり、円運動させることが飛んで曲がらないショットを打つことにもつながるのです~。
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2019年02月07日超私的な考察 ここ一番で曲がる人、練習の成果がコースで出ないアマチュアゴルファーの特徴とは!?
YouTubeのアナライズチャンネル
新しい動画配信開始
マーク金井のヘッドスピードアップセミナーその2
ご視聴よろしくおねがいします。チャンネル登録もお願いします
先週のボウリングで痛めた右手の回復が遅れ、今週はボウリングとスノボは休むことにしました。痛めた状態で無理に練習しても上手く身体が動きませんし、痛め場所をかばって動作を行なうと他の場所を痛めることになりやすいからです。雪がいい時期にスノボを我慢するのは辛いですが、ここは辛抱して身体の回復に務めます。国技館がある両国に日帰り温泉があるので、しばらくは温泉通いするつもりです。
さて、1月はテレビ東京のゴルフ番組と、ANAの機内番組で「マーク金井の至極のゴルフ一人旅」に出演しました。ゴルフ一人旅は2月以降も続き、撮影も順調に進んでいます。どちらの番組もゴルフ場を実際にプレーしますが、マーク金井の場合、カメラが回っていようといまいとショットの内容、スコアは普段とはほとんど変りません。むしろ、カメラが回っている時の方が、ショットもスコアも良くなることが少なからずあります。
では、皆さんは撮影でカメラが回った時や、コースに出た時のショットの内容、スコアはどんな感じでしょうか?
練習よりも本番(コース)の方がショットが良い
練習よりも本番(コース)の方がショットが悪い(ミスが出やすい)
練習も本番(コース)もほぼ同じ
この3つの中で、一番多いのは真ん中の「練習よりも本番(コース)の方がショットが悪い」ではないかと思います。そして、これに当てはまる人の多くは、「自分はプレッシャーに弱い」とか「メンタルが弱い」と思いがちです。
確かにプレッシャーに強いよりは弱い方が本番でミスが出やすいです。確かにメンタルが強いよりは弱い方が本番で失敗しやすくなります。でも、超私的に言わせていただくと、本番でミスを減らすためにやるべきことは、プレッシャーに強くなることでもなく、メンタルを鍛えることでもありません。それよりも、もっとやるべきことがあります。
練習と本番とのギャップを埋めるために真っ先にやるべきこと、、、、
それは、本番に直結する練習をすることです。改めて説明するまでもありませんが、コースに出れば打ち直しはできません。すべて1球勝負です。対して練習場ではどうでしょう。多くのアマチュアゴルファーは同じクラブで何球も続けて打ってます。週刊ゴルフダイジェストの記事でも書かれてましたが、何球も続けて打てばいいショットは出るのは当たり前です。加えて何球も打てるからノープレッシャーです。
そして本番に弱い人ほど、何球も続けて打った時のないショットをコースに出た時に打ちたくなっています。プレッシャーがかかった場面でも、ノープレッシャーで打てた時のショットを打ちたくなっています。シチュエーションがまったく違う練習をしておきながら、本番でミスが出てしまうと、「自分はプレッシャーに弱い」とか「自分はメンタルが弱い」と自己分析しているのです。
では、どうすれば練習と本番(コース)でのショットのギャップを埋められるのか?
一番簡単、かつ実践的な練習は、打ち放題の練習場に行き、ボールをできるだけ少なく打つことです。
例えば、1時間1000円で打ち放題の練習場ならば、ドライバーを1球だけ打つ。1球だけ打ったら、それで練習を終了して下さい。
なんとももったいない練習ですし、もしもミスショットが出たら悔しくてたまりません。すぐに打ち直ししたくなると思いますが、それをグッと我慢するのです。
もちろん打つのは1球だけですが、素振りは何度やっても構いません。フレループやゴルフの竪琴といった練習器具を使って練習するのもOK。素振りを自撮りしてスイングチェックしてもいいです。でも、1時間でボールを打つのは1球だけです。
打ち放題ではボールをたくさん打った方がコスパがいいし、得した気になります。しかしながら、たくさん打てば打つほど1球に対して雑な打ち方になります。たくさん打てば打つほど1球の重み、「打ち直しができないのがゴルフ」であること忘れてしまうのです。
練習場で何をするかを、どれだけボールを打つかはゴルファーが選択できます。打ち放題でボールをたくさん打ってしまうと練習した気になりますが、練習で打てたナイスショットをコースで打つのは困難を極めることになるのです~。
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2019年01月10日超私的な試打インプレッション キャロウェイ エピックフラッシュスター
月曜日に続き、今日もサクッと朝イチの新幹線に乗り込んで早朝スノボ。このブログがアップされる時間にはすでに滑り終えて返りの新幹線に乗ってます。たった2時間そこそこで帰るなんて「もったない」と思うかも知れませんが、2時間ガッツリ滑ると相当な運動量。担ぎセルフで18ホールプレーするよりも体力を消耗します。
加えて、滑走時間が2時間ぐらいだと「もうちょっと滑りたい」という後ろ髪を引かれる気持ちを残してゲレンデを後にします。このおかげで、帰りの新幹線ではすでに「また滑りに行きたい~」という気持ちになるんです(笑)
さて、新年早々ゴルフ業界はにわかに活気づいてます。火曜日はキャロウェイの新作エピックフラッシュの記者発表が六本木で開かれ、明日(金曜日)はテーラーメイドの新作者発表でM5とM6が赤坂でお披露目。そして、今月下旬にはピンの新製品記者が待ち構えています。この3社は2018年に業績を伸しているだけに、2019年モデルもかなり気合いが入っています。
いずれの新製品も新たなテクノロジーを付加していますが、キャロウェイがアピールしたのがAI。AIとはartificial intelligenceの略語で、日本語に訳すると人工知能。例えば、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピューターに行わせる技術のことをAIと称されています。
キャロウェイは昨年末からティザー広告で「ドライバーはAI時代へ」というキャッチコピーで新製品の登場感を煽っていましたが、今回フェース設計においてAIを活用したそうです。AIによって、今まで見たことがないような波型形状のフェース(裏面)を作り上げました。記者発表でフェースのモック(模型)を実際に手に取りましたが、従来のフェースと決定的に違うのが、フェース中央部分の厚み。
エピックフラッシュのフェースは中央部分が薄くて、その周辺が分厚い!!!!!!
従来のフェースの作りとは真逆です。フェース中央を薄くすると反発係数(CT値)がルール上限を超えそうな感じがしますが、そこはAI。ちゃんとルール適合内になっているとのことです。
手にしてみた第一印象は、、、、
初代エピックスターとローグスターを足して2で割らない感じ!!!!!
エピックフラッシュは投影面積が拡大されています。ソールを見ないでアドレスするとローグスターとうり二つ。形状的には前作よりも慣性モーメントを増大させ、かつ重心を深くしたい意図が窺えます。
ソール側に関して言えば、これは初代エピックスターを踏襲。ネックはリジット(固定)というのも前作ゆずりですし、バックフェース側のペリメーター・ウエイティングも前作ゆずりです。
そして、前作ゆずりになっていないのが、、、、クラウン側です。
前作には空気抵抗を軽減するために「スピード・ステップ」と呼ばれる膨らみがありましたが、エピックフラッシュスターにはそれらしきモノがありません。クラウン側はつるんとしています。そしてフェースから15ミリくらい後ろ側にフェースを同じような形状の曲線が1本入ります。どんな意図なのか分りませんが、これみよがしなぐらい境界線がクッキリと入っているのです。
純正シャフトは今回もフジクラと共同開発した、キャロウェイオリジナルのスピーダーエボリューションが装着されてます。試打シャフトはRでしたが、中間から先端にかけて滑らかにしなるタイプです。
では、実際に打ってみてどうだったのか?
「ガキン」というど派手なインパクト音にビビりました。フェースが割れるんじゃないかというぐらいの音とともにボールが鋭く前に前に飛び出します。芯を喰った時の手応えとしてはフェースが分厚く感じるのですが、ボールが大きく潰れる感じはありません。これまで打ったことがない手応えです。ルールを超えた高反発ドライバーのインパクト音とも異なりますが、ボール初速はしっかり出ています。
そして、とにかくスピンが少ない!!!!
試打ではロフト10.5度を打ったのですが、打出しは10.5度らしく高めですが、スピン量はロフト9.5度を打った時と同じかそれ以上少ない感じです。初代エピックスターに比べると、このエピックフラッシュスターの方が重心が浅く、重心が浅い分だけスピンが減っているのでしょう。
前回のブログで書いたエピックフォージドと比べるとこんな感じです。
超私的な試打インプレッション キャロウェイ エピックフォージド
打感 エピックフォージド◎ エピックフラッシュスター△
ボール初速 エピックフォージド○ エピックフラッシュスター◎
弾道高さ エピックフォージド○ エピックフラッシュスター○
スピン量 エピックフォージド○ エピックフラッシュスター◎
石川遼プロは、従来のドライバー(XR)に比べると、エピックフラッシュサブゼロにしてキャリーが平均8ヤード伸びたそうです。マーク金井に関しては、芯を喰った時で比較すると、エピックフォージドよりもエピックフラッシュスターの方がボール初速が少し上がり、キャリーも3ヤード前後伸びてます。飛距離性能は明らかにエピックフラッシスターの方が出ている感じがします。
YouTube「マークカナイの試打職人」でも試打インプレしてますので、こちらもご覧いただけると嬉しいです~。
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マーク金井打たずにいられない
おそらく世界最速試打動画
PXG0811X GEN2ドライバー
こちらでスイングのレベルアップを!
レディース用も販売開始しました
おまたせしました〜
フレループにレディースモデルが登場。
商品仕様
長さ:39インチ
総重量:525g
シャフトカーブ:800r(半径80cmの曲線)
重さは変わらないのですが、長さが1インチ短くなってます。これだけでかなり違いますよ。レディースだけ注文してもらっての取り寄せになるので、発送までお時間いただきます。よろしくおねがいします。
2018年12月11日超私的な考察 アマチュアの多くががシャフトクロスになりやすい本当の原因とは!?
12月15日開催の、ゴルフの竪琴 セミナー、フレループセミナー、まだ空きがあります。この機会に是非⇩クリック
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久々練習場ミシュランです
本格的な冬がやってきました。昨日の関東エリアは今年一番の寒波の影響で真冬並の冷え込み。久しぶりに若洲ゴルフリンクスでプレーしましたが、シャカパンと速暖を着込んでのプレー。肌に一番近い部分を保温し、アウターは風を通さないウエア。このおかげで、なんとかブルブル震えずに18ホールを回り切ることができました。
クラブは普段よりも多めで13本。ドライバーは2本持ち込み、1本は先週作り上げた、スチールシャフトで43インチに仕上げたバンパー。もう1本は2018年のエースドライバーになってくれたテーラーメイドのM3です。前半のインで43インチのバンパーを使ったのですが、ティショットはすべてフェアウェイキープ。それもほとんどがフェアウェイセンター。弾道はストレートから軽いドロー。同伴者から「みんゴル」みたいと言われるぐらい、ティショットはパーフェクト。エースドライバーよりも10~15ヤードほど飛ばない感じでしたが、「世界一やさしいドライバー」であることを改めて実感できました。
後半で使ったM3は43インチのバンパーよりも距離は出るものの、方向性はバンパーほど安定しません。OBや林に打ち込むことはありませんでしたが、タイミングが少し狂うとプッシュアウトや引っかけ気味の弾道になります。今どきのドライバーは慣性モーメントが大きくてミスに強いと言われてますが、それは物理的にやさしいわけで、人間工学的にはやさしくないことが実感できました。バンパーはセンターシャフトのような構造なのでルール適合ではありませんが、改めて、センターシャフトの方が人間工学的には打ちやすく、かつ方向性も安定してくれます。
初心者ならば、さらにバンパーのやさしさを体感できるのではないかと思っています。これからは初心者、ゴルフ未経験者にスチールシャフトで43インチに仕上げたバンパーを実際に打ってもらうことを始めてきます。
さて、物理と言えば、日曜日(12月9日)に「ゴルフスイング物理学」(実業之日本社刊)の著者である、スポーツトレーナーの小澤康祐さんを神田のスタジオに招いて物理学セミナーを実施しました。小澤さんがゴルファーを前にしてセミナーを実施するのは、実は今回が初めて。初めてにも関わらず、ゴルファーがスイングで悩んでいることを、物理的かつ人間工学的にレクチャーして下さいました。
小澤さんのレクチャーは、これまでのゴルフの常識を覆すようなことが多々ありますが、クラブという道具についての造詣が深く、そしてクラブを正しくコントロールする方法を実にわかりやすく、実に実践的に説明してくれます。加えて、セミナー受講生が実際に実験台となって、ゴルフスイングを構成させる要素について具体的に教えてくれます。
例えば、アマチュアゴルファーに多いシャフトクロス。
シャフトクロスとはトップでシャフトが飛球線をクロスする(飛球線よりも右を向く状態)ことです。シャフトクロスはオーバースイングの原因になるだけでなく、インパクトの再現性が低くなり、ボールが右にも左にも曲がりやすくなります。このシャフトクロスになる理由についても、小澤さんは実に物理的に説明して下さいました。
「シャフトクロスはテークバック前半、ヘッドが低い位置のままインサイドに引きすぎ、その反動でテークバック後半でクラブを担ぎ上げてしまうことによって発生します。では、なぜテークバック前半でヘッドを低く位置のままインサイドに引きすぎるのかというと、それはクラブが重いからなんです」(小澤さん)
説明するまでもありませんが、テークバックではクラブを頭の高さぐらいまで持ち上げる必要があります。そしてクラブを持ち上げるにはエネルギーが必要ですが、テークバック初期にヘッドを持ち上げないでインに引くのには大きなエネルギーが必要ありません。加えて、ヘッドを持ち上げないでインに引くと「運動のはずみ」が付き、この「運動のはずみ」が付いた方が、ヘッドを頭の高さに持ち上げやすくなるのだそうです。
ゴルフクラブに限りませんが、ある程度重さがある物体を頭の高さに持ち上げるのにはかなりのエネルギー(パワー)が必要なりますが、初期動作で「運動のはずみ」を付けると、持ち上げやすくなる。ゴルファーは無意識にそれが分っているから「運動のはずみ」を付けるために、テークバック初期でヘッドを低い位置のままインサイドに引く動きをやってしまうのです。
シャフトクロスを矯正するには、テークバックの初期でヘッドを低いままインサイドに引く動きを止めることですが、それには正しい「運動のはずみ」を付ける必要があります。その感覚をやしなうのに役立つのが左手だけでのテークバックです。
左手だけでクラブを持ったら、そこからヘッドからではなくグリップエンドを真っ直ぐ後ろ側に「グイッと」引きます。わざわざグイッとと書いたのはスピードが欲しいからで、グリップをグイッと真っ直ぐ後ろに引いた時、ヘッドがワンテンポ遅れた感じで動くように心がけて下さい。
そして、ヘッドがワンテンポ遅れて動き出したら、始動のスピードを利用してヘッドをヒョイッと持ち上げて、ヘッドを背中側に持って行きながら一気にトップの形を作るのです。言葉にすると難しいですが、初動のスピードを生かせるようになると、ヒョイッとクラブが動き、かつクラブヘッドを背中側に持って行け、レイドオフのトップを作れるようになります。
動画をご覧になっていだけると分りますが、ポイントはスピードです。テークバックをゆっくりやるとヘッドをヒョイッと背中側に持ち上げることはできません。誤解を恐れずに言うと、テークバックのスピードを上げるだけでもシャフトクロスを矯正できます。クラブをヒョイッと持ち上げ、かつヘッドを背中側に持って行くには、もうひとつコツがあります。それについては次回じっくりと説明しましょう~。
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