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2019年05月28日超私的な考察 じりじり暑い日にゴルフをする時、少しでも暑さを和らげるコツとは!?

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先週後半から日本全国の気温はグイグイ上昇。神田では朝10時にはすでに30度を超えています。この暑さに対応すべく、昨日から半ズボンを履いています。日本ではクールビズでノーネクタイが当たり前になりつつありますが、ここまで日中の気温が高いならば、老若男女を問わず半ズボンでの仕事を認めた方が良いと超私的に思っています。

 

 

東京都が東京オリンピックに向けて、暑さ対策で頭に傘を差すアイテム(かぶる傘)を試作したとのことですが、この手のアイテムは釣りの世界では当たり前なアイテムらしいです。かぶる傘はサイズをコンパクトにすればトーナメントの観戦用としては重宝しそうな感じがしますが、ゴルフのプレーで使うとなるとどうでしょう。ゴルフの場合は下を向いている時間が長いので、後頭部、そして首の後ろ側を日除け出来る工夫があれば試してみたく思っています。

 

 

さて、最高気温が30度を超えてくるとゴルフにはかなり厳しいコンディションとなります。林間コースならば日陰を歩けば日焼けを軽減でき、かつ暑さもしのげます。しかしながら、河川敷コースのように日陰がほとんどないコースだと、暑さをしのぐためにはプレーヤーが色々と画策する必要があります。

 

 

 では、何を用意して、何をすれば日焼け、そして暑さを少しでもしのげるのか?

 

 一番、効果がある対策、、、、それは日中(午前10時~午後3時)の間はプレーしないことです。

 

ゴルフは日中するのが当たり前と思っている人にとっては、「それじゃ答えになっていない」と思うかもしれませんが、これがもっとも効果的な対策です。今の時期は朝4時過ぎから明るく、そして夕方も午後7時近くまでは明るいです。日照時間が長いことを考えれば、ゴルフは朝4時30分から10時まで、もしくは午後3時以降から7時までという風に2部制にすることを超私的に推進したいです。ゴルフ場のスタッフはオペレーションが大変だと思いますが、ここは頭を切り換えていただきお客様視点での対応をしていただけると嬉しいです。

 

プレー時間を変えるだけで日焼け対策、暑さ対策はかなり解消できます。実際、マーク金井はよほどのことがない限り、この時期(6月~9月)は日中にプレーしません。早朝、もしくは薄暮をサクッと9ホールプレーしています。担ぎセルフ、歩きでの9ホールプレーに慣れてくると、9ホールで物足りなさを感じることはありません。実際、運動量も乗用カートに乗って18ホールプレーするよりも多いです。

 

 

プレー中で心がけたいことは、できるだけ肌を露出しないこと。日焼け止めを塗るのもありですが、それよりも肌を露出しない方が日焼けしませんし、暑さ対策にもなります。例えば、半袖、半ズボンでプレーするならば、アームカバー、レギンスを装着することを強くお勧めします。手前味噌ですが、この2つを着用するようになってから日焼けしづらくなっただけでなく、疲労も軽減しました。

 

 

そして、意外と知られていないのが目からの日焼け。目が日焼けするのは肌が日焼けするのと同じだというエビデンスもあるので、サングラスの着用を強くお勧めしたいです。サングラスは慣れていないとダフりのミスショットが出やすくなるので、できれば練習場とかで事前にサングラスでボールを打っておいた方がいいでしょう。

 

 

後は、水分補給と冷やし。

 

 

最近はゴルフショップでも売られてますが、氷のうは重宝します。氷のうを首筋にあてがうだけでかなり涼しくなります。飲み物については、水、もしくはスポーツドリンク。喉が乾いてからではなく、喉が渇く前に飲んだ方が脱水症状になるのを防げます。

 

 

果物もお勧めです。バナナとかスイカとか夏の果物は身体を冷やす効果があるとも言われています。糖分も適度に取れるので、お昼にがっつり食事するよりも、プレーの合間にバナナをほおばった方が暑さをしのぎやすくなります。。

 

 

そして、そして一番大事なことは頑張って無理してプレーしないこと。暑くて身体がダルいと思ったならば、あと3ホール、あと1ホール残していたとしても、その場でプレーを終えて下さい。実は、これができなくて熱中症になってしまうアマチュアが非常に多いのです。

 

ゴルフをして熱中症になってしまっては元も子もありません。超私的なことを言わせてもらえるならば、最高気温が30度を超えたらプレーは9ホール以内というルールを定めたいです~。

 

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2019年05月26日超私的な考察 手打ちの人が手打ちから抜け出せない物理的な理由とは!?

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昨日はアナライズセミナーデー。前半はセミナー参加者から「手打ちを矯正するセミナー」を実施して欲しいと言うリクエストから生まれた「体幹セミナー」、1時間の休憩後は、距離の短いアプローチを打つ基本をレクチャーする「アプローチセミナー」を実施しました。

 

「体幹セミナー」につきましては初めての開催ということもあり、撮影スタッフも立ち会っています。これまでのセミナー同様、マーク金井はどんなセミナーも完全アドリブで、なおかつ進め方については受講生の反応によってレクチャーすべき内容を吟味しています。

 

 

他のセミナーについてもそうですが、開始直後は受講者に質問を投げかけます。まず投げたのは、「ゴルフスイングにおける手打ちとはどんな動作」なのかについて。返ってきた答えというのは、、、

 

 

・手先でクラブをコントロールしようとしている
・手先や腕の力に頼ったスイングをしている
・身体の運動量に対して手や腕の運動量が多い
・手や腕に余計な力が入ってスイングしている

 

 

ざっとこんな感じの答えをいただきました。それぞれの答えはすべて手打ちに該当しますが、ひとつ抜け落ちていることがあります。それは、、、

 

 

 インパクトで骨盤(腰)の開きが非常に少ない!!!!

 

 

実は、手打ちになっているかどうかを見極めるポイントで欠かせない要素というのは、骨盤(腰)の開き具合なんです。言い換えると、アマチュアゴルファーの場合、インパクトで骨盤(腰)の開きが少ない人というのは、90%以上の確率で手打ちになっている可能性大なんです。

 

 

逆に言うと、体幹を使ったスイングというのは、、、

 

・手先や腕でクラブをコントロールしようとしていない
・手先や腕の力に頼ってスイングしない
・身体の運動量に対して手や腕の運動量が少ない
・手や腕に余計な力が入らないでスイングしている。

 

そしてもうひとつの要素は、、、、

 

・インパクトで骨盤(腰)の開きが大きい!!!!!

 

 

ではどこをどう意識すれば手打ちか脱却し、プロのように体幹をしっかり使ったスイングができるのか?

 

 

体幹をしっかり使う意識を持つこと、手や腕を使わない意識を持つこと、手や腕から余計な力を抜くこと、インパクトで骨盤(腰)を開く意識を持つこと、、、、

 

 

これらを意識したら手打ちを解消できると思っている人が少なからずいますが、超私的なことを言わせてもらうと、答えは限りなくノーです。何故かと言うと、これらのことを意識したからと言って体幹をしっかり使えるスイングになるとは限らないからです。

 

 

では、どうすれば手打ちを解消できるのか?

 

まず意識すべきことを物理的に身体が動くメカニズムを理解することです。手打ちになっている人には共通した動きがあり、それは、体幹(身体の中心)が先に動くのではなく、末端(手や腕)が先に動いてしまっています。そして末端(手や腕)が先に動くから、体幹(身体の中心)が止まり、そしてインパクトで骨盤(腰)を開けない状態に陥っているのです。

 

 

では、末端(手や腕)が先に動くと、なぜ体幹(身体の中心)が動かなくなるのか。なぜ、インパクトで骨盤(腰)を開けないのか!?

 

 

これを証明するのに役立つのが、ツイスターとかツイストボードと呼ばれる健康器具を使ってのシャドースイング。ツイスター(ツイストボード)というのは円盤状の健康器具で、レコードプレーヤーのようにクルクル回ります。これに乗ると足場はガッチリと固めたくても固められません。

 

このツイスターに乗ってトップの形を作り、そこから腕をダウンスイング方向に振ってみて下さい。そうすると、末端(手や腕)を振り下ろすと、その反動で腰は開く方向ではなく閉じる方向に回転させられてしまいます。そうです、末端(手や腕)を動かすほどに、反作用として体幹(身体の中心)は動かそうと思っても動かすことが非常に難しくなるのです。この動きのメカニズムは地面の上に普通にアドレスしてゴルフスイングをしても同じ動きになりやすいのです。

 

ゴルフは物理です。

 

 

手打ちを解消するには物理的に発生する作用と反作用の動きについて正しく理解すること。大事なことなので繰り返します。手打ちになっている人は、末端(手や腕)が先に動きいているから手打ちから抜け出そうと思っても抜け出せないのです。手打ちを解消するためにまず取り組むべきことは、末端(手や腕)からではなく、体幹(身体の中心)が先に動き始めること。体幹(身体の中心)を先に動かす感覚を養う方法については、近々YouTubeで公開される、「体幹セミナー」にてじっくりと説明しています~。

 

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2019年05月21日超私的な提案 風に負けない球を打つのに本当に適したクラブとは!?

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今年からメジャー第2戦となった「全米プロゴルフ選手権」は、初日からトップを維持していたB・ケプカが最終日にスコアを4つ落としながらも、2位に2打差を付けて2連覇を果たしました。2打差の2位に入ったのは、最終日にスコアをひとつ伸したD・ジョンソンジョンソンはこれでマスターズに続いて2連続で2位です。

 

国内勢では3日目に6位につけていた松山英樹選手が通算3オーバーの16位で終戦。最終日は風が強い厳しいコンディションと折り合いが付かず、6ボギー、2ダブルボギー、3バーディーと77を叩いてホールアウト。厳しいコンディションとはいえ、サンデーバックナインでスコアを大きく落としたのはなんとももったいないですが、一番悔しい思いをしているのは松山選手本人でしょう。

 

 

最終日は朝5時過ぎからテレビ観戦していましたが、一時はDJケプカに1打差まで詰め寄るシーンがありました。勝負の分かれ目となったのが16番ホール。DJはフェアウェイから打ったセカンドショットがグリーン左奥にオーバー。深いラフからのアプローチを寄せきれずボギーとしてしまい、続く、17番パー3もティショットが乗らずボギー。大詰めとなる上がり3ホールでボギーを2つ叩いたことで潮目が変わり、勝利の女神はケプカに微笑みました。

 

 

ちなみに同じ16番でケプカはフェアウェイからの第2打をピンではなく、一番安全なピンの左手前にオン。バーディーを狙うのではなく、絶対にボギーを叩かない戦略を貫いたのはさすがです。解説の丸山茂樹プロもおっしゃってましたが、メジャーの勝ち方を分っているプレーぶりはお見事でした。

 

今年の全米プロは風が吹かなくても難易度が高いベスページのブラックコース。3日目までとうって変わり、最終日は全英オープンのような強い風が吹きました。「風が吹かなければゴルフじゃない」という格言もありますが、風は空のハザード。世界の一流どこであってもボールコントロールが非常に難しくなります。

 

 

さて、この強風下でのゴルフ。

 

アマチュアの場合も風が吹くと途端にスコアメイクが難しくなります。風の強さによっても変わりますが、強い風が吹けばハーフ3打ぐらいは簡単に悪くなるのが普通。逆に言えば、風が強い時に大叩きしないコツは、「今日はいつもより3打悪くて普通」と素早く切り替えること。飛距離もアゲンストが強い時は「普段よりも2割飛ばない」と思ってプレーすることです。反対に、風が強い時にいつも通りのスコア、いつも通りの飛距離を出そうとすると、、

 

  •  風でボールが変な所にいくと腹が立つ
  •  変な所から難易度の高いショットを選択してしまう
  •  スコアが悪くなると、取り戻そうとして余計なことをしてしまう
  •  風に負けまいとしてスイングに力みが発生する
  •  風に負けまいとして普段やらないことをやってしまう(例えば、ボールを右に寄せる。例えば、低い球を打とうとしたくなる)

 

アマチュアの場合、余計なことをやって上手くいくことはまずありません。風が強い日は風でスコアが悪くなる以上に、風に対応としようとして余計なことをしでかしてスコアを浪費しているのです。

では、風の強い時は何もしなくてもいいのか?

 

風の計算以外ややらない方が賢明でしょう。。そしてもう一つは風に強い球が打てるクラブをできるだけ多用した方が、風の読み違えを減らせ、それはスコアメイクにもつながります。

 

では、どんなクラブが風に強いクラブなのか?

 

 

 

感覚やイメージではなく、物理で考えると簡単に答えが出ます。ゴルフはボールが空中に上がって飛びますが、その時、ボールにはバックスピンがかかっています。と言うことは、ボールが低く飛ぶクラブ、バックスピンができるだけかかりづらいクラブが風に強いクラブです。

 

 

もうお分かりですよね、、、、

 

 

ゴルフクラブの中でもっとも低く飛んで、バックスピンが掛からないクラブとは、

 

 

 パターです!!!!

 

パターでは風では最強のクラブです。もちろんパターは飛距離が出ません。飛ばすという意味ではパターは一番不利なクラブですが、風にはもっとも有利なクラブです。マーク金井はパターでアプローチを打つことが非常に多いですが、パターならば風が強くても、風の計算は他のクラブよりも少なくて済みます。なので、パターで打てるような場所にショットを打つことができれば、風が強くても風に翻弄される度合いは減ります。

 

 

パターの次に風の景況を受けづらいのは、できるだけロフトが少なく、重心が浅いクラブです。

 

例えば、100ヤードの距離を打つならば、PWよりも9番、9番よりも7番アイアンで打った方が風の影響を受けません。ロフト20前後のUTで打てばさらに風の影響を減らすことができます。普段から100ヤードの距離を7番で打ったり、UTで打つことに慣れていれば、風が吹いても風の影響を減らすことができるのです。

 

 

 ゴルフは物理です。

 

 

風の影響を減らすのに一番確実な方法は、風の影響を受けにくいクラブを使ってプレーすることです。そのためには、日頃から100ヤードをいろんなクラブで打つ、150ヤードの距離をいろんなクラブで打つことに慣れ、距離感を掴んでおくことだと超私的に思っています~。

 

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2019年04月30日超私的な考察 平成時代でゴルフクラブはどんな風に進化したのか!? その3

アナライズからお知らせ

アナライズでは、4月27日(土) 〜 5/6日(月) まで休業とさせていただきます。

ご注文は随時承っておりますが、ご対応(メール返信)・発送等は休み明け、5月7日からとさせていただきます。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。


平成時代もいよいよ今日が最終日。今年のGWは10連休ですが、マーク金井はいつも通りに神田に通い、昨日は「ゴルフスイング物理学」の著者であり、「ゴルフ・ボディ・フィッティング」の著者でもある小澤康祐さんのセミナーをアナライズ神田スタジオで開催しました。

小澤さんのセミナーを神田のスタジオで開催するのはこれで3度目。いずれも一般募集する前に満員御礼です。3時間という長丁場のセミナーですが、始まるやあっという間に
終了時間がやってきます。

 

さて、平成ドライバー列伝も今回で3回目。

 

2008年9月15日にリーマンショックが起こりましたが、ゴルフ業界にもその影響は少なからずありましたが、ことドライバーの進化についてはブレーキがかかってません。ドライバーヘッドの大型化、そしてルール改正によって高反発が規制され、新たな飛びの提案をクラブメーカーが模索していたからです。

 

 

 前回も書きましたが四角形ヘッドは2007年に登場しましたが、市民権を得ることはできませんでした。メーカー側もそれをいち早く察知し、四角形ヘッドは急激に終息。ヘッド形状は丸型まま進化を続けていきます。

 

2010年以降のドライバーに関しては、タイトリストの910シリーズとテーラーメイドのSLDR。どちらもシャフト脱着式のカチャカチャ式。シャフトの装着方向を変えることでフェース向き、リアルロフト、ライ角が調整できます。また、SLDRのソールにはレールが配され、フリーウエートをトウ&ヒール方向に移動させることで、重心距離を変えられるようになっています。ソールにレールを配すしてフリーウエートを移動させるテクノロジーは最新モデルにも搭載されており、テーラーメイドM5キャロウェイエピックフラッシュシリーズには標準装着されています。

 

このレールをさらに進化させて登場したのが2015年に発売されたテーラーメイドのM1。レールが左右と前後に2本。それぞれにウエートを配し、ウエートが移動できるようになっています。テーラーメイドのライバルメーカーであるキャロウェイテーラーメイドと差別化したかったのかどうか分りませんが、ビッグバーサα815シリーズでは棒状のウエートが縦に埋め込まれ、ウエートの向きを上下入れ替えることで重心位置を高くしたり低くできる機能が搭載されています。ルール改正で調整機能が適合になったことで、調整機能をアピールできるドライバーが次々と登場しています。

2016年にはナイキがゴルフクラブ(ボール)のビジネスから撤退しました。最後のモデルとなったのがヴェイパーフライシリーズ。3つのモデルがラインアップされてましたが、革新的だったのがヴェイパーフライ フレックス。単四乾電池に形状のフリーウエートがソールに埋め込まれ、向きを入れ替えることで重心位置を浅くしたり深くできました。

 

このモデルに限らずナイキは革新的なドライバーを作るのが上手いメーカーでしたが、タイガー・ウッズが使っているにもかかわらず、ゴルフクラブではシューズのような確固たる地位を築けないままゴルフクラブ業界から撤退しました。

 

 

平成終盤になってからは、豊富な調整機能、フェースの反発をルールギリギリまで高めること、低重心で低スピン弾道、そして慣性モーメントを大きくすることでミスに対する許容範囲を広げること。この4つがキーワードになってドライバーが作られています。ここ数年でエポックメイクになったのはキャロウェイのエピックから採用されたジェイルブレイクと、テーラーメイドのM3、M4から搭載されたツイストフェース。いずれもビジュアルアピールが強いのが特徴です。

 

 

 

超私的な平成ドライバー列伝はこれでおしまいです。

 

いよいよ明日から元号が令和に変わります。これからもクラブメーカーはゴルファーの期待に応えるべきドライバーを次々と登場させてくると思いますが、クラブが進化すればするほど「プロや上級者が受ける恩恵が大きい」というパラドックスが続くのは避けられないでしょう。何故かと言うと、慣性モーメントが大きなヘッドを上手く使いこなすには、ゴルファーにスキル(技術)を求めてくるからです、、、、

 

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2019年04月28日超私的な考察 平成時代でゴルフクラブはどんな風に進化したのか!? その2

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金曜日は兵庫県の六甲国際パブリックにて早朝9ホールをプレーしてきました。かねがね交流があるベンジャミンゴルフスタジオ若生プロとツーサム。これまではモノレールカートに乗せての歩きプレーでしたが、今回は新たに導入された乗用カートでのプレーです。

 

勝手知ったる六甲国際パブリック、加えて若生プロとツーサムですからサクサクとホールが進みます。途中、前の組に追いついてしまいましたが、それでもプレー時間は1時間15分ほど。六甲国際は隣に36ホールのチャンピオンコースが隣接されていることもあり、この日もフェアウェイ、グリーンは最高のコンディション。三宮から30分弱でコースに着けるので、まさに9ホールプレーにうってつけのゴルフ場です。講談社のフォルツァスタイル干場義雅さんと時短ゴルフをYouTubeで公開してますが、これからはゴルフも9ホールの方が身近でかつプレーの頻度も上がってくると超私的に思っています。

 

 

さて、今回も前回の続きです。

 

 

 平成30年間で日本の株価は26%下落したそうですが、ドライバーの大きさは平成30年間で200CCから460CCになりました。ヘッド体積はなんと226%もサイズアップがなされているのです。

 

 

ヘッドの大型化の中の波でエポックメイクとなったドライバーは、、、

 

1997年に発売開始されたキャロウェイのビゲストビックバーサ!!!!!!!!

 

 ヘッド体積は約300cc。当時としては「なんだこりゃ~」ってぐらいの大型ヘッドとして登場し、アマチュアのみならずのツアープロにも多くの使用者がいました。1995年に登場したグレートビッグバーサのヘッド体積は約250ccでしたから、2年でヘッド体積が20%も大きくなったのです。2001年、テーラーメイドからはR300シリーズが売り出され、その中でもヒットしたのがヘッドが一番大きなR360Tiはアマチュアのみならずツアープロの間でも使用率が高かったです。

 

 

このビゲストビッグバーサ登場以降もヘッドの大型化はとどまりませんでした。どのメーカーもモデルチェンジ毎にヘッドが大きくなり、、、米国では体積500CCのヘッドも出ています。米国PGAショーでは超大型ヘッドも展示されており、そのひとつというドライバーを購入。アナライズには試作品ではなく市販品の500CCドライバーがあります。

 

ヘッドの大型化と共にドライバーのトレンドとなったのが高反発。2008年に高反発規制が掛かりますが、それ以前ではどのメーカーも反発の高さもアピールしてました。
そんな中、高反発の走りとして注目を浴びたのが2003年に登場したキャロウェイのERCとERCⅡ。重心距離がすごく短くてチーピンが出やすい怖さもありましたが、1発の飛びは凄く大ヒットしました。

 

 

2008年前後は高反発とルール適合モデルを併売するモデルも多数ありましたが、この時期、マーク金井のエースドライバーだったのがプロギアのTRとブリヂストンのツアーステージ405。どちらもルール適合モデルでしたが、低重心で低スピン弾道。フェースの反発ではなくスピンを減らすことで飛距離を稼げるドライバーでした。

 

 

2005年にアナライズを設立したのですが、設立直後にシャフトを試打するためにチョイスしたのがテーラーメイドのr7 425ドライバー(2006年)。ヘッド体積は425ccで、ソールには4つの重量調整ネジが付いてました。重心特性がニュートラルなことと、ヘッド重量が簡単に調整できるので試打ヘッドにしたのです。ちなみに、この時期もテーラーメイドのドライバーを使うことが多く、中でも出番が多かったのがバーナーTP(2006年)。ソールはシンプルなデザインでクラウンにはカーボンライクなグラフィック。フルチタンでヘッド体積は460ccとルール上限のサイズ。当時のバーナーはテーラーメイドの中では価格もリーズナブルでしたが、ツアープロの間でもrシリーズではなく、このバーナーを使っている選手が多かったです。

 

 

2000~2008年にかけては革新的なドライバーが次々と次々と登場しています。キャロウェイはすでにカーボン素材を採用したドライバー、ERCホット、FT-5、そしてフルカーボンヘッドのC4も市販化。プロギアも2002年にカーボンクラウンを採用したTRデュオ(TR-Xデュオ)を発売してます。

 

 

そしてもうひとつエポックメイキングなドライバーは四角形ヘッド。2007年、ナイキからはサスクワッチSUMOスクエア、同年、キャロウェイからはFT-iが登場。物理的にはヘッド形状は丸型よりも四角形の方が慣性モーメントを大きくしやすいメリットがあり、そのメリットを活かすべく四角形ヘッドが登場したのです。ただし、四角形ヘッドは見た目がかなり独特なため、大ヒットには至りませんでした。ゴルファーはかなり保守的であることが証明されたと言ってもいいでしょう。

 

 

平成のドライバー列伝はまだまだ続きます~。

 

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