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2019年12月24日超私的な考察 ドライバーを遠くに飛さないことのメリットとは!?
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日曜日は9ホールの聖地、千葉市民ゴルフ場を担ぎセルフ7本プレーで9ホール。月曜日はあのピート・ダイが設計したきみさらずゴルフリンクスをキャディさん付きで9ホール(アウトコース)をプレーしてきました。
スキー場のゲレンデに例えるならば千葉市民は緩斜面の初心者コース、きみさらずは斜度に加えてコブもある上級者コースです。同じ千葉県にありますが、これでもかってぐらいレイアウトが異なり、グリーンの傾斜、アンジュレーションもガラッと変わります。では、スコアはガラッと変わったかというと、そんなには変わりませんでした。
千葉市民
ー○ーーーー△ー○ 35
212222322 18
きみさらず(アウト)
ーー△ー△○ー○△ 37
222231213 18
どちらも白ティからのプレーということもあって距離は長くありません。千葉市民は300ヤード弱ですし、きみさらずのアウトも3000ヤードちょっと。2打で届かないパー4もありませんし、フェアウェイウッドで打たないと届かないパー3もありません。なので、千葉市民では島田の軽量スチールシャフト装着のドライバーでプレーし、きみさらずでは軽量スチール装着ドライバーとピンのG410+を使ってプレーしました。
ティショットで心がけたのはIP(黄色い吹き流し)にめがけて打つこと。
白ティからだと大体ティグラウンドから210~230ヤード先ぐらいに2IPがありますが、そこを超えないように打つのです。なので、ドライバーをしっかり振ることはまずやりません。大体、200~230ヤードぐらいで打ちます。3Wやユーティリティでいい距離でも、ドライバーをコントロールして打ってます。難しいと思うかもしれませんが、試打の仕事ではヘッドスピード40m/sでしょっちゅう打っているので、軽く打つのは手慣れているからです。
ティショットをIPに打つメリットは2つあります。
ひとつはIPエリアがもっともセーフティーゾーンが広くなるからです。大抵のコースはIPの先はフェアウェイが絞られていたり、バンカーやハザードが迫っています。白ティからだと250ヤード打つよりも230ヤード打った方が、心理的なプレッシャーがかかりませんし、少々曲がっても大きなトラブルにならないからです。
もうひとつはセカンドの残り距離が100~130ヤードと、ショートアイアンで振るショットできます。白ティからだとドライバーが飛び過ぎると残り50~70ヤードなんてことになることがありますが、これぐらの距離は実に距離感を合わせづらく、かつ打ち損じのミスも出やすいのです。超私的なことを言わせてもらうと80~130ヤードならば、緩まないでスイングできるし、スピンがしっかりかかるので距離感も合わせやすくなるのです。
この1年を振り返ってみるとドライバーは飛ばそうとしない、IPを超さないように打つ、この2つを心がけるようになってティショットの安定感が増しただけでなく、セカンドでグリーンを捕らえる確率が劇的に上がり、そして平均スコアもハーフで1打以上良くなっています。ティショットの距離を10~20ヤード落としたことで、ティショットのアンフォースドエラーが減っただけでなく、セカンドやアプローチのアンフォースドエラーも減り、それがスコアアップにつながっています。
ドライバーを遠くに飛ばすことはゴルフの醍醐味ですし、ドライバーの飛距離が出るとなんともいえない爽快感を味わえます。飛べば、もっと飛ばしたくなるという欲が生まれたり、ドライバーで遠くに飛ばそうとするほど無駄な力みが発生しやすくなって、打たなくていいミスをしでかすことにもなってしまいます。
ゴルフは確率です。
ティショットはテニスに例えるならばサービス。サービスエースよりもダブルフォルトしないことを実践できると、爽快感を味わりづらくなる反面、確実にスコアアップできるようになります。超私的なことを言わせてもらうと、バックティからプレーすることよりもまずは白ティから30台のスコアを出す、白ティからパープレーで回る。白ティでアンダーのスコアを出す。これらをクリアしてからバックティからプレーした方が、スコアメイクに必要なスキルと、ティショットの役割は何なのかが分ってくると思います~。
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2019年12月22日極めて超私的な考察 演技が上手いけど喰えない役者と国内男子ツアーの共通点とは!?
マーク金井チャンネルの生配信!12月の2回目は
12月23日月曜21時から配信します
録画配信はございません 生でごらんください
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12月18日の木曜日、途中から小雨が降る中、成田ゴルフ倶楽部で18ホールプレーしてきました。UUUM GOLFとメルセデスが主宰するプロアマ大会、この大会に協賛されているニューカレドニア観光局からお声がけいただき、生まれて初めて貸し切りのプロアマ大会に参加です。ひょんなことから数年前、ニューカレドニアでゴルフをしてきましのがご縁で、今では超私的なニューカレドニア親善のお手伝いをさせていただいてます。
参加したプロアマ大会の競技方法はチームスクランブルで、4人が打った一番良い場所からプレーを続けるというもの。マーク金井の組には国内女子ツアーで戦っている武尾咲希(ゴルフ5所属)プロが入って下さいました。同組にはニューカレドニアに一緒に旅したイラストレーターの野村タケオさん、そして藤森もも子さん。今にも雨が落ちてきそうな曇り空の中、ショットガンの14番ホールからスタートしました。
出だしの14番は軽い打ち上げで左ドッグレッグのパー4。オナーの野村さんは右にプッシュアウト。それをみたマーク金井はフェアウェイを狙ったつもりが、左のラフ。フェアウェイに運んだ武尾プロのボールを選択し、セカンドをピン奥5mに2オン。武尾プロがこのバーディーパットを見事に沈めてバーディ発進。そこからはチームのプレーが噛み合って、怒濤のバーディーラッシュ。10バーディー、ノーボギーで12アンダーでホールアウトしました。スクランブルとはいえチームスコアは60。人生初のエージーシュート達成し、35チーム参加する中、4位の好成績を収めることができたのです。
武尾プロとは初対面でしたが、ドライバーからパットに至るまでショットの精度が非常に高く、ボギーが出そうな感じがまったくありません。ここぞという時のパットも確実に決めてきます。そしてプロアマ大会でのプロの役割所をこれでもかってくらい心得ておられ、悪天候だったにも関わらずあっという間の18ホール。スポンサーの多くが、女子ツアーを開催したくなる理由を肌で感じ取ることができました。来シーズンは武尾プロの応援でツアー会場に足を運ぶ機会が増えそうです。
金曜日は下北沢の本多劇場にて「神の子」を観劇。
赤堀雅之さん演出、長澤まさみさんが主演する作品です。内容はネタバレになるので欠けませんが、登場した役者さんの中でも際立って存在感があったのがでんでんさん。田中哲司さんや大森南朋さんが出ているにも関わらず、そこにいるだけで舞台を成立させてしまいます。演技が上手いとか下手だとかを超越している希有な役者。でんでんさんが出るなら、どんな作品でも観に行きたくなってしまいました。
プロゴルファーと役者。
まったくジャンルが違いますが、実は共通点があります。それは、、、、
どちらも観客(ギャラリー)がいないと成立しないのです!!!!!
どんなにいい舞台があっても、どんなにいい試合をしても無観客では舞台も試合も成立しません。舞台と違ってゴルフはスコアを競って勝者を決めますが、プロの試合においては観客に観てもらってナンボの世界だからです。
そして、そして超私的なことを言わせてもらうと、どんなに演技が上手くてもお客様を呼べない(チケットが売れない)役者というのは、演技が下手でもお客様を呼べる役者よりも劣りますし、キャスティングしてもらいづらくなります。なぜなら、舞台はお客様に来てもらって初めてビジネスが成立するからです。
これはプロゴルフの世界も同じです。どれだけ技術レベルが高くてもギャラリーを呼べないプロゴルファーは演技は上手いけどチケットが売れない役者と同じです。国内女子ツアーに比べて、国内男子ツアーは試合数がどんどん減り、ギャラリー数も減っています。運営にも課題があるかとは思いますが、一番の課題はお客様を呼べる選手がどんどん減っている事にあります。
武尾プロはプラチナ世代や黄金世代のような目立つ選手ではありませんが、自分を観てもらえる人をひとりでも増やそうとしています。でんでんさんも決してスター街道を歩んだわけではありませんが、今では舞台で欠かせない存在感を放つだけでなく、多くのでんでんファンを獲得しています。
男子ツアーを盛り上げるために何をなすべきかが論じられてますが、舞台もゴルフトーナメントも盛り上げるために必要なことはプレーヤーのひとりひとりが、目の前のひとりを会場に来てもらうためには「何をなすべきか」を考え、行動することではないかと超私的に思っています。そのために必要なことは、名も無き時代を経験した役者さん、歌い手さん、タレントさんに教えを請うことではないかと超私的に思っています~。
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2019年12月12日超私的な考察 今平周吾プロのように意図的にクラブを短く握るメリットとは!?
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国内男子ツアー「2019年ゴルフ日本シリーズJTカップ」をもって、今年のツアー競技はすべて終了しました。令和最初の年に賞金王に輝いたのは、今平周吾プロ。これで平成最後の年に続き、2年連続の賞金王。2年連続で賞金王というのはジャンボ尾崎、青木功、中島常幸、片山晋呉プロについで史上5人目だそうです。
今平プロの今年のスタッツをざっと紹介すると、、、
平均ストローク 69.73(1位)
平均パット数 1.7424です(6位)
パーキープ率 88.16(1位)
パーオン率 72.04(1位)
バーディー率 4.22(4位)
イーグル率 13.14(39位)
ドライビングディスタンス 292.93(28位)
フェアウェイキープ率 54.22(46位)
サンドセーブ率 54.40(15位)
トータルドライビング 74(19位タイ)
平均スコアが69点台というのは今平プロただ一人です。スタッツから分るのは、パーオン率が高く、バーディーを沢山取っていてボギーを叩いていないこと。イーグルが少なくてバーディーが多いことを考えると手堅いプレーをしていることが窺い知れます。
今平プロのスイングについてはゴルフメディアが取り上げるかと思いますが、一番の特徴はクラブを、、、
これでもかってぐらい短く握っていることでしょう!!!!!
ドライバーでもアイアンでも、短く握りすぎているんじゃないのと突っ込みを入れたくなるほど、どんな時もクラブを短く持っています。例えば、ドライバーだと1インチ以上短く持っている感じです。
クラブを短く握ることを英語では「チョークアップ」と言いますが、歴代の国内ツアープロもチョークアップしていたのが、鈴木規夫プロと杉原輝男プロ。それに続くのが今平周吾プロではないかと超私的に思っています。
さて、このチョークアップ。
アイアンとかドライバーで距離を少し落としたい時にはやっている人が結構いますが、ドライバーでフルスイングする時にやっている人はそう多くありません。特に、今平プロほど短く握っている人はかなり少数派です。
では、チョークアップにはどんなメリットがあるのか?
ひとつは短く握るということは振りやすくなりますし、短い分だけミート率も良くなる可能性が高まります。短く持つことでボールと体の距離が近づき、心理的な安心感も出てきます。
そして、もうひとつは短く持つとグリップエンドが余ることにより、カウンターウエイト(カウンターバランス)効果も得られることです。カウンターウエイト(カウンターバランス)と言えば、10代目となるゼクシオ11とゼクシオXでも採用されていますが、グリップエンド側を重くすることでテコの応用により、クラブを支えやすくなってトップの位置が安定するメリット、そしてインパクトゾーンで手元を低く抑えやすくなるメリットがあります。
カウンターウエイト(カウンターバランス)については、グリップエンドをかなり余らせて短く握ることの他に、ダンロップのゼクシオのようにグリップのエンド側を意図的に重くすることでも実現します。手前味噌ですが、10年以上前からアナライズで販売しているシャフトスタビライザーはカウンターウエイトの先駆者で、装着するとカウンターウエイト(カウンターバランス)になってスイング、特にダウンスイングを安定させられる効果があります。
ゴルフは物理です。
クラブを短く握ってスイングするのにも物理的なメリットがあります。スイングに安定感を求めるならば今平プロのようにチョークアップしてグリップする、もしくはシャフトスタビライザーを試してみてはいかがでしょうか?
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2019年11月19日超私的な考察 ドライバーに求められる本当のやさしさ、本当の飛距離とは!?
マーク金井のYou Tubeセミナー動画 配信開始!
ハンドファーストセミナー(勝手にできちゃう?!)
今年の秋は9ホールではなく18ホールプレーする機会が多く、日曜日は小田原城カントリー倶楽部、月曜日は袖ケ浦カンツリー倶楽部 新袖コースで18ホール回ってきました。
小田原城は別名「天空のゴルフ場」と呼ばれ、標高がスカイツリーとほぼ同じ。豪快な打ち下ろしホールが多く、かつドッグレッグホールも多々あります。フェアウェイはこれでもかってぐらいタイトで、これでもかってぐらいスリリングなティショットを楽しめます。フェアアウェイがどれぐらタイトなのかと計測したら、一番狭い所は幅5ヤードしかありませんでした。
袖ケ浦新袖は典型的な林間コースで、こちはらフェアウェイの幅も適度にあります。ただし、林間なので左右に曲げてしまうとフェアウェイへのレイアップを余儀なくされるホールが多々あります。加えてドッグレッグホールも多いので、ラフに曲げてしまうとグリーンを狙いづらいホールが多々ありました。
小田原城でのスコアは79ストロークでした。狭いとはいえ、久しぶりにティショットで2発OB。そしてスタートホールのセカンドでは空振り。そして3パットが2回。スコアを浪費した最大要因はティショットのミスです。
新袖はダブルス競技に出場したので個人のスコアはありませんが、ティショットを2度林に打ち込み、2度フェアウェイバンカーに入れてます。ティショットを4回ミスし、その内の2ホールはパーが取れませんでした。
2日続けてプレーして改めて思ったのがティショットの重要性です。ティショットで失敗するのは、テニスのダブルフォルト、アンフォースドエラーと同じです。ティショットが良くてもいいスコアになる保証はありませんが、ティショットでアンフォースドエラーをしたら5割以上の確率でパーが取れません。改めて、、、、
ティショットは飛距離よりも方向性
ティショットはフェアウェイ、もしくは浅いラフでセカンドが狙える場所
これが打てることが安定したスコアにつながり、ティショットである程度飛距離が出てフェアウェイキープできれば5割以上の確率でパー以内で上がれるます。
では、どうすればティショットでアンフォースドエラーを減らせるのか?
今回の2ラウンドで言えば、2発のOBともあと5ヤード飛んでなければセーフでした。1発目のOBは最後のひと転がりで左のOBゾーンに、2発目のOBはフェアウェイ左サイドのカート道に着弾し、大きく跳ね上がってOB。新袖の場合もあと5~10ヤード飛んでいなければ、林にもバンカーに入ってません。超私的なことを言わせてもらうならば、ティショットが5~10ヤード飛んでいなかったら、、、、スコアを浪費しなくて済んだとも言えるのです。
もちろんこれは強引なこじつけかも知れません。ドライバーが飛べばメリットもあることは重々承知しています。しかしながら、ドライバーで会心の1打を打ったホールでバーディーが取れていたかというと、そんなことはありません。会心の1打の距離が10ヤード落ちたとしても、パーがボギーになるほどピンチにはならないと思います。
スコアメイクを考えると、ドライバーに求められる性能は、
飛び過ぎないこと(テニスでいうエンドラインを超えないこと)。
1発の飛びよりも、ミスしてもキャリーが200ヤードぐらい出てくれること。
ナイスショットとミスショットの距離の差が少ないこと。
左右の曲がりが少ないこと。
超私的なことを言わせてもらえるならば、今より10ヤード飛ばなくてもいいから、安定して飛距離が230~240ヤード出てくれ、左右の曲がりが少ないドライバー。こんなドライバーがあれば、ティショットのミスが格段に減り、スコアメイクが相当やさしくなると思います。「過ぎたるは及ばざるがごとし」ではありませんが、飛ぶドライバーよりも飛ばないドライバーを使った方が、OB、林に打ち込むことは確実に減らせます。
ゴルフは確率のゲームです。
200ヤード以上確実に飛んで、250ヤード以上飛ばない。こんなドライバーを作りたくて、今非常にウズウズしています~。
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2019年11月07日超私的な考察 なぜアイアンクラブの番手にはロフト角が表記されないのか!?
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【おしえてマークさん】最新作は”シャフトのしなり”です。
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毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフの発売日。どちらも手元に届くやいなや表紙と目次に目をやりますが、今週号で真っ先に目に止ったのがこの記事です。
名器の予感がする2019ー2020モデル
見れば絶対欲しくなるNEW IRON BOOK
解説 堀越良和
(週刊ゴルフダイジェスト11月19日号)
綴じ込み付録仕立てで新作アイアンについて詳しくレビューがなされています。そしてゴルフ雑誌らしさを感じたのが、すべてのモデルでの番手別のロフト角が表記されていることです。これは非常に親切ですし、アイアンを選ぶ上で非常に役に立ちます。
ご存じのように、ドライバー、FW、UT、ウエッジには、ほぼすべてのモデルには、ロフト角が表記されています。ドライバーならば9.5度と10.5度という風に、FW、UT、ウエッジについてもクラブヘッドにはロフト角がちゃんと刻まれています。これらのクラブでロフト角が表記されていないモデルは非常に少ないです。
ところがアイアンとなるとどうでしょう。
この企画では主要メーカーの主力12モデルがラインアップされていますが、アイアンヘッドには番手表記はされていますがロフト角表記はなされていません。このアイアンの7番はロフト角何度なのかというのは、クラブを見ただけで分らないのが現状です。
今回、紹介された12モデルの7番のロフト角を調べてみると、
ダンロップ ゼクシオ11 28度
ダンロップ ゼクシオX 29度
オノフ KURO 32度
キャロウェイ エピックフォージドスター 26度
タイトリスト T300 29度
テーラーメイド P790 30.5度
PING G410 30度
ブリヂストン ツアーB JGR HF3 28度
PRGR ニューエッグフォージドアイアン 26度
ホンマ XP-1 28.5度
ミズノ ミズノプロ920 30度
ヤマハ RM120 31度
12モデルの中で7番のロフトが一番少ないのが26度
12モデルの中で7番のロフトが一番多いのが32度
同じ番手にも関わらず、ロフトの差は6度あります。一般的にはロフトが1度変わるとキャリーが3ヤード前後変わると言われてるので、ロフトが6度変わると18ヤード変わることになるのです。
アイアンの飛距離性能でもっとも影響が出るのはロフト角です。ただしロフト角が少なくなるほどボールが上がりづらくなりますし、スピン量も減ってくるのでグリーンに止まりづらくなります。9番アイアンよりも7番アイアンの方が飛ぶのはロフトが少ないからですし、9番よりも7番の方が落下後のランが増えるのもロフトが少ないからです。
前置きがかなり長くなりましたが、アイアンだけがロフト角を表記しないのは本当に不思議なことです。アイアンから派生したクラブであるウエッジにはこれでもかってぐらいロフト角が表記されていることを考えると、現状のゴルフクラブというのは、、
ウエッジは距離を打ち分けるクラブ
アイアンは飛距離を出すクラブ
という風にメーカーは捉えているのではないかと超私的に思っています。だからアイアンにはあえてロフト角を表記しない(したくない)のかも知れません。
アイアンはウエッジと同じく距離を打ち分けるクラブなのか?
それともアイアンはドライバーと同じく1ヤードでも遠くに飛ばすクラブなのか?
ゴルファーにとってアイアンはどんな役割のクラブなのかが、今、問われているような気もしています。ちなみにマーク金井は155ヤードを7番で打ちたいから、155ヤードを打ちやすいロフト角(30度)のmmアイアンを使っています。そして、アイアンもウエッジ同様、自分が何度のロフトを使っているのかをちゃんと把握したいので、mmアイアンはmmウエッジ同様、すべての番手にロフト角を表記しています。
ゴルフは物理です。
アイアンはロフト角を減らした方が飛距離が出るのも物理現象です。
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