マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2016年10月17日超私的な考察、今年の日本オープンを制した松山英樹の強さの秘密とは!?

国内男子ツアーのメジャー大会「日本オープン」は、松山英樹選手が5アンダーで優勝しました。3打差の2位タイは池田勇太選手と李今勲選手、4位にH・W・リュー選手、そして5位が片山晋呉選手でした。

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写真はGDOより転載、撮影は内田眞樹カメラマン

松山選手は初日こそ1オーバーと少し出遅れましたが、2日目はパープレー、3日目に5アンダーとスコアを一気に伸ばして単独首位に立ち、最終日は一度も首位の座を明け渡すことなく1アンダーでホールアウト。他の選手が深いラフ、超高速グリーンに苦しむ中、自分の持ち味を存分に引き出し、安定したプレーで国内メジャー初制覇しました。

 

マーク金井は10月13日のブログで優勝予想しました。その時、候補に挙げていたのは、、、

この5選手。ものの見事に予想が外れましたが、松山選手を優勝候補にしなかった理由は、ロングヒッターよりもティショットの精度が高い選手の方が有利だと思ったからです。実際、松山選手はティショットのフェアウェイキープ率は高くありませんでした。しかしながら、松山選手のパーオン率は高かったのです。ロングドライブもさることながら、ラフからでもグリーンを捕らえる技術が卓越してました。加えて、ラフからのアプローチ、バンカーショット、そしてパッティングも実に安定していたからこそ、今年の日本オープンで最もいいスコアを出せたのです。

 

では、松山選手のどこがどう凄いのか?

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最終日のスタート前にスイングをじっくり見させてもらったのですが、アイアンのダウンスイング軌道がPGAツアー的だと感じました。具体的に言うと、、

 

シャロー&スティープです!!

 

これはツアーコーチを務める石井忍プロから聞いたのですが、ダウンスイング前半はシャフトが立ってません。ヘッドはシャフトプレーンに近い所に位置するため、シャローな状態(鈍角な状態)です。対して、ダウンスイング後半では、シャフトは寝てません。ヘッドはシャフトプレーンと同じか、わずかに上側を通過します。結果、いわゆるヘッドが上から入ってくる状態(ダウンブローな状態)でボールをコンタクトしています。

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実際、すぐ近くで松山選手のアイアンショットをじっくり観察しましたが、インパクトの強さが半端ではありません。迫力満点。力まかせに打ち込んでいるわけではないのに、ヘッドは上から綺麗に入り、インパクト直後にこれでもかってぐらい芝生を削り取っていきます。

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実際、日本オープンの試合中もラフからのショットの時、飛んでいくターフの大きさは他の選手の2倍近くありました。これは並外れたパワーもさることながら、ダウンスイング後半でシャフトが寝ない(ヘッドが入っていく角度が良い)から、ボールを正しくコンタクトでき、ラフからでもコントロールが利いたショットが打てているのです。

 

そしてもうひとつお見事なのがインパクト時の肩のライン。

 

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インパクトはアドレスの再現ではありませんが、インパクトで肩のラインが開いてしまうとボールの出球(打出し方向)をコントロールするのが難しくなります。松山選手のインパクトを観ると、肩の向きがスクエアな状態をキープしています。アドレス時とインパクト時の肩の向きが一致しているので、方向性がいいショットを打てるべくして打てているのです。

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石井プロによると、ダウンスイング前半でシャフトが立っていると、ダウンスイング後半ではその反動でシャフトが寝やすくなり、ヘッドはプレーンよりも下がった状態になりやすいそうです。こうなるとプロでもインサイドから煽った感じの軌道になりやすく、ボールが捕まり過ぎて左に引っかかったり、ラフからのショットでは必要以上に芝の抵抗が強くなりボールが上がりづらく、かつ飛距離も出づらくなるそうです。

 

松山選手が「シャロー&スティープ」を意識しているかどうかは分りませんが、この「シャロー&スティープ」ができている人ほど、アイアンの切れ味は鋭くなりますし、ラフからでもコントロールが利いたショットが打ちやすくなるのは、まぎれもない事実です。

 

我々アマチュアが松山選手のパワーを手に入れることはほぼ不可能ですが、「シャロー&スティープ」については、真似することは十分可能です。「シャロー&スティープ」の練習法については、また近い内にこのブログでアップします~。

 

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アナライズからお知らせ!

10月4日に、今年2冊
目の著書「一生役立つ ゴルフ超思考法」(マイナビ出版1380円+税)が発売され
ました。スコアアップに必要な練習の仕方に始まり、コースに出た時のスコアの
まとめ方について、具体的な方法を紹介してます。レッスン書ではなく、ゴルフ
上達の指南書です。

マーク金井は前々から「スコアメイクにはナイスショットは必要ない」と言って
ますが、その理由もかなり詳しく書いてますので、ご一読いただけますと嬉しい
です。

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さて、今回は単行本の出版を記念したキャンペーンを実施致します。期間は10月
10~20日迄。アナライズの商品を1万5000円(税込)以上お買い上げのお客様、先
着50名様に著者サイン入り「一生役立つゴルフ超思考法」を1冊プレゼントさせて
いただきます。ぜひともこの機会にスコアアップに役立つ練習器具、クラブのご
購入をお待ち申し上げます。

2016年10月06日超私的な考察、手打ちではなく、下半身をしっかり使ったスイングをするコツとは!?

10月10日
(月)
ゴルフの竪琴セミナー11時開始
時間は1時間30分 / 料金:3,000円 / 人数:6名限定

参加資格は、ゴルフの竪琴をお持ちの方。当日お買い上げいただける方となります。(同類他社製品はNG) そして確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)
講師はもちろんマーク金井です。場所は神田アナライズ。
お申し込みはyoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

10月10日
(月)リピーターセミナー
13時開始〜

時間は一時間半 /料金3000円/ 募集人数:6名

アナライズのセミナーは一度しか受けれませんが、疑問がある場合このセミナーを受けてマーク金井に相談して下さい。(こちらは何度でもリピートできます。参加者が少ない場合は開催されないこともあります)
お申し込みはyoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


昨日は久しぶりに中古のノートPCを衝動買いしました。買ったのはLet’s noteの2世代前モデル(CF-SX3)。ゴルフクラブもそうですが、パソコンも中古品になると値段がグッとリーズナブルです。CPUはコアi7、メモリが4GでSSDが256G。スペック的には現役モデルと遜色ないにも関わらず、お値段は11万円ほど。Let’s noteの現行品の半額以下で手に入れました。

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普段使っているThinkPadのX250使い勝手が良いのですがDVDドライブが内蔵してません。出張時には外付けドライブを持って行くのが面倒なので、出張用にDVDドライブ内蔵のLet’s noteが欲しくなったのです。Let’s noteを選んだのはドライブが内蔵しているのに加え、液晶画面がアンチグレア(非光沢)。文字入力をするのには、映り込みが少ないアンチグレアの方が快適です。

 

中古クラブは買ったらすぐにスペックを計測し、調整が必要な場合は調整します。ドライバーならばフェース向き、リアルロフトを調整。アイアンの場合はライ角とロフト角を調整します。吊しのままで使うことはめったにありません。

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中古パソコンの場合は買ったらすぐにOSを再インストールし、内蔵ディスクをフレッシュな状態にしてからソフトをインストールしています。マーク金井の場合、カスタマイズと言っても至ってシンプル。原稿執筆で使う「WZ EDITOR 8」と「ATOK2015」、そして「Google Chrome」の3つを入れるだけ。サクサク文字入力ができて、ネットとメールが快適に使えれば事足ります。内蔵ドライブの中には余計なソフト類を入れない方が動きが軽くなるし、フリーズしたりパソコンが調子悪くなるのを防げるからです。

 

衝動買いしたLet’s noteのOSを再インストールしている間、今週発売中の週刊パーゴルフを読んでました。その中で目にとまったのがこの記事。

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谷原秀人 好調の気づき
新 体重移動スイング
(週刊パーゴルフ 10月18日号)

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今季好調の谷原秀人プロが体重移動の重要性についてレクチャーしています。そして、体重移動を会得するドリルを阿河徹プロが紹介しています。3つのドリルはいずれもスイング作りに役立ちますが、中でもお勧めなのが、

 

重いモノを左右に振るドリル

 

阿河プロはボールが入ったカゴを両手に持って左右に振ってます。2枚の写真を使って説明がなされてますが、非常に大事なことが写真に写ってます。それは、、、

 

頭のポジション。

 

重い物を左右に振る場合、下半身と重い物は同じ方向に動きます。テークバック方向では下半身と重い物は右に、フォロー方向では下半身と重い物は左に動きます。その動きに対して、頭は下半身と逆方向に動いてます。パーゴルフに掲載されている写真の背景には練習場のネットが写っていますが、フォローの写真では頭が10センチ以上、右足方向に動いています。

 

下半身を積極的に動かすには下半身を使う意識も必要ですが、それと同じぐらい下半身と逆方向に頭を動かす意識も必要です。言い替えると、ダウンからフォローにかけては、頭を右に残そうとするほど下半身を積極的に使っていけるようになるのです。

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体重移動(下半身)を上手く使えるかどうかは頭のポジションが極めて大事です。プロや上級者のスイングはスイング中に頭が止まっているように見えますが、これは頭を固定しているからではありません。下半身と頭が逆方向に動く、いわゆるカウンターの動きが入っているから、その結果としてスイング中に頭がじっとしているように見えるのです。

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対して、ゴルフの初心者には頭が左右に大きく動いてしまう人が少なからずいますが、これは下半身と頭が同方向に動いているか、もしくは頭を左右に動かすことで体重移動しているからです。このタイプの人は「頭を固定」させようとすると、身動きがまったくできません。スイング中に頭を固定させようとすると、手先だけでクラブを操作するようになってしまい、頭を固定するほどに手打ちが助長されてしまいます。

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下半身をしっかり使って体重移動をしっかり行う。そのコツは頭の動かし方にあります。下半身が動く(作用)に対して、頭を反対に動かす(反作用)。作用と反作用を意識し、スイング中に背骨が左右に傾く感じになってきた方が、下半身をしっかり使えますし、体重移動も大きく使えるようになってくるのです。

 

ちなみに今週発売中の週刊パーゴルフには、マーク金井の記事もあります。キャロウェイから発売されたばかりのマックダディフォージドウエッジの試打インプレッションです。こちらもご覧になっていただけると嬉しいです~。↓クリック

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イージーフレックスEF009↓こちらです。シャフトが上手く使えるようになる練習器具です

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2016年10月05日超私的な提案、ダウンでシャフトが寝るのを矯正するとっておきの方法とは!?

10月10日
(月)
ゴルフの竪琴セミナー11時開始
時間は1時間30分 / 料金:3,000円 / 人数:6名限定

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10月10日
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13時開始〜

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昨日は久しぶりに国内男子ツアー会場に足を運びました。今週の大会は今年が第2回大会となる「HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF」。場所は茨城県の石岡ゴルフ倶楽部。ジャック・ニクラウスが設計したコースで、かつてはアコム杯が開催されてました。火曜日ということもあってすべての選手が来ていたわけではありませんが、ツアープロのショットは間近で観ると迫力満点。ショットをじっくり観ているだけで、スイングのいいエキスが身体に染みこんでくるような感じがします。

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石岡のコースはフラットなアメリカンスタイルですが、練習場もアメリカンスタイル。ドライビングレンジは広々としていてネットなんてモノはありません。そしてレンジに隣接して広々としたアプローチ&バンカー練習場。パッティンググリーンがあります。選手のプレーをコースで観るのもいいですが、石岡で観戦するならば、練習場にじっくりいるのもいいと思います。トーナメントは撮影禁止でいいと思いますが、こと練習場に限ってならば「スマホで撮影OK」とかやってみるとギャリーは大喜びすると思います。

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さて、毎週火曜日は週刊ゴルフ雑誌の発売日。今週も週刊ゴルフダイジェスト、週刊パーゴルフが発売されてますが、久しぶりに週刊GDのお手伝いをしました。

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これだったんだ!
飛ぶインパクトの”ハンドワーク”
手元を「ピタッ」でヘッドが「ギュン」!
週刊ゴルフダイジェスト10月18日号)

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クラブヘッドを走らせるコツについての特集企画で、前半はトップアマチュアからツアープロゴルファーになった田村尚之プロが、ヘッドの走らせ方についてレクチャーしています。田村プロは「手元を逆に戻すぐらい極端に!」と説明されてますが、まさにその通りです。セイコーエプソンから発売されているスイング練習機器「Mトレーサー」で計測してみても、プロや上級者はインパクト直前に手元のスピードが減速しています。手元側が減速することでクラブヘッドを効率良く加速させています。

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対して、ヘッドスピードが上がらないアマチュアの多くは、インパクトゾーンで手元側の減速がほとんどありません。ゴルファーによってはインパクトゾーンで手元側を加速させている人もいます。結果、手元が速く動くほどヘッドが振り遅れてますし、シャフトのしなり戻りもタイミング良く発生していません。本人はヘッドスピードを上げているつもりでも、実際はヘッドスピードが上がりづらいスイングになっています。

 

マーク金井は後半の2ページに登場し、手元の動きを止める(正確には減速させる)ための具体的なドリルを紹介。ひとつは超軟らかシャフト、

 

EF009(イージーフレックス)を使ってのスイング。

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超軟らかシャフトを振ると、インパクトゾーンで手元側を減速しないと振り遅れるのが直感的に分ります。なのでシャフトのしなり戻りを待つことを意識するので、無意識の内にインパクトゾーンで手元側を減速します。習うよりも慣れろではありませんが、超軟らかシャフトを使うと、プロのように手元を止める(正確には減速)させる感覚を養えます。

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そして、もうひとつのドリルは両手を極端に離しての素振り。グリップエンドをみぞおちに付けて左手はグリップエンド付近を握り、右手は思い切り手を伸ばして握ります。両手の間隔を50センチぐらい空け、その状態でシャドースイング。テークバックからトップにかけては左腕を伸ばし、右腕を縮める(右ひじをたたむ)。ダウンスイング途中までは左腕が伸びてますが、ダウン後半からはグリップエンドを再びみぞおちに付くように動かし、グリップエンドがみぞおちについた状態でインパクト。

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ダウン後半では伸びた左腕を縮める、左手をみぞおちにくっつけて、その反動で右腕を伸ばしていく。このドリルをやると必然的にダウンスイング後半では左手の動きが減速してきます。

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それだけではありません。トップで伸びきった左腕をダウン後半から縮めて、みぞおちにくっつける(アドレス状態に戻す)ことを意識すると、実はヘッド軌道も劇的に良くなってくるのです。

 

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ダウンスイングで身体から離れた左手をみぞおちにくっつけようとすると(左腕を縮めていくと)、その反動でヘッドは上から(正確にはプレーン上)から下りてきます。結果、インサイドからあおってしまう癖、プレーンよりもヘッドが下がってしまう状態、インパクトゾーンでグリップ(左手)が浮きすぎる癖をを簡単に修正できるのです。シャフトが寝ると感じる人はシャフトを立てようとしますが、これはあまり得策ではありません。シャフトを立てる意識だけでは両腕の長さが変わらないし、シャフトを立てようとするほど、ダウンスイング後半でシャフトが寝てしまうからです。

 

ゴルフスイングは両腕を同じように動かすのが良いと思っている人が少なくありませんが、これは大きな勘違いです。スイング中に両腕の長さを変えた方が、クラブはプレーン上を動きやすくなるのです。腕の長さを変えるドリルは、今週発売の週刊ゴルフダイジェストに紹介しています。興味がある方は、ぜひともこの記事をご覧なって下さい~。

 

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今回ブログに登場したイージーフレックスEF009↓こちらです

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2016年10月03日超私的な考察、常識として知っておきたいグリップの基本とは!?

国内女子ツアー、日本女子オープンはアマチュアの畑岡奈沙さんが逆転優勝。アマチュアが優勝するのが初めて、加えて最年少優勝記録も更新しました。テレビ観戦していましたが、畑岡選手のプレーぶりは実に堂々としており、貫禄すら感じました。

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写真はGDOから転載、撮影は内田眞樹カメラマン。GDOでフォト・ギャラリーやってます↑クリック

16番ではバーディパットを1.5mショート。プレッシャーが強くかかる中、パーパットはカップの右をかすめて3パットボギー。この時点では掘琴音李知姫畑岡奈沙の3人が-3でトップタイ。誰が勝ってもおかしくない状況でした。その中から抜け出したのが17番でパー、18番でバーディーを奪取した畑岡選手。18番のセカンドはピン一直線に飛び、奥からの難しいパットを見事に決め、日本女子オープンのタイトルを手に入れました。

 

さて、今日のエントリーはグリップについてです。日本女子オープンに出場している選手を引き合いに出すまでもありませんが、プロは綺麗なグリップをしています。綺麗というのは見た目もさることながら、緩んだ感じに見えず(力んでも見えず)理に叶っているグリップをしています。対してアマチュアのグリップを観察すると、綺麗なグリップをしている人もいますが、綺麗じゃないグリップをしている人も多くいます。綺麗じゃないグリップとはどんなグリップか言うと、、

 

  • 左右の手のバランスが悪い
  • 緩んだ感じに見える
  • クラブを支えづらい握り方をしている

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良いグリップをしたからと言って良いスイングができるわけではありません。しかしながら、間違ったグリップをしていると良いスイングをするのは非常に難しくなります。箸の持ち方もゴルフのグリップも、正しい握り方をした方が道具(箸、クラブ)を操ることができるからです。

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では、どんなグリップが正しいグリップ、良いグリップなのか?

 

  • 左右の手のバランスが良い
  • 緩んだ感じに見えない(適度な密着感がある)
  • クラブを支えやすい握り方をしている
  • 右手の親指と人差し指でできるVが締まっている

グリップにはパーム寄り(手の平寄り)で握る方法と、フィンガー(指先寄り)で握る握り方があります。右手の小指を左手人差し指と中指の間に置くオーバーラッピング、右手の小指を左手人差し指と中指の間に挟んで絡めるインターロッキングとがあります。どちらを選択してもいいのですが、どの握り方でも、上記の4つのことが出来ていてこそ、良いグリップになります。

 

左手に関しては、良いグリップをするコツは、、、

 

クラブを握らなくても、クラブを支えられるようにすること。

 

握らないのにクラブを支える。この感じを理解するのに役立つのが左手人差し指だけでクラブを支えること。グリップの真上に左手の平の膨らんだ部分をあてがうと(上から押さえる感じになると)、左手人差し指だけでクラブを支えられます。また、ヘッド側から誰かに引っ張られても、クラブを支えることができます。この状態を作っていれば、クラブを握らなくても、グリップは緩みません。これが左手グリップの肝(きも)です。

 

 

後は、左手親指はシャフトの真上あたりに乗せてやればOK。左手中指、薬指、小指をクラブに絡めていけばいいです。

 

では、右手はどんな感じで握ればいいのか?

 

右打ちの人の場合、右手の感覚が鋭いために自分が気持ち良く握れる形になりがちです。そして、握りの形を変えるのにすごく違和感が生じます。間違った箸の持ち方をしている人が、正しい握り方に違和感を感じるのと同じぐらいです。なので、お勧めしたいのが、、

 

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グリップの握り方を変えるには、このような矯正器具を使って正しい握り方を覚えるのが一番てっとり早いし、一番確実な方法です。習うより慣れろではありませんが、良いグリップに慣れた方が、スイングを良くしやすくなるのです~。

 

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アナライズ バンパードライバー

こちら遂にバンパー純正シャフトを搭載したお買い求めやすいモデルも登場

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10月のセミナー予定をアップしています ↓こちらを

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アナライズマジックマリガンUTに30度が追加されました。もう超やさしく打てます!!!ぜひお試し下さい↑クリック


2016年09月26日超私的な提案、アプローチショットで手打ちを解消するための方法とは!?

アナライズからのお知らせ

10月2日
(日)
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)10時開始〜時間は2時間半です / 料金:8,000円レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8,000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


昨日は、アナライズセミナーデー。第1部は「インパクトセミナー」。ここではボールが飛ぶ原理についてじっくりレクチャーし、最後に受講生は自分のインパクトがどうなっているのか、なぜボールが曲がってしまうのかをかなり詳しく説明します。インパクトセミナーでは毎秒1000コマ撮影できる超高速カメラを使い、見えない世界を可視化します。

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第2部は「ゴルフの竪琴セミナー」。片山晋呉プロをはじめ多くのツアープロもゴルフの竪琴を使ってますが、竪琴を使えばスイングが良くなるわけではありません。ここでは、ゴルフの竪琴の使い方を、身振り手振り、そして手取り足取りしながら、正しい使い方を体感してもらってます。ゴルフの竪琴に限りませんが、練習器具はただ使えばいいってものではありません。正しい使い方をしてこそ、練習効果が高まり、そしてスイングを良化させることにつながるのです。

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今回の受講者はこれまで以上にモチベーションが高い方々で、セミナー中は数多くの質問をいただきました。おかげで昼間のインターバルはほとんど無し。お昼はどら焼きと、牛乳500ccで済ませましたが、マーク金井は質問大好き人間。質問がまったくないセミナーよりも、質問が飛び交うセミナーの方が中身が濃くなりますし、受講者との一体感が生まれるからです。

 

さて、今回のエントリーは昨日の続きです。アプローチを苦手にしている人のスイングを見ていると共通点があります。それは、、、、、、、

 

距離が短くなるほど、体(体幹)や下半身の動きが非常に少なく、手や腕だけでクラブを操作するのが目立ちます。下半身をまったく固定したままスイングをしている人も少なからずいます。

 

体の動き「小」、クラブの動き「大」

 

になっているのです。ハーフスイングでも体がまったく止まっているならば、体の動きに対しては、クラブの動きは非常に大きいのです。これがどんな状態かと言うと、、、

 

こんな感じです。下半身が固定され、胸は正面を向いたまま、腕の振りで棚板が左右に動いてます。体はほとんど動いてませんが、腕の左右の振りは大きい。これが、体の動きが小さくてクラブの動きが大きい状態です。本人は飛ばさないようにスイングしているつもりですが、実際はクラブが動き過ぎている状態。このようなスイングすると、クラブの軌道は不安定になりますし、ヘッドの入射角も不安定になるのを避けられません。ダフりやトップが出やすく、かつ距離感も安定させづらくなります。

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対して、プロや上級者の場合、アプローチで下半身や体幹を固定し、手や腕を主体にしてクラブを操作している人は皆無です。誤解を恐れずに言えば、ボールを飛ばさない時ほど、下半身(フットワーク)や体幹をしっかり使ってスイングしています。そして、下半身や体幹に比べると、手や腕の動きを小さく、その分だけクラブの動きも小さい。体の動きに対して、手や腕、クラブが動き量が少なくすることで、ボールを飛ばさないショットを打っているのです。

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体の動き「大」、クラブの動き「小」

 

になっています。フットワークもちゃんとあって下半身が固定されていることはありません。動きとしては、、、

 

こんな感じです。写真を見ていただくと分りますが、クラブは左右に動いてますが、腕は左右にほとんど動いてません。胸の前から棚板が外れていないのが何よりもの証拠です。このような胸の前から腕が外れてないスイングをすると、「体の動きが大きく、クラブの動きが小さく」なってくるのです。このようにスイングすると、手先や腕が余計な動きをしづらくなります。結果、ヘッドの軌道&入社角が安定し、ミート率が良くなりますし、距離感も良くなってくるのです。

 

ちなみに腕を振らないでクラブを振るコツは、フットワークを使って股関節を左右にズラしながら、体幹(胴体)を左右に振ること。体幹(胴体)が左右に動いた分だけ、クラブが左右に動く感じになれば、腕を左右に振らないでもクラブを左右に動かせます。

 

アプローチは振り幅(スイング弧)が小さいために、その分だけ体の動きも小さくなるものだと思っている人がいますが、これは大きな勘違いです。ボールを飛ばさないショットの時ほど、体の動きに対して腕を左右に振らないことが大事です。腕とクラブをできるだけ動かさないで、体を大きく動かす。これがちゃんとできるようになると、アプローチショットの精度は上がり、ショートゲームでスコアメイクしやすくなるのです~。

 

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