マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2016年11月06日超私的な考察、アマチュアゴルファーがスコアが良くならない本当の理由とは!?

男子ツアーもいよいよ終盤戦に入ってきました。今週はHEIWA PGMチャンピオンシップ、そこから、VISA太平洋マスターズダンロップフェニックスカシオワールド、そして最終戦の日本シリーズへと続きます。賞金王争いも大詰めになってきましたし、シード権争いも熾烈になってきました。

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ツアー選手にとってシード権があるのとないのとは大違いです。シード権があれば試合に優先的に出場できますが、シード落ちしてしまうとQT(クオリファイングトーナメント)でいい結果を出さないと翌年試合に出る機会が激減します。当たり前と言ってしまえばそれまでですが、ツアープロはスコアが悪ければ予選落ちして賞金を稼げないだけでなく、職場も失ってしまうのです。トーナメントプロには既得権益はありません。プロテストに合格しても、いいスコアを出し続けて結果を残さないと試合に出続けることはできないのです。

 

昨日もラウンド後にドライビングレンジでボールを打っている選手が数多くいました。アマチュアゴルファーはゴルフ前日やスタート前に練習する人が多いですが、ツアープロの場合は、スタート前よりもラウンド後にみっちりと練習しています。

 

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加えて、ラウンド後に練習時間が長いのがパッティングです。トーナメント会場に行くと分りますが、ツアープロはラウンド後のパッティング練習に時間をかなり割いています。30分ぐらいは当たり前。1時間、2時間と練習するツアープロも少なくありません。「パット イズ マネー」という格言そのままに、パッティングがスコアを最終的に決めることを、プロ達は嫌と言うほど経験しているからです。

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対して、アマチュアゴルファーはどうでしょう。

 

一生懸命練習しているゴルファーはたくさんいますが、プロと同じ時間配分で練習しているゴルファーはあまりいないと思います。練習場に頻繁に通うゴルファーの多くは、ラウンド前にボールをたくさん打つことはあっても、ラウンド直後にボールを打つことはありません。パットの練習にしても、スタート前の練習グリーンで入念にボールを転がす人は多いですが、ラウンド後に練習グリーンでパット練習をしている人はほとんどいません。ゴルフの練習を学校の勉強に例えるならば、、、

 

アマチュアの大半は予習ばかりで復習がほとんどありません。
対して、ツアープロは予習よりも復習に時間を費やしています。

 

プロゴルファーはゴルフが上手いからプロゴルファーになれているのですが、ツアープロであり続けるのには努力が不可欠です。彼らの練習を観ていると、これでもかってぐらい復習(ラウンド直後の練習)に時間を割いています。言い替えると、ゴルフは予習時間よりも復習時間を多くした方が、上手くなれるチャンスが広がるのです。

 

アマチュアゴルファーはプロと違って、ゴルフは遊びです。スコアが悪いからと言って収入が減るわけでもありませんし、職場を失うこともないでしょう。しかしながら、練習しても上手くならない、一生懸命練習してもスコアが良くならないと嘆く人を見ていると、復習に時間を割いている人、ラウンド後の練習グリーンでパッティング練習を入念にしていることはありません。上手くならない、スコアが良くならないと嘆いている人のほとんどは「マイペースな方法」で一生懸命練習」しています。

 

ゴルフに限りませんが、「努力が報われない」と嘆く人の多くは、努力のベクトル、努力の方法、努力するタイミングがズレているような気がします。練習の要領が悪いために、努力したことが「結果に結びつかない」のではないでしょうか。

 

 

上達に近道はありませんが、上達するための方法論はあると思います。ツアープロのスイングを真似ることは容易ではありませんが、ツアープロの練習スタイルをそっくりそのまま真似ることは、その気になればすぐに真似られるのです~。

 

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アナライズからのお知らせ

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2016年10月24日超私的な考察、アマチュアとプロのスイング、一体どこがどう違うのか!?

アナライズからのお知らせ

10月26~28日 アナライズは社員研修の為 スタジオの営業、商品の発送、メール電話での問い合わせをお休みさせていただきます

よろしくお願いします


先週の国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」は、最終日、大混戦の中、小平智選手が逆転で優勝しました。小平選手と言えばウエアはアドミラルゴルフ。マーク金井もアドミラルゴルフのウエアを着させてもらってますが、同社のウエアはフワッとした軟らかさではなく、ピシッとした直線が基調になっているのでデザインに力強さを感じます。加えて、黒の使い方が上手いのでシャープ感があります。

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写真はGDOより転載、撮影は中野義昌カメラマン、GDOの記事は写真をクリック

 

シャープ感と言えば、プロのスイングはシャープに見えます。鋭いからシャープに見えるのだと思いますが、無駄な動きがないからシャープに見えるだと思います。対して、アマチュアのスイングでシャープに見える人はそう多くはありません。初心者や中級者のスイングを観察すると無駄な動きが目立ちますし、動きも鋭くない人が圧倒的に多いです。

 

さて、このプロのゴルフスイングとアマチュアのゴルフスイング。違う点は数え上げたらたくさん出てくると思いますが、マーク金井が一番気になるポイント、それはインパクト直前の両手の形です。

 

プロのインパクト直前の形は、、、

  • 左手首がフラット(もしくはやや手の平側に曲がっている)
  • 右手首はやや甲側に折れている

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対して、多くのアマチュアのインパクト直前の形は、、、

  • 左手首が甲側に折れている
  • 右手首が伸びきっている

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ゴルフ用語的に言うと、プロはインパクトで手首をリリースしていません。力が溜まった状態になっています。そしてインパクト直後に手首をリリースしています。対して、アマチュアの多くは、インパクトのかなり手前で手首をリリースしています。いわゆるアーリーリリースの状態(力が抜けた状態)でインパクトを迎えています。だから、スイングがシャープに見えないのです。

 

スイングはクラブの進化によって変わりますが、このインパクト直前の手の形というのは、道具(クラブ)が変わっても正しい形は変わりません。プロは最新のゴルフクラブを使っていますが、アマチュアのようにアーリーリリースでボールを打ってないのが何よりもの証拠です。

 

では、なぜアマチュアの多くはプロのような手の形が作れないのか? アーリーリリースになってしまうのか?

 

アーリーリリースなる(なってしまう)理由、これは心理的な要因と技術的な要因があります。

 

心理的な要因とは、、、、

  • ボールを強く打ちたい
  • 振り遅れたくない
  • 早くヘッドをボールに到達させたい
  • 利き腕で強く叩きたい

 

技術的な要因は、、、、

  • 正しい右手、右腕の使い方を知らない
  • 正しい右手の形を知らない

アマチュアの多くは正しい動作、正しい形を知らないまま、そしてボールを遠くに飛ばしたいと思っているわけですから、ダウンスイングでのアーリーリリースはなってしかるべきとも言えます。少し哲学的ですが、人間は「自分がベストだと思うことを選択」する習性を持っているからです。

 

では、どうすればインパクト直前の正しい形をインプットできるのか?

 

いくつか方法はありますが、手っ取り早いのは強制的に正しい形を作った状態でスイングすることです。例えば、ゴルフの竪琴を使う場合、こんな風に右手のポジションを変えてシャドースイングしてみるのです。

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 右手は握らないで、右手の甲をゴルフの竪琴にあてがう。こうすると、インパクトゾーンで右手首が甲側に折れた状態をキープできます。これは片山晋呉選手もスタート前のドリルでやってます。

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もうひとつは、強制的に右手首が甲側に折れた状態になる器具を使ってのシャドースイング。それがこれっ、、

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こちらはキャロッシーのプロトタイプ

 

これは新宿インドアゴルフスタジオの長井薫プロが考案した練習器具「キャロッシー」です。このキャロッシーを右手に装着すると、右手首は絶対に伸びません。甲側に折れたままの状態をキープします。

 

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こちらがキャロッシーの製品版です

 

ゴルフは物理です。

 

トップからインパクトまではコンマ5秒未満しかありませんが、アーリーリリースをしている限り、プロのスイングに近づけません。ヘッドスピードも上がりませんし、球も左右に曲がりやすくなります。本当の上達を望むならば、ボールをたくさん打つことよりも、アーリーリリースを矯正する練習をした方が、望んだ結果を手に入れやすくなるのです。

 

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セミナーのお知らせ。まだまだ参加者募集中です

10月30日(日)

マーク金井のインパクト解析セミナー 11時開始〜時間は1時間30分 / 料金:3,000円 / 人数:6名限定
マーク金井が、貴方のインパクトを丸裸にします。参加資格はドタキャンしない方(汗)
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
10月30日(日)
シャフトセミナー 13時開始〜時間は1時間30分 / 料金:3,000円 / 人数:6名限定
マーク金井がシャフトの使い方を伝授します
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
11月3日(日)
4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)10時開始〜時間は2時間半です / 料金:8,000円
レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8,000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

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2016年10月23日超私的な提案、シャフトがしなり戻る感覚を養うとっておきの方法とは!?

あっという間に10月も残すところ1週間あまり。今週発売のゴルフ雑誌の日付はすでに11月1日号になっていますし、ゴルフも長袖やセーターが必要な時期になってきました。

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11月1日号の週刊ゴルフダイジェストにもゴルフの情報がぎっしり入っていますが、マーク金井が注目したのがこの記事。

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正しく使えば、たちまち+20y
”しなり戻り”を使えていないぞ
飛ぶ人と飛ばない人のいちばん大きな差はここだっ!
週刊ゴルフダイジェスト11月1日号より引用)

 

プロや上級者が軽く振っているように見えるのに飛距離が出るのは、シャフトの「しなり戻り」の力を最大限につかっているからだ、と書かれています。確かにその通りで、アナライズのシャフトセミナーでも「シャフトのしなり戻り」の重要性についてじっくりレクチャーしています。

 

 

  • ヘッドスピードが出るわりに飛ばない人
  • 力んでスイングして見える人
  • ボールが捕まらない人
  • インサイドからあおり打ってしまう人
  • 引っかけのミスが出やすい人
  • ミート率が悪い人(打点がバラつく人)

 

ひとつでも当てはまる人は、インパクトゾーンでシャフトのしなり戻り(逆しなり)を上手く使えていないと思って間違いないでしょう。

 

では、どうすればインパクトゾーンでシャフトのしなり戻りをタイミング良く発生させられるのか?

 

ダウンスイング前半でシャフトは順しなり(ヘッドが遅れる方向にしなり)の状態になり、ダウンスイング後半からインパクトにかけてシャフトは逆しなり(ヘッドが前に出る方向にしなり)が発生します。この2つのしなりのタイミングを合わせることが大事ですが、そのためにはスイング中にシャフトがどんな状態になっているのかを知ること。

 

スイング中、シャフトの状態を知るのに役立つのは、、、

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硬いシャフトよりも軟らかいシャフトです!!!!!

 

 

アナライズのシャフトセミナーでは超軟らかシャフト、EF009(通称、イージーフレックス)を使ってボールを打ってもらいますが、硬いシャフトよりも軟らかいシャフトの方が「グニャグニャ」している分だけ、シャフトのしなり具合が手に伝わります。

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超軟らかいシャフトのメリットは、もうひとつあります。

 

シャフトの逆しなりを発生させるには、ダウンスイング後半(インパクト直前)に手元の動きが減速する必要があります。硬いシャフトよりも軟らかいシャフトの方が、この手元が減速するタイミングをつかみやすいのです。シャフトが軟らかいと手元を減速させないと、ヘッドが戻ってこないのが無意識の内に分るからです。対して、硬いシャフトはヘッドが遅れづらいので、手元側を減速させなくても打ててしまいます。

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シャフトがしなり戻るかどうかは、この手元(正確には左手)の減速が上手くできるかどうかで決まります。

 

ちなみに、シャフトの逆しなりが発生していない人の場合、インパクトゾーンでヘッドを走らせようとするとするのは好ましくありません。ヘッドを走らせようとするほど、インパクトゾーンで手元を速く動かしたり、手首のコックを早くほどいてしまうことになるからです。

 

手首のコックをほどいてヘッドを走らせることと、手元を減速させることはまったく違います。シャフトの逆しなりを発生させるには、手首のコックをキープすることが求められます。インパクトゾーンでは左手首はフラット(甲側に折れない)状態、右手首は少し甲側に折れた状態になっているのが好ましいのです。インパクトゾーンでは、これがちゃんとできていて、手元が減速すると、シャフトが鋭くしなり戻り、シャフトのしなり戻りでヘッドが効率良く走るようになるのです。

 

シャフトのしなり戻りが上手く使ってボールを打てると、本人も「軽く振っているのにヘッドが走る」感覚がありますし、周りの人からは「シャフトを上手く使ってスイングしている」ようにも見えてきます。

 

ゴルフは物理です。

 

やみくもボールをたくさん打つよりも、スイングが良くなる練習器具を使った方が、上達が早くなります。シャフトのしなり戻りが今ひとつ分らない人は、EF009のように超軟らかシャフトで練習するのがいちばんです~。

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マーク金井のシャフトセミナー次回は↓

10月30日(日)
シャフトセミナー 13時開始〜時間は1時間30分 / 料金:3,000円 / 人数:6名限定
マーク金井がシャフトの使い方を伝授します
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

ブログで紹介した

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2016年10月21日超私的な提案、たった10分でダウンスイングの軌道が劇的に良くなる方法とは!?

今売り切れております

ゴルフの竪琴!!!

数に限りがありますが、

本日12時から少量販売します

(売り切れたらゴメンナサイ)

↓クリック

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お急ぎ下さい!!!


国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」が開幕しました。初日を終えてトップに立ったのは谷原秀人選手。なんと、1イーグル7バーディの「62」という好スコアで回って9アンダーでホールアウトしています。7アンダーの2位に続くのは、韓国のイ・サンヒ選手とムン・キョンジュン選手。続く4位には、前週の「日本オープン」でローアマチュアに輝いた比嘉一貴選手(東北福祉大3年)が続いています。

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2014年の世界アマ(軽井沢72東)に続き、2度目の来日となったブライソン・デシャンボーは、背筋痛のために1ラウンド途中で棄権。ハーフターン後の1番ホールでティショットがOB。ダブルパーを叩いています。

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昨日も大会会場となる袖ケ浦CCに足を運びました。4時間ほどコースに滞在しましたが、2時間はコース観戦。残りの2時間は練習場で選手のスイングを観察してきました。練習場でツアープロのスイングをじっと見続けていると、いいスイングといいリズムが身体に染みこむのでしょう。自分も上手くなったような気になります。

 

さて、今日のエントリーは昨日の続きです。

 

スライス、フック、引っかけ、チーピン等々、ゴルフには様々な悩みがありますが、上手くボールをコントロールできない人、ミスヒットが多い人、自分のイメージと違った方向にボールが飛んでしまう人のスイングを観察すると、共通した形(動き)があります。
それは、、、、

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ダウンスイングで左手が浮いて、右手が下がる。
ダウンスイングでヘッドがプレーンの下に位置してしまう。

 

これを解消するために役立つのが「ゴルフの竪琴」です。ゴルフの竪琴は両手が離れ、なおかつ「左手が下、右手が上」の状態でグリップします。ダウンスイングでこの状態がキープできていると、

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ヘッドがオンプレーンに沿って下りてきやすくなります。

 

両手の位置関係が正しくなれば「自転車に乗れたスイング」になり、アイアンならばダウンブロー軌道でボールを捕らえることが出来ますし、ドライバーならば、チーピン、引っかけ、右プッシュアウトのミスを劇的に減らせるのです。

 

ただし、注意してほしい点がひとつあります。

 

ゴルフの竪琴と違って、普通のゴルフクラブを握った時には、両手は極端に離れてません。アドレスで右手が上になっている状態にもなっていません。このため、ゴルファーの中には「竪琴を振った時にはいいスイングになるのに、普通のクラブに戻した時には悪いスイングに戻ってしまう」ケースが少なからずあるのです。

 

では、どんなイメージでスイングすれば、普通のクラブを振った時にもゴルフの竪琴の時のようなダウンスイングができるのか?

 

 ポイントとなるのは両手の運動方向を意識することです。

 

ダウンスイング前半では左右の手は同じ方向に動きます。ほとんどのゴルファーは無意識の内に同じ方向に動かしています。ただし、ダウンスイングの中盤から後半にかけては、左右の手の運動方向は変わってきます。

 

左手は身体に近づくように動く(引きの動き)
右手はボールの方向に動く(押しの動き)

 

ゴルフの竪琴を振っている時は、手の位置が極端に違うので「左手と右手は違う方向に動く」ことが無意識の内にできます。対して、ゴルフクラブを普通にグリップすると、この無意識に出来た動きが出来なくなってしまいやすい。結果、ゴルフクラブを振る時には、ダウンスイングで「左手は下、右手は上」の状態をキープできなくなっているのです。

 

では、どこをどう意識すれば、左右の手の運動方向が正しくなるのか?

 

 

左右の手の運動方向を理解するのに役立つのが、このドリルです。

 

ゴルフの竪琴を振る時、ハーフダウンの位置で止めます。そして、この位置で左右の手はじゃんけんの「パー」の状態にします。左右の手の平だけをあてがうのです。

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これで準備完了。まったく握らない状態から、ヘッドをボールがある位置に振り出すのです。

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手の平をあてがっているだけだと(グリップを握っていないと)、左右の手の平が同じ方向に動くと、クラブが置いてけぼりになります。手だけが動き、クラブはまった動きません。対して、左右の手の真ん中ぐらいに支点をイメージし、「左手の平を引き(左手を身体に引きつけ)、右手の平を押し出す(右手を前に動かす)ようにして下さい。左右の手が逆に動けば、クラブをまったく握っていなくてもクラブヘッドをボール方向に動かせるようになるはずです。

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このドリルはクラブでもできます。両手の間隔を少し空けてグリップしたら、ハーフダウンの位置で、両手の平だけをあてがい、その状態でインパクトの位置までヘッドを振り出すのです。

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実は、この左右の手の動きこそが、「左手を下、右手を上」に保つために必要な動作であり、クラブヘッドをプレーンに沿って動かす極意になるのです。

 

ツアープロは無意識にこれがちゃんとできていますが、調子が悪くなってくると、ツアープロでもダウンスイング後半部分で左右の手が同じ方向に動く時間が少し長くなり、それが原因でインサイドからクラブが下り過ぎて左へのミスが出やすくなっているのです。

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ダウンスイングで、この左右の手の運動方向というはクラブを正しく下ろすために必要不可欠なモーションです。もちろん、手先や腕、上体だけでクラブをコントロールするのは好ましくありません。下半身のリードによってダウンスイングし、下半身の動きに連動させながら、左右の手の運動方向を変えていく必要があります。

 

クラブを握らないで、手の平だけでクラブを支えながら、クラブヘッドをインパクトの位置に持って行く。このドリルをやると、ダウンスイングで右手を上にキープする感覚、そしてプレーンに沿ってヘッドを下ろす感覚を会得できるようになるでしょう~。

 

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2016年10月20日超私的な練習法、なぜ、ゴルフの竪琴を使うとスイングが良くなるのか!?

いよいよ今日が最終日、今日中(20日)なら間に合います

アナライズからお知らせ!

10月4日に、今年2冊
目の著書「一生役立つ ゴルフ超思考法」(マイナビ出版1380円+税)が発売され
ました。スコアアップに必要な練習の仕方に始まり、コースに出た時のスコアの
まとめ方について、具体的な方法を紹介してます。レッスン書ではなく、ゴルフ
上達の指南書です。

マーク金井は前々から「スコアメイクにはナイスショットは必要ない」と言って
ますが、その理由もかなり詳しく書いてますので、ご一読いただけますと嬉しい
です。

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さて、今回は単行本の出版を記念したキャンペーンを実施致します。期間は10月
10~20日迄。アナライズの商品を1万5000円(税込)以上お買い上げのお客様、先
着50名様に著者サイン入り「一生役立つゴルフ超思考法」を1冊プレゼントさせて
いただきます。ぜひともこの機会にスコアアップに役立つ練習器具、クラブのご
購入をお待ち申し上げます。

昨日は、国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」を取材してきました。通常、水曜日はプロアマがありますが、今週のBSオープンにはそれがありません。30年ぐらい前から取材に伺ってますが、火曜日と水曜日は練習ラウンドになっています。

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開場となる袖ケ浦CCは林間コースですが、コース内には起伏が適度にあります。ラフは日本オープンほどは深くありませんが、それでも通常よりは深めで、通常営業に比べると厳しいセッティングになっています。

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今回もまず向かったのはドライビングレンジ。ここにくれば数多くの選手のスイングを間近で観ることができますし、どんな練習をしているか、どんなクラブを使っているのか、そしてどんな練習器具を使っているのかをチェックできる楽しみがあります。昨日は、池田勇太選手、正岡竜二選手、そして片山晋呉選手の練習を観察させていただきました。手前味噌ですが、ツアー会場のドライビングレンジに行くと、必ずと言っていいほど、、、

 

「ゴルフの竪琴」を使っているシーンを観ることができます。

 

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さて、このゴルフの竪琴。発売して5年以上経過してますが、使用者は増えることはあっても減ることはありません。では、いったいどんなメリットがあるのか?

 

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ゴルフの竪琴が通常のゴルフクラブと決定的に違うのは両手のポジションです。具体的に言うと、

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両手が離れている
 左手が下、右手が上になっている

 

ゴルフの竪琴を持ってスイングすると、通常のゴルフクラブでは意識しづらい両手の他正しい位置関係を知ることができ、なおかつスイング中に両手の位置関係が正しくなると、プレーンに沿ってクラブヘッドを下ろせるようになるのです。

 

スライス、フック、引っかけ、チーピン等々、ゴルフには様々な悩みがありますが、上手くボールをコントロールできない人、ミスヒットが多い人、自分のイメージと違った方向にボールが飛んでしまう人のスイングを観察すると、共通した形(動き)があります。
それは、、、、

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ダウンスイングで左手が浮いて、右手が下がる。
ダウンスイングでヘッドがプレーンの下に位置してしまう。

 

かつてこのようなダウンスイングのことを「自転車に乗れてないスイング」と評しました。ダウンで右手が下がってヘッドがプレーンの下に位置してしまうと、クラブは自分のイメージした所を通ってくれません。結果、練習場ではナイスショットが打てても、コースに出ると、途端にミスショットを連発することになるからです。

 

対して、ダウンスイングで右手が上の状態をキープできていると、左手が浮き上がりませんし、ヘッドがプレーンの下に位置しづらくなります。クラブは自分のイメージ通りの所を通過しますし、ヘッドの軌道が良くなるのでインパクトの再現性が上がり、かつ振り抜きも良くなるのです。

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ゴルフの竪琴を使うと、この「左手が下、右手が上」の状態をすぐに体感でき、この状態でスイングすると、ヘッドの軌道が良くなることを体感できるのです。誤解を恐れずに言えば、両手の位置関係が正しくなれば「自転車に乗れたスイング」になり、アイアンならばダウンブロー軌道でボールを捕らえることが出来ますし、ドライバーならば、チーピン、引っかけ、右プッシュアウトのミスを劇的に減らせるのです。

 

ゴルフは手打ちは良くないとされています。確かにその通りで手先だけでスイングすると、ヘッドの軌道は不安定になりますし、ボールを遠くに飛ばすこともできません。その一方で、手打ちを嫌がって身体の動きだけ意識してスイングすると、ダウンスイングでは両手の位置関係が悪くなる可能性が非常に高くなるのです。そして、身体の動きだけを意識しただけでは、両手の位置関係は良くなることはめったにありません。ダウンスイングで両手の位置関係が悪くなっている人の場合(自転車に乗れていない人の場合)、両手の位置関係を正しくする練習が必要なのです。

 

 手打ちと、両手の位置関係を意識してスイングすることはまったく違います。そして、付け加えるならば両手の位置関係が正しくなれば、身体をしっかり使ってスイングできるようにもなってくるのです。

 

練習してもボールが上手く打てない。ここ一番で引っかけたり、チーピンが出てしまう。アイアンがすくい打ちになるのが治らない。インサイドからあおって打つ癖が治らない、、、。これらの症状があるゴルファーは、ダウンスイングでの両手の位置関係が悪いと思って間違いないでしょう~。

 

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