マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2017年02月27日超私的な考察、なぜアマチュアはレッスン書を読んでも上達しないのか!?

 

昨日はアナライズのセミナーデー。前半は正しい方向にクラブを振るための方法論をレクチャーする「オンプレーンセミナー」。90分の予定でしたが、新しい試みを入れたために20分超過して終了。約10分の休憩を挟んで、後半はスイング作りに役立つ練習器具の正しい使い方をレクチャーする「ゴルフの竪琴」セミナーを実施しました。

 

 

アナライズのセミナーは少人数制です。今回も前半が5名、後半が6名参加いただきましたが、いずれの参加者も「こんな風にクラブを振るなんて初めて」とか「今までとまったく違う」とか「今までにない動きですね」と口を揃えておっしゃいます。セミナーはゴルフ歴が浅い人も来られますが、10年以上のキャリアがある人も多数来られます。にも関わらず、初めてゴルフスイングを経験したかのような言葉を発せられるのです。

 

では、マーク金井はかなり特殊なことをレクチャーしているのかというと、そんなことはありません。ゴルフ雑誌やレッスン書で紹介されていることと、ほとんど同じことをレクチャーしています。実際、レクチャー中も、スイングをiPhoneやスマホで動画を撮っていただきますが、皆さん自分のスイングを見るや、口を揃えて「こんなスイングがしたかったんです」とおっしゃいます。昨日のセミナーでも、自分の感覚とまったく違う振り方をしているのに、レクチャー中の自分の動画を見ると「イメージ通りのスイングになっている」と。

 

 では、なぜ自分のイメージと違う方法でクラブをビュンと振ると、「自分のイメージ通りのスイング」になってしまうのか?

 

 なぜ、ゴルフ雑誌のレッスン記事を読んでも、レッスン書を読んでも、「イメージ通りにクラブが振れない」のか?

 

 

アナライズのセミナーでは、毎回最初に参加者にこんな質問をします?

 

なぜゴルフが難しいと感じるのですか?
なぜセミナーに参加したのですか?

 

 

すべての参加者は、、

 

  •  自分のイメージと実際のスイングにギャップ(ズレ)がある
  •  思い通りにクラブをコントロールできない
  •  スイングの再現性が低い

 

 

当たり前ですが、アマチュアゴルファーでわざと下手になるような練習をする人は、ひとりもいません。一生懸命いいスイングを作ろうと努力しています。レッスン記事やレッスン書を真面目に読んでいる人ばかりです。

 

にも関わらず、10年以上のキャリがあっても、一生懸命練習しても、自分のイメージと実際のスイングにギャップがある状態から抜け出せない人がほとんどです。そして、そんな悩めるゴルファーが、セミナーに参加すると、わずか60分ほどでクラブの振り方がガラッと変わり、自分が求めているスイングにかなり近づてしまいます。そして、参加者の皆さんは、その変化の大きさに驚きます。

 

では、セミナーでは何をやっているのか?

 

それを説明する前に、知っておいてほしいことがひとつあります。ゴルフに限りませんが、人間は経験したことがない動作を「言葉で説明されても、それを正しく理解し、正しく実践することは非常に困難」なのです。レッスン記事もレッスン書もスイング作りに役立つアドバイスをしていますが、それを読んでいる人の大半は、正しい動作を実践できていません。これは、食べたことがない料理のレシピ(文章)を見せられて、その料理の味や作り方を知ろうとすることに似ています。もちろん、ゴルファーの中には、やったことが動作を説明されて、できる人もいます。そういう人は、いわゆる運動センスが極めて高い人で、ゴルファーの1割にも満たないと思います。そして、困ったことにレッスン記事やレッスン書を書いているプロゴルファーのほとんどは、運動センスが極めて高いです。

 

 

なので、セミナーでやっていることは、、、、

 

正しい動作を言葉で説明するだけでなく、身振り手ぶりで説明するだけでなく、実際に経験してもらっています。実際に経験してもらうためにやっていることは、マーク金井がセミナー参加者の動作の補助をやったり、時には、参加者の背後に回って抱きつき、二人羽織みたいな感じでスイングします。誤解を恐れず言えば、強制的に正しい動作を経験してもらい、参加者の身体に直にその動きを経験してもらいます。

 

 

実際に動きを体験すると、当然のことながら、今までのロジック(論理)が壊れます。今までのロジック(論理)が壊れて初めて、正しい動作が身体にインストールされて、正しい動作が身体にインストールされると、それに続くいて頭の中のロジック(論理)もインストロールされるようになるのです。

 

 ゴルフは物理で、その物理を理解するには経験(体験)が必要不可欠です。

 

ゴルフもスノボも、我流で上手くなれる人はほんの一部です。ゴルフもスノボも、誰にも教わらなくても上手くなれる人はほんの一部です。マーク金井はほんの一部ではなかったので、ゴルフスイングの仕組みがわかるのに30年近くかかりました。ずい分時間がかかりましたが、回り道をしまくって30年かかったおかげで、セミナーを実施できるようになったのです~。

 

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2017年02月26日超私的な考察、なぜアマチュアの多くはプロに比べると飛距離が出ないのか!?

毎週金曜日は早朝スノボーデー。一昨日もいつものように朝イチの新幹線に乗り込んでガーラ湯沢で滑ってきました。普段はひとりなんですが、今回は4人。アナライズの女子スタッフ2名と、T島ブログでおなじみのT島が同行してくれました。女子スタッフ2名は初心者で、T島は上級者ですが、最近道具を変えて滑りに迷いが出ているそうです。

 

初心者2名、上級者2名ということで、いつもお世話になっているガーラ湯沢のスノーボードスクール、石川校長には最初の1時間は初心者レッスン、次の1時間は上級者レッスンをお願いしました。わずか1時間ですが女子スタッフはターンがスムーズになり、サクッと滑れるようになりました。T島もビンディングの調整、そして谷回りのターンのきっかけを教わるやいなや、ターンが劇的にスムーズに。ゴルフもスノボもちゃんと教わった方が、確実に上手くなることを再認識しました。

 

 

さて、T島ブログでも書かかれてますが、ゴルフとスノボには共通した魅力があります。

 

T島ブログ↑クリック

 

「ゴルフはクラブという道具を、スノーボードはスノーボードという道具を使うことで、生身の人間ができることを遥かに超えることができるという点で激しく似ています」。
T島ブログから引用)

 

前回のブログでも書いたように、ゴルフは動力装置(エンジン)を使わないで、ボールを遠くに飛ばせます。そして、ゴルフクラブには動力装置(エンジン)はついてません。ゴルフクラブは人間が振らない限り、ただの棒状の置物です。どんなに飛ぶと言われているドライバーも勝手に動きません。人間が手に持ってビュンと振ることによって、その性能が発揮されます。

 

逆に言うと、道具(ゴルフクラブ)を生かすも殺すも人間次第。ゴルフクラブを楽器に例えるとするならば、ピアノとかギターではなく、トランペットやフルートに近いと思います。ピアノやギターは最初から音が出てくれますが、トランペットやフルートは初心に厳しく、音が出るまでが難しいそうです。

イシバシ楽器のWEBサイトより転載

 

 ゴルフの道具(ゴルフクラブ)は扱う人間によってパフォーマンスがガラッと変わります。例えば、同じドライバーを手にしても、プロゴルファーが使えば250ヤード以上楽に飛びますが、まったくの初心者ならば200ヤードも飛ばないでしょう。言い換えると、体力、筋力が人並み外れてても、道具(ゴルフクラブ)を使うスキル(技術)がなければ、ボールを遠くに飛ばせる度合いは少なくなるのです。

 

ゴルフはボールを遠くに飛ばせるのが魅力ですが、今、その魅力をもっとも手に入れているのはプロゴルファーです。ここ40年でゴルフクラブは劇的に進化(変化)していますが、その恩恵をもっとも受けているのはプロゴルファーです。現在、世界ランク1位のダスティン・ジョンソンはドライバーで350ヤード以上飛ばしますが、350ヤード以上飛ばせるのは今どきの道具(ゴルフクラブ)があってこそ。昔の木製ヘッドにスチールシャフトが装着されたドライバーならば、300ヤード行くか行かないかだと思います。

 

 

他方、アマチュアゴルファーの飛距離はどうでしょう。道具(ゴルフクラブ)のおかげで、生身の人間がボールを投げるよりもボールを遠くに飛ばせます。道具(ゴルフクラブ)が進化したことで、飛距離も伸びています。しかしながら、プロゴルファーに比べると飛距離は伸びてません。プロゴルファーに比べると、ドライバーの飛距離は圧倒的に劣ります。40年前はプロとアマのドライバーの飛距離差は50ヤードぐらいでしたが、現在その差は100ヤードぐらいまで広がっています。せっかく道具(ゴルフクラブ)が進化したにも関わらず、プロゴルファーに比べるとその恩恵を受け取っていません。

 

では、なぜアマチュアはプロゴルファーほど飛ばないのか?

 

体力、筋力の違いももちろんありますが、ゴルフの場合、飛距離に最も影響を与えているのは道具(ゴルフクラブ)です。大事なことなので繰り返しますが、

 

ゴルフの魅力は生身の人間がなしえないぐらいボールを飛ばせることです。

 

アマチュアの中には、「筋力不足だから飛ばない」「年を取って筋力が落ちたから飛距離が落ちた」と悩んでいる人が多いです。確かに筋力や体力ダウンはボールを飛ばすためには不利ですが、筋力、体力を増強しても人間は人間。生身の身体は生身の身体のまま。生身の人間がなしえないぐらいのパワーを得ることはできません。

 

 

プロゴルファーが飛ぶのは、極めてシンプル。生身の人間がなしえないぐらいボールを遠くに飛ばせるのは、道具(ゴルフクラブ)を上手く使いこなし、道具(ゴルフクラブ)を上手く使いこなすことで、「生身の人間がなしえないぐらいボールを遠くに」飛ばすことができるのです。

 

 

心技体という言葉がありますが、アマチュアが本気でプロの飛距離に近づくためには、
一番最初にやるべき事は技(スキル)です。体はどうでもいいわけではありませんが、歩いて、走れて、ゴルフクラブを振り回せる体力があればなんとかなります。

 

スノボをガッツリやるようになっていろんなことが見えてきました。マーク金井は練習器具を使って練習するのが好きですが、これはゴルフスイングの技(スキル)アップにつながるし、技(スキル)アップが飛距離アップにつながるからです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

道具を有効活用できる技(スキル)を身に着ければ、誰でもプロゴルファーの飛距離に近づけるのです~。

 

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2017年02月22日超私的な提案、ゴルフインストラクター養成講習に取り入れたい講座とは!?

 

アナライズのセミナーですが

スケジュール発表当日には、オンプレーンセミナーが満席!!!でも連続してあるゴルフの竪琴セミナーは空きがあります。(どうせなら連続で受けないとモッタイナイYO)

あとインパクトセミナーがもうすぐ満席となります。お急ぎを!!!

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昨日は、定例の早朝スノボ。神田は朝から良い天気でしたが、朝イチの新幹線が高崎を越えたあたりから雪模様。上毛森林駅付近は吹雪、そこから越後トンネルを抜けて越後湯沢駅についた時も吹雪。もちろん、ガーラ湯沢も吹雪。風も強く視界も制限されていたので安全運転を心がけ、ふわふわのパウダースノーを楽しんできました。

 

 

この3年間ですっかりスノボ人間になっています。この3年半で70回近くガーラ湯沢で滑ってますが、毎回感じることがあります。生まれて初めてスノボをしている人や、スノボの経験が少ない人を見ていると、これでもかってぐらい共通点があります。

 

スキーに比べるとスノボは両足固定。加えて、両足がくっついた状態になります。車に例えるならば、スキーは4輪車でスノボは2輪車(オートバイ)、滑っている時よりも立っている時の方がバランスが取りづらいく、その影響もあってスノボ未経験者、スノボの経験が浅い人は立った瞬間に転びます。そして転んで立ち上がったら、すぐまた転ぶ。滑っている時は、スピードが少しでも出た瞬間、後傾姿勢になりすぎてお尻から転倒。滑っている時よりも、お尻が雪面についている時間の方が長いです。スノボ未経験者、経験が少ない人で、スイスイ滑っている人は一度も見たことがありません。

 

 

そして、そしてスノボ未経験者、経験が少ない人ほど、立っている姿勢、滑っている時の姿勢は正しくありません。転倒を回避したいという気持ちが強く、その結果、滑りに適した姿勢を取れなくなっています。

 

では、このスノボ未経験者、経験が少ない人に、こんなアドバイスをしたらどうなるでしょうか?

 

  •  フォームなんて気にせず気楽に
  •  難しいこと考えないで自然に
  •  理屈ではなくフィーリングで
  •  形にこだわらないで楽しく気持ち良く

 

マーク金井も3年半前はまったくのスノボ初心者でしたが、スキーと違ってスノボは曲がろうと思っただけで曲がれません。リラックスしても曲がれません。曲がるためには、曲がる動作をやらなくてはならないのです。そして、この曲がる動作というは、初心者が自然にできる代物(しろもの)ではないのです。

 

 

ろくに立てない人、ターンもできない人に、精神論をアドバイスしても何の役にも立ちません。精神論で滑れるほどスノボは甘くありません。インストラクターや上級者から曲がるための理屈を教わって初めて、曲がり方がなんとなく分ります。逆に言うと、ちゃんと曲がる理屈を教わっていない人は、スノボの理屈とはまったく違う方法で曲がろうとしますし、その結果、ターンに適さない変な癖を身体に覚え込ませてしまいます。

 

察しのいい人ならば、もうお分かりでしょう。

 

ゴルフもしかりです。ゴルフ未経験者、ゴルフの経験が少ない人に、形を教えないアドバイスというのは、スノボと同じことが起こります。ゴルフは転倒の恐怖はありませんが、反面、小さなヘッドで、小さなボールを当てなくてはなりません。当たらないと空振りの恐怖があり、実はこれはスノボの転倒よりも恐怖感が生じてくるのです。

 

ゴルフ未経験者、経験が少ない人がゴルフスイングをすると共通点があり、ほとんどの人はボールに当てる意識が強いために、クラブをちゃんと振れてません。加えて、ボールに当てる意識が強いために(空振りしたくないために)、手先が間違った使い方になり、フォローで左ヒジが引けやすくなっています。ゴルフ未経験者、経験が少ない人で、いきなりフォローで左ヒジを正しくたためる人なんて、100人に1人もいないでしょう。

 

 

先般、デフキッズにスナッグゴルフをレクチャーしましたが、子供達に最初に教えたことはクラブを正しくビュンと振る方法です。そしてボールを打つ前に、手取り足取りで腕の入れ替えをレクチャーしました。この効果は絶大で、多くの子供達がいきなりクラブをビュンと振り、ボールを上手くヒット。子供達の中には、1発目からドローボールを打ってました。

 

 

前置きが長くなりましたが、もしもマーク金井がゴルフインストラクター養成期間の最高責任者であれば、スイング理論、指導技術、ゴルフの物理、コミュニケーションスキルに加えて、スノボを経験してもらいます。インストラクターを目指している人は、当然のことながらゴルフ上級者。プロ、アマチュアを問わず、ゴルフ上級者の多くは怪我を恐れてスノボはほとんどやってません。スノボに関しては、ズブの素人です。そのズブの素人がゲレンデに出てスノボをやってみるのです。

 

ゴルフがどんなに上手くても、スノボになれば陸に上がったカッパ状態。そして、斜面に対する恐怖、転倒に対する恐怖、怪我に対する恐怖が否応なしに生じてきます。これをリアルに経験すれば、ゴルフ未経験者、ゴルフの経験が少ない人が感じている恐怖感に近づけるでしょう。そして、ゴルフ未経験者、ゴルフの経験が少ない人に対して、どんなアドバイスが本当に効果的なのかを、じっくりと考えられるはずです。

 

ゴルフインストラクターの多くは、ジュニアから経験しているのが初心者の気持ちをすっかり忘れている可能性大です。マーク金井も14歳からゴルフを始めたので、初心者が抱えている恐怖感を追体験できません。しかし、55歳でスノボを始めたことにより、未経験者、経験が少ない時に感じる恐怖を嫌と言うほど味わうことができました。

 

スノボもゴルフも、初心者の時には正しい動作ができません。恐怖を回避する行動に出ますが、それが悪い癖を付けることになります。そして、悪い癖がいったんついてしまうと、正しい動作を身に着けづらくなるのです。大して、初心者に正しい動作、動作を行うコツを具体的に指導すれば、それは「型にはめる」という教え方であっても、初心者にはかなり有効です。形、動作を具体的に教えた方が、悪い癖が付くのを防止できるだけでなく、上達も早くなるのです~。

 

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2017年02月19日超私的な考察、ゴルフスイングを会得する上で、一番重要な動作とは!? 完結編

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金曜の夜、そして土曜日はアナライズセミナーデー。「オンプレーンセミナー」に始まり、「インパクトセミナー」「シャフトセミナー」ともおかげさまで満員御礼でした。セミナーは毎回定員6名ですので、受講者はよそ見している時間はありません。マーク金井はマシンガンのように喋りますが、マシンガンのように受講者を質問攻めするからです。

特に、冬場のこの時期はスノボの話をかなりします。スノボにはまっているいることもありますが、それ以上にゴルフ以外のスポーツでゴルフスイングの説明をした方が、受講者の理解度が高まるからです。そして最近は、セミナーのイントロ部分で今どきの自転車の乗り方(教わり方)についても身振り手振りで説明してます。

 

 

スノボもゴルフも、自転車に乗れるようになるのと同じようになるためには、滑り(スイング)の一番重要な動作を知り、そして一番重要な動作を体験しながれ練習すること。一番重要な動作を言い換えるならば、「コツ」と言ってもいいでしょう。スノボで正しくカービングターンするコツ、ゴルフでオンプレーンにスイングするコツ、この「コツ」は言葉で説明しても理解するのが極めて困難です。やったことがない動作を言葉で説明されても、その動きを正しくイメージ(トレース)しづらいからです。

 

 

実際、ゴルフ歴が5年以上のアマチュアゴルファーのスイングを見ていると、定期的に練習したり、月1ペース以上でラウンドしているでも、スイングのコツを正しく実践している人は1割にも達しません。9割以上のアマチュアゴルファーは一生懸命練習をしていても、ゴルフスイングで一番重要な動作(コツ)を知らないまま、練習に励んでいる場合がほとんどです。

 

 では、ゴルフにおいて一番重要な動作(コツ)は一体どんな動作なのか?

 

スイングのコツ「一番重要な動作」とは、「左右の腕の入れ替え」即ち「両腕の運動方向の違い」を正しく理解し、正しく実践することです。「腕の入れ替え」はテークバック、ダウンスイング、そしてインパクトゾーンと3回あります。3回とも正しいタイミングで「腕の入れ替え」ができると、いわゆるクラブを「ビュンと振り切れる」ようになりますし、ヘッドの軌道もオンプレーンに近づきます。インサイドからあおったり、すくい打ちはなりません。アウトサイド・インのカット軌道にもならないでボールを打つことができます。

 

そして、アマチュアゴルファーのほとんどが失敗する「水平振り」や「ひざ立ち打ち」もちゃんと打てるようになるのです。

 

 では、どうすれば「腕の入れ替え」をタイミング良く行うことができるのか?

 

セミナーでは2つの方法でレクチャーしています。ひとつは、ゆっくりとしたスイング、もうひとつはスピード(外力)を使ったドリルを体験してもらってます。特に大事なのは後者で、スピード(外力)が意図的に強く使える状況で練習すると、ほとんどの受講者は「えっ、これがゴルフスイングなの?」と声をもらします。ゴルフ歴が10年以上、ハンデキャップがシングルに近い人でも、いままで経験したことがない、いままで意識したことがない動作だとおっしゃいます。外力(スピード)を使うと、その外力(スピード)が正しい動作を実践しやすくなるのです。ペダルを外した自転車と同じく、ゴルフの場合も静止からスイングを作り上げようとするよりも、外力(スピード)を使った方が、身体の動きが良くなるのです。

 

 

ゴルフスイングで一番重要な要素、スイング作りのコツを本当に知りたい人は、オンプレーンセミナーを受講して下さい。これが一番確実な方法です。神田スタジオでも実施してますが、神田以外の場所でもリクエストがあれば、マーク金井はどこにでもサクッと行きます。交通費、宿泊代はかかりません。神田でも、神田以外の場所でも参加料は3000円です(神田以外の場所でやる場合はセミナーが実施できる場所のご用意をお願いします)。

 

ちなみに、セミナーでやっている外力(スピード)を使ったドリルはこんな感じです。しなりが強く発生する練習器具を使い、これをグイグイしならせ、パワーが蓄積した状態でパッと手を離すと、蓄積されたパワー、シャフトのしなり戻りによって、インパクトゾーンで正しいタイミングで腕の入れかが発生し、クラブヘッドはプレーンに沿って動くようになるのです。

もちろん、グイグイしならせる時、左右の運動方向がポイントになります。左手と右手の運動方向の違いをレクチャーし、それを正しく理解した上で、グイグイしならせてもらいます。このドリルでも左右の運動方向が間違っていると腕の入れ替えは発生しませんし、クラブヘッドはプレーンから外れてしまいます。

インパクトゾーンで左右の腕(左右の手)を入れ替えるという動作は、一般的には「リストターン」とか「手の返し」、「ヘッドを走らせる」、「右手が左手を追い越す」等と言われています。確かに、これらの言葉も当てはまりますが、これらの言葉を意識していても、左右の腕(左右の手)が正しいタイミングで入れ替わっている人は、非常に少ないのです。なので、マーク金井はわざわ面倒くさい言葉、左右の腕(左右の手)の入れ替えという言葉を使っているのです~。

 

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2017年02月17日超私的な考察、ゴルフスイングを会得する上で、一番重要な動作とは!?

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昨日は、午前中原稿執筆からの、午後からはアドミラルゴルフの新作展示会にお邪魔してきました。アドミラルゴルフと言えば、イメージキャラクターは小平智プロ。小平プロには到底かないませんが、マーク金井もアドラーの一員。小平プロの次ぐらいには、アドミラルゴルフのウエアが似合うゴルファーを目指しています。来期の秋冬モノもモノトーンがすごくお洒落で、今から来年の秋冬が楽しみです。

 

 

そして夜はバズゴルフの撮影。最近何かとFBで寝技姿を披露している小林カメラマンが神田のスタジオに来て下さいました。今回の撮影は今日発売のキャロウェイエピックドライバーの試打。エピックスターの魅力について超私的に語らせていただきました。

 

 

さて、今回のエントリーは前回の続きです。

 

スノボもゴルフも上手くなるために欠かせないことがあります。それは滑り(スイング)の一番重要な動作を知り、そして一番重要な動作を実践すること。一番重要な動作を言い換えるならば、「コツ」と言ってもいいでしょう。スノボでターンするコツ、ゴルフでスイングするコツ、この「コツ」を知って、「コツ」をちゃんと動作に組み入れることができれば、技術レベルは飛躍的に向上します。ゴルフにおいては3年もやれば楽に100を切れるようになりますし、5年もやれば90切り、80切りも十分可能。逆に言うと5年以上のキャリがあり、定期的に練習したり、月1ペース以上でラウンドしているにも関わらず、スコアが100前後の人というのは、、、、「コツ」を会得してない可能性がかなり高いです。

 

  •  では、スノボにおいて一番重要な動作は一体どんな動作なのか?
  •  では、ゴルフにおいて一番重要な動作は一体どんな動作なのか?

 

 

スノボにおける「コツ」(一番重要な動作)は、「体軸の入れ替え」即ち「自分(重心)がターンの内側」にいることです。言葉にすればシンプルですが、滑走中にこれがちゃんとできると、スノボは勝手にターンを始めます。ボード(板)ねじったり、動かそうとしなくても、ボード(板)は勝手にターンを始めるようになるのです。逆に言うと、体軸の入れ替えができない人は、ボード(板)をねじったり、身体や足で強引にボード(板)を操作しないと、ターンが始まりません。

 

ゴルフもしかり。

 

スイングのコツ「一番重要な動作」とは、「左右の腕の入れ替え」即ち「両腕の運動方向の違い」を正しく理解し、正しく実践することです。「腕の入れ替え」はテークバック、ダウンスイング、そしてインパクトゾーンと3回あります。3回とも正しいタイミングで「腕の入れ替え」ができると、いわゆるクラブを「ビュンと振り切れる」ようになりますし、ヘッドの軌道もオンプレーンに近づきます。アマチュアゴルファーのほとんどが上手くできない、「水平振り」や「ひざ立ち打ち」もちゃんと打てるようになるのです。

 

ゴルフスイングを習得する場合、大抵は、

  • グリップ
  • アドレス
  • テークバック
  • トップ
  • ダウンスイング
  • インパクト
  • フォロー
  • フィニッシュ

 

という風に、スイングを始めていく順番でレッスンが構成されてます。確かに、時間軸でスイングを教える場合は、これが正しい順序です。しかしながら、この時間軸で練習を始めるほどに、スイングのコツ(一番重要な要素)に近づきづらくなるのです。例えるならば、このような順序での練習というのは、昭和の時代に「子供に自転車を教える」というのに似ています。

 

 

昭和の時代、マーク金井もそうでしたが、小さな子供が初めて自転車に乗る時は「補助輪」がついてました。自転車が自立するように(バランスを崩しても倒れないように)、後輪の左右に自立をサポートする小さな車輪がついていたのです。小さなこどもはこの「補助輪」があるおかげで、三輪車と同じような感覚で自転車に乗れます。転倒の恐怖もありません。ただし、転倒の恐怖を回避できることと引き換えに、自転車を乗る上で一番重要なことを知らないことになります。

 

ブリヂストンサイクルのハッチ(ブリヂストンサイクルのWEBサイトより転載)

 

ご存じように自転車は静止した状態ではバランスが取れません。ある程度スピードが出ることでバランスが取りやすくなります。そしてスピード出した時にバランスが取れるようになることが、「自転車に乗れた」ということになるのです。なので、「補助輪」付きに乗ると、一番重要な「スピードが出た状態でバランスを取る」ということを学べないのです。

 

自転車に関しては、最近は乗り方を教える方法が変わっています。最近は補助輪を付けることよりも、

 

  •  ペダルなしの足こぎ
  •  ペダルなしでカーブを曲がる

 

自転車のペダルを外し、その状態で自転車に乗るのです。もちろんサドルは下げておき両足が地面を付く状態にセッティングします。これに乗ると、子供は自分の足で地面を蹴らないと前に進みません。また、スピードを出した方がバランスが取れるということを短時間で学べるのです。自分で蹴るわけですからスピードのコントロールもできますし、転倒が怖ければ両足を地面に付けば転ばないことも分ります。

 

ゴルフから話がそれましたが、ペダルなしの足こぎは、自転車に乗るために一番重要な方法を最初に学べるのです。

 

ゴルフもしかり。

 

 

ゴルフでも初心者にはペダルなしの足こぎと同じようなことから始めた方が、スイングのコツ(一番重要な動作)を知ることができますし、会得もできるようになるのです。誤解を恐れずに言えば、スイングのコツ(一番重要な動作)を会得してから、グリップやアドレスを教えた方が合理的だと思います。もちろん、初心者だけでなく、スイングのコツ(一番重要な動作)を知らないままスイングしている人も、まずはスイングのコツ(一番重要な動作)を体験した方が、一気に上達できます。

 

 

 

そして、この「腕の入れ替え」を体験するのに役立つのが、自転車のペダルなし足こぎをゴルフでもやってみることです。

おーっと、明日は早朝スノボデー。この続きは次回、説明します~。

 

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