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フェースを真っ直ぐ向けるとドライバーの本当のロフトが分かる

フェースを真っ直ぐ向けるとドライバーの本当のロフトが分かる

フェースを真っ直ぐ向けるとドライバーの本当のロフトが分かる

フェースを真っ直ぐ向けるとドライバーの本当のロフトが分かる


 同じ10.5度のドライバーなのに、打ち比べるとボールの上がりやすさが全然違う‥‥

 同じロフトで球の高さが変わるのは、モデルによって表示ロフトとリアルロフト(シャフトを基準で計測したロフト)に差があるからです。ロフト9.5度と表示されていても、ボールが上がりやすいとクラブは、リアルロフトが11.5度以上あります。対して、同じ9.5度でもボールが上がりづらいと感じるクラブは、リアルロフトも9.5度ぐらいしかありません。弾道の高さは、重心の深さや重心の高さも影響しますが、一番影響が大きいのはロフトだからです。

 ゴルフクラブには統一基準がありません。そして、アマチュアゴルファーの多くは「少ないロフト」を好んで使いたがる傾向があります。結果、メーカー側は「やさしく高弾道が打てる」クラブを供給したいがために、リアルロフトを増やしたドライバーを意図的に作っているのです。

 表示ロフトとリアルロフトに差が生じる原因はもうひとつあります。アマ向きドライバーの多くは捕まりを良くするために、フックフェースになっていますが、フックフェースはリアルロフトが増えます。フックフェースの場合、リアルロフトを測る時はフェースの向きをスクエアに戻します。

 例えば、フェースが2度左を向いている場合、2度フェースを開いてスクエアにしてからロフトを測ります。結果、2度開いた分だけリアルロフトが1~2度ぐらい増えてくるのです。逆に、プロ、上級者向けドライバーの多くは、捕まりを抑えるためにオープンフェースになっていますが、オープンフェースはリアルロフトが減ります。フェースが2度右を向いている場合、2度フェースを閉じてからロフトを測るため、リアルロフトは1~2度ぐらい減るのです。

 球の上がりやすさに影響が強く出るのは、表示ロフトではなくリアルロフトです。フックフェースのドライバーで球を低めに抑えて打ちたいならば、普段よりもロフトを1度以上減らした方がイメージ通りの弾道が打てます。対して、オープンフェースのドライバーで球を楽に上げたい人は普段よりも1度以上増やした方が、イメージ通りの弾道が打ちやすくなるでしょう。


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