シャフトを長くすれば長尺効果でヘッドスピードが上がって飛距離が伸びる。
ヘッドを重くすれば重量効果でボール初速が上がって飛距離アップを狙える‥‥
今どきのドライバーを見ると、この2つにジャンル分けできます。長さで飛ばすタイプは46インチ以上、重さで飛ばすタイプはヘッド重量が198g以上あります。
では、我々アマチュアにはどちらのタイプが相性良いのか?
チェックポイントはいくつかありますが、ボクがこだわっているのがドライバーと9番アイアンの飛距離差です。例えば、ドライバーが240ヤードで、9番が110ヤードの人。9番の距離がドライバーの半分以下の人の場合、飛距離を求めるならば、46インチ以上の長尺をお勧めします。理由は単純、短いクラブよりも長いクラブの方が効率良く飛ばしているからです。このタイプは長尺にしても違和感が出にくいですし、長くしても長さを持て余さないで振り切れるでしょう。
対して、ドライバーが240ヤードで、9番アイアンが130ヤードの人。9番の距離がドライバーの半分以上の人の場合、長尺を相性は良くありません。このタイプは短いクラブで飛距離を出す能力に長けています。そして長尺だと振り遅れる可能性が大きい。長さは普通で、重いヘッドが装着されたドライバーを使った方が扱いやすいし、安定して飛距離を出せるでしょう。もちろん例外もありますので、長尺をチャレンジしてみることはOKです。
ドライバーの長さはルールで48インチ以内と定められています。ルールの制限があるということは、物理的には長い方が飛距離を稼げる可能性がアップします。実際、ドラコン選手は例外なくルール制限ギリギリの長尺ドライバーを使っています。反面、男子ツアープロで46インチ以上の長尺を使う選手はほとんどいません。彼らのほとんどは45インチ前後。ツアープロの場合、飛距離だけでなく方向安定性を求めているため、長尺ドライバーを使っていないのです。
自分に合うドライバーの長さは、ゴルファーによっても変わってきますし、クラブに何を求めるかでも最適な長さは変わってくるのです。